ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

道東へ

2023-06-28 14:55:10 | 旅行

一昨年行ったのだけど、また行きたいと思っていた宿へ行って来た。

北海道中標津町養老牛温泉にある湯宿だいいち

札幌から400キロ以上離れていて、なかなか気軽に行こうとはならない距離なのだけど、それでも何度でも行きたくなるお宿です。

まずおすすめなのが、大自然の中にあるお風呂。

近くを流れる渓流のせせらぎと野鳥のさえずりを聴きながら、いくつかある温泉を楽しむことができる。

木々の香りと共に癒される温泉。

また食事も楽しみで、地元の食材を使った料理が美味しい。

今の時期は蕗が採れるため、蕗の料理がいくつか出ていて、山菜好きには嬉しすぎた。

特に朝食は美味しそうな料理がたくさん並び、胃袋が二つ欲しいと思ったほどだが、悲しいかな、すべての種類を食べきれなかったのが心残りだ、、

またこちらはフクロウが来るお宿としても有名で、フクロウにぜひ会いたいと、夜10時まで餌場の前で待っていたが、今回も残念ながら見ることはできなかった。次こそは、、、

ところで、前回は行かなかった混浴の露天風呂も初挑戦してきた。

「その歳になれば大丈夫だ。堂々と入れる」(失礼な!)と夫に言われていたものの、さすがに二十代の長女がいると、そういうわけにはいかない。

ところがお風呂で出会った四十代くらいの女性三人組から「これから混浴へ行く」と聞かされた。

彼女たちは東京から来たそうで、ずっとこの宿に来たいと思っていて、やっと来れたとのこと。三人ともすべてのお風呂を楽しむぞという気合が入っている。

こんな山奥にある小さな宿をよくご存知と思ったら、意外にもこちらは本州からのお客さんが多いようだ。

というわけで、三人の女性たちにくっついて初めて混浴も挑戦。

混浴露天風呂は、目の前を川が流れていてとても気持ちがよかった。

「これだけ女性の声がしていたら、男性は入って来れないんじゃない」

三人組さんのおっしゃる通り、誰一人入ってくる男性はいなかったが、やはり女性一人で入るのはやめた方がよいかもしれない。入る時はパートナーか女性数名と一緒に、、、

そしてもう一ヶ所。宿と同じくらい行きたいと思っていた場所がある。

上士幌町にあるナイタイ高原牧場

日本一広い牧場で東京ドーム358個分、1700ヘクタールあるそうだ。

とてつもなく広い牧場の中に、牛の集団が点在して放牧されている。

牛たちを呼び戻すときは、どうするのだろうと疑問がわいた。

写真の右の方に見える白い粒が、放牧されている牛たち。このような小さな粒の集団が、間隔を空けてあちこちに見えた。

ところで牧場の最上部にナイタイテラスと呼ばれる場所があり、ここでは美味しい牛乳を使ったアイスクリームを食べながら眼下に広がる十勝平野を見渡すことができる。

牛さんたちのかぐわしい匂いを嗅ぎつつ食べるアイスクリームは最高でした。

それにしてもこの広さは迫力がある。

写真では伝えきれないのが残念だが、北海道に長く住んでいる人でもきっと驚くと思う。

ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか、、、

 


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たくさんの未来

2023-06-22 15:58:14 | 日記

久しぶりに胸が重苦しくなる夢を見た。

重苦しいと言っても実際に身体の不調だったのではなく、見た夢があまりにも怖くてつらいものだったので、胸が重苦しく感じたのだと思う。

胸の中心あたりというのは、不思議なものだと思う。

恐怖を感じたり悲しんだりすると、今朝のように重苦しくなり、嬉しい楽しいと、どこまで飛んで行けそうなくらい軽やかになる。

日常的に胸の中心に意識を向けるようにしていたら、自分が今、本当はどう感じているのかわかる事が多くなったように思う。

例えば他人を意識して喜んでいるふりをしても、(ここでは魂という言葉を使います)魂は本当はそう思っていないのだとか、魂がそこへは行きたくないと言っていることに、忠実に従って行くのをやめたら、事故を回避することができたとか。

魂が大腸カメラを受けに行った方がいいと言ってることに従ったら、結構な大きさの大腸ポリープが見つかったとか、、なんてことはザラにあるのだろう。

古来から言われているように、魂、内在神、真我など言い方は色々あるが、胸には神聖な何かが宿っているとしか思えない。

そう考えると、すべての人間の中には神聖なものが宿っているのだとわかる。

だから本当は、そういう想いをいつも持って、人を見なければいけないのだろうなあと思う。

ところで今朝の胸が重苦しくなった夢の話。

季節は冬。道路の傍に少しの雪があった。

私は小高い山に登る坂道を上っていた。道路のすぐ下は住宅街で多くの家が並んでいる。

すると突然、大きな地震が起こった。

かなり大きな揺れで、下の住宅街の方を見ると、住宅地のさらに奥側は海だったようで、海に白波が立っているのが見えた。

そのまま海を見ていると、白波がどんどん大きくなって行く。

家の中にいる人たちに向かって「津波が来る、逃げて」と何度も叫び、振り返ると大勢の人が坂道を上って来ているのが見えた。

一瞬自分が白波の中に巻き込まれる映像もあり、夢の中で胸が重苦しくなった。

雪が降る地方で、これから大きな地震が来ると言われているのが、道東で千島海溝沿いの地震と言われている。

道東は高い建物があまり無いので、津波が来たらどこに逃げたらいいのかと、いつも気になっていた。

潜在意識で気になっているからこそ、そのような夢を見たのかもしれないが、備えあれば憂いなしで、いつ来てもいいように備えだけはしておかなければと思う。

未来は未定で、たくさんの選択肢が並んでいるのだという。

そうならば最も良い未来にしていきたいと思う。

 


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日帰り温泉

2023-06-20 16:39:56 | 日記

大腸ポリープを取ってから二週間近く経ったが、今日は病理検査の結果を聞きに行った。

「見た目は癌ではないが、20%以上の確率で中にがん細胞があるかもしれない」と医師がおっしゃっていたので、少しドキドキしながら行った。

結果は、良性でがん細胞もないとのこと。

今後は2〜3年に一度くらい、大腸カメラを受けるとよいそうだ。

「ちょうどよい時に見つけて、切ることができて良かったですね。これ以上大きくなると、ガン化する可能性が高くなるところでした」とお医者さんに言われて、あらためてカメラを勧めてくれた知人に感謝した。

今回のことで、やはりたまに大腸カメラを受けるべきだと痛感した。

大腸癌の罹患率は高く、特に女性は、がん死亡者数の中で一番多いのが大腸がんなのだとか。

胃カメラに比べると、前準備(腸の中を綺麗にする)がある大腸カメラは敷居が高く感じるが、慣れてしまうとそうでもない。

何よりも大腸カメラをすることによって、少なくとも大腸がんで死ぬことはないというのが、大きな安心に繋がる。

また今回は一ヶ月に二度のカメラをやって、徹底的に腸の中をきれいにしたせいか、お通じが整って体調が良くなったように思う。

というわけで、大腸カメラはおすすめです。

さて結果を聞きにいく前に、家族から「病院が終わったらお祝いしよう」と言われていた。

お祝いは、定山渓温泉のホテルで昼食とお風呂の日帰りプラン。

章月グランドホテルは昔からあるホテルで、もう何度も利用しているが、料理が美味しい。

昼食で見た目は少なめだが、どれも美味しくて、お腹もいっぱいになった。

特に鮭と山菜の釜飯は、最初の一膳はそのままで、二膳目はお茶漬けにして食べるのだけど、これがまたとてもおいしかった。

日帰りなので時間が決められており、食事と温泉、さらにラウンジも利用できて二時間半の利用時間は、本当に短く感じる。

せめてあと30分長ければ、もっとゆっくり温泉に浸かれるのだけど、、、

でもこれでも十分すぎるくらい良い時間を過ごすことができて幸せだった。

というわけで、日帰りプランもおすすめです。


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梅干し作り

2023-06-15 16:12:47 | グルメ

毎年漬けている梅干し。

梅を店頭で見かけるようになってから、けっこう時間が経つ。

もうそろそろ漬けないと、、少し焦り気味だったが、やっと梅を買ってきた。

写真より実物はもう少し黄色く熟していて、いい感じ。

全部で六キロ買った。

六キロ全部を一度に漬けるのは、容器の関係と洗ったり漬けたりするのが大変なので、二日に分けて三キロずつ漬けることにした。(写真は三キロ)

まずは洗うところから。

野菜や果物を買ってきたら、しばらく重曹に漬けておいて、それから洗うようにしている。

重曹に漬けると、残留農薬が落ちやすくなるのだとか。

また重曹は入浴剤としてお風呂にも入れている。200リットルのお湯に大さじ2〜3杯くらいをテキトーに、、、

もう10年以上、重曹を入れたお風呂に入っているので慣れすぎてしまって、どんな効果があったのかなんて説明できないのだけど、重曹泉という温泉もあるくらいで、それによると皮膚の表面を柔らかくして、脂肪、分泌物を洗い流し、肌をツルツルにする効果があるそうだ。

ただし湯冷めするのが早いので、暖かい時期に入れる方が良いのかもしれない。ちなみに私は春夏は重曹、秋冬はエプソムソルトを入れる。

でもお風呂に重曹を入れ始めた一番の理由は、なんと言っても皮脂汚れが落ちるので、お風呂掃除が楽になることだった。

掃除オタク?としては、お風呂にザラザラ汚れが付いていると、すぐに洗い落としたくなるのだが、これが重曹風呂に入った後だと軽く擦るだけでツルツルになる。

皮脂汚れも残留農薬も落ちやすくする重曹は素晴らしい〜と思う。

あっという間に消費するので、25キロ入り(食用のもの)を購入して、最後の方はカチカチに固まるため、金槌で叩いて使っている(笑)

すっかり話がずれてしまったが、梅干しを作る話。

梅干しの作り方は、ネットなどを見るとたくさん出てくる。

一番の違いは塩の量なのだが、昔ながらの20%、18%、15%、減塩の10%に8%というものもある。

梅干し作りで一番問題なのはカビで、カビが生えにくいのは塩分が高い方だが、減塩にすると焼酎や酢などを混ぜないとカビが生えてしまう。

カビの発生を最小限に抑えたい方や昔ながらの梅干しを食べたい方は、塩分18%以上で作るのがオススメだが、私はいつも減塩梅干しを作っている。

なぜかというと、塩分が高い梅干しは口がとんがって食べられないという、、、

カビの発生は嫌だし、できれば塩だけで漬けた梅干しの方を食べたいのだけど、毎朝、口をとんがらせて食べることに疲れてしまったため、いたし方なく減塩にした梅干しを作って食べている。

ところで昨年漬けた梅干しは、氷砂糖を入れるというものだった。

はちみつを入れた梅干しも売っているくらいなので、氷砂糖を入れるのも有りかと作ってみたら、作る過程の管理が悪かったせいか、カビが生えてしまった。

塩分は10%で氷砂糖の他に焼酎も入れたのだが、減塩はやはり難しいのかな、、

その後、カビは綺麗に除き、梅酢を沸騰消毒して、梅を焼酎で洗ってと手間はかかったが、なんとか梅干しが出来上がった。

そしてまもなく一年が経とうとする先日、出してきて食べてみたらなんとおいしい!

減塩なのでしょっぱ過ぎず、微かに甘さも感じてとても好み。

家族にも味見をしてもらったらやっぱり美味しいとのことで、どちらかというと、女性は好きな味かもしれない。

というわけで、今年も氷砂糖入りの減塩梅干しにした。(カビが生えないように手袋をして、焼酎で消毒を念入りにしたが)

甘梅干しの作り方

しばらくは梅干しから目が離せない。(カビのチェック!)

でも、とても楽しみでもある。

 

 


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弱いからこそ、、

2023-06-13 16:59:35 | 日記

しばらく庭の手入れをしていなかったら、あっという間に野草に占領されて、せっかく咲いた花が埋もれていた。

そこでさっそく庭の手入れをした。

植えていたほとんどの植物が出揃い、花壇をあらためて見ると、植物の勢力図が昨年とは変わっている。

昨年まで増え過ぎるくらい増えて困っていた黒百合が、今年はとても少ない。

その代わり昨年は元気が無くて、もしかしたらこのまま枯れてしまうのではないかと心配したクレマチスが、今年は元気を盛り返して黒百合の陣地まで侵入して蔓を伸ばしていた。

もしかしたらクレマチスに黒百合が負けてしまったのだろうか。

他にもムスカリの群れに押されて、今にも消えそうだった白百合が今年は元気を吹き返していたり、かと思えば本当に消えてしまった花も幾つかあった。

肥料の違いなのか、天候の加減なのか、こんなに狭い花壇の中であっても力関係があって、強い植物は生息域をどんどん広げ、負けた植物は消えていく。

生きているものは、多かれ少なかれ似たようなものなのかもしれない。

ただ人間には情と知性があるから、単純に強いものが勝つとは言い切れない。

逆に弱いからこそ生き残るということは大いにある。

先日書いた「これでいいのだ」を何度も心の中でつぶやいている。

でも「これでいいのだ」とはどうしても思えないことが、世の中にはたくさんある。

おかしいとは思っても、一介の主婦が声を上げてもどうなるものでもなく、またそんな勇気もない。

一番身近な家族からでさえ理解されないのに、つくづく無力だなと思う。

そして時々、おかしいのは自分の方ではないかと思ったりする。

このような限られた少ない人にしか読まれないブログには、自分に起こったことや考えを少なからず書くことができるが、口に出すと途端に変わり者になることは自分でもよくわかっている。

たとえば「宇宙的な存在が人類を見守っている」「うまく事が進むように個人に対しても働きかけをしている」なんてことを言ったとしたら、家族からは鼻で笑われ、普通の方なら曖昧な笑顔と共に去っていくのではないだろうか。

時々、孤独だとすごく思う。

何も知らずに過ごしていた頃を懐かしく思ったりして、、、

とかなんとか、大局的にはきっと「これでいいのだ」なのだろう。

これから未来を生きていく子どもたちの為に、美しい地球と平和な世界を残して行くのが大人の役目だと思う。

 


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入院

2023-06-10 16:36:26 | 健康

PCR検査をクリア(陰性)して、やっと大腸ポリープを取ることができた。

今回は大腸カメラの検査室ではなくて、手術室に連れて行かれた時にはどうなることかと思ったが、鎮静剤を使ってもらったところ、すっかり眠ってしまい、気がついたら手術が終わっていた。

もちろん痛みはまったく無かった。

そして、この前やった検査よりもずっと楽だと思ったのは手術だけではない。

検査前からの食事制限も楽だった。

先日の検査の時は、途中でお腹が空いて仕方がなかったが、今回は前回よりも長い絶食期間だったにもかかわらず、あまり空腹を感じずに終わった。

実は前回の検査で食事を抜いたのをきっかけに、また一日に二食の生活を試していた。

またというのは、何年か前にも挑戦したことがあるのだけど、その時は胃が痛くなってやめてしまったことがある。

ところが夫が家にいるようになり、夫と一緒に三食しっかり摂るようにしていたら、なんと血液の数値が悪くなってしまった。

医師曰く「栄養の摂りすぎですな」とのこと。

六十代になり代謝が悪くなっているのに、若い頃と変わらない食事をしていたら栄養の摂りすぎになるのは当たり前だったかもしれない。(でも夫の数値が変わらないのはなぜだろう??)

それもあって、いい機会なので二食にしてみたところ、今回は胃痛も起こらず、二食だと時間にゆとりができるし、夕食が楽しみになって良いことばかりだった。

さて前日からの食事制限は検査の時と変わらないが、今回は手術した当日も丸一日絶食することになった。

水分を取るのはOKだが食事はNGで、その代わり栄養剤と止血剤の入った点滴を翌朝までつけている。

点滴をしたらあとはすることがないので、持っていった厚めの本を一冊読み切ることができたのは良かった。

家にいたらなんやかやあって、本一冊を最初から最後までノンストップで読み切るなんてことはできなかった。

読み疲れてベッドに横たわったまま、病室の天井を眺めていたら、病院で亡くなった両親と義母のことを思い出した。

みんなこうやって天井を眺めていたんだなあ。

天井を見つめながら、どれほど普段の生活に戻りたいと思ったことだろう。

ここにいる多くの患者さんのほとんどが、そう思って天井を見ているのかもしれない。

夜中に遠くの病室から「おーい、おーい」と誰かを呼ぶ男性の声が聞こえていた。

看護師さんがなかなか来ないようで、ずっと呼び続けている声が悲しい。

ホテルに一人で泊まるのはオバケが怖いが、病院の個室は気分が沈んでいくのが怖かった。

さて翌朝は、待ちに待った朝食の時間。

看護師さんに「朝ごはん出るんですよね?楽しみー!」と言ったら「おいしいかどうかわかりませんけどね」と言われていた。

メニューは、塩鮭とこんにゃくとにんじんの煮物、それから味噌汁とご飯と牛乳。

ごく普通の病院食だが、これがものすごく美味しかった。

空腹感はあまり無かったものの、やっぱりお腹は空いていたので、味覚が研ぎ澄まされて、食べ物本来のおいしさがわかったのかもしれない。

たまには絶食もいいかも、、と思った入院生活だった。

 


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これでいいのだ

2023-06-05 15:07:13 | 日記

いよいよ大腸ポリープを切除する日が近づいてきた。

本当はもっと早くやって頂きたかったのだけど、病院が大変混んでいるので六月になってしまった。

日帰りで取れる場合もあるそうだが、私の場合は一日入院となった。

入院するのは出産以来、、、ちょっと怖いような楽しみ(はないか)なようなだけど、入院するにあたりPCR検査を受けてくださいと言われた。

最近、世間ではあまり話題が出なくなったせいか、コロナはもう終わった気がしていたが、こういうのを聞くと、まだまだ健在なのだなと思う。

今もまだ入院中の面会はできないし、病院では必ず不織布のマスクをつけなければいけない。

この前、布製マスクをしていた女性が病院の入口で呼び止められて「不織布マスクに替えてください」と言われて、マスクを渡されていた。

さてPCR検査だが、唾液検査と聞いてホッとした。

鼻に綿棒ぐりぐりは痛そうなので、あれはやりたくなかった。

渡された試験管に自宅で唾液を取り、病院のコロナ専用の指定された場所へ持っていく。

出入り口は一般の出入り口とは違った場所にあり、そこにある箱に入れてくるように言われていた。

指定された場所の扉を開けると、誰もいないだろうと思っていたら、お二人の方が座っていらした。

コロナに罹ったかもしれない人は、ここへ通されるのだとわかったが、5類になったとはいえ、マスクやPCR検査もそうだが、厳重な隔離は変わっていないようだ。

それはそうと、もしPCR検査で陽性だったらどうなるのだろうと思う。

ポリープ切除は延期になるとか?それも困るが、陽性になったらなったで困るなぁ。

結果は明日わかるそうだ。

ところで大腸カメラを撮るきっかけを作ってくれた知人だが、先週から抗がん剤治療が始まった。

癌はきれいに切除できたが、念のために抗がん剤治療をするそうだ。

副作用が強めと聞いて、知人のことが気になっているが、まだ治療は始まったばかりなので連絡は控えている。体調が少しでも良ければいいなと思う。

こうして病を得ると、健康の有り難さが身に染みる。

大腸ポリープであってもそう思う。

ある本に書かれていた。

人間の数だけ、シナリオが用意されているそうだ。

病気になるシナリオもあれば、試験に合格したり失敗したりするシナリオ、結婚したり離婚したりするシナリオ。

さらには何歳まで生きるのかというシナリオもある。

どうしてこのようなシナリオを自分が選んだのかというと、それは書くまでもないが、そこから学ぶためであるが、この年齢でこのシナリオがオンするということまで決めて、私たちはこの世界にやって来たらしい。

ところが「どうして私はこんな失敗をしたのだろう」とか「病気が憎い」とか「私を騙した人間が憎い」などネガティブな受け取り方や後悔ばかりしていると、シナリオのスイッチはオンのまま、また同じような失敗をする人生が続いてしまうのだという。

逆に失敗した事実から何かを学び「失敗してよかったんだ」「騙されて感謝」と思ったとしたら、スイッチはオンからオフへ切り替わるのだとか。つまりそのシナリオは終了する。

とはいえ、とてもじゃないが、感謝どころかよかったなんて思えないということもよくある。むしろこっちの方が多いかもしれない。

そんな時は、こうやってジタバタしている自分でもいいんだと受け入れることができれば、「ジタバタしていることから学びを得る」というシナリオが新たに加わって、人生と身体が進化成長していくのだそうだ。

「これでいいのだー」

バカボンパパはすごい人だったんだと、あらためて思う今日この頃だ。。。

 


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よもぎ摘み

2023-06-01 14:46:33 | 日記

もう時期が遅いけど、どうしてもよもぎのパンを焼きたくて、よもぎを摘みに行ってきた。

あったあった、よもぎ。

近所の山に入ると、よもぎが群生している場所があって、そこで摘んでくる。

よもぎの香りが好きで、毎年何度か摘みに行く。

春先の若いよもぎは、天ぷらで食べるととても美味しい。

よもぎの香りは、長い冬が終わりやっと春が来たことを感じさせてくれる。

そしてよもぎが余ったら茹でて冷凍しておき、よもぎ餅にしたりよもぎパンにしたりする。

よもぎ餅も美味しいのだけど、好きなのはよもぎパンで、よもぎの香り漂う焼き立てのパンに、あんことバターをつけて食べるのがたまらなく美味しい。

住宅地に近くて熊さんは出てこない場所だが、最近はどこでも出会う可能性があるので、耳を澄ませてよもぎを摘んだ。

誰もいない自然の中にいると、蝉の声と風が木を揺らす音だけしかしない。

やっぱり自然の中に一人で居るのが好きだなあと思う。

一人でよもぎを摘んでいると、6〜7歳の頃を思い出した。

あの頃もこうして一人でよもぎを摘んでいたことがあった。

よもぎの他に蕗など食べられる山菜を採った記憶がある。

1960年代の札幌は、都心部に近い場所でもまだたくさんの自然が残っていた。

道路脇でおばあさんが屈み込んでいるので「何してるの?」と聞くと、「せりを採ってる」と教えてくれたことがあった。

せりは水辺に生えるが、あの頃は道路脇に普通に水が流れていたのでせりも生えていたのだろう。

今は区画整理で埋め立てられて、川でもない場所に水が流れているなんてことはないが、昔は市内のあちこちに水が流れる砂利道があったと思う。

草が生い茂る水辺は不衛生といえばそうだが、懐かしいと思うのは、きれいに整備され、アスファルトで塗り固められた道のある街並みより、そちらの方かもしれない。

さて子どもの頃に採った山菜をどうしたのかと言うと、それを売ろうと考えた。

家に戻るとさっそく地面に敷くゴザを持ってきて、そこに採ってきた山菜を並べた。

それからチラシの裏に鉛筆で1円とか5円とか値段を書いて、山菜の前に置き、ゴザの前に座ってお客さんが来るのをワクワクしながら、自宅前の道で待っていた。

しかしいくら待っていてもお客さんは来ず、最初に声をかけてきたのが、外出から帰ってきた母だった。

「何やってるの!早く片付けなさい」と言われて、時間が経って萎れた山菜を全部捨てて、すごすごと片付けた記憶がある。

今なら母の気持ちがわかる。(恥ずかしいからやめなさい)だと思う。

あのままやめずに、どうしたら売れるのか研究を重ねていれば、今頃は立派な商人になっていたかも〜なんてね。

今は自分と家族のためによもぎを採る。

自分と家族が美味しそうにパンを食べている姿を想像しながら。

さてと、ではよもぎのパンを焼きましょうかね。

 


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