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祝!昭和百年!200万PV達成!漫画史研究家・本間正幸監修【少年画報大全】(少年画報社・現在三刷)

【20世紀冒険活劇の少年世界】メトロポリス漫画総合研究所(since1997)から、昭和の映画、出版美術、音楽を!

訪問者17万人突破!!に私が誓う事

2012-06-24 23:04:58 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
緊急速報!2012年6月21日(木)付けで、在野にいる数少ない昭和時代の少年少女漫画史研究家であり、昭和時代の少年少女漫画コレクターである私・本間正幸のgooブログのトータル閲覧数(PV)が、593,571PV、トータル訪問者数(IP)が、遂に170,119IPに達しました!(笑)

継続は力なり!

鶏頭となるも牛後となるなかれ!

漫画史研究やアニメーション史研究の分野において、在野にいる数少ない研究者である私の発言は、蟷螂の斧のごとく儚いものかも知れません。

けれども、漫画バカ一代誓った少年の日から35年、集め続けた少年少女漫画や雑誌、映画のパンフレットの数は2万冊を越えるようになり、私が監修した

【少年画報大全】(少年画報社・2001年)発売以降、日本の出版界では、

【赤胴鈴之助】(小学館クリエイティブ)

【まぼろし探偵】(マンガショップ)

【ビリーパック】(光文社文庫【少年探偵王】収録)

を始め、たくさんの作品が復刻されるようになりました。

私がチクマ秀版社から「もん・りいぶる」シリーズとしてプロデュースした作品群と作家さん達はその後・・・。

【ゆうひが丘の総理大臣】(望月あきら)

中村雅俊さん主演でテレビドラマ化された作品が、現在スカパー[日テレプラス]で放送中!【サインはV!】(原作・神保史郎/画・望月あきら)もスカパー[TBSチャンネル]で放送中!
先日、望月あきら先生のご自宅へ御挨拶におうかがいし、7月を目標に、私、本間正幸が、原作漫画とテレビドラマなど望月あきら先生作品を紹介するホームページを作らせていただくことが決定しました!


【河童の三平】(水木しげる)

NHKの朝ドラ【ゲゲゲの女房】放送以降、水木しげる先生作品の再評価が高まり再ブームが到来。
小学館クリエイティブからは、再度【河童の三平】復刻版が発売されています!

【朝日の恋人】(原作・梶原一騎/画・かざま鋭二)

今、公開中の話題の映画【愛と誠】のプロトタイプとして知られる純愛漫画です。
【タイガーマスク】伊達直人現象、【巨人の星】【あしたのジョー】など、梶原一騎先生作品の再評価が高まる直前に梶原ファンに語りつがれていた幻の純愛漫画を復刻しました!


【永島慎二の世界】(永島慎二)

ここ数年、ジャニーズの中でも日本を代表する人気アイドルグループへと急成長を遂げた嵐のメンバー全員が主演した青春群像劇、映画【黄色い涙】公開と同時期に出版。
映画【黄色い涙】の撮影には、私、本間正幸が、冒頭の手塚漫画のコレクションなど、資料協力・撮影協力させていただき、打ち上げにも参加させていただきました。
映画【黄色い涙】のエンドロールには、撮影協力としてメトロポリス漫画総合研究所・本間正幸の名前があります。
青春漫画のカリスマだった永島慎二先生作品の復刻、再ブーム、再評価の口火を切りました。


【ハニーハニーのすてきな冒険】(水野英子)

伝説のマンガアパート・トキワ荘の紅一点であり、少女漫画界の女王と呼ばれる水野英子先生の作品としてアニメ化もされた人気作を、連載時のカラーページも完全に再現した豪華版。
【ハニーハニーのすてきな冒険】は、少女マンガパワー展のチラシとしても使われました。


【くたばれ!涙くん】(石井いさみ)

【750ライダー】で知られる石井いさみ先生による日本初の本格的サッカー漫画の決定版!
現在、コミックパークから、オンデマンド出版として発売中です!


さて、7月の金曜ロードSHOW!では、7月6日(金)に「千と千尋の神隠し」7月13日(金)に「となりのトトロ」が放送されますね!
昭和時代のアニメーション史研究家を名乗る、私、本間正幸のブログでも、訪問者17万人突破を記念して、更なる発展を目指し、宮崎 駿監督とスタジオジブリ映画のパンフレット&ロマンアルバム特集記事を、毎週土曜日に更新します!

いつも皆さまには、私のブログを御覧いただきまして誠に有難く存じます。

さて、私のブログは皆さんが話題にする、しないとは関係なしに、私の興味のある事柄を中心に書いてきました。
そんな私が、2009年3月6日にgooのブログを始めてからの訪問者数が一万人を突破したのが6月21日。
一万五千人を突破したのが7月25日で、8月26日にはついに二万人を突破。
9月29日には二万五千人を突破しました。
10月30日は三万人に達し、11月28日には三万五千人、12月31日には40316人にまで、日々順調に読者数を伸ばしてきております。
2010年1月31日には、累計45597人となりました。

そして・・・2012年4月3日には、累計15万7822人となりました。


アメーバは、2010年3月10日の開設以来、6月15日で一万アクセス突破。
7月27日には一万五千アクセス突破。
8月30日にはついに二万アクセス突破。
9月28日には、二万五千人突破です。
11月18日には、四万五千アクセスを突破。12月31日には、累計48555アクセスとなりました。
2010年1月31日には、累計50796アクセスとなりましたが、その後は数を集計するのを忘れていたため、詳しくは判りません。(笑)

アメブロには現在、新たに作成した新ブログと、旧ブログの二つが存在しております。


それだけでなく、Yahoo!、楽天でも情報発信と音楽紹介を。
はてなダイアリー、ヤプログ、livedoorでも情報発信を始めたので、全てのブログでのトータルアクセス数は、どれぐらいあるのでしょうか?(笑)

私の著書の代表作である『少年画報大全』(少年画報社)が2001年7月の発売以来、2009年の1月に3刷りをして、昨今の出版不況の中、定価2900円という高額の漫画史の研究書としては異例の一万部を突破し、現在も記録更新中ですが、私のブログはスポーツ関係やゲーム、最近の漫画評論家を名のる人達が大好きなエロやパロディなどの話題はなく、20世紀の冒険活劇の少年世界をテーマに書いているオジサンのブログのわりには、大健闘をしているのではないかと独り喜んでおります。
先程、Googleで[漫画史研究家]を検索したら、2680,000件中最初の30項目の内、1番目でこそ、Wikipediaの漫画評論、米澤嘉博さんの名前が出て来ますが、2・3・4・5・6・7・8・9・10・11・12・13・14・15・16・17・18・19・20・21・22・23・24・25・26・27・29番目の項目で私、本間正幸の関連項目が、[アニメーション史研究家]でも、967,000件中最初の20項目の内、1・2・3・4・5・6・7・8・9・10・11・12・13・15・16・17・18・20番目も私、本間正幸に関連する事柄が出て来ました。

アメーバにて一度限りでなく、いつもペタ返しをしてくれるのは、心優しくて綺麗な本人画像の更新が出来る若い女性達が多く、読者登録やアメンバーを承認してくれたのも皆、素敵な人達ばかり。
いつもコメントをくれたり、プチメをくれる人達もいるなど、嬉しい限りです。


これからは、昭和時代の少年少女漫画史を代表する名作だけでなく、宮崎 駿監督とスタジオジブリの作品群や、【ルパン三世】シリーズなど昭和時代のアニメーション史を飾る名作の数々、特撮史、映画史・テレビドラマ史などに残る少年少女の夢や憧れを描いた名作の数々も出来るだけ多く紹介してまいりますので引き続き皆さん、よろしくね!(笑)


漫画の匠・店長

昭和時代の漫画史研究家・昭和時代のアニメーション史研究家・社会学士

本間正幸
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昨日は父の日。我が家の家系図?

2012-06-18 00:37:10 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
ある時は昭和時代のアニメーション史研究家、またある時は昭和時代の少年少女漫画史研究家の本間正幸が店長をしているショッピングサイトがあります。

【漫画の匠】
http://www.manganotakumi.com

よろしくです。


さて、私のブログは2009年3月の開設以来2012年4月にトータル訪問者数16万人を達成したgooを初め、アメブロでは新・旧二つ、Yahoo!楽天で昭和時代の音楽紹介と記事更新、はてなダイアリー、ヤプログ、livedoorで記事更新をしております。


オウム高橋容疑者か?

東京・大田区西蒲田の漫画喫茶で身柄確保!

川崎で潜伏。

西蒲田の漫画喫茶で身柄確保なんて、私のテリトリーじゃないか!(笑)


さて、オウム騒動があった日は、私は水道橋駅で打合せ後、35年通い続けている私の縄張り?神田神保町の古書店や新刊書店を、半日かけて久しぶりに見廻りして来ました。(笑)

そして、昨日は東急沿線桜新町駅にある長谷川町子美術館へ行って来ました。
数年振り、二度目となる長谷川町子美術館、ミュージアムショップにて、磯野家系図を発見!
メープル味&チョコ味のサザエさん磯野家ファミリーケーキに、巻物で出来たミニ家系図が付いて来るとあっちゃあ、コレクターとして買わなければいけません。(笑)
前回購入したカツオちゃん、ワカメちゃん貯金箱は、販売終了となっていましたが、磯野家系図を入手出来たので大満足。
詳しいレポートは、後日改めてということで、とりあえずの報告です。
それでは、皆さん、おやすみなさい。
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オウム高橋容疑者?東京蒲田で確保

2012-06-15 10:41:57 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
ある時は昭和時代のアニメーション史研究家、またある時は昭和時代の少年少女漫画史研究家の本間正幸が店長をしているショッピングサイトがあります。

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さて、私のブログは2009年3月の開設以来2012年4月にトータル訪問者数16万人を達成したgooを初め、アメブロでは新・旧二つ、Yahoo!楽天で昭和時代の音楽紹介と記事更新、はてなダイアリー、ヤプログ、livedoorで記事更新をしております。


オウム高橋容疑者か?

東京・大田区西蒲田の漫画喫茶で身柄確保!

川崎で潜伏。

西蒲田の漫画喫茶で身柄確保なんて、私のテリトリーじゃないか!(笑)
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チエちゃん

2012-06-14 19:30:34 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
チエちゃん - 井上陽水 《歌詞付き》 アルバム「氷の世界」より
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【ふしぎなメルモ】ちゃん発見?

2012-06-12 19:33:27 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
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さて、私のブログは2009年3月の開設以来2012年4月にトータル訪問者数16万人を達成したgooを初め、アメブロでは新・旧二つ、Yahoo!楽天で昭和時代の音楽紹介と記事更新、はてなダイアリー、ヤプログ、livedoorで記事更新をしております。


今、スカパーでCSの番組[日テレプラス]にて、【ふしぎなメルモ】ちゃんが再放送しておりましたが、今度の金曜日で終了なのでとても残念。(涙)

今日の画像は、三年前の2009年東京国際アニメフェアの会場で手塚プロブースで見掛けたメルモちゃんのコスプレーヤーさん。

アニメに出てくるメルモちゃんの雰囲気や仕草そのままのコスプレに、思わず私も写真撮影をさせてもらっちゃいました。(笑)

手塚プロの松谷社長に、

「今年のメルモちゃんのコスプレーヤーさん、最高ですね!」

と、話かけると、松谷さんも

「そうだろ!(笑)」

と、笑顔で応じてくれました。(笑)

翌年の東京国際アニメフェアの手塚プロブースには、残念ながらメルモちゃんのコスプレーヤーさんの姿は無く、ガッカリ。(涙)

思わず手塚プロの松谷社長に、


「今年は、メルモちゃんのコスプレーヤーさん、いないんですね!残念です。(涙)」


と、話かけると、


「そうだね。」

と、同意見。

メルモちゃんの可愛いらしさは、永遠に不滅です!(笑)
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雨にも負けず風にも負けず(笑)

2012-06-10 14:54:52 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
参照記事:「トキワ荘と ぼく」長谷邦夫先生


「トキワ荘通り」さんからの情報と、はてなダイアリーでの長谷邦夫先生の記事を見て、私も「トキワ荘とぼく」長谷邦夫先生の講座に参加して来ました。

会費500円で、綺麗な施設の充実した内容の数々。

トキワ荘ファンなら、欠かせないエピソードの謎ときもあり、大満足の内容でした!(笑)

「かこう会」の写真は、一昨年、「『少年画報』昭和35年正月号完全復刻版」発売の際、石川球太先生の「だんがん選手」使用許諾のため、ご自宅に伺った際、実物を見せてもらいました。
石川先生は、当時から写真が趣味だったとのこと。
(復刻版には、寺田ヒロオ先生の「わんぱく記者」も掲載されているので、寺田ヒロオ先生の息子さんにも私から、使用許諾の連絡をさせていただいております。)
フィルムのエピソードについては、石森章太郎先生のトキワ荘についての書籍や、杉本五郎さんの書籍にも書いてありましたが、手塚先生、石森先生、杉本五郎さん、全て故人となっており、当時の関係者として長谷邦夫先生の発言は、事実を裏付けるものとして、大変貴重なものだし、長谷先生自身も、公の場で初めて語られたのではないか?
と、私は考えています。
南 汀子の謎も、これでスッキリしたし。(笑)

いつも役に立つ有難い情報ありがとうございますね!
昨日は、「まんが道」熱も高まり、そのまま「まんだらけ」へ直行しました。
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高橋真琴先生と故・永島慎二先生

2012-06-07 21:16:17 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
今日の東京新聞夕刊文化面「マンガ書籍に深い愛情 内記稔夫さんを悼むー長谷邦夫」先生の記事。

私が初めて現代マンガ図書館を訪ねたのは、オープンの新聞記事を見た小学生の頃、横浜から駆け付けたのですから遥か昔、三十年以上前のことです。

私は、11歳の少年の日に現代マンガ図書館にて絵物語の名作【砂漠の魔王】に出会います。

その頃の現代マンガ図書館では、年に四回の漫画即売展がありました。

【砂漠の魔王】や【黄金バット】【少年王者】は、当時から高価な稀少本であり、コレクターになり始めだった私にとっては、蔵書にすることなど、夢のまた夢。
漫画バカ一代、誓った日からコレクターとして、いつの日にか【砂漠の魔王】を手に入れてみたい。
そう夜空の星に願ったものです。
今年の夏、秋田書店 創立65周年記念特別企画として
【沙漠の魔王】

完全復刻版 福島鉄次・著
戦後の混乱期に少年少女に夢を与えた、昭和史に残る名作の完全復刻版!

が発売されます。

人の出会いは一期一会。(涙)

34年という時の流れは、人々が置かれている環境や境遇、立場をすっかり変えてしまいます。

5月19日(土)は、明治大学・米沢嘉博記念図書館のトークイベント

『「増刊ヤングコミック」と青年劇画の世界』ー70年代の劇画誌ブームを総括するー

石井隆、宮谷一彦、山上たつひこ、大友克洋など、先鋭的な作家の発表場所として語り継がれ、70年代の劇画の総決算的意味合いの強い『増刊ヤングコミック』。


講師:橋本一郎(作家、マンガ原作者)、戸田利吉郎(少年画報社代表取締役)、筧悟(別府大学客員教授、マンガ編集者)/司会進行:赤田祐一

に参加。

筧さんと私が深く関わったチクマ秀版社で、作品を復刻した故・上村一夫先生の御嬢さんと初対面。
筧さんに紹介してもらう。
講師の橋本さんとは、帰りの電車で横浜まで一緒。
その後、橋本さんから、朝日ソノラマ時代のインタビュー記事など、送っていただきました。

5月20日(日)は、日本の漫画史研究家の第一人者・清水勲先生の講座を聴きに、のらくろ館・森下文化センターへ。
講座終了後も、清水先生は会場に残られ、参加者からの個別の質問、相談に各々懇切丁寧に対応されていました。
最近私は、清水先生への挨拶を随分御無沙汰していたので、近況報告と、漫画史研究者としての日々の心掛けなどのアドバイスを受けるために、二人だけで喫茶店へ。

故・米沢嘉博さんと明治大学米沢嘉博記念図書館、現代マンガ図書館館長、故・内記稔夫さんの娘である内記ゆうこさんが代表を務める株式会社ないき、明治大学との微妙な関係など、志なかばで第一線を退く宿命だった先人たち漫画コレクター・研究者達の生涯・人生をまのあたりにして、一番年少である在野の漫画史研究家の私・本間正幸が、二万冊に及ぶ昭和時代の少年少女漫画、昭和時代のアニメーション映画のパンフレットや関連史料などの蔵書コレクションを元に今何を成すべきか?
成さなければならないのか?
人生という限られた大切な時間の中で出来ること、成し遂げなければならないことを、輝かしい業績、人間としての人柄も漫画史研究家の中で一番尊敬出来る現役の清水勲先生の生き方から、改めて考えさせられる日となりました。

5月25日(金)は、朝日新聞社 主催で浜離宮朝日小ホールにて16:00~開催された

第16回手塚治虫文化賞贈呈式・記念イベントに参加!
贈呈式

マンガ大賞『ヒストリエ』(講談社)岩明均氏

新生賞 伊藤悠氏『シュトヘル』(小学館)

短編賞ラズウェル細木氏『酒のほそ道』(日本文芸社)など一連の作品に対して

特別賞 あの少年ジャンプ
塩川書店五橋店 塩川祐一氏


対談「大賞受賞記念対談」

岩明均氏×あさのあつこ氏(選考委員・作家)永井豪氏(選考委員・マンガ家)


会場入口にて、杉並アニメーションミュージアム・鈴木伸一館長と待ち合わせ。
会場には、藤子マンガファンならお馴染のしのだひでお先生、山根青鬼先生、小野耕世先生、永田竹丸先生、ちばてつや先生など、手塚治虫先生ゆかりの先生方の姿が。
選考委員竹宮惠子先生は欠席。

トークイベント終了後は、鈴木伸一館長、しのだひでお先生、「藤子不二雄ファンはここにいる」で知られる稲垣高広さん、岐阜、名古屋からの熱心なファンの人達と、私の六人で、築地のお寿司屋さんで飲み会となり、手塚先生作品のマンガやアニメ、藤子先生作品のマンガやアニメ、ミュージアム、スタジオ・ゼロやラーメン大好き小池さん、トキワ荘ネタで大盛り上がり。(笑)


5月28日(月)は、門前仲町で第646回無声映画鑑賞会【地獄の蟲】主演・田村高廣【少年野口英世】に参加!


6月9日(土)まで

銀座ギャラリー向日葵(ひまわり)

TEL
[事務所]03-3573-1680
[会場]03-3572-0830

東京都中央区銀座5-9-13
銀座菊正ビル2F


Open 11:00~18:30
会期中無休 入場無料
にて、毎年恒例の

♪高橋真琴個展♪

薔薇のワルツ~音楽と少女たち~


が開催中。その案内状を、

真琴画廊さん

http://www.macotogarou.net/


からいただいたので、今日の夕方、高橋真琴先生へお礼の挨拶に行く。(今日の画像左。そして右は)

私が撮影協力したジャニーズのアイドルグループ嵐のメンバーが主演した映画【黄色い涙】の原作や、チクマ秀版社から関口シュン先生協力の下、私が【永島慎二の世界】をプロデュースしたことがある青春漫画の巨匠

[第七回 永島慎二遺作展]

6月7日(木)~6月19日(火)

AM10:00~PM8:00まで

阿佐ヶ谷喫茶室「cobu」にて

の案内葉書も届きました。

喫茶室「cobu」ご案内

〒166-0004
杉並区阿佐ヶ谷南1-36-12

Tel.(03)3316-0241


弥生美術館の現在の企画展は、

大正100年記念【大正から始まった日本のKawaii(カワイイ)展】カワイイ・ファンシーグッズを中心に


2012年4月5日(木)~7月1日(日)


休館日◎月曜日

時間◎午前10時~午後5時(入館は4時半まで)

料金◎一般900円 大高生800円 中小生400円


弥生美術館


http://www.yayoi-yumeji-museum.jp


竹久夢二美術館では、

2012年企画展
2012年大正100年


夢二と「大正時代」
竹久夢二と大正時代を再発見!


夢二と大正時代Ⅱ

「セノオ楽譜」デザインと京都時代の夢二を追って

ー大正5~8年を中心にー


学芸員によるギャラリートーク

6/10(日)15時~16時


私は、5月13日(日)の午後二時から弥生美術館のギャラリートークに参加し、午後三時からは、竹久夢二美術館のギャラリートークに参加する予定が参加出来ず。(涙)

午後四時からの出版美術研究会の会合にだけ参加しました。

さて、【のらくろ館】のある東京都江東区森下文化センターでは、


【田河水泡と弟子たち~そのユーモアの世界と系譜~】


があります。


回数:全5回
時間:14:00~15:30
定員:一般30名
会場:森下文化センター AVホール


おすすめの内容/講師

第1回 5/20(日)漫画史における『のらくろ』~水泡のユーモア世界/漫画・風刺画史研究 清水勲

は、終了しましたが、

第3回 7/15(日)田河水泡の弟子たち①~愛弟子が語る田河水泡/漫画家・のらくろトリオ 永田竹丸、漫画家・のらくろトリオ 山根青鬼

が、私のオススメです!
1300円で、第3回のみの参加も出来るようです。


〔申込先・主催〕

公益財団法人 江東区文化コミュニティ財団 江東区森下文化センター


今年の清水勲先生からの年賀状の返事の中には、

「今年も大いにご活躍下さい」

という直筆のメッセージをいただきました。

永田竹丸先生からは、寒中見舞いをいただいております。
山根青鬼先生の作品については、オンデマンド出版として、コミックパークから、

㈱パインウッドカンパニー編集・発行

『山根青鬼・山根赤鬼漫画道中記』

が発売されています。


本来、私が監修した【少年画報大全】は、米沢嘉博さんに依頼されていたもの。

米沢さんの代役として私、本間正幸が急遽大抜擢され幸運なデビューを飾り、今日があるのです。


現在の私の専門領域は、無声映画時代からの映画やアニメーション史研究と、大正・昭和の少年少女雑誌、少年少女小説、街頭紙芝居に絵物語、挿絵に音楽、ラジオ、テレビ、そして少年少女漫画史の研究になります。


《序章》

これから日本の戦後の漫画史、特に少年雑誌の歴史を知る上での必須アイテムになる一番有効な書籍は、私、本間正幸が監修し2001年に発売した


【少年画報大全】(少年画報社)定価2900円


である。
発売時に朝日新聞始め、毎日新聞、読売新聞夕刊、日本経済新聞や、雑誌の書評など当時の様々なメディアに大きく取り上げられた。
発売十年を過ぎてもロングランを続け、現在は三刷。
発行部数は軽く一万部を越えている。


大学教授の肩書きを持つ著者たちが、小さな出版社から発行部数三千部で増刷もなく、発売数年で自由価格本となり、絶版の道を辿っているのは何故か?
多くのマンガ評論家の研究本の類と【少年画報大全】とは、明らかに一線を画しているのである。
紹介した漫画家さんや作家さんの本など、毎年のように復刊され続け、美術館や博物館などの企画展も開催されている。
藤子不二雄A先生の【怪物くん】や望月三起也先生の【ワイルド7】の実写映画化など、私が特集を組み、インタービューした先生方は、今や再ブームが起きているのだ。
ここ十年来、今だ【少年画報大全】を越える実証的な少年雑誌の研究書は出てこない故、今も古さを感じさせないようだ。
別冊付録として付けた

【冒険活劇文庫】(昭和23年8月発行)創刊號のオリジナル本は、当時の市場価格が数十万した稀少本。


それまでの漫画研究本と、【少年画報大全】が一線を画した理由、それは実証的なデータと徹底した図版重視による初の漫画史研究本であるからだ。


戦後、日本の漫画が諸外国と比べ、独特な変化を遂げることが出来たのには、手塚治虫先生の登場だけでなく、戦前からの街頭紙芝居【黄金バット】や【ハカバキタロー】の影響があることをいち早く提唱した。
街頭紙芝居から、【黄金バット】や【少年王者】、絵物語オリジナルとなる【地球SOS】が誕生。
絵物語が昭和20年代の少年雑誌の世界を席巻し、昭和30年代前半に【赤胴鈴之助】の空前の大ヒットで漫画が一般の人達の間でも市民権を得る。
戦前からの流れを汲む大資本の出版社から出ていた少年雑誌『少年クラブ』や戦後生まれの『少年』などは、A5版で読み物や少年小説など活字が主体のままだった。
戦後、街頭紙芝居の大ヒット作【黄金バット】を看板に、絵物語中心、判型が一回り大きなB5判で新たに立ち上げられた革新的な少年雑誌が『冒険活劇文庫』である。
後に『少年画報』へと発展し、僅か十年足らずで日本一の少年雑誌へと急成長を遂げる。
けれども、世の中が落ち着きを取り戻し、人々の生活水準が向上すると、大資本系列の光文社発行の少年雑誌『少年』へとその王座を譲り渡さなければならなくなる。
戦後の少年雑誌の歴史は、とてもドラマチックであり、史料も煩雑となるため、正しい全貌を把握するには、ある程度の専門性と知識が必要とされる。
戦後の少年雑誌において、漫画史的に一番重要な雑誌は『冒険活劇文庫』と『少年画報』の歴史である。
『少年』は二番手となり、『漫画少年』が、その後に続く。
少年週刊誌誕生となれば、『少年マガジン』『少年サンデー』『少年キング』『少年ジャンプ』『少年チャンピオン』の五大少年週刊誌の歴史を押さえればいい。
そして『ガロ』と『COM』『ヤングコミック』に『ビッグコミック』の青年誌の流れも押さえておけば、入門編(笑)はOKだろう。


昭和の少年少女漫画史研究家を看板に、最近は昭和のアニメーション史研究家としても売り出し中の社会学士


本間正幸
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ニュー・マンガ・パラダイス

2012-06-04 20:18:14 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
映画「ニュー・シネマ・パラダイス完全オリジナル版」日本版劇場予告
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現代マンガ図書館館長・内記稔夫さん(享年74歳)ご冥福を祈ります。

2012-06-04 20:11:45 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
この道の果てまでも/堺 正章
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宮崎駿と【砂漠の魔王】に思う事

2012-06-03 22:25:16 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
今日の夕方、内記稔夫さん(享年74歳)が亡くなられたと云う知らせが入る。
私が初めて現代マンガ図書館を訪ねたのは、オープンの新聞記事を見た小学生の頃、横浜から駆け付けたのですから遥か昔、三十年以上前のことです。
けれども・・・【少年画報大全】発売以降、私は人として内記さんに絶縁宣言をしなければならず、今日、訃報の知らせを聞くことになります。

私は、11歳の少年の日に現代マンガ図書館にて絵物語の名作【砂漠の魔王】に出会います。
その頃の現代マンガ図書館では、年に四回の漫画即売展がありました。
【砂漠の魔王】や【黄金バット】【少年王者】は、当時から高価な稀少本であり、コレクターになり始めだった私にとっては、蔵書にすることなど、夢のまた夢。
漫画バカ一代、誓った日からコレクターとして、いつの日にか【砂漠の魔王】を手に入れてみたい。
そう夜空の星に願ったものです。
今年の夏、秋田書店 創立65周年記念特別企画として
【沙漠の魔王】

完全復刻版 福島鉄次・著
戦後の混乱期に少年少女に夢を与えた、昭和史に残る名作の完全復刻版!

が発売されます。
人の出会いは一期一会。(涙)
34年という時の流れは、人々が置かれている環境や境遇を変えて行きます。
以下の文は、最近の私の漫画史研究家としての日々を綴ったブログ記事の再録、再編集になりますので、参考までに。


5月19日(土)は、明治大学・米沢嘉博記念図書館のトークイベント

『「増刊ヤングコミック」と青年劇画の世界』ー70年代の劇画誌ブームを総括するー

石井隆、宮谷一彦、山上たつひこ、大友克洋など、先鋭的な作家の発表場所として語り継がれ、70年代の劇画の総決算的意味合いの強い『増刊ヤングコミック』。


講師:橋本一郎(作家、マンガ原作者)、戸田利吉郎(少年画報社代表取締役)、筧悟(別府大学客員教授、マンガ編集者)/司会進行:赤田祐一

に参加。

筧さんと私が深く関わったチクマ秀版社で、作品を復刻した故・上村一夫先生の御嬢さんと初対面。
筧さんに紹介してもらう。
講師の橋本さんとは、帰りの電車で横浜まで一緒。
その後、橋本さんから、朝日ソノラマ時代のインタビュー記事など、送っていただきました。

5月20日(日)は、日本の漫画史研究家の第一人者・清水勲先生の講座を聴きに、のらくろ館・森下文化センターへ。
講座終了後も、清水先生は会場に残られ、参加者からの個別の質問、相談に各々懇切丁寧に対応されていました。
最近私は、清水先生への挨拶を随分御無沙汰していたので、近況報告と、漫画史研究者としての日々の心掛けなどのアドバイスを受けるために、二人だけで喫茶店へ。

故・米沢嘉博さんと明治大学米沢嘉博記念図書館、現代マンガ図書館館長・内記稔夫さんの娘である内記ゆうこさんが代表を務める株式会社ないき、明治大学との微妙な関係など、志なかばで第一線を退く宿命だった先人たち漫画コレクター・研究者達の生涯・人生をまのあたりにして、一番年少であり現役バリバリの漫画史研究家の私・本間正幸が、二万冊に及ぶ昭和時代の少年少女漫画、昭和時代のアニメーション映画のパンフレットや関連史料などの蔵書コレクションを元に今何を成すべきか?
成さなければならないのか?
人生という限られた大切な時間の中で出来ること、成し遂げなければならないことを、輝かしい業績、人間としての人柄も漫画史研究家の中で一番尊敬出来る清水勲先生の生き方から、改めて考えさせられる日となりました。

5月25日(金)は、朝日新聞社 主催で浜離宮朝日小ホールにて16:00~開催された

第16回手塚治虫文化賞贈呈式・記念イベントに参加!
贈呈式

マンガ大賞『ヒストリエ』(講談社)岩明均氏

新生賞 伊藤悠氏『シュトヘル』(小学館)

短編賞ラズウェル細木氏『酒のほそ道』(日本文芸社)など一連の作品に対して

特別賞 あの少年ジャンプ
塩川書店五橋店 塩川祐一氏


対談「大賞受賞記念対談」

岩明均氏×あさのあつこ氏(選考委員・作家)永井豪氏(選考委員・マンガ家)


会場入口にて、杉並アニメーションミュージアム・鈴木伸一館長と待ち合わせ。
会場には、藤子マンガファンならお馴染のしのだひでお先生、山根青鬼先生、小野耕世先生、永田竹丸先生、ちばてつや先生など、手塚治虫先生ゆかりの先生方の姿が。
選考委員竹宮惠子先生は欠席。

トークイベント終了後は、鈴木伸一館長、しのだひでお先生、「藤子不二雄ファンはここにいる」で知られる稲垣高広さん、岐阜、名古屋からの熱心なファンの人達と、私の六人で、築地のお寿司屋さんで飲み会となり、手塚先生作品のマンガやアニメ、藤子先生作品のマンガやアニメ、ミュージアム、スタジオ・ゼロやラーメン大好き小池さん、トキワ荘ネタで大盛り上がり。(笑)


明日5月28日(月)は、門前仲町で第646回無声映画鑑賞会【地獄の蟲】主演・田村高廣【少年野口英世】が上映!


5月29日(火)からは、今年も銀座のギャラリー向日葵で開催される高橋真琴先生の個展の案内を、真琴画廊からいただく。
私が撮影協力したジャニーズのアイドルグループ嵐のメンバーが主演した映画【黄色い涙】の原作や、チクマ秀版社から関口シュン先生協力の下、私が【永島慎二の世界】をプロデュースしたことがある青春漫画の巨匠

[第七回 永島慎二遺作展]

6月7日(木)~6月19日(火)

AM10:00~PM8:00まで

阿佐ヶ谷喫茶室「cobu」にて

の案内葉書もいただく。

喫茶室「cobu」ご案内

〒166-0004
杉並区阿佐ヶ谷南1-36-12

Tel.(03)3316-0241


弥生美術館の現在の企画展は、

大正100年記念【大正から始まった日本のKawaii(カワイイ)展】カワイイ・ファンシーグッズを中心に


2012年4月5日(木)~7月1日(日)


休館日◎月曜日

時間◎午前10時~午後5時(入館は4時半まで)

料金◎一般900円 大高生800円 中小生400円


弥生美術館

〒113-0032
東京都文京区弥生2-4-3
TEL.03-3812-0012
http://www.yayoi-yumeji-museum.jp


竹久夢二美術館では、

2012年企画展
2012年大正100年


夢二と「大正時代」
竹久夢二と大正時代を再発見!


夢二と大正時代Ⅱ

「セノオ楽譜」デザインと京都時代の夢二を追って

ー大正5~8年を中心にー


学芸員によるギャラリートーク

6/10(日)15時~16時


竹久夢二美術館

弥生2-4-2

Tel:03(5689)0462


私は、5月13日(日)の午後二時から弥生美術館のギャラリートークに参加し、午後三時からは、竹久夢二美術館のギャラリートークに参加する予定が参加出来ず。(涙)

午後四時からの出版美術研究会の会合にだけ参加しました。

さて、【のらくろ館】のある東京都江東区森下文化センターでは、


【田河水泡と弟子たち~そのユーモアの世界と系譜~】


があります。


回数:全5回
時間:14:00~15:30
定員:一般30名
会場:森下文化センター AVホール
料金:5000円(全5回分)


おすすめの内容/講師

第1回 5/20(日)漫画史における『のらくろ』~水泡のユーモア世界/漫画・風刺画史研究 清水勲

は、終了しましたが、

第3回 7/15(日)田河水泡の弟子たち①~愛弟子が語る田河水泡/漫画家・のらくろトリオ 永田竹丸、漫画家・のらくろトリオ 山根青鬼

が、私のオススメです!
1300円で、第3回のみの参加も出来るようです。


〔申込先・主催〕

公益財団法人 江東区文化コミュニティ財団 江東区森下文化センター


今年の清水勲先生からの年賀状の返事の中には、

「今年も大いにご活躍下さい」

という直筆のメッセージをいただきました。

永田竹丸先生からは、寒中見舞いをいただいております。
山根青鬼先生の作品については、オンデマンド出版として、コミックパークから、

㈱パインウッドカンパニー編集・発行

『山根青鬼・山根赤鬼漫画道中記』

が発売されています。


本来、私が監修した【少年画報大全】は、米沢嘉博さんに依頼されていたもの。

米沢さんの代役として私、本間正幸が急遽大抜擢され幸運なデビューを飾り、今日があるのです。


現在の私の専門領域は、無声映画時代からの映画やアニメーション史研究と、大正・昭和の少年少女雑誌、少年少女小説、街頭紙芝居に絵物語、挿絵に音楽、ラジオ、テレビ、そして少年少女漫画史の研究になります。


《序章》

これから日本の戦後の漫画史、特に少年雑誌の歴史を知る上での必須アイテムになる一番有効な書籍は、私、本間正幸が監修し2001年に発売した


【少年画報大全】(少年画報社)定価2900円


である。
発売時に朝日新聞始め、毎日新聞、読売新聞夕刊、日本経済新聞や、雑誌の書評など当時の様々なメディアに大きく取り上げられた。
発売十年を過ぎてもロングランを続け、現在は三刷。
発行部数は軽く一万部を越えている。


大学教授の肩書きを持つ著者たちが、小さな出版社から発行部数三千部で増刷もなく、発売数年で自由価格本となり、絶版の道を辿っているのは何故か?
多くのマンガ評論家の研究本の類と【少年画報大全】とは、明らかに一線を画しているのである。
紹介した漫画家さんや作家さんの本など、毎年のように復刊され続け、美術館や博物館などの企画展も開催されている。
藤子不二雄A先生の【怪物くん】や望月三起也先生の【ワイルド7】の実写映画化など、私が特集を組み、インタービューした先生方は、今や再ブームが起きているのだ。
ここ十年来、今だ【少年画報大全】を越える実証的な少年雑誌の研究書は出てこない故、今も古さを感じさせないようだ。
別冊付録として付けた

【冒険活劇文庫】(昭和23年8月発行)創刊號のオリジナル本は、当時の市場価格が数十万した稀少本。


それまでの漫画研究本と、【少年画報大全】が一線を画した理由、それは実証的なデータと徹底した図版重視による初の漫画史研究本であるからだ。


戦後、日本の漫画が諸外国と比べ、独特な変化を遂げることが出来たのには、手塚治虫先生の登場だけでなく、戦前からの街頭紙芝居【黄金バット】や【ハカバキタロー】の影響があることをいち早く提唱した。
街頭紙芝居から、【黄金バット】や【少年王者】、絵物語オリジナルとなる【地球SOS】が誕生。
絵物語が昭和20年代の少年雑誌の世界を席巻し、昭和30年代前半に【赤胴鈴之助】の空前の大ヒットで漫画が一般の人達の間でも市民権を得る。
戦前からの流れを汲む大資本の出版社から出ていた少年雑誌『少年クラブ』や戦後生まれの『少年』などは、A5版で読み物や少年小説など活字が主体のままだった。
戦後、街頭紙芝居の大ヒット作【黄金バット】を看板に、絵物語中心、判型が一回り大きなB5判で新たに立ち上げられた革新的な少年雑誌が『冒険活劇文庫』である。
後に『少年画報』へと発展し、僅か十年足らずで日本一の少年雑誌へと急成長を遂げる。
けれども、世の中が落ち着きを取り戻し、人々の生活水準が向上すると、大資本系列の光文社発行の少年雑誌『少年』へとその王座を譲り渡さなければならなくなる。
戦後の少年雑誌の歴史は、とてもドラマチックであり、史料も煩雑となるため、正しい全貌を把握するには、ある程度の専門性と知識が必要とされる。
戦後の少年雑誌において、漫画史的に一番重要な雑誌は『冒険活劇文庫』と『少年画報』の歴史である。
『少年』は二番手となり、『漫画少年』が、その後に続く。
少年週刊誌誕生となれば、『少年マガジン』『少年サンデー』『少年キング』『少年ジャンプ』『少年チャンピオン』の五大少年週刊誌の歴史を押さえればいい。
そして『ガロ』と『COM』『ヤングコミック』に『ビッグコミック』の青年誌の流れも押さえておけば、入門編(笑)はOKだろう。


昭和の少年少女漫画史研究家を看板に、最近は昭和のアニメーション史研究家としても売り出し中の社会学士


本間正幸
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特撮史入門編70 年代特撮ヒーロー全集

2012-06-02 20:41:08 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
ある時は昭和時代のアニメーション史研究家、またある時は昭和時代の少年少女漫画史研究家の本間正幸が店長をしているショッピングサイトがあります。

【漫画の匠】
http://www.manganotakumi.com

よろしくです。


さて、私のブログは2009年3月の開設以来2012年4月にトータル訪問者数16万人を達成したgooを初め、アメブロ、Yahoo!楽天で昭和時代の音楽紹介と記事更新、はてなダイアリー、ヤプログ、livedoorで記事更新をしております。


今、スカパーでCSの番組[日テレプラス]にて、昭和時代の青春学園ドラマの最高傑作のひとつ[飛び出せ!青春]が再放送しております。

月曜日~金曜日の毎朝9時40分から10時30分までの放送で、翌朝6時から再放送。


1965年の[青春とはなんだ]から始まった東宝とテアトル・プロが共同で制作し、日本テレビから放映された青春学園ドラマの第6作目であり、シリーズ中の最高傑作。


この青春学園ドラマシリーズは、1969年の[炎の青春]を最後に休止していましたが、松竹制作の[おれは男だ!]の大ヒットを受け、その後番組として再開されることになります。


第13話「さらば高校五年生」にて、石橋正次さん演じる太陽学園の生徒・高木は休学しますが、ストーリー上では、女手ひとつで高木を育てていた母の病気の看病と、母が経営していた小料理屋をやっていくためでした。
実際は、「夜明けの停車場」で歌手として大ブレイクした石橋正次さんが多忙を極めたためのようだ。

私は、この頃の石橋正次さんの大ファンである。

特撮ヒーローとして日活青春スターの浜田光夫さんと競演した[アイアンキング]、村野武範さん演じる河野先生とのかけあいが印象深い[飛び出せ!青春]での太陽学園の生徒・高木役。

森田健作さんと競演した[おれは男だ!][おこれ男だ!]など。

特に[アイアンキング]の静弦太郎役と[飛び出せ!青春]での高木役が、私の大のお気に入りだったので、役者としての旬の時期に、せっかくレギュラーで出演していた名作ドラマを多忙のため降板せざるをえなかったということは、石橋さんの役者としての後のキャリアにも、少しは影響を与えたのではないだろうか?


第28話で復学(笑)するも、せっかくの当たり役・失われた時は、二度と戻りはしない。


私の考える、昭和時代の青春学園ドラマの二大傑作は、誰がなんと言おうと[おれは男だ!]と[飛び出せ!青春]である。

以前、昭和時代の

[青春学園ドラマ年表]

を、秋田書店から2002年秋に発売したコンビニ本
【ゆうひが丘の総理大臣】[総理がやってきたの巻]
の特別企画

[ゆうひが丘の総理大臣]徹底分析

中で発表済みなので今回特別に(笑)再録してみたい。

何故ならコンビニ本は、雑誌と同じく再販はされないため、後から入手するためには、困難を極めるからである。


青春学園ドラマ年表


(年)【タイトル】(放映局)出演


(S40年)
【青春とはなんだ】(日本テレビ)夏木陽介・藤山陽子


(S41年)
【これが青春だ】(日本テレビ)竜雷太・結城美栄子


(S42年)
【でっかい青春】(日本テレビ)竜雷太・広瀬みさ


(S43年)
【進め!青春】(日本テレビ)浜畑賢吉・岡田可愛


(S44年)
☆【柔道一直線】(TBS)桜木健一・吉沢京子、

☆【サインはV】(TBS)岡田可愛・中山仁


(S45年)
☆【おくさまは18歳】(TBS)岡崎友紀・石立鉄男

☆【ハレンチ学園】(東京12ch)児島美ゆき・小林文彦


(S46年)
☆【おれは男だ!】(日本テレビ)森田健作・早瀬久美

☆【ガッツ・ジュン】(TBS)藤間文彦・近藤正臣

☆【太陽の恋人】(NET)桜木健一・吉沢京子


(S47年)
【中学生日記】(NHK)


(S48年)
【飛び出せ!青春】(日本テレビ)村野武範・酒井和歌子


(S49年)
【われら青春!】(日本テレビ)中村雅俊・島田陽子

☆【愛と誠】(東京12ch)池上季実子・夏夕介


(S53年)
☆【ゆうひが丘の総理大臣】(日本テレビ)中村雅俊・由美かおる


(S54年)
【3年B組金八先生】(TBS)武田鉄矢・名取裕子


☆印はマンガ原作のドラマです。


さて、石橋正次さんや【アイアンキング】について話題にしたので、この機会に

「変身ヒーローの黄金時代がここに甦る!!」〔詳細データ付き〕

と帯にあり、昭和の特撮ヒーロー全盛時代の資料や作品放映リストなどデータが豊富な書籍、朝日ソノラマ【70年代特撮ヒーロー全集】を紹介することにしよう。

昭和の月刊少年漫画雑誌の歴史を知る上で【少年画報大全】が一番有効であるように、昭和の特撮史を知る上において、皆さんにもきっと役に立つのではないだろうか?
協力として、我が心の師匠・東映の平山 亨プロデューサー、ピー・プロダクションの故・鷺巣富雄さんこと、漫画家のうしおそうじ先生の名前もあり、信用がおけると云えるだろう。


「宇宙船別冊」3誌増補合本
〔70年代特撮ヒーロー全集〕1998年5月30日 第1刷発行。

定価3990円

2001年5月30日 第5刷発行

「変身ヒーローアルバム」(1986年12月15日発行)

「超人ヒーローアルバム」(1987年4月1日発行)

「超人ヒーローアルバム2」(1988年6月15日発行)

詳細な作品放映リストが紹介されているのは次の59作品。

'70年代東映特撮グラフティ
「変身ヒーローアルバム」

1.【仮面ライダー】全98話。制作/毎日放送、東映。


2.【人造人間キカイダー】全43話。制作/NET、東映。


3.【キカイダー01】全46話。制作/NET、東映。


4.【変身忍者 嵐】全47話。制作/毎日放送、東映。


5.【仮面ライダーV3】全52話。制作/毎日放送、東映。


6.【イナズマン】全48話。制作/NET、東映。*第26話より【イナズマンF】に改題。


7.【超人バロム・1】全35話。制作/よみうりテレビ、東映。


8.【ロボット刑事】全26話。制作/フジテレビ、東映。


9.【好き!すき!!魔女先生】全26話。制作/朝日放送、東映。

'70年代特撮グラフティ'71~'73
「超人ヒーローアルバム」

10.【スペクトルマン】全63話。制作/ピー・プロダクション、フジテレビ。*【宇宙猿人ゴリ】(1~20)、【宇宙猿人ゴリ対スペクトルマン】(21~39)、【スペクトルマン】(40~63)


11.【帰ってきたウルトラマン】全51話。制作/円谷プロダクション、TBS。


12.【シルバー仮面】全26話。TBS、宣弘社。*第11話より【シルバー仮面ジャイアント】に改題。


13.【ミラーマン】全51話。制作/円谷プロダクション、(フジテレビ)。


14.【快傑ライオン丸】全54話。制作/フジテレビ、ピー・プロダクション。


15.【ウルトラマンA】全52話。制作/円谷プロダクション、TBS。


16.【トリプルファイター】一回10分、一周一話完結、全26話。制作/円谷プロダクション、(TBS)。


17.【緊急指令10-4・10-10】全26話。制作/NET、円谷プロダクション。


18.【サンダーマスク】全26話。制作/東洋エージェンシー、ひろみプロ、(日本テレビ)。


19.【レインボーマン】全52話。制作/東宝、NET。


20.【アイアンキング】全26話。制作/TBS、宣弘社。


21.【ファイヤーマン】全30話。制作/円谷プロダクション、萬年社。(日本テレビ)


22.【魔人ハンターミツルギ】全12話。制作/フジテレビ、国際放映。


23.【白獅子仮面】全13話。制作/日本テレビ、大和企画。


24.【ジャンボーグA】全50話。制作/円谷プロダクション、毎日放送。


25.【流星人間ゾーン】全26話。制作/東宝映像、萬年社。


26.【ウルトラマンタロウ】全53話。制作/円谷プロダクション、TBS。


27.【風雲ライオン丸】全25話。制作/フジテレビ、ピー・プロダクション。


28.【スーパーロボットレッドバロン】全39話。制作/宣弘社、(日本テレビ)。


29.【ダイヤモンド・アイ】全26話。制作/NET、東宝株式会社。


30.【鉄人タイガーセブン】全26話。制作/フジテレビ、ピー・プロダクション。


おはよう!こどもショー(レッドマン/行け!ゴッドマン/行け!グリーンマン)

その他(新諸国物語・笛吹童子/恐怖劇場アンバランス/走れ!ケー100/へんしん!ポンポコ玉/クレクレタコラ/魔神ガロン/ワイルド7)

公開番組/突撃!ヒューマン!!

付記

70年代スーパーヒーローコミックリスト

70年代ヒーローのメディア展開

70年代特撮・アニメ年表

70年代日本特撮映画リスト


'70年代特撮グラフティ'74~'79
[超人ヒーローアルバム2]

31.【仮面ライダーX】全35話。制作/毎日放送、東映。


32.【電人ザボーガー】全52話。制作/フジテレビ、ピー・プロダクション。


33.【ウルトラマンレオ】全51話。制作/円谷プロダクション、TBS。


34.【スーパーロボットマッハバロン】全26話。制作/NTV、日本現代企画。


35.【仮面ライダーアマゾン】全24話。制作/毎日放送、東映。


36.【アクマイザー3】全38話。制作/NET、東映。


37.【仮面ライダーストロンガー】全39話。制作/毎日放送、東映。


38.【コンドールマン】全24話。制作/NET、TTP(東映)。


39.【秘密戦隊ゴレンジャー】全84話。制作/NET、東映。


40.【宇宙鉄人キョーダイン】全48話。制作/毎日放送、東映。


41.【ザ・カゲスター】全34話。制作/NET、東映、大広。


42.【忍者キャプター】全43話。制作/東映エージェンシー、東映、(東京12チャンネル)。


43.【超神ビビューン】全36話。制作/NET、東映。


44.【円盤戦争バンキッド】全26話。制作/東宝株式会社、(日本テレビ)。


45.【バトルホーク】全26話。東洋エージェンシー、ナック、(東京12チャンネル)。


46.【プロレスの星アステカイザー】全26話。制作/NET、萬年社、円谷プロダクション。


47.【快傑ズバット】全32話。制作/東映、東映エージェンシー、(東京12チャンネル)。


48.【大鉄人17】全35話。制作/毎日放送、東映。


49.【ジャッカー電撃隊】全35話。制作/NET、東映。


50.【小さなスーパーマン ガンバロン】全32話。制作/創英舎、(日本テレビ)。



51.【恐竜大戦争アイゼンボーグ】全39話。制作/東京12チャンネル、円谷プロダクション。



52.【スターウルフ】全24話。制作/よみうりテレビ、円谷プロダクション。*第14話より【宇宙の勇者スターウルフ】に改題。



53.【UFO大戦争戦え!レッドタイガー】全39話。制作/東京12チャンネル、創英舎。


54.【スパイダーマン】全41話。制作/東映エージェンシー、東映、(東京12チャンネル)。


55.【恐竜戦隊コセイドン】全52話。制作/東京12チャンネル、円谷プロダクション。*第40話より【恐竜戦隊コセイドン 戦え!人間大砲コセイダー】に改題。


56.【宇宙からのメッセージ 銀河大戦】全27話。制作/テレビ朝日、東映。


57.【バトルフィーバーJ】全52話。制作/テレビ朝日、東映、東映エージェンシー。


58.【メガロマン】全31話。制作/フジテレビ、東宝。


59.【仮面ライダー】全54話。制作/毎日放送、東映。


etc.

ミラーファイト、行け!牛若小太郎、冒険ロックバット、電撃!ストラダ5、がんばれ!!ロボコン、猿の軍団、ぐるぐるメダマン、巨獣惑星、円谷立体アニメ、恐竜探検隊ボーンフリー、5年3組魔法組、ロボット110番、冒険ファミリー ここは惑星0番地、透明ドリちゃん、西遊記、西遊記Ⅱ、科学冒険隊タンサー5、日本沈没、少年探偵団、それゆけ!カッチン、怪人二十面相、コメットさん、ふしぎ犬トントン
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続【タイガーマスク】アニメ史& 漫画史研究

2012-06-01 12:01:56 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
今日の画像は、徳間書店から昭和53年に発行された[ロマンアルバム]シリーズ⑤【タイガーマスク】。

物心がついた頃に、テレビアニメを、後になって『週刊少年ぼくらマガジン』(講談社)連載時の特集記事や、原作の漫画を読むことが出来た。

『ぼくらマガジン』は、講談社が昭和30年に創刊した月刊少年雑誌『ぼくら』を、『少年マガジン』より、低年齢の読者層に向けて月刊から週刊にモデルチェンジして続けられた雑誌であり、数年後に『週刊少年マガジン』に吸収合併されてしまう。
【タイガーマスク】は、『ぼくら』から、『ぼくらマガジン』を経て『週刊少年マガジン』へと3誌にまたがって連載された。
石森章太郎先生の【仮面ライダー】も『ぼくらマガジン』から『少年マガジン』へ連載が移っていたが、永井豪先生の【魔王ダンテ】は未完となり、後にアイデアを生かして名作【デビルマン】へと変貌を遂げる。
藤子・F・不二雄先生の【モジャ公】や、平井和正先生・原作/桑田次郎先生・絵の【デスハンター】、さいとう・たかを先生の【バロム1】、ちばてつや先生の異色作【餓鬼】など私好みの先生方の作品が多数連載されていた、今となっては幻の週刊少年漫画誌である。
梶原一騎先生の原作により、後にアニメ化されることになる【タイガーマスク】(辻なおき先生・絵)や、【巨人の星】(川崎のぼる先生・絵)、【あしたのジョー】(ちばてつや先生・絵/高森朝雄・名義)などの作品は、最初雑誌サイズ、雑誌形式の総集編として発売された後に新書本サイズに再度単行本化されている。
昨年、【タイガーマスク】伊達直人現象が話題となった時、ラジオのスタッフから私の所へ連絡が入り、

「【タイガーマスク】の漫画とアニメの違いについてラジオの生放送で解説をしてくれないか?」

と云うオファーがきた。

日本の漫画史とテレビアニメーション史の両方に精通している人物として、私以外あまりいないのが現状のようだ。

最近の人気漫画作品なら、単行本を入手し、人気アニメ作品なら、DVD化もされているので評論家が俄かファンを気取り簡単に解説も出来るが、過去の名作の場合は、評論家の手には負えなくなるらしい。

【タイガーマスク】の場合、テレビ放送中に発売された雑誌サイズの総集編は、残存数が少なく、新書版サイズで単行本化された時にはブームが去っており、さほど売れなかった。

サンケイ出版からB6版サイズで出版された時も、さほど話題にはならなかった。
新書版の復刻版が出たが直ぐに絶版となり、文庫化された本すら、購入している漫画史研究者は少なかったようだ。

私は、新書版サイズのオリジナル単行本と、復刻版の二つで揃えており、B6版も持っている。
[あしたのジョー]のように、雑誌サイズの総集編も揃えたいところなのだが・・・。

[タイガーマスク]の初出の掲載誌を全て揃えるのは、『月刊ぼくら』『週刊ぼくらマガジン』『週刊少年マガジン』三誌を集めなければならない。

さて、アニメ化された[タイガーマスク]なのだが、大人気を博したため、全105話と長期シリーズ化した。

また、今回画像を紹介したロマンアルバムは、当時からの熱心なアニメファンでなければ保存していない代物のため、[タイガーマスク]の漫画とアニメの両方を、評論家では直ぐに語れなかったようだ。(笑)

正に昭和の少年少女漫画史研究家&アニメーション史研究家としての私、本間正幸の面目躍如といったところである。
そんな訳で、これからは昭和の少年少女漫画史研究家&アニメーション史研究家を名乗っていきたいと思う。

日本には、正統な昭和の少年少女漫画史を語れる研究者が少ないだけでなく、昭和のアニメーション史を満足に語れる研究者さえ少ない。

先週まで放映された【タイガーマスク】のテレビアニメーションについて、おさらいしてみると・・・。

第1話「黄色い悪魔」

ゲストキャラクター、はげ頭のヘッドライト、金色のハリケーン、アイアンベア/演出・田宮 武/脚本・辻 真先/作画監督・木村圭一郎/美術・浦田又治/放映日・S44.10.2


アメリカで黄色い悪魔と恐れられたタイガーマスクが帰国した。
フェアな試合をすすめる馬場に逆らって、3人の外人レスラーを残酷な反則攻めで血祭りにあげてしまう。
悪役レスラーの秘密養成所"虎の穴"の出身者ではないかと疑う馬場。
そんな悪役、タイガーマスクに憧れるオンボロ孤児院「ちびっこハウス」の健太。
若月先生の妹ルリ子は、タイガーマスクに、10年前「虎のように強くなるんだ」といって孤児院を出ていった友だち、直人の面影をみる。


第2話「嵐を呼ぶ猛虎」

ゲストキャラクター、バロン・シクルナ、ジャック・ブリスコ/演出・白根徳重/脚本・三芳加也/作画監督・村田耕一/美術・秦 秀信/放映日・S44.10.9


お祭りでいじめっ子とケンカした健太はひとりはぐれてプロレス会場にもぐりこむ・・・。
日本プロレスに参加したタイガーマスクは猪木と組んで殺人男爵バロン、正義の業師ブリスコ組とタッグマッチ。
健太を捜しに若月とルリ子はタクシーで会場へ急ぐ。
無類の悪役ぶりを発揮して一本目はタイガーの反則負け。
正統派・猪木とのチームワークもバラバラ。
汚い策略で外人を同士打ちさせ、場内は騒然ー。
健太と一緒にいたルリ子は、何故かタイガーマスクが気にかかる。


第3話「帰って来た男」

ゲストキャラクター、ザ・モンスター/演出・矢吹公郎/脚本・安藤豊弘/作画監督・森 利夫/美術・浦田又治/放映日・S44.10.16


借金が返せず暴力団に追い出されそうなちびっこハウスに大金持ちとなった直人が訪問した。
力づくで追い出しを図る暴力団に、直人は弱虫ぶりを発揮。
臆病な直人を馬鹿にする健太。
タイガーマスクと同一人物ではないかと期待していたルリ子は失望する。
借金を立て替えることにして直人はハウスで楽しい一時を過ごし、夕方帰っていった。
その夜は、タイガーマスクと鋼鉄の頭を持つザ・モンスターの一戦。
必殺頭突きに苦しんだが、サマーソルト・キックで逆転勝利を飾る。


第4話「虎の穴」の掟

ゲストキャラクター、ミスターウルフ/演出・勝間田具治/脚本・鈴樹三千夫/作画監督・国保 誠/美術・秦 秀信/放映日・S44.10.23

ミスターウルフの鉄の牙を空手チョップで砕いたタイガーマスクだが、観客の罵声を浴びてその心は晴れない。
マスクを取り、辛く苦しい虎の穴での訓練を思い出す直人。
そこへ虎の穴のマネージャーX氏が現れた。
試合の賞金の50%を虎の穴に送るという鉄の掟を破り、孤児院に寄付した直人に、殺人レスラーを送るという。
虎の穴の復讐の恐ろしさを知る直人は、絶対服従を誓い直す。
その頃ハウスでは、利子を払えと暴力団・赤沼組に脅かされ、若月兄妹が悩んでいた。


第5話「決死の虎」

ゲストキャラクター、ポポ・アフリカ/演出・永樹凡人/脚本・辻 真先/作画監督・村田耕一/美術・秦 秀信/放映日・S44.10.30


虎の穴のレスラーに徹しようと決心したタイガーの相手は、アフリカのチャンピオン黒い魔人ポポ・アフリカ。
試合は、タイガーの反則攻撃で荒れに荒れた。
あまりの酷さに、馬場はタイガー追放を考えるが、ファンの子供がタイガーを怖がらぬことに気づき、思いとどまる。
一方、あくまでちびっこハウスを狙う赤沼組。
直人は悩み抜いた末、虎の穴に納めるべきファイトマネーを、赤沼組に全て渡してしまうのだった・・・。


第6話「恐怖のデス・マッチ」

ゲストキャラクター、ブラック・バイソン/演出・田宮 武/脚本・三芳加也/作画監督・小松原一男/美術・秦 秀信/放映日・S44.11.6


裏切り者タイガーマスクに、本物の虎をも一撃で倒した虎の穴の死の使い、ブラック・パイソンが挑戦した。
試合は、鉄格子の檻に囲まれたリング上での無制限デスマッチ。
反則の限りを尽す死闘が続き、バイソンはついに必殺技バイソン絞めでタイガーをとらえる。
骨の軋む不気味な音。
リング下で必死に声援する健太に励まされて窮地を脱したが、悪に憧れる健太に正しい生き方を示して欲しいと頼むルリ子に、タイガーマスクは、リング上に立ちつくした・・・。


第7話「血まみれの虎」
ゲストキャラクター、ブラック・バイソン/演出・田中亮三/脚本・安藤豊弘/作画監督・木村圭一郎/美術・浦田又治/放映日・S44.11.13


ルリ子の必死の願いに心を動かされたタイガーマスクは、反則をやめることを決意。
激闘の末、バックドロップでバイソンをマットに沈めた。
そんな姿に感動する健太と、タイガーマスクが直人であることを確信するルリ子。
翌日、ちびっこハウスでは健太たちとサッカーを楽しむ直人の姿があった。
「ちびっ子ハウスの子どもたちに、フェアプレーの精神と勇気を教えるためオレは正々堂々闘うぞ!」
改めて決意する直人の顔に、闘志がみなぎっていた。


第8話「虎の穴」の罠
ゲストキャラクター、ジョジョ、海坊主/演出・白根徳重/脚本・三芳加也/作画監督・国保 誠/美術・秦 秀信/放映日・S44.11.20


ミスターXは直人を事故死に見せかけて消そうと、催眠術師の陳、レーサーのジョジョ、怪力柔術家・海坊主の三人を差し向ける。
陳の催眠術で自殺させられそうになった直人は、危うく健太に助けられる。
スポーツカーで逃げる直人を、ジョジョの車と海坊主のダンプが挟み撃ち。
一瞬の隙に難を逃れた直人は、ミスターXを求めて敵の罠の中へ。
ジョジョと海坊主を倒し、反撃に転じた直人はようやくミスターXを追い詰めるが、それは、変装した陳だった・・・・・・。


第9話「飢えたゴリラマン」
ゲストキャラクター、ゴリラマン/演出・矢吹公郎/脚本・辻 真先/作画監督・森 利夫/美術・秦 秀信/放映日・S44.11.27

第10話「肉弾メガトンおとし」
ゲストキャラクター、ゴリラマン/演出・勝間田具治/脚本・三芳加也/作画監督・村田耕一/美術・浦田又治/放映日・S44.12.4

今回参考にさせてもらったロマンアルバムの主要リストは次の通り。

1.宇宙戦艦ヤマト
2.サイボーグ009
3.レインボー戦隊ロビン
4.デビルマン
5.タイガーマスク
6.スーパージェッター
7.鉄腕アトム
8.勇者ライディーン
9.マジンガーZ
10.カムイ外伝
11.さらば宇宙戦艦ヤマト
12.バンダーブック
13.あしたのジョー
14.ボルテスV
15.グレンダイザー
16.コンバトラーV
17.エイトマン
18.ダンガードA
19.アルプスの少女 ハイジ
20.闘将ダイモス
21.ザンボット3
22.宝島
23.海のトリトン
24.銀河鉄道999
25.マリンエクスプレス
26.ガンバの冒険
27.バビル二世
28.大恐竜時代
29.ダイターン3
30.キャプテンハーロック
31.宇宙戦艦ヤマト 2
32.ゲッターロボ & G
33.北の狼 南の虎
34.破李拳ポリマー
35.機動戦士ガンダム TV版
36.ヤマトよ永遠に
37.テッカマン
38.マルコポーロの冒険
39.サイボーグ009 超銀河伝説
40.キューティーハニー
41.わんぱく大昔クムクム
42.機動戦士ガンダム 劇場版
43.宇宙戦艦ヤマト Ⅲ
44.機動戦士ガンダム Ⅱ
45.さらば銀河鉄道999
46.未来少年コナン
48.イデオン TV版
49.1000年女王
50.機動戦士ガンダム Ⅲ
51.イデオン 劇場版
52.わが青春のアルカディア
55.六神合体ゴッドマーズ
56.宇宙戦艦ヤマト 完結編
58.ミンキーモモ
60.太陽の王子ホルスの大冒険
61.風の谷のナウシカ
62.ダンバイン
63.ボトムズ
66.アリオン
68.天空の城ラピュタ
69.となりのトトロ
70.魔女の宅急便

ふしぎの海のナディア
おもひでぽろぽろ
紅の豚
もののけ姫

『アニメージュ』が誕生するきっかけとなったロマンアルバムの功績は大きいと私は考えているので、その件に関しては後日改めて話をしてみたい。
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翳りゆく部屋

2012-05-31 17:57:18 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
翳りゆく部屋 荒井由実


映画【愛妻物語】の新藤兼人監督が、100歳で亡くなったので・・・。
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【昭和時代の少年漫画の復活】

2012-05-30 23:15:49 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
時代が大きく変わる時がある。
2011年3月11日の東日本大震災と、福島の原発問題は、東北に住む人達が置かれている生活基盤を変えてしまっただけでなく、私達を取り巻く生活環境の見直しや、1945年8月15日の終戦以来となる日本人の価値観や考え方を大きく変えようとしている。
2011年7月には、テレビも地上波からデジタルへと変わり、平成の映画やドラマより、昭和時代の映画やドラマ、アニメをBSやスカパー放送で懐かしむ人々が随分と増えたような気がする。
今年に入り、昭和の時代に『少年画報』と『週刊少年キング』(共に発行元は少年画報社)に連載された藤子不二雄Aの漫画【怪物くん】が実写で映画化され、同じく『週刊少年キング』の看板作品として10年間連載された望月三起也の漫画【ワイルド7】も、実写で映画化。
西岸良平の漫画が原作となる映画【ALWAYS 三丁目の夕日】は、シリーズ三作目の舞台を昭和39年の東京オリンピックとして公開され、6月16日には梶原一騎原作、ながやす巧画で『週刊少年マガジン』(講談社)に連載された漫画【愛と誠】が、36年振りに再映画化され公開される。
平成の世となり24年、昭和時代の名作漫画が実写映画として軒並み復活するという現象は、漫画やアニメに対する日本人の価値観や考え方が変化してきていることを実感させてくれる出来事だ。
今まで地上波のテレビで、中々再放送されなかったテレビドラマや映画の幻の名作は、DVD化やオンデマンド放送として楽しむことが出来るようになり、昭和時代の名作漫画も、商業出版としての復刻と、電子書籍化、オンデマンド出版として続々と復活を遂げ、読者の選択肢を広げている。
昭和レトロブームとも言うべき現象は、何も日本ばかりに起こっているわけではないようで、今年のアメリカのアカデミー賞は無声映画時代を見直すように【アーティスト】と【ヒューゴの不思議な発明】どちらが多くのオスカーを獲得出来るかが話題となっていた。
百聞は一見にしかず。
かつて、日本一の月刊少年雑誌だった『少年画報』の版元である少年画報社では、2001年発売の【少年画報大全】発売開始以来、満を時しての発売となる「『少年画報』昭和35年正月号」を完全復刻し、部数限定で2010年11月末に販売を開始したところ、NHKや日本テレビなどの情報番組でも紹介され、書店店頭での販売分は全て終了し、現在残部僅少のため、少年画報社販売部直販のみの取扱いとなっている。
漫画やアニメ、特撮に映画など、【昭和時代】を振り返ることが、平成24年現在最新流行を読みとくキーワードになるようだ。(映画と漫画史研究家 本間正幸)

以上、[Free paper Dio(ディオ)vol.11]2012.4.15に発表させていただいた私のessayです。(笑)


Free paper Dioは、HP「三木露風文学館 URL:http://www3.nns.ne.jp/pri/kizansou」からお届けします。

Dioの会HP、ブログ(http://dio.justhpbs.jp)もご覧下さい。


かつて、プロの文筆業の活字原稿の発表媒体は、新聞、雑誌、書籍などに限られていました。

素人からプロの物書きに成るためには・・・、

新聞社や出版社主催の文学賞や新人賞を受賞する!(笑)

何て滅多に受賞出来る人はいないので、普通は地道に同人誌や自費出版で作品を発表し続けたり、フリーライターや名前の出ないゴーストライターとして裏方の活動を続け、いつの日にか晴れの舞台である大手出版社から、名前と原稿料の出る商業出版の著書を発売し、大手新聞や雑誌の書評欄などで取り上げてもらえることが出来たらいいな!

と、夢みるのではないでしょうか?


将棋の世界には、プロとなるための組織・新進棋士奨励会があり、アマとの実力の差が歴然としてましたが、音楽や役者、作家など素人とプロの実力の差を見極めるのが一般の人にはとても難しい世界があります。
作家など文筆業の場合、その文才を見極めてくれるのがプロの編集者の仕事になります。

文筆業になる場合、引用や、孫引きではない自分自身の言葉で責任を持って発言しなければ、プロとして通用しません。

また、発表する媒体の読者を想定し、より多くの共感を得られなければ、次の仕事の依頼は、やって来ません。

人気ブロガーさんが、商業出版で通用するか、否かは、お金を出してまで、その人の文章を読んでくれる人達がどれだけいるのかにかかってきます。

インディーズのバンドやアーティストが、メジャーデビューを果たした後、どれだけCDが売れたり、楽曲をダウンロードしてもらえるか?どうか?

俳優や役者さん達にしても、映画やテレビで活躍する以外に、舞台に出演した際、チケットが売れる役者さんかどうか?

みんな、プロとして続けていくには、大変な狭き門なのです。

現在、様々な業界のプロの人達が、素人に混ざってブログを更新しています。

面白いのは、プロの人達よりも、素人の人達の方がブロガーとして人気があったりする逆転現象が頻繁に起こり得るということです。(笑)

何故なら、忙しいプロの人達は、お金にならないブログで、本職並の仕事は発表しないため、毎日、たくさんのブログ記事を更新し、コメントなどで交流を続ける熱心な素人ブロガーさんが、人気ブロガーになってしまうことがあるのです。

けれども、人気ブロガーになったからといって、プロとして通用すると考えたら大間違い。

プロとアマとの差というものは、かつて芥川龍之介が【朱儒の言葉】の中で述べた天才の如きもの。

「天才とはわずかに我々と一歩を隔てたもののことである。
同時代は常にこの一歩の千里であることを理解しない。」

私は、中学から高校時代に芥川龍之介の作品世界に魅せられていたため、常にこの言葉を意識し肝に命じて過していた時期があります。(笑)


さて、私のブログは昭和時代の少年少女漫画史研究をメインに情報発信を始めました。

日々の地道な暮らしとは裏腹な、新聞社や美術館などでの華やかなイベントや企画展などへの私の参加体験報告も、記事にしてみました。
私がブログの読者さん達を通じて感じたこと、需要と供給のバランスを考えた時、漫画史とアニメ史を別物として捉える従来の先人の研究者達の考え方を改め、漫画を社会学における文化として捉えるならば、もはや昭和の少年少女漫画史研究の側面に、昭和のアニメーション史研究の側面も加えるべき時期が到来していることを肌で実感致しました。

これからは、現状に即したアニメーション史研究に関する情報発信もしてまいりますので、皆さんよろしくね!(笑)

昭和時代の少年少女漫画史研究家であり、昭和時代のアニメーション史研究家の社会学士


本間正幸
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青春学園ドラマ[飛び出せ!青春]

2012-05-29 06:32:00 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
ある時は昭和時代のアニメーション史研究家、またある時は昭和時代の少年少女漫画史研究家の本間正幸が店長をしているショッピングサイトがあります。

【漫画の匠】
http://www.manganotakumi.com

よろしくです。


さて、私のブログは2009年3月の開設以来2012年4月にトータル訪問者数16万人を達成したgooを初め、アメブロ、Yahoo!楽天で昭和時代の音楽紹介と記事更新、はてなダイアリー、ヤプログ、livedoorで記事更新をしております。


今、スカパーでCSの番組[日テレプラス]にて、昭和時代の青春学園ドラマの最高傑作のひとつ[飛び出せ!青春]が再放送しております。

月曜日~金曜日の毎朝9時40分から10時30分までの放送で、翌朝6時から再放送。


1965年の[青春とはなんだ]から始まった東宝とテアトル・プロが共同で制作し、日本テレビから放映された青春学園ドラマの第6作目であり、シリーズ中の最高傑作。


この青春学園ドラマシリーズは、1969年の[炎の青春]を最後に休止していましたが、松竹制作の[おれは男だ!]の大ヒットを受け、その後番組として再開されることになります。


第13話「さらば高校五年生」にて、石橋正次さん演じる太陽学園の生徒・高木は休学しますが、ストーリー上では、女手ひとつで高木を育てていた母の病気の看病と、母が経営していた小料理屋をやっていくためでした。
実際は、「夜明けの停車場」で歌手として大ブレイクした石橋正次さんが多忙を極めたためのようだ。

私は、この頃の石橋正次さんの大ファンである。

特撮ヒーローとして日活青春スターの浜田光夫さんと競演した[アイアンキング]、村野武範さん演じる河野先生とのかけあいが印象深い[飛び出せ!青春]での太陽学園の生徒・高木役。

森田健作さんと競演した[おれは男だ!][おこれ男だ!]など。

特に[アイアンキング]の静弦太郎役と[飛び出せ!青春]での高木役が、私の大のお気に入りだったので、役者としての旬の時期に、せっかくレギュラーで出演していた名作ドラマを多忙のため降板せざるをえなかったということは、石橋さんの役者としての後のキャリアにも、少しは影響を与えたのではないだろうか?


第28話で復学(笑)するも、せっかくの当たり役・失われた時は、二度と戻りはしない。


私の考える、昭和時代の青春学園ドラマの二大傑作は、誰がなんと言おうと[おれは男だ!]と[飛び出せ!青春]である。

以前、昭和時代の

[青春学園ドラマ年表]

を、秋田書店から2002年秋に発売したコンビニ本
【ゆうひが丘の総理大臣】[総理がやってきたの巻]
の特別企画

[ゆうひが丘の総理大臣]徹底分析

中で発表済みなので今回特別に(笑)再録してみたい。

何故ならコンビニ本は、雑誌と同じく再販はされないため、後から入手するためには、困難を極めるからである。


青春学園ドラマ年表


(年)【タイトル】(放映局)出演


(S40年)
【青春とはなんだ】(日本テレビ)夏木陽介・藤山陽子


(S41年)
【これが青春だ】(日本テレビ)竜雷太・結城美栄子


(S42年)
【でっかい青春】(日本テレビ)竜雷太・広瀬みさ


(S43年)
【進め!青春】(日本テレビ)浜畑賢吉・岡田可愛


(S44年)
☆【柔道一直線】(TBS)桜木健一・吉沢京子、

☆【サインはV】(TBS)岡田可愛・中山仁


(S45年)
☆【おくさまは18歳】(TBS)岡崎友紀・石立鉄男

☆【ハレンチ学園】(東京12ch)児島美ゆき・小林文彦


(S46年)
☆【おれは男だ!】(日本テレビ)森田健作・早瀬久美

☆【ガッツ・ジュン】(TBS)藤間文彦・近藤正臣

☆【太陽の恋人】(NET)桜木健一・吉沢京子


(S47年)
【中学生日記】(NHK)


(S48年)
【飛び出せ!青春】(日本テレビ)村野武範・酒井和歌子


(S49年)
【われら青春!】(日本テレビ)中村雅俊・島田陽子

☆【愛と誠】(東京12ch)池上季実子・夏夕介


(S53年)
☆【ゆうひが丘の総理大臣】(日本テレビ)中村雅俊・由美かおる


(S54年)
【3年B組金八先生】(TBS)武田鉄矢・名取裕子


☆印はマンガ原作のドラマです。


番組概要

【飛び出せ!青春】

日本テレビ青春ドラマシリーズ最高傑作と名高い学園青春ドラマの決定版が日テレプラスに初登場。(全43話)

番組内容

熱血教師・河野武に扮した村野武範が、劣等性揃いのサッカー部の顧問となり、体当たりで生徒たちにぶつかっていく。
第1話のタイトルでもある「レッツ・ビギン Let's begin!」が合言葉であり、テーマとなっている。
青い三角定規の歌う主題歌「太陽がくれた季節」が大ヒットとなったほか、村野武範も劇中挿入歌を担当し、音楽についても話題となった。

【地上波放送日】
1972年2月20日~1973年2月18日


登場人物

河野武(英語)村野武範

本倉明子(国語、理事長の姪)酒井和歌子

杉田良策校長・有島一郎

江川俊介教頭・穂積隆信

塚本信二(世界史)柳生博

後藤梅子(寮母)菅井きん

名和半次郎(ラーメン屋)名古屋章

本倉惣之介(理事長)佐藤慶

太陽学園生徒

高木勇作・石橋正次

片桐次郎・剛達人

柴田良吉・頭師佳孝

山本大作・保積ぺぺ

木次祐一・沖正夫(後の森川正太)

森下真樹・青木英美

畑野ふみ子・降旗文子

生田みどり・大田黒久美

南百合子(購買部)田坂都

高木江美子(勇作の母)南風洋子

柴田美鈴(良吉の母)三崎千恵子

山本豊子(大作の母)塩沢とき

綾野(本倉家の家政婦)千石規子

畑野大五郎(ふみ子の父)下川辰平

木下勇吉(県立東高校サッカー部顧問)藤木悠


スタッフ

監修・千葉泰樹

プロデューサー・黒田正司、岡田晋吉、中村良男

脚本・鎌田敏夫、永原秀一、上條逸雄、須崎勝彌、田上雄、田波靖男、木村佳世、武田宏一、鴨井達比古

監督・高瀬昌弘、土屋統吾郎、石田勝心

音楽・いずみたく

主題歌

「太陽がくれた季節」

作詞・山川啓介

作曲・いずみたく

編曲・松岡直也

歌・青い三角定規


挿入歌

「青春の旅」

作詞・山川啓介

作曲・いずみたく

編曲・松岡直也

歌・青い三角定規


放映リスト

#1.「レッツ・ビギン Let's begin!」1972.2.20監督・高瀬昌弘、脚本・鎌田敏夫、ゲスト・藤木悠、水谷邦久

#2.「ヘソはお前だ!」1972.2.27

#3.「華々しき悪戯」1972.3.5

#4.「やるぞ見ていろカンニング」1972.3.12

#5.「ああ雀パイに花うけて」1972.3.19

#6.「ラウ゛ラウ゛行進曲」1972.3.26

#7.「このバカを許して下さい」1972.4.2

#8.「男の涙は伊達じゃない」1972.4.9

#9.「殴られ屋引き受けます」1972.4.16

#10.「男なら特訓特訓また特訓」1972.4.23

#11.「あの裏山を守れ!」1972.4.30

#12.「ガラクタ楽団全員集合!」1972.5.14

#13.「さらば高校五年生!」1972.5.21

#14.「月光仮面は正義の味方!!」1972.6.4

#15.「栄光とはなんだ!!」1972.6.11

#16.「友情か恋愛かそれが問題だ!!」1972.6.25

#17.「老人パワー大爆発!」1972.7.2

#18.「俺に出来ないこともある!」1972.7.9

#19.「北海道へは着いたけど」1972.7.23

#20.「この遥かなる道」1972.7.30

#21.「学園の子連れ狼」1972.8.6

#22.「飛び込もう青春の海へ!」1972.9.3

#23.「受験戦争に参加せよ!」1972.9.24

#24.「校長!あなたまでがそんなことを!?」1972.10.1

#25.「その喧嘩私が買います!!」1972.10.8

#26.「怪談 ついにキャーッと云わせた!!」1972.10.15

#27.「犬も歩けば恋に当たる!」1972.10.22

#28.「学校が面白いなんてバカじゃないか!!」1972.10.29

#29.「君がやるなら俺もやる!」1972.11.5

#30.「あなたがいなくなると私は淋しい・・・」1972.11.12

#31.「ともに歩こう明日に向かって!!」1972.11.19

#32.「友達だもの、信じるよ!!」1972.11.26

#33.「35点は落第点!!」1972.12.3

#34.「くたばれコンプレックス!!」1972.12.10

#35.「私はダメな女!?」1972.12.17

#36.「太陽劣等改造論!?」1972.12.24

#37.「結局はタダの人間なのか先生も!!」1972.12.31

#38.「気楽に行こうぜオレたちだけは!!」1973.1.7

#39.「貴様と俺とは同期の桜」1973.1.21

#40.「オレは谷岡だッ!!」1973.1.28

#41.「星の王女様になりたい!」1973.2.4

#42.「教師は生徒の応援団!」1973.2.11

#43.「仰げば尊し?わがビギン!!」1973.2.18
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