前回の記事で一人暮らしの知人のことを書いたが、あれから会いに行ったところ、ちょうど家の前で雪かきをしているところだった。
近づいて行くと、知人が気づいて笑顔で駆け寄って来てくれた。
久しぶりに会ってお互いに元気だったことを報告し合うと、彼女が嬉しそうに「娘が帰って来るの」と教えてくれた。
本州に住む娘さんが久々に帰って来るそうで、そのためか彼女はとっても嬉しそうだった。
少なくとも精神的に病んでいるようには見えず、私の余計な心配だったとほっとした。よかった、よかった。。。
ところで、安心したり緊張がとけた時など「ほっと」すると言うが、これは大きく息を吐くことを表しているのだとか。
最近、私は家族に「鼻息荒いね~」とよく言われるのだが、これは意識して大きな息を吐くようにしているから。
呼吸というのは生物にとって大切なものだ。水や食べ物はしばらく摂らなくても死なないが、呼吸を止めるとすぐに死んでしまう。
特に深い呼吸、腹式呼吸が心身に良いそうだ。
自分のことを振り返っても、落ち込んでいる時、心配している時、怒っている時は、胸で浅い呼吸をしていることがわかる。
だからあえて意識的に腹式呼吸で大きな息をするようにしているのだが、これが鼻息が荒いように思われてしまうらしい。
ところで、この腹式呼吸の代表的なものが「笑い」なのだとか。
笑い過ぎてお腹痛い~というのが、腹式呼吸をしている証拠。
そういえば最近、笑い過ぎてお腹痛いということが無いなぁ・・・というわけで、大笑いのかわりに大きな深呼吸をするということになる。
呼吸は心身をコントロールするための鍵になる。
呼吸は心身の変化に先んじて変化するのだから(怒ったり心配したりしている時は浅い呼吸になるように)呼吸を正せば健康にもなれると、ヨガの草分け的存在、沖正弘さんがおっしゃっている。
たとえば、くつろごうと思ったら、吐く息に力を入れる。
心を落ち着かせたいのなら、呼吸を静かに、ゆっくりとすると良いらしい。
というわけで、今やすっかり習慣になった深呼吸。
今日も「鼻息荒いね~」と言われながら、大きく深呼吸をしている。