ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

雨降って地固まる

2018-06-26 14:48:29 | 介護
長い冬がやっと終わって、また花の季節がやって来た。

様々な花々が一斉に咲きだす光景は何度見ても素晴らしく、花の咲く季節が待ち遠しい。

しかし、ここ数年、あれほど楽しみだった花の季節にストレスを覚えることが増えた。

それはお姑さんが花のつぼみを切ってしまうことで、花が咲くのを楽しみにしていた私はがっくりする。

「つぼみで切っても花が咲かないから、もう少し待って花が咲きそうになったら切ってね」と、毎年、毎回、お願いしているのだが、忘れてしまうのか何度も同じことをしている。

お姑さんは切ったつぼみをお仏壇に供えたり、デイサービスに持って行くようだが、ほとんど固いつぼみのまま花瓶の中で枯れてしまう植物を見ると、「だから言ったでしょ。あれほど切るなと・・・」との想いが湧き上がる。

花が咲いてから、もしくは咲きそうになってから切るのならいい。

部屋に飾るなり、デイに持って行くなりしてもらってまったくかまわないのだが、まだ固いつぼみのうちに切ってしまうことには、「なぜ、それを切る?」という疑問と悲しみと怒りしかない。

仕方がない、仕方がない。
何度言っても忘れてしまうのだから仕方がないと思っても、正直怒りの感情も湧いてくる。

たかが花、されど花・・・

だから、自分のストレス回避のために、それまで毎年新しい花の苗を植えていたのを数年前から止めてしまった。

花を増やすことで、自分のストレスを増やしたくないというのが、その理由だった。

そして今年もまた、お姑さんは固いつぼみのついた枝を持ってきた。

え、えだ~!?

なんとお姑さん、今回はつぼみのついた庭木の枝を折ってきた。

枝はやめてくださいよ、枝は。来年、花がつかないじゃないですか。

以上のようなことを、怒りを抑えつつ優しくお姑さんに注意したのだが、糠に釘、暖簾に腕押し・・・とにかく何を言っても「はいはい。ごめんなさい」とは言うものの、また同じことをする。

やれやれ・・・

しかし、この押さえ込んだ感情がある事件をきっかけに爆発した。

事件とは、お姑さんが「お金がない」と言い出したことだった。

お金に関わらず、他にも色々なものがないと言うのはこれまでもよくあることで、そのどれもがお姑さんがどこかへ仕舞って忘れたのか置き忘れてきたのだと思う。

しかし、お姑さんは自分がそれを失くしたとは思っていないようで、大体において、犯人は私だと思うようだ。

そして今回もお金が無くなったことを、私が犯人ではないかと疑っているのを、息子である夫に話していた。

夫はその話を聞いて激怒した。

そして、お姑さんに「あいつはそんなことをする女じゃない!だから俺は結婚したんだ!」と言った。

この夫の言葉で私の中から怒りがすーっと消えて行くような気がした。夫のこの言葉だけで十分だった。

たしかに、この時は十分だったと思ったのだが・・・

しばらくして再びお姑さんの機嫌が悪い時に、再び私が盗んだかのようなことを言われ、抑えていた感情がついに爆発してしまった。

夫が帰宅後、普段は決して夫にお姑さんの悪口を言わないようにしているのだが、この時ばかりは流れ出たマグマは止められなかった。そして、それを夫にぶちまけた。

ぶちまけつつ、夫に対しての申し訳なさと自己嫌悪でいっぱいになっていた。

「もっと吐き出していいよ」と言う夫に、ただただ申し訳なさでいっぱいになり、いつの間にか、諸々の事などどうでもよくなっていた。

実の親の悪口を言われて気分がいいはずがない。特に親孝行な人は尚更だろう。

また、男の子は母親が好きな場合が多いとか。

夫も姉二人の末っ子で、母親には可愛がられて育ってきたので、自分の母の事を悪く言われるのはつらいだろう。それなのに全面的に私の味方になってくれている。

雨降って地固まる・・・

理解してくれる夫に怒りの感情をぶつけたことを申し訳なかったと思った出来事以来、枝を折られようが、泥棒呼ばわりされようが、もうそんなことはどうでもよいと思える心境になった。

でも、二度あることは三度ある?

いやいや、それは勘弁してほしい(汗)

とにもかくにもいろいろあるけど、また頑張るべさ~

今日はことわざをいくつか散りばめてみました・・・











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行きたい場所、やりたいこと。

2018-06-18 16:48:17 | 日記
ずっと行きたいと思っていながら、なかなか行くことができなかった相馬神社へやっと昨日参拝へ行くことができた。

たまたま夫が相馬神社の近くまで用事ができたので、連れて行ってもらうことにしたのだ。

午前7時と休日にしては早い時間だったが、早朝の神社は凛とした冷たい空気が澄み渡っていた。

入口の鳥居前で一礼してから、急な上り坂の参道を登って行くと、突然花の香りがした。

参道に花は咲いていないので、どこからか風に運ばれてきたのかもしれない。

「いい匂い・・・」

花の香りを胸いっぱい吸い込んで、急こう配になっている参道を一歩一歩ゆっくりと登って行くと、ご神木のクリの木が見えてきた。

「やっと来た!」
ご神木が見えると、いつもそう思う。

相馬神社のご神木は、いつ見ても動き出しそうな気がする。

長女チェリーは「ディズニー映画に出てくるみたい。顔があって動く木ね」と言うが、まさにそんな感じがする。




ご神木の前でご挨拶をして進むと、二つ目の鳥居があり、こちらの前でも一礼して鳥居をくぐり、手水舎で手と口をすすぐと本殿の前に進み出て手を合わせる。

どんなにここへ来たかったことか。

最近、歳のせいなのか、「どこへ行きたい」とか「何をしたい」とか「何を食べたい」とか、とにかくそういった欲求がほとんどない。

若い頃は「どこへ行きたい?」と聞かれたら、すぐに5~6か所くらい出てきたはずなんだけど、今はそれがほとんどない。

「一つくらいあるでしょ?行きたい場所、やりたいこと」と自分自身に聞いてみたら、やはり行きたい所は「相馬神社」だった。

なぜこんなに相馬神社に惹かれるのか、自分でもわからないのだが、自宅近くのきれいに整えられた氏神様よりも、あまり大きな声では言えないが、実は伊勢神宮よりも、相馬神社の方へ行きたい。

そして、それほど来たかったはずの相馬神社だが、滞在時間はいつもせいぜい5分弱くらいだろうか。

手を合わせて生かされていることに感謝するだけなので、ほとんど時間はかからない。

今回はそれにプラスして神様のお幸せを祈ってきたが、それでも時間はかからなかった。

熱望していたわりに、ずいぶんあっさりとした参拝だが、私はこれで大満足だった。

ところで、学生時代はよく旅をした。

宿代を節約するために夜行列車に乗って、北陸地方を一週間以上かけてバスと徒歩の旅をしたことがある。

この旅行の為に貯めたわずかなバイト代を持っての貧乏旅行だったが、人生の中で1,2位を争うくらい楽しかった思い出として残っている。

あの頃はもっともっと行きたい場所がたくさんあったし、やりたいこともたくさんあった。(もちろん食べたいものもたくさんあったはず・・・)

今は外に向かって何かやりたい、行きたいということが少なくなった。

自分の身近なところだけで満足していると思う。

例えば空がきれいだなぁとか、洗濯物がよく乾いてうれしいなぁとか、近場の温泉に行って気持ちよかったなぁとか。

これを以前、ある方に「それは自己中心的な考えだ。自分とその周りだけが良ければそれでいいのか?世界はどうなってもいいのか?」と言われた。

その時は「それの何が悪い?」と反発したが、やはり今も、その時の自分とは少し違うものの、やはりこれでいいのだと思っている。

だれもが世界が平和であることを望んでいるし、悲惨な事件がすこしでも無くなることを願っている。

じゃあ、どうすればいいのか?プラカードでも持ってデモに参加する?

私はそうは思わない。

まずすることは、自分が穏やかな気持ちでいられるようにすることなのではないだろうかと思う。

自分の周りを平和で穏やかにできなければ、世界なんて平和にできるわけがない。

つい、えらそ~なことを書いてしまって反省だが、今は熟成期間?と考えて、身近な幸せを楽しみつつ、いきたい場所、やりたいことなどをじっくり考えておきましょうか。

あ、でも、日本中を旅することはしたいなぁ。伊勢神宮はやっぱり行きたいし・・・

そうそう!スズメのコロンちゃんが外の世界へ飛び立ちました。

あまりに羽ばたいて頭を水槽にぶつけるのでかわいそうになって放すことにした。

コロンちゃんは水槽を出た後、すぐに飛ぶことはせず、しばらく周囲をぴょんぴょん歩き回っていたのだけど、そのうちに姿が見えなくなったので飛んで行ったのだと思う。

コロンちゃんがいなくなった翌日、庭に一羽のスズメが来た。その後も2~3日続けて来た。

コロンちゃんの残った餌を食べていた。



ホホの黒い点の形、背中の模様、エビフライのような尾羽がコロンちゃんそっくりで、まさか、まさかコロンちゃんのわけはないと思うが、なんだかとても嬉しかった。


コロンちゃん、元気でいてくれるといいなぁ。






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保護鳥、その後

2018-06-13 14:52:01 | 日記
スズメのコロンちゃんを保護して今日で三日目。

コロンちゃんは、日ごとに元気を取り戻している。

保護した日とその翌日は、すぐにお腹を上にしてコロンとひっくり返っていたが、今はそれがほとんど無くなったし、食欲も相変わらず旺盛だ。

そして、徐々にジャンプ力が高くなっている。

右足を痛めていたコロンちゃんだが、様子を見る限り骨折しているようには見えなかった。

また痛めている足の指をぐーにして丸める仕草も無くなってきたので、もしかしてこれは大丈夫かもしれないと思っていたが、今朝は両方の足を床についてぴょんぴょん飛ぶことができていた!

イケるかも!!外に放してあげられるかもしれない。いや、きっと帰せるだろう!

保護した時には、この様子ではスズメちゃんが天寿を全うするまで保護することになるかもしれない・・・と思ったが、この調子で回復してくれたら、意外と早く自然に帰してあげられるかもしれない。

ジャンプ力が増したコロンちゃんが、水槽から飛び出してはいけないので、水槽の上に餅網を乗せた。



また、できるだけストレスを与えないように、水槽は家族の出入りが少ないユーティリティに置いた。

日中はユーティリティの扉を閉めて、人の気配がしないような環境を作っていたのだが、心配なので時々様子を見に行っていた。

ところが、今朝も様子を見るために行ったところ、な、なんとコロンちゃんがいなくなっていた!

早朝、眠い目をこすりながら餌と水の交換をした時に私がきちんと餅網を乗せていなかったので、水槽と網にできた隙間から出たのだろう。

大慌てで周囲を探したところ、物入れと壁の隙間にコロンちゃんはいた。

手袋をしてコロンちゃんを捕まえようとしたのだが、なかなか逃げ足が速く、飛ぶことはできないもののぴょんぴょんと跳ねながら洗濯機の裏側や家具の隙間に隠れて捕まらない。

逃げる途中で、お腹を上にしてひっくり返った為、やっと捕まえることができた。
(やっぱりまだバランスが上手く取れないのかもしれない・・・)

というわけで、餅網の上にさらに重しをしたのだが、ジャンプしたら逃げられることを学習したコロンちゃんは、その後もジャンプを繰り返している。鳥はやっぱり賢い。

ところでコロンちゃんを保護した翌日、庭を見ていたら4羽のスズメが飛んで来たことがあった。

コロンちゃんの仲間たちだろうかと思いながら見ていたら、スズメたちはちゅんちゅん鳴きながら庭に植えてある薔薇にとまって何かをついばんでいた。

そういえば薔薇にアブラムシが発生したので、数日前に殺虫剤をかけたことを思い出した。

スズメたちはアブラムシを食べているのかもしれない。

「食べちゃだめだよー。殺虫剤がかかっているから毒だよー」と教えたかったが、スズメたちはあちらこちらに餌を探して飛び回っていた。

野生の動物たちにとって、自然の中で生きることはとても過酷なことだ。

でも、その時のスズメたちは生きていることを心から楽しんでいるように、私には見えた。

晴れていたこともあってか、スズメたちの周囲がキラキラと輝いているようにも見えた。

この中にコロンちゃんを戻してあげたいと心から思った。


「ここから出たいんですけどー」と言う顔でこちらを見ているコロンちゃん。

コロンちゃんには可哀そうだが、もうすこしだけ元気になってから放してあげたい。







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保護鳥

2018-06-11 16:37:39 | 日記
土曜日の夕方、自宅の窓ガラスにぶつかって一羽の小鳥が落ちてしまった。

見ると、お腹を上にして、ひっくり返ってバタバタとしている。

そのままにしていたら元気になって飛んでいくかもしれないと思い、しばらく様子を見ていたのだが、一向に飛ぶ気配もなく、それどころかひっくり返ったまま身体を元に戻すこともできずにいる。

小鳥が落ちた場所はリビングのテラスだった為、軍手をした手でそっと小鳥を持ちあげ庭に置いてくることにした。

小鳥は地面に置いた途端、傾いた身体で慌てて庭のグランドカバーにしている蔦の茂みの中にもぐりこんでしまった。

もう周囲は暗くなり始めており、小鳥の様子からしばらく飛ぶのは無理だろうから、明日の朝まで草の中にいるのが安全かもしれないと思った。

小鳥を庭に置いてからも心配で、目を凝らして窓から様子を見ていると、周囲が暗くなってきた頃、小鳥は草の中からヨタヨタしながら出てきた。

ところが、足を痛めているのかバランスを崩して前に倒れこんでしまった。

大丈夫だろうか。夜になると庭にキタキツネがやってくることもあるし、朝になればカラスに見つかってしまうかもしれない。

草の中にいて~!と心の中で叫ぶ。

心配でたまらなかったが、小鳥の生命力にかけてみるしかなかった。

どうか朝には飛んでいなくなっていますように・・・と祈りながら布団に入ったが、小鳥のことが心配で朝の5時前に目が覚めてしまった。

そこでカーテンを開けて外を見ると、なんと小鳥は、昨日出てきた場所でお腹を上にしたまま倒れていた。
しかし、頭が動いていた。

生きていた!とりあえず、小鳥の身体を元通りにしてあげる為、また軍手をして庭に行き、小鳥の身体に触れると、小鳥は怯えてぴゃーぴゃーと鳴いた。

保護した方がいいだろうか。それとも自然に任せるか・・・

迷って迷って、家に戻ってからも迷っていた。

気温は10度を下回っている。いくら野鳥でも、じっとしていたら寒いだろう。
でも身体を起こしてあげたから、もしかしたら飛んでいけるかもしれない。

三時間ほどしてから、再び見てみると、またお腹を上にしたまま倒れていた。

もうこれは保護するしかない!と心は決まった。

このままにしておけば死んでしまうのは時間の問題だ。
しかし、やっぱりそれはできないと思った。

前に飼っていた熱帯魚の水槽に新聞紙と布を敷き、保護の準備をすると、再び軍手をしてから小鳥をつかんで水槽の中に入れた。
小鳥は前日より弱っているようだった。

小鳥を持って家の中に入ろうとしたら、偶然、散歩中のご近所さんに出会った。

私が小鳥の入った水槽を抱えていたので、ご近所さんに「どしましたかー」と聞かれた。

実はご近所さんは中国人で、中国ではお医者さんだったという方。

今は日本の企業で研究職として働いているのだが、お医者さんをしていたなら何か良いアドバイスをもらえるかもしれないと事情を話したところ、「生理用食塩水に砂糖を混ぜて、スポイトのようなもので飲ませてみてください。あとは餌を与えて食べたらだいじょーぶ」と言われた。

家には生理用食塩水もスポイトも無いので、スプーンに砂糖水をすくってくちばしに持って行ったら、嫌々をしながらも飲んでくれた。

あとはP太郎の餌を食べてくれたらいいのだけれど・・・

軍手の手の中は暖かいのか、それまで逃れようとして暴れていた小鳥は、まるでリラックスするかのように大人しくなった。

(野良仕事用の軍手なので、お見苦しくてすみません・・・このあと、使い捨てのゴム手袋を買ってきました)


家の庭にスズメが来るのは珍しいので、何か別の野鳥かと思っていましたが、この子は、スズメちゃんですね。

動物が大好きな次女も加わって、スズメちゃんの様子を見ていたが、足を痛めているので身体のバランスが取れず、すぐにお腹が上に向いてしまう。
やはり病院へ連れて行った方がいいと思った。

そこで動物病院を探して電話をしたのだが、何軒電話しても「保護したスズメですが」と伝えると断られてしまう。

そして、最後にかけた病院で「保護したスズメはウイルスを持っていたり病気の可能性があるので診ていません。多分、他の病院でも同じだと思います」と教えてもらった。

「窓ガラスにぶつかって怪我をしているんです」と言ったが、やはり無理だそうで、断られるかもしれないとは思っていたが、まさにかけた病院は全滅だった。

確かに、野鳥は病気をもっているかもしれないことが一番怖い。断られるのも無理はなかった。

保護してから丸二日が過ぎたが、食欲は旺盛でいつ見ても餌を食べているくらいに良く食べる。
また、手を水槽に入れると逃げる動作が早くなってきた。

ちなみに野鳥などを保護した場合、都道府県に届け出をしなければいけないとあったので、北海道庁に聞いた所、窓などにぶつかって怪我をした鳥などの保護は、特に届け出は必要ないとのことだった。

元気になったら自然界に放鳥するのは当然だが、もしも怪我がひどくて放鳥ができない場合は、保護の期間が長くなっても構わないそうだ。

なんとか元気にして、また自然に戻してあげたいと思っている。

がんばれ!コロンちゃん(⇜次女がつけた名前。コロンと横になってしまうのでコロンちゃんだそうです)








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遅すぎる時間

2018-06-07 18:15:30 | 日記
お姑さんが通っているデイサービスだが、早いもので行き始めてから七年がたった。

当初は「そんな所に行かない」とごねていたお姑さんだったが、今や楽しんで行くようになった。

しかし、事情があって、現在のデイサービスから他のデイサービスに移ることにした。

そこで、お姑さんに合うデイサービスをケアマネージャーさんに選んでもらい、「ここは」という所にお試しで行くことになった。

行く前日に新しいデイサービスの方から電話があり、持ち物のことなどの話があった。

そして、最後に「それでは、明朝9時40分頃にお迎えに行きます」と言われた。

早速、お姑さんにそれを伝えると、「そうかい。新しい所に行くんだね。9時40分に迎えが来るんだね。わかったよ」と答えてくれたが、多分、一瞬で忘れるのだろうなぁ・・・

さて翌日、午前9時前に再び同じことをお姑さんに伝えに行くと、思った通り、お姑さんは初めて聞いたように驚いていた。

驚いてはいたが、長年の習慣で「今日はデイサービスに行く日だ」という事は忘れておらず、それが新しい所だということは理解していなかったものの、すでにデイに持って行くバックを用意して、上着を羽織って準備をしていた。

上着を着るにはまだ早い・・・と思ったが、とりあえず時間のことだけを伝えた。

「9時40分にお迎えが来ますからね。9時40分ですよ。9時40分!9じ、40ふん、」

しつこいくらいに9時40分を連呼してから部屋に戻り、私は家事を始めた。

しばらくすると、お姑さんが玄関を出て行く気配がした。

急いで窓から外を見ると、出かける準備をしたお姑さんが玄関の前に立っている。

あらっ、もうそんな時間かしら?と思ったが、お姑さんはお迎えの時間になると自分一人で玄関前に出て待っていることがあるので、お姑さんのことは気になるが、私はそのまま家事を続けていた。

しかし、それにしてもお迎えが遅い。しばらく家事を続けてから、そう思った。

お姑さんが、外で待ち始めてからずいぶん時間が経っているような気がして時計を見ると、なんと10時近くになっているではあ~りませんか。

これは遅すぎるかもしれない。
もしかして、今日のお試しのこと、デイサービス内で連絡がうまく行っていなくて忘れられているとか?
そんなことないよね・・・

外を見るとお姑さんはまだ待っている。

一応、電話で聞いてみることにした。
「今日、9時40分にお迎えが来る予定なんですが、まだ来ていないようですが・・・」

すると電話口で職員さんがおっしゃった。
「はい、9時40分のお迎えですね。9時40分になったら、必ず参ります」

えっ!9時40分になったらって?今、何時?

電話を耳に当てながら時計を見たら、何と言うことでしょう。

まだ9時じゃないのぉぉぉ。

自分のあまりのうかつさに、そしてあまりの恥ずかしさで、思わず「ぎゃ~っ」と叫びたくなった。

「なんでしたら、早めに迎えに行きますけど」とおっしゃる職員さんに、「すみません、結構です。時間を間違えてしまってすみません、すみません」とひたすら謝ってから電話を切った。

お姑さんの部屋に最初に行った時間は8時30~40分頃だと思ったが、一時間、間違えていたのだろうか。

でも確認した時計は、確かにその時間だったと思うが。

また、その後かなり長い間、家事をしていたような気がするが、あれから、まだ20分しか過ぎていないとは驚きだ。
まるでキツネにつままれたようなとは、このようなことを言うのだろうか。

帰宅した夫に、この話をしたら、「だいじょぶか?ボケの方は?」とからかわれたが、さすがに自分でも心配になってしまった。
お姑さんが外に出た時間を9時40分だと思い込んだことが、間違いの元だったのかもしれない。

ちなみにその後、お姑さんを家の中に連れ戻し、9時40分にやってきたお迎えの車に乗せて、無事に送り出すことができた。

それにしても、いつもは時間が過ぎるのが非常に速く感じることばかりだが、この時はあまりにも遅すぎる時間にちょっぴり得した気分になったりもした。

今度は気をつけようっと。






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免疫力アップ

2018-06-04 16:22:04 | 健康
最近、ひんぱんに病院通いをしている。

病院と言っても、歯医者さんなのだが、今、私はお口の中の大工事をしている。

以前、このブログにも書いたが、歯根がかなり痛んでしまった歯を一度抜歯してから埋め戻すという治療をした。
その後、無事に埋め戻しが終わり、経過も順調で治療して下さっている先生によると「8割~9割は大丈夫でしょう」とおっしゃってくれた。(残りの1~2割がやや不安だが。。)

また、その治療と並行して歯茎の状態を細かくチェックしてもらい、炎症が見られる歯茎は麻酔をして深い部分の歯石を取るという歯周病治療をした。

そして歯茎の状態が良くなった所で、今度は口の中の金属を無くすという大工事をしている。

これは保険外治療なので、治療費はかなり高額になるが、歯は身体全体に影響を及ぼすということを、父の介護でよく分かったので、歳をとってもできる限り自分の歯で食べられるように清水の舞台から飛び降りる気持ちで(⇜大げさ)治療をすることにした。

口の中から金属が無くなっていくと、気のせいか頭がすっきりするような気がしたが、それにしても子供の頃にきちんと歯磨きをしなかったことが今更のように悔やまれる。

自分の歯は一本6万円だったか8万円なんてことを聞いたことがあるが、歯を悪くすると、それくらいの治療費がかかりますよということらしい。

しかし、治療費もさるものながら長い治療期間と口の中の不快不便さを考えると、歯一本の値段はそれ以上の価値があると思う。

歯の価値をもっと早くから知っていればと思うが、後悔先に立たずなので、この機会にもっともっと自分の歯を大切にしようと思う。

ところで、今日は私の歯医者さんではなく、次女を連れて耳鼻咽喉科へ行ってきた。

次女は3日ほど前から左側の首が痛いと言っていたのだが、昨日からそこが腫れてきてしまった。

腫れた部分はちょうどリンパ腺にあたる。

腫れて痛いという以外は、特に熱もなく気になる症状はないのだが、場所がリンパ腺なので心配になって病院へ連れて行った。

エコーで見て頂いた所、リンパ腺炎とのことだった。

「何か病原菌が入ったのでしょう」とのことで抗生物質を処方され、これで治れば再診の必要はないと言われ、大したことではなさそうだったので一安心した。

それにしても次女に関しては、免疫力の低下が気になっていたところだった。

就活中で毎日ほぼ徹夜で試験勉強をしているのだが、運動もせず、机に向かっているか、ベッドに倒れているかのどちらかしかない生活がここ数か月続いている。

眠気を抑えるためにカフェインの入った飲み物を飲み、頭の回転を良くするために?チョコレートを食べ、チョコレートの食べ過ぎで食事が少ししかお腹に入らないという悪循環。

徹夜と食生活の乱れ、そしてストレスは免疫力を低下させる。

徹夜をすると、身体の中で病原菌と戦ってくれたり、突然変異を起こした細胞をやっつける為に頑張ってくれているNK細胞を弱らせてしまう。

免疫力は日中が高くて、夜休む時間に低くなるといったリズムで動いているそうだが、徹夜をするとリズムが崩れてNK細胞が弱ってしまうそうだ。

またストレスもNK細胞を弱らせる原因になる。

ただしストレスにも種類があって、何かに立ち向かうストレスと受け身のストレスというのがあるが、NK細胞を弱らせるのが後者の受け身のストレスだそうだ。

まさに、最初は立ち向かうストレスだった次女も試験が近づくにつれて、徐々に不安を訴えて、受け身のストレスになっているように思っていた。

私が歯で後悔したように、次女には身体で後悔はさせたくない。

私にできることは食事の用意くらいなので、バランスのよい食事を作ってあげることだろうか。

ちなみに、ある研究ではビタミンCとシイタケ類、納豆などがNK細胞を活性化させるらしい。

あとはオカメインコのP太郎に頑張ってもらって、次女を笑わせてもらうしかないかな・・・

「笑い」はNK細胞を非常に活性化させるようなので。


「えっ、ボクのこと呼んだ?」

袋の中に入るのが、最近のP太郎のお気に入りです。








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