196万PV達成!漫画史研究家・本間正幸監修【少年画報大全】(少年画報社・現在三刷)更新復活

【20世紀冒険活劇の少年世界】メトロポリス漫画総合研究所(since1997)から、昭和の映画、出版美術、音楽を!

みんないい人に僕も仲間入りか?

2018-10-01 03:09:54 | 昭和末期・横浜鶴見のある不良少年の物語
先日、世界名作劇場の本を購入したので、2011年11月5日の元記事に、データを追加して改訂致します。

私が店長をしているショッピングサイトがあります。

【漫画の匠】
http://www.manganotakumi.com

よろしくです。


久しぶりの記事更新、今日の画像は、本日午後1時30分より相模原市立あじさい会館ホールで行われた

第42回 相模原市社会福祉大会

【市民みんないいひとの日】

第1部表彰と感謝のつどいにて、社団法人 神奈川県映画教育協会の理事長の代理人として私が参加し、いただいてきた感謝状です。

アメーバと、gooブログ、ヤプログの読者の皆さんには、今年の春に紹介した障害のある子供達も、健常者の子供達も一緒に楽しむことが出来るバリアフリーのアニメDVDセットを相模原市の社会福祉協議会に寄贈した功績により、贈られた感謝状なのです。(涙)

私は、相模原市民でなく、横浜市民なのですが、(笑)私達神奈川県映画教育協会のメンバーによる地道な日々の活動がこうした目に見えるかたちとなって社会福祉協議会から感謝状まで贈られるということは、とても嬉しい限りなのです。
私の力は、蟷螂の斧ですが、常日頃から日本の漫画やアニメを通して、これからの日本の社会を担って行く子供達に夢や憧れ、そして健全な精神の成長に少しでも役に立つことが出来るならばと活動をして来ました。
少年時代は、横浜鶴見の路地裏の不良少年と呼ばれたこの私が、こんなにも早く「いいひと」の仲間入りをして表彰と感謝のつどいにて感謝状を受け取る日(あくまで理事長の代理人としてですけど・・・(笑))が来るということは、まるで予想もしなかっただけに、何故か妙に照れ臭く、嬉しいのです。(笑)
清く正しく(貧しく)美しく!
私は、これからも、映画と漫画史研究家として、陽の当たる坂道を一生懸命努力して頑張って生きて行きたいと思います。


以下の文章は、私が大好きな日本アニメーション【世界名作劇場初期5作品】について感想を述べた記事の再録になりますので参考として!

第1作・「フランダースの犬」
1975.1.5~1975.12.28
原作:ウィーダ(ルイズ・ド・ラ・ラメー)
演出:黒田昌郎
脚本:中西隆三、加瀬高之、吉田義昭ほか
op「よあけのみち」ED「どこまでもあるこうね」

リアルタイムで夢中になって観てました。
子供時代の私に、初めて生きるとは何か?人の運命とは?などをぼんやりと考えさせ、その後の人生観にも大きな影響を与えてくれた作品です。

第2作・「母をたずねて三千里」
1976.1.4~1976.12.26
原作:エドモンド・デ・アミーチス「クオレ」より
監督:高畑勲
脚本:深沢一夫
op「草原のマルコ」ED「かあさんおはよう」

「フランダースの犬」ラストの衝撃の寂しさは直ぐには抜けることなく、簡単にネロからマルコへ感情移入することが出来ませんでした。
話の暗さもあり、直ぐに脱落してしまいましたね!(笑)

第3作・「あらいぐまラスカル」
1977.1.2~1977.12.25
原作:スターリング・ノース「はるかなるわがラスカル」
監督:遠藤政治、斎藤博、腰繁男
脚本:宮崎晃、佐藤嘉助、太田省吾、加藤盟
op「ロックリバーへ」ED「おいでラスカル」

前作「母をたずねて三千里」と違って爽やかな始まり方、そして明るく前向きなストーリーでもあり、通して気楽に楽しんで観ておりました。(笑)
お話のラスト、ラスカルとの別れは、当時はあまり悲しく感じませんでしたね!なぜなら、ラスカルには友達もいる大自然に帰れたのですから。


第4作・「ペリーヌ物語」
1978.1.1~1978.12.31
原作:エクトル・マロ「家なき娘」
演出:斎藤博、腰繁男
脚本:宮崎晃、佐藤嘉助、加藤盟
op「ペリーヌものがたり」ED「気まぐれバロン」

「アルプスの少女ハイジ」の時は、幼かったので、女の子が主人公の話でも違和感を感じずに感情移入が出来ましたが、この頃にはもう女の子が主人公の話には興味がなく、最初からついて行けませんでした。(笑)
話の内容は、全然観ていなかったので、残念ながらいまだにどんな話なのか判りません。

第5作・「赤毛のアン」
1979.1.7~1979.12.30
原作:ルーシー・モード・モンゴメリ
演出:高畑勲
脚本:千葉茂樹、高畑勲、神山征二郎、荒木芳久ほか
op「きこえるかしら」ED「さめない夢」

主題歌の素晴らしさと、子供の頃に「赤毛のアン」の話を読んでいたのもあり、再び通して観ることになります。(笑)

この後、世界名作劇場を再びリアルタイムで熱心に観たのは、「小公女セーラ」ぐらいになってしまいますね!(笑)


そして最近私がはまっているのは、


第21作【ロミオの青い空】
1995.1.15~12.17
原作リザ・テツナー「黒い兄弟」
監督楠葉宏三
脚本島田満
op「空へ・・・」ED「Si Si Ciao~ロマナの丘で~」


です。


『黒い兄弟』を原作に世界名作劇場シリーズの末期に作られたこのアニメ、最初は主題歌の素晴らしさに引き込まれてDVDをレンタルして観るようになってからそのあまりの素晴らしさに驚きました。
他の世界名作劇場に較べて作品の知名度の低さ、そして子供向きアニメ枠での放送、更に世界名作劇場シリーズの長期化による人気の低迷のためか、一般的にはまだあまり知られていないのだけが少し残念です。
けれども、子供の頃リアルタイムで観た世代の評価はずば抜けて高く、オジサンである私が現在観ても、世界名作劇場シリーズ屈指のクオリティーだと思います。
無人島へ世界名作劇場シリーズのDVDをふたつだけ持って行けるとしたら、私は、『フランダースの犬』と『ロミオの青い空』を持って行き、繰り返し観て暮らしたいと思います。

『フランダースの犬』は、どんな境遇や環境にあろうとも、夢を持ち努力を続けることの素晴らしさを子供の私に教えてくれました。
オジサンになってから観た『ロミオの青い空』は、自由と平等の素晴らしさと、子供の頃に抱いていた向上心、どんな境遇や環境にいようとも、努力して頑張って生きている少年達の素晴らしさを思い出させてくれたのです。
大人になって、夢を叶えられた人は、皆、努力して頑張って生きてきた人だけだと思われます。
子供の頃から、親に与えられた恵まれた環境で良い学校、良い大学へと進んできた人達も、社会に出て就職する際に自分の好きなことを仕事に出来るとは限りません。
才能と努力と一生懸命に頑張ること、そして健康な体と健全な精神があって、初めて夢を叶え、運も味方をしてくれるような気がします。
ブログをみていると、生まれ育った環境や境遇を言い訳とし、努力して頑張ることはせず、自らの不運、不幸は全て他人や社会のせいだとする匿名の暇な爺さん、オジサン、オバサン達がおりますが、全て人の運命とは因果応報であり自業自得なのではないでしょうか。

「なぜなら、神様はけっして真実をお忘れになることはないのだから。」


映画と漫画史研究家


本間正幸

第6作、トム・ソーヤーの冒険
1980.1.6~1980.12.28
原作:マーク・トウェイン
演出斎藤博
脚本宮崎晃、加藤盟、太田省吾ほか
op「誰よりも遠くへ」ED「ぼくのミシシッピー」
コメント
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