196万PV達成!漫画史研究家・本間正幸監修【少年画報大全】(少年画報社・現在三刷)更新復活

【20世紀冒険活劇の少年世界】メトロポリス漫画総合研究所(since1997)から、昭和の映画、出版美術、音楽を!

今の気分は『眠れマッハバロン』

2010-01-31 03:09:47 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
今日の画像は
『懐かしの特撮ヒーロー大全6』
(1995.2.1/東芝EMI株式会社より)

『スーパーロボット マッハバロン』

原案/斎藤汎司、渡辺一彦
放映系列/日本テレビ系
製作/日本現代企画
放映期間/S49.10.7~50.3.31


マッハバロン

作詞/阿久 悠
作曲/井上忠夫
歌/すぎうらよしひろ


悪の天才が 時に野心を抱き
世界征服を 夢みた時に
君はどうする
君はどうするか 君は
じゅうりんされて
黙っているか
今だ出撃 マッハバロン
スーパーロボット
マッハバロン
マッハレコーダー
ぶっ放せ
来たぞ
ララーシュタインのロボット軍団
頼む頼む 頼む頼む
マッハバロン


悪のサイボーグ
悪のロボットの群れ
それを操って 挑んで来たら
君はどうする 君はどうするか 君は
悪魔の前に ひざまずくのか
今だ出撃 マッハバロン
スーパーロボット
マッハバロン
マッハトリーガー
決まったぞ
来たぞ
ララーシュタインのロボット軍団
頼む頼む 頼む頼む
マッハバロン


アメブロの邪悪にて卑劣なるストーカー達の嫌がらせも、最近は遠くへ去って行き、今は静かな日々をのんびり過ごしています。


眠れマッハバロン


作詞/阿久 悠
作曲/井上忠夫
歌/すぎうらよしひろ


マッハバロン 眠れ眠れ
お前が 静かに眠れる世の中が
平和で 一番すばらしい時
それを 父さんも祈っているだろう
遠い世界で 祈っているだろう
マッハバロン 眠れ眠れ
お前の使命を 終らせてあげたい
戦う機械で なくしてあげたい


マッハバロン 眠れ眠れ
お前が 静かに眠れる世の中が
平和で 一番すばらしい時
それが 何よりもみんなの幸せ
悪の足音 遠くへ去ったら
マッハバロン 眠れ眠れ
その時 誰もがお前をとりかこみ
平和の歌声 きかせてくれる


私のブログは去年の3月に、漫画史研究家としての文筆業や、添乗員としての旅行業の合間などの空いてる時間の気晴らしなどとして始めたものであり、途中から、ショッピングサイト【漫画の匠】の宣伝目的もプラスされました。
gooにおける訪問者や、アメブロにおけるアクセス数は、この僅か一年弱の間で飛躍的に伸びており、嬉しい限りなのですが、あくまでもメインの仕事はマスコミの場における漫画史研究家としての文筆業であり、趣味と実益を兼ねた旅行業界における添乗員としての仕事になります。
忙しい時や、疲れている時、気分があまり乗らない時などは、どうしても日々のブログの更新も少なくなってしまいます。
アメブロのブロガーの中には、アクセス数にこだわり、人のブログに誹謗中傷や、炎上を仕掛けてまでアクセス数を伸ばそうとする暇な人達もいるようですが、私には、どうしても、いくら考えてもその人達のやっているブログの意味が良く理解出来ません。
内容もあまりなく、ブーシュカいじりと、上から目線での人の悪口がメインだったり。
その偽善者オバサンブロガーを擁護して、私、本間正幸に対する誹謗中傷を繰り返し、自滅し、アメブロを強制退会させられてしまった哀れなオジサンブロガーが存在するなど(笑)。
ブログは、あくまでもみんなが幸せに楽しめるものにして行きたいですね!
これからも、マイペースなブログ更新となりますが、皆さんよろしくね!


漫画史研究家

本間正幸
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今夜の『スマステ!! 』ハリウッド俳優25 !

2010-01-31 00:54:55 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
私が店長をしているショッピングサイトがあります。

【漫画の匠】
http://www.manganotakumi.com

よろしくです。


今夜の『スマステ!!』は、

今夜発表
大人がハマった好きなハリウッド俳優25!
あなたの愛するスターは何位に!?

でしたね!
テレビ朝日『スマステ!!』の感想は、後ほど。

今夜もテレビ東京の

『テガミバチ』

そして、NHK教育の

『夜シャキ!』

を見終り、この後NHKテレビの

『アグリーベティ2』

(今夜は、深夜1時35分と、遅めの開始、タイトル「ふたつの命」A・フェレーラほか)を見ることが、土曜の夜の私の楽しみになっています。

それでは、又
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追悼!夏夕介さん。テレビドラマ純愛山河『愛と誠』

2010-01-29 16:54:02 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
この前1月15日に、『編集者が選ぶ少年週刊誌40年マンガランキング100』34位で紹介したばかりの梶原一騎先生作/ながやす巧先生画の『愛と誠』テレビ化の際、太賀誠を演じた夏 夕介さんが亡くなられた。

今日の画像は、
『愛と誠』が表紙を飾った「週刊少年マガジン」1974年47号より。
「TVで話題騒然!愛と誠」の文字が見える。

愛は平和ではない
愛は戦いである
武器のかわりが
誠実(まこと)であるだけで
それは地上における
もっともはげしい きびしい
みずからをすてて
かからねばならない
戦いであるーーー
わが子よ
このことを
覚えておきなさい
(ネール元インド首相の娘への手紙)


わたしの誠~
『純愛山河・愛と誠』

作詞:梶原一騎
作曲:渡辺岳夫
歌:池上季実子


夕日を見ている 彼の横顔が
怒っているとは限らないのよ
わたしを見ずに 肩いからせて
石ころ蹴ったりしているけれど
わたしは貴男に生命をかけてる
わたしは貴男に生命をかけてるの
だから 二人の間には
愛と誠のつながりがあるの
あるの


可愛い小鳥は 放す人なのよ
鳥かご開けて 飛びたたせるのよ
悲しい時ほど 笑っているのね
一人ぼっちが 恐いものかと
わたしは貴男に生命をかけてる
わたしは貴男に生命をかけてるの
だから 二人の間には
愛と誠のつながりがあるの
あるの


東京12ch
1974.10.4~1975.3.28
出演:池上季実子(早乙女 愛)、夏 夕介(太賀 誠)、中島久之、高橋昌也


オリジナル版・懐かしの青春ドラマ主題歌集3【1971~1975】

1995.6.7東芝EMI株式会社より


私の不良少年時代に最も影響を与えた作品である。
映画は三本作られて大ヒットし、実写でテレビシリーズも放映されている。
テレビシリーズでヒロイン早乙女 愛を演じる池上季実子が主題歌も歌っており、いい曲なのだが、歌唱力は・・・浅田美代子、大場久美子クラスより少し音痴かな。(笑)
この主題歌は、なんと驚くべきことに梶原一騎先生自身が早乙女 愛の乙女心を作詞している点が注目に値する。
映画『愛と誠』『続・愛と誠』の脚本に、先日、私と一緒に写真に登場した石森史郎先生が関わっている。

『愛と誠』1974年7月

脚本/石森史郎、山根成之

監督/山根成之
キャスト/太賀 誠(西城秀樹)、早乙女 愛(早乙女 愛)


『続・愛と誠』1975年3月

脚本/石森史郎、山根成之

監督/山根成之
キャスト/太賀 誠(南条弘二)、早乙女 愛(早乙女 愛)、天地大介(森次晃嗣)、高原由紀(多岐川 裕美)

『愛と誠、完結篇』

脚本/山根成之、長尾啓司、南部英夫

監督/南部英夫
太賀 誠(加納 竜)、早乙女 愛(早乙女 愛)、砂土谷 峻(柴 俊夫)
パンフレットの解説には、映画完結篇公開前、単行本15巻までで500万部突破の記載あり。


私がまだ、幼稚園児の頃の話だが、ある日、母と一緒にデパートに買い物に行った際(川崎か、横浜あたりだと思われる)、怪獣ショーが始まった。

夢中になって見ていると、突然、怪獣ショーの会場が、宇宙人達に占領されてしまった。

気が付くと、母親達の姿は遠くにあり、私達のことを遠巻きに眺めている。
隣にいた男の子など、怖くて泣きだしている始末。

「これは大変だ。どうしよう。でも、お母さんは、何故、僕を置いて逃げてしまったんだ。」

と、動揺していると、ひとりの優しそうなお姉さんが僕達の前に現れ、

「さあ皆で、ヒューマンを呼ぶのよ。ヒューマ~ン。」

の掛け声の合図と一緒に、厚紙で出来た丸い円盤の形をした紙の、指を入れる為の小さな丸い穴に指を入れて、手を高く挙げてその円盤を回しながら大きな声で叫んだ。

すると、正義の味方ヒューマンがどこからともなく現れ、怪獣や宇宙人達を退治してくれたのだ。

「これからも皆でヒューマンを応援してね!」

と、お姉さんに声をかけられそのショーは終わったのだ。


なんと、この話しは、今や伝説となっている怪獣ショーをそのまま番組に取り入れたという


『突撃!ヒューマン』


だったのである。
主演のヒーロー、ヒューマンの変身前の人間のお兄さんを演じたのは、夏 夕介さん。
優しそうなお姉さんは、後にキャンディーズでアイドル歌手としてデビューする現在、女優として活躍する田中好子さんなのである。
この時の印象が、とても強かったのか、後に『特捜最前線』は元より、『純愛山河 愛と誠』の再放送を見てさえ、私にとって夏 夕介さんは『スペクトルマン』の成川哲夫さんや、『アイアンキング』の石橋正次さんと共にヒーローとしての印象が強かったのだ。
キャンディーズがデビューしたときも、私は、もちろんスーちゃんのファンになっていた。

『突撃!ヒューマン』は、当時高価だったビデオ撮りの為、作品が現存していない。
しかも、裏番組が当時から子供達の大人気ヒーローである『仮面ライダー』だったため、視聴率が振るわず、わずかワンクールで終了したため、見たことがある人も、番組内容を覚えている人も稀である。
ましてや、その怪獣ショーを実際に見たことがあるという人物には今だあったことがない。

ヒューマンを呼ぶヒューマンサイン(紙で出来た丸い円盤のこと)は、いつのまにか、無くしてしまった。

内輪代わりに使っていた記憶が鮮明にあるのだが・・・。


「母さん、僕のあのヒューマンサイン、何処にいったんでしょうね。」


尚、この話しは、裏付けが取れていないので、テレビの前で『突撃!ヒューマン』を夢中になって見ていた私が、物語の中に勝手に入り
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小便小僧・今月の衣装は何だろう

2010-01-28 13:46:59 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
今日の画像は、浜松町駅構内にいる小便小僧です。

こいつは、中々の衣装持ちで、毎月新しい洋服に着替えてます。

気が付くとまた、新しい衣装に着替えているぞ。
今月は、何かな?
画像がボケ気味なので判りにくいですね!

改善するよう心掛けます。(反省)

私が店長をしているショッピングサイト

【漫画の匠】
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『銀河鉄道999 』と少年画報大全

2010-01-27 20:55:55 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
私が店長をしているショッピングサイトがあります。

【漫画の匠】
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今日の画像は、JR水道橋駅近くにある老舗の漫画出版社のひとつ、少年画報社のショーケースに飾られている私が監修した『少年画報大全』だ。

昭和30年代にラジオ、映画、テレビと日本中の子供たちに空前の大ブームを巻き起こした武内つなよし先生の「赤胴鈴之助」や河島光広先生の『ビリーパック』、桑田次郎先生の『まぼろし探偵』は、皆『少年画報』(少年画報社)に連載されており、昭和30年代前半を代表する月刊少年雑誌だったのである。


ラジオドラマ「赤胴鈴之助」の小百合役でデビューしたのが、日本を代表する女優・吉永小百合であり、テレビ「赤胴鈴之助」にも出演している。
その後、『まぼろし探偵』のテレビ化の際にも引き続き出演したことは、広く世間に知られた事実である。

私の少年時代には、「週刊少年マガジン」、「週刊少年サンデー」に次ぐ第三の週刊少年雑誌として昭和38年に創刊された「週刊少年キング」(少年画報社)という雑誌があった。
「週刊少年キング」に連載され、私の少年時代にテレビアニメ、劇場用アニメ映画となり大ヒットしたのが松本零士先生の『銀河鉄道999』である。

日曜日のNHK深夜、

『私が子供だった頃』

にて、松本零士先生の少年時代がドラマ化された。


私は、少年時代に少年画報社を訪ねたことがある。

悲運の天才漫画家、河島光広先生の探偵漫画『ビリーパック』の復刻版に感激してのことだった。

いつの日にか、この漫画を広く世に知らしめたいと考えたその日から20数年後の2000年秋、私は再び少年画報社を訪れることになる・・・。
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先月発売・まんだらけZENBU45!!

2010-01-25 18:44:51 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
昨月、『まんだらけZENBU45』最新号が発売時に届いていたのですが、紹介が遅くなりましたね。
年間購読者には、別冊ふろく『ねおまんだらけ.19』がついてくるのでオススメです。
今回もA5版カラーで48ページありました。
この本のポイントは、掲載商品がすべて抽選で買えるということ。
申込締切日は12月25日(金)当日必着なので過ぎちゃいました!
今回は、JPA(ジャパニーズ・ポップ・アンティーク)の大特集13ページ。
そして、セル画やアニメ原画、原画、台本、絵コンテ、単行本、新書、雑誌、雑誌ふろく、資料系グッズなど中身については、購読者だけのお楽しみ。
さて、本誌の今回の注目記事は、怪作!!竹内寛行版「墓場鬼太郎」全16冊セット、戦前~戦中の漫画、オリオン出版&スタジオシップpocket comics76冊セット、笠倉出版社 SAKURA COMICS全28冊初版セット、昭和ノスタルジー雑誌ふろく610点!といったところだろうか。
実物の写真とデータが明記されているので、無断引用や孫引きが多く実証的でない、大学教授などの肩書きを持つ評論家や研究者達のグループが作っているマンガ学の入門書の類より遥かにためになる。

漫画史研究家は、漫画評論家と違い、独自にデータベースを作るのが最低の必須条件。
作家の作品リスト、単行本リスト、年譜などを調査し、更に本当かどうか作家本人もしくは遺族や編集者など当時の関係者に確認する。
他人が発表したデータは実物が確認出来るまで、半信半疑のままである。
ちなみに、私が『少年画報大全』(少年画報社)を監修した時、それ以前から活躍している評論家達が発表していたデータと私が調べたデータとでは、100箇所以上の違いが見受けられた。
『少年画報大全』巻末の参考資料と本文の記載データが違う場合、原本から実証的に確認した私のデータの方が99.9%の確率で正しいと自負している。
2001年以降に発表された書籍でも、『少年画報大全』を参考文献に加えてないもので、同じ事柄のデータが違っていた場合、私のデータの方が正しい筈だ。
『少年画報大全』発表後、私に何の挨拶もなく、データや掲載した画像を無断引用している評論家や研究者がいる。
素人のファンの人やマニアの人が趣味で楽しんでくれているならお役に立てて嬉しい限りだが、評論家や研究者を名乗りながら、参考文献として、『少年画報大全』の書名をあげてくれる研究者としての最低限のマナーを守れる人が少ないのはなぜだろうか?
彼等のような高学歴ではなく、横浜鶴見の不良少年上がりの私では良く理解出来ない謎である。
ちなみに、有名古書専門店の間では、『少年画報大全』は必須であり、店の店長達の間では私の顔と名前がすっかりバレてしまっている。
それはさておき、もうひとつの楽しみは、星まこと氏によるアニメインタビュー。
毎回丁寧なインタビューを続けているこのシリーズも今回で41回目。
星さんは一般的には、あまり知られていないが、日本のアニメの研究者としての実力は日本一。
元エイケンの名プロデューサー鷺巣政安氏に師事。
御園まことの名で『図説テレビアニメ全書』(原書房1999年)を監修している。
この本には、現場から見たアニメの歴史として「宇宙戦艦ヤマト」や、「超時空マクロス」など数々のヒット作を手掛けた演出家の石黒昇氏や「風の谷のナウシカ」の作画監督であるアニメーターの小松原一男氏、テレビアニメ創成期からのプランナーとして鷺巣政安氏の特別インタビューも収録されている。
今回の『まんだらけZENBU45』には、

幼い頃のディズニー作品との出会いで、アニメーションの美術を目指しました。

と題して
『マッハGo Go Go』メカニックデザイン・美術監督、『紅 三四郎』美術監督、『昆虫物語みなしごハッチ』美術監督、『決断』美術設定、『科学忍者隊ガッチャマン』メカニックデザイン・美術監督、『新造人間キャシャーン』美術監督、『機動戦士ガンダム』美術監督、『ニルスのふしぎな旅』美術監督、『風の谷のナウシカ』美術監督として知られる

中村光毅インタビューを収録している。

星さんとは、10年以上の付き合いになる。
非常に爽やかな兄貴分です。
そして、忘れてはいけないのが成瀬正佑氏の記事。
「護美之山」特別編、護美之園~矢代まさこ貸本時代の全貌②~。

今回は、矢代まさこ貸本漫画作品リストがついているので有難い。
成瀬氏の記事は、毎回オールカラーで単行本のデータを紹介しているので非常に助かります。

漫画史研究家は、漫画評論家と違い、日々の地道なデータ集めが必要とされ、その成果を発表する場も非常に少ない。
だが、漫画評論家が漫画家の先生達にあまり好かれていないことが多いのにくらべ、漫画史研究家に対して先生方は皆、非常に親切である。
少年時代から憧れていた、ちばてつや先生に、名前と顔を覚えてもらえたなんてまるで夢のようである。
赤塚不二夫先生からは、特別のサイン色紙をいただき、松本零士先生の逓信総合博物館の企画展には私もスタッフの一人として協力させてもらった。
漫画史研究家の私としては、幸せな日々を過ごしている。

私が最年少の漫画史の研究者として認められ、社団法人日本漫画家協会の正会員になった2003年には、上田トシコ先生が文部科学大臣賞を受賞された。
御祝いの言葉にあわせて、私も研究者として、協会員になれたことを報告すると、
本当に良かったわね!
と一緒に喜んでくれた上田先生の笑顔が今も眼に焼き付いている。
上田先生の代表作である『フイチンさん』全三巻を発行人本間正幸として、2009年5月にコミックパークから復刊出来たことを思うと何だかとても嬉しいのだ。

現在、日本漫画家協会の正会員である漫画家の先生方の数が500名なのに対し、研究者の正会員の数が(今でも最年少である私を含め)10名前後しかおらず、私以外の研究者は全て大学教授の肩書きを持つ。

漫画家協会正会員の平均年齢は60歳前後である。

漫画界大御所の先生方からすれば、親子ほど年の離れた研究者である私は、かつての純粋な読者の代表であり、漫画ファンであることを皆さん理解してくれているようだ。

上から目線で漫画を評論する評論家の人達とは違って、漫画家の先生方の人達は、善人がとても多い。

一人の人間として接する場合、評論家の人達とは、あまり付き合いたいとは思わないが、漫画家の先生方とは親交を深めていけたら幸せである。

漫画史研究者としての私、本間正幸は、お金や名誉、肩書きはなくとも、研究者としてはとても幸せな日々を暮らしている。

これで、いいのだ。


追伸


来月には、舞鶴引揚記念館で上田トシコ先生の追悼展があり、それにあわせて上田先生の著作『ぼんこちゃん』『お初ちゃん』の二冊をコンテンツワークスのコミックパークから、オンデマンド出版する。
発行元は、パインウッドカンパニー、発行名義人は、私、本間正幸となっている。
3月には、『750ライダー』で知られる石井いさみ先生のサッカー漫画『くたばれ!!涙くん』全5巻同時発売など、昭和の少年少女漫画史を代表する作品群を続々と復刊していく予定だ。
皆さん、お楽しみに!
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NHK『龍馬伝』と松本零士先生の『私が子供だった頃』

2010-01-24 23:38:43 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
私が店長をしているショッピングサイトがあります。

【漫画の匠】
http://www.manganotakumi.com

よろしくです。


NHKドラマ『坂の上の雲』の第一部が終わった後の、

『龍馬伝』

『天地人』より、私の好みのドラマ作りであり、好感が持てる。
今日は、

「江戸の鬼小町」

千葉周作の弟の北辰一刀流の道場が出て来て、そこに娘が出てきた。

昭和30年代にラジオ、映画、テレビと日本中の子供たちに空前の大ブームを巻き起こした「赤胴鈴之助」『少年画報』(少年画報社)連載の主人公、赤胴鈴之助は、千葉周作の道場の内弟子となり、周作の娘小百合と親しい間柄となる。
ラジオドラマ「赤胴鈴之助」の小百合役でデビューしたのが、日本を代表する女優吉永小百合であり、テレビ「赤胴鈴之助」にも出演している。

私の少年時代には、「週刊少年マガジン」、「週刊少年サンデー」に次ぐ第三の週刊少年雑誌として発行された「週刊少年キング」(少年画報社)という雑誌があった。
「週刊少年キング」に連載され、私の少年時代にテレビアニメ、劇場用アニメ映画となり大ヒットしたのが松本零士先生の『銀河鉄道999』である。

NHKでは、この後、深夜12時20分より

『私が子供だった頃』

にて、松本零士先生の少年時代がドラマ化される。

必見です!
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今の気分は快男児『紅三四郎』! !

2010-01-24 13:31:40 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
今日の画像は
『紅 三四郎』
(続テレビまんが主題歌のあゆみ・1978.5/日本コロムビア株式会社より)

原作/吉田竜夫
放映系列/フジテレビ系
製作/竜の子プロダクション
放映期間/S44.4.2~44.9.24(26本)
放映時間/木曜7:00~7:30
脚本/鳥海尽三
演出/九里一平
作画/田中英二
声優/紅三四郎(西川幾雄)、ケン坊(雷門ケン坊)、ボケ(大竹 宏)、ナレーター(内海賢二)


ストーリー
相手の技、武器を選ばぬ新流儀紅流を生んだ紅 三四郎の父は、片眼の男に倒された。
紅流を世界に広め、父のかたき片眼の男を倒すため、三四郎は世界の果てまでも行く。
そこには壮絶な闘いとロマンが展開する。


紅 三四郎

丘 灯至夫作詞
和田香苗作曲
堀江美都子、コロムビアゆりかご会


ヤッ オー エイッ
赤い太陽 それより赤い 胸に正義の 血潮がおどる
ゆくぞ けん坊(ヤー)
ゆくぞ ボケ(オー)
いつもこの世は
正しいものが
勝つぞ その名は
ぼくらの 紅三四郎


天下無敵の 十字のかまえ
三日月がえしや
流星投げに
ゆくぞ けん坊(ヤー)
ゆくぞ ボケ(オー)
ひろい地球に 平和の鐘を
鳴らせ その名は
ぼくらの 紅三四郎


ヤッ オー エイッ
走れバイクよ 紅号よ
父の血をつぐ 熱血男児
ゆくぞ けん坊(ヤー)
ゆくぞ ボケ(オー)
沈む夕陽の
その果てまでも
ひびく その名は
ぼくらの 紅三四郎


夕陽の男


丘 灯至夫作詞
和田香苗作曲
嶋崎由理、山尾百合子


母もいただろ 父もいた
それがいまでは
ただひとり
涙見せるな 三四郎
その眉あげろ
男じゃないか
きょうも正義の 道をゆけ

敵はひきょうな おとし穴
じっとこらえろ 時を待て
それが勇気だ 三四郎
つらいときには
相手もつらい
あげろ最後の かちどきを


父の教えの 早業に
母の形見の 柔道着
色も紅 三四郎
悪をこらして
大地をふんで
赤い夕陽の 道をゆけ


懐かしのアニメソング大全(1994.9.7東芝EMI)には、美樹克彦の歌う主題歌と、男の荒野が収録され、テレビアニメ全集①(杉山 卓・1978年・秋元文庫)にも主題歌作詞関沢新一(作曲は関沢新一ではなく越部信義の間違いである)とされているが、鉄腕アトムから最新曲まで369曲テレビアニメ主題歌集(1979年・秋元文庫)では、今回紹介した2曲の方が収録されている。
私の好みからすると、美樹克彦の歌うものより、堀江美都子さんの歌うものの方が断然良いと思う。
初代アニメソングの女王として絶大なる人気だった堀江美都子さんは、この歌がデビュー曲である。
何と12歳でのデビューであった。
肝心の紅三四郎の作品内容なのだが、富田常雄の小説『姿三四郎』に小林旭の主演映画『赤い夕陽の渡り鳥』シリーズを足して2で割ったようなストーリーに異種格闘技の要素が加わる。
バイクで旅を続けるのだが、行く先々に必ず片眼の悪者に虐げられている美女が登場し、それを救うのだ。
そして、悪漢との対決の後、勝利した三四郎は夕陽の中を美女を残して旅立って行く。
主題歌に出てくる、けん坊とは、途中で知り合った男の子であり、ボケとは、マスコットである犬の名前。漫画原作やコミカライズも存在する。


アメーバの私のブログも、ネットサイコ野郎の自滅により元のような静かなる日々を迎えております。
今日のブログ記事は、以前11月に発表したものですが、最近アメブロで増えてきた新しい読者さん向けに、再録してみました。


アメブロをほんのちょっぴり休んでいる間も、gooのブログ記事は、日々更新していたので、人気漫画ランキングが途中から再開したのは、その為です。
時期を見て、順次抜けた分の65位から51位までのランキング記事も再録していきますね!


追伸

アメーバにて新しく私のブログを読み始めていただけた皆さんは、100位から66位までのランキングに関しては、以前のブログ

『漫画史研究家 本間正幸』

「本間正幸のメトロポリス漫画総合研究所」

を御覧いただけましたら嬉しいです。
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『藤子・F・不二雄大全集』全巻購読申込んだよ!

2010-01-23 13:08:20 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
【今日の画像は、昨日の読売新聞で見つけた広告。

藤子・F・不二雄が生み出した全作品、初の集大成!
『藤子・F・不二雄大全集』第1期全33巻

みんな、やってくる。
藤子・F・不二雄まんがの魅力をあますところなく収録したこれが究極のコレクション!

待望の刊行スタート!
全巻予約受付中!

(第1期)第1回配本 3冊好評発売中!

『ドラえもん』①
(1959~61年度生まれの学年誌掲載集)
782ページ
1470円(税込)

『オバケのQ太郎』①
(少年サンデー掲載集)
448ページ
1260円(税込)

『パーマン』①
(少年サンデー掲載集)
356ページ
1155円(税込)

毎月25日ごろ発売
各巻定価1,155~1890円(税込)
A5判/並製
各巻220~782ページ
*『オバケのQ太郎』『海の王子』は、藤子不二雄@氏との共著です。

全巻購入予約者特典
貴重なアイデアメモや、まんが原稿の下書きなどを収録した豪華プレミアム画集
『F note』

もれなくプレゼント!
申込締切:2009年12月末日
★第2期以降(2010年8月~)も、懐かしの名作・永遠の人気キャラクターがぞくぞく登場!

刊行予定・内容などの詳細や最新情報は公式HPへ!

http://fzenshu..com

小学館愛読者サービスセンター

TEL 03ー5281ー3555

〒101ー8001
東京都千代田区一ツ橋2ー3ー1
小学館

第1回配本の3冊は、発刊記念特別定価のため、2009年12月末日までであり、以降の定価は、

『ドラえもん』①1890円(税込)

『オバケのQ太郎』①1575円(税込)

『パーマン』①1470円(税込)

となるので、全巻購入するのか、『ジャングル黒べえ』や『オバケのQ太郎』など長らく絶版だった作品のみを購入するのかは思案が必要である。

かつて、『FFランド』が発売された時、高校生だった私は、最初の『海の王子』全5巻は購入したのだが、紙質がイマイチだったし、資金もあまり無かったので全巻購入することは出来なかった。
そのため、後に購入しようと思った時には、全巻揃いには高いプレミア価格がついていたし、バラで購入したくても品薄のためか、バラ売りではほとんど入手出来なかった過去がある。
今回、四半世紀振りとなる大全集こそは、購入しておく絶好の機会だと思うので、前向きに検討したいと思う。

8月以降のラインナップは次の通り。

2009年8月発売

『ドラえもん』②
『キテレツ大百科』①
『エスパー魔美』①

9月発売

『オバケのQ太郎』②
『パーマン』②

10月発売

『ドラえもん』③
『キテレツ大百科』②(完結)
『パーマン』③

11月発売

『バケルくん』
『オバケのQ太郎』③
『エスパー魔美』②

12月発売

『ドラえもん』④
『海の王子』①
『パーマン』④


2010年1月発売

『ドラえもん』⑤
『オバケのQ太郎』④
『パーマン』⑤

2月発売

『海の王子』②
『エスパー魔美』③

3月発売

『ドラえもん』⑥
『オバケのQ太郎』⑤
『パーマン』⑥

4月発売

『ドラえもん』⑦
『エスパー魔美』④
『パーマン』⑦

5月発売

『海の王子』③(完結)
『ジャングル黒べえ』

6月発売

『ドラえもん』⑧
『エスパー魔美』⑤(完結)
『パーマン』⑧(完結)


以上、2009年7月27日のブログ記事に書いた商品を、12月末ギリギリに申込んだため、昨日やっと『Fノート』が手に入ったのだ。
大人買いである。(笑)
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ドラえもんの本と、あの噂の「F ノート」を入手出来たよ!!

2010-01-22 22:42:43 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
私が店長をしているショッピングサイトがあります。

【漫画の匠】
http://www.manganotakumi.com

よろしくです。


今日の画像は、

『藤子・F・不二雄大全集』

第1期全巻予約購読特典の
「Fノート」と、「ドラえもん」

の一巻です。


【このたびは『藤子・F・不二雄大全集』第1期全巻を予約購読いただき、誠にありがとうございます。
予約購読特典の「Fノート」をお送りいたします。

この「Fノート」は、藤子・F・不二雄先生が漫画を描くためのアイデアメモや、コマ割り、ラフスケッチなどを編集したものです。
全集に収録された漫画作品ができあがるまでに、藤子・F・不二雄先生が、どれだけたくさんのアイデアを考え、ラフスケッチを描き、無数の下描き線を描かれていたのかを、目の当たりにすることのできる、貴重な資料ばかりです。
本来このような資料は、出版という形では表に出されないものも多いのですが、今回、『藤子・F・不二雄大全集』を刊行するにあたり、特別にその一部の公開をお許しいただきました。
今後は、2011年開館の「藤子・F・不二雄ミュージアム」内の展示にて、実物でご覧いただけることとなるでしょう。
「藤子・F・不二雄ミュージアム」の詳細は、公式HP藤子・F・不二雄ワールドhttp://www.fujiko-f-fujio.jp/ などで、随時お知らせしてまいります。
どうぞお楽しみにお待ちいただけますよう、お願いいたします。


なお、『藤子・F・不二雄大全集』は、第2期以降も続けて刊行してまいります。
(あらたな予約購読特典も計画中です。)
引き続きご購読いただけますよう、なにとぞよろしくお願いいたします。


2009年11月1日

小学館『藤子・F・不二雄大全集』編集部

公式HP http://www.shogakukan.co.jp/fzenshu/】


1月5日は、私の誕生日だったので、自分へのプレゼント、大人買いをしてしまいました。
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驚!?訪問者・アクセス数10 万人突破!!

2010-01-21 00:52:08 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
今日の画像は、『少年画報大全』(少年画報社・2001年)に大別冊付録として、つけた『冒険活劇文庫』創刊號復刻版です。

いつも皆さまには、私のブログを御覧いただきまして誠に有難く存じます。

さて、私のブログは皆さんが話題にする、しないとは関係なしに、私の興味のある事柄を中心に書いてきました。
そんな私が、3月6日にgooのブログを始めてからの訪問者数が一万人を突破したのが6月21日。
一万五千人を突破したのが7月25日で、8月26日にはついに二万人を突破。
9月29日には二万五千人を突破しました。
10月30日は三万人に達し、11月28日には三万五千人、12月31日には40316人にまで、日々順調に読者数を伸ばしてきております。


アメーバは、3月10日の開設以来、6月15日で一万アクセス突破。
7月27日には一万五千アクセス突破。
8月30日にはついに二万アクセス突破。
9月28日には、二万五千人突破です。
悪質なネットストーカーによる嫌がらせから、ブログが炎上しかけ、ボヤ騒ぎとなり、10月26日に三万アクセス、10月31日には、三万五千アクセスとなりました。
私に嫌がらせをしている相手『サンメリーダの梟(ふくろう)』は、アメブロを強制退会させられるなど自滅しましたが、『棟梁の娘』『SEES』など社団法人 日本漫画家協会宛てに嫌がらせ電話をしてきたネットストーカー達は、それぞれ自身の画像更新も満足に出来ないまま、平然とアメブロを続けております。
偽善者で卑劣な奴らの相手をしている暇はないので、前のアメブロは、記事更新を停止し、事実関係が誰にでも見て直ぐに分かるようにそのままにしてあります。
それでも、11月18日には、四万五千アクセスを突破。12月31日には、累計48555アクセスとなりました。
そして、11月17日より新しくオフィシャルブログとして、記事更新をするために引越した新ブログも大好評で、11月は一日平均179アクセス。
累計で2517アクセス、12月31日で11432アクセスに達しています。

さて、gooとアメブロそれぞれのブログを併せると累計10万人以上になるんですね!驚きです。

私の著書の代表作である『少年画報大全』(少年画報社)が2001年7月の発売以来、一昨年の1月に3刷りをして、昨今の出版不況の中、定価3000円近い高額の漫画史の研究書としては異例の一万部を突破し、現在も記録更新中ですが、私のブログはスポーツ関係やゲーム、最近の漫画評論家を名のる人達が大好きなエロやパロディなどの話題はなく、20世紀の冒険活劇の少年世界をテーマに書いているオジサンのブログのわりには、大健闘をしているのではないかと独り喜んでおります。
先程、Googleで漫画史研究家を検索したら、最初の10項目の内、1・2・3・4・5・6・7・8・9・10番目の項目全てで私、本間正幸に関連する事柄が出て来ました。

アメーバにて一度限りでなく、いつもペタ返しをしてくれるのは、心優しくて綺麗な女性達が多く、読者登録やアメンバーを承認してくれたのも皆、素敵な人達ばかり。
いつもコメントをくれたり、プレゼントやプチメを返してくれる人達もいるなど、嬉しい限りです。


これからも、昭和の漫画を中心としたアニメや特撮、映画・テレビドラマなどの少年少女の夢や憧れを紹介してまいりますので宜しくお願い致しますね!


漫画の匠・店長

漫画史研究家

本間正幸


追伸

9月26日から始めた『編集者が選ぶ少年週刊誌40年マンガランキング100』も引き続きよろしくです!
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横浜の夜。床屋から事務所への道

2010-01-20 19:04:35 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
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今日は、学生時代からいきつけの床屋へ行き、自転車で横浜の事務所へ戻りました。
本日の画像は、事務所近くのビルの夜景を一枚。

♪ビルの街にガォ~♪です!
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倉持功さんと二上洋一先生と私

2010-01-18 14:05:32 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
2009年1月16日、倉持功さんが脳出血により急逝された。
享年71歳。
集英社の名編集者として知られ、数多くの少女まんが家を育ててきた功績はあまりにも大きい。
通夜・告別式は、親族と故人の人柄を偲ぶ人たちの間で行われた。
私にとっての出会いは、倉持功さんではなく、文芸評論家二上洋一としてである。
各社新聞の訃報記事でも二上洋一として追悼されることとなった。
『少年小説の系譜』(幻影城・1978年刊)により少年小説研究の第一人者として一躍知られることになった二上洋一は、推理小説にも造詣が深く、『私家版推理小説三十五年私史』(ウェルテ・2006年刊)を残されており、蔵書の一部となる推理小説約一万冊は、先年成蹊大学へ寄贈されている。
少女まんがについては、現場の編集者としての体験と視点からなる『少女まんがの系譜』(ぺんぎん書房・2005年刊)があるのだが、出版後すぐに版元が倒産したため、一般にはあまり流通しなかったのが残念だ。
『少年探偵王』(光文社文庫・2002年刊)での解説が縁となり、その後は日本出版美術研究会での会合の後、二上先生と一緒にお酒を飲むことは、私のささやかな幸せの時であった。
私は、二上洋一としてだけでなく人間倉持功さんの人柄に魅了され、色々な話を聞きたくて、弟子入り志願した矢先に突然この訃報が舞い込んだ。

「これじゃあ、あの時と同じじゃないか。」

悔やんでも悔やみきれない悲しみと後悔の念が私の心から離れない。
高校時代、停学を何度もくらい退学寸前の不良少年だった私は、大好きだった父の入院を機に改心し、大学進学を志す。
11ヶ月にわたる入院生活の中、17歳の春に父を癌でなくしてしまった私にとって、無償の思い遣りと優しさで接してくれた人は、肉親以外では二上先生が初めてであり、他には誰もいない。
お酒が大好きだった父と一つ違いで、父と同じくお酒好きの二上先生の中にいつも父の面影を重ね合わせていた。

「今はもう、二上先生もお父ちゃんがいる遠い所へいってしまったんですね。
先生には、不良少年時代の話はしましたが、このことは照れ臭くって最期まで話すことができなかったことが心残りです。」

最後に二上先生の言葉を記しておきたい。

「推理小説は面白い。
時代小説も面白い。
考えてみたら、私の人生は本を読むことで始まり、本を読みながら終わることになるのかもしれない。」(前出私家版の「おわりに」より)

初出は、『free paper Dio(ディオ)』vol.6 2009.3.1になります。

今年は、倉持功さんこと二上洋一先生の3回忌にあわせた発行を目指し、追悼文集を編集していきたいと考えておりますので、関係者の皆さんの御指導御鞭撻、御協力の程よろしくお願い致します。

社団法人 日本漫画家協会 正会員

漫画史研究家

本間正幸
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少年週刊誌40 年マンガランキング保存版

2010-01-17 01:04:22 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
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The Best Comics

少年マンガ誌40年ーー
もっとも読まれた作品
ベスト100

人気マンガランキング


編集者が選ぶ
少年週刊誌40年マンガランキング100


『日経トレンディ』(1998.5月号記事・文/伊藤健)の記事紹介を再開していきたいと思う。

このランキング作成に関しては、私が店長をつとめていた漫画喫茶メトロポリスが全面的に協力させてもらった思い出がある。

1959年
『週刊少年マガジン』
(講談社)
『週刊少年サンデー』
(小学館)創刊
1968年
『週刊少年ジャンプ』
(集英社)創刊
1969年
『週刊少年チャンピオン』
(秋田書店)創刊


少年マンガ週刊誌の歴史を築いてきた編集者に、各誌から生まれた100作品を人気があったと思われる順に(11年前に)ランキングしてもらった。
『週刊少年マガジン』
(講談社)は野内雅宏編集長、
『週刊少年サンデー』
(小学館)は68年から編集を担当した白井勝也取締役、
『週刊少年ジャンプ』
(集英社)については創刊メンバーで成長期の編集長だった西村繁雄氏、
『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)では大塚公平編集長に依頼した。
ベスト10入りしたのは60年代後半から70年代のタイトルが目立った。
その中で唯一90年代の「スラムダンク」の健闘が光る。
また、ベスト10の過半数がジャンプの作品であった点も長年日本一を維持した雑誌の密度を物語っている。
100タイトル全体で総合的に高得点を獲得したのはジャンプ、マガジン、サンデー、チャンピオンの順だった。

100タイトルの選出とランキング採点方法

各編集部に自分の雑誌から25作品ずつ選出を依頼し、100タイトルを決定した。
ただし、マガジンは編集部からの注文で13号の日本一記念企画から選出。
サンデーは30周年増刊号の監修をした竹熊健太郎氏に選んで頂いた。
ランキングは各誌編集経験者に自分がかかわった雑誌以外の他社3誌75作品について順位づけを依頼。
最終的に4者の回答を当編集部で集計した。

以上掲載誌記事より。

本来なら、
1963年創刊の第3の少年週刊誌
『週刊少年キング』
(少年画報社)を入れるべきなのだが・・・
私は、アンケートの順位など、あまり信用していない。
その時の気分、尋ねる人達によって選ばれる作品がいつも変わってしまうからだ。
ちなみに、学生時代私は、社会学部社会学科のマスコミ専攻として学んだ経験がある。
アンケートのデータ結果をマーケティングとして活用するために、標本抽出法なども正式に学んでいるのだが・・・
結論として一言、言わせてもらえれば、アンケートなどあまりあてにしてはいけないというのが社会人としての経験も積んだ私の実感である。
11年前と今日では、作品の評価がガラリと変わってしまったものもあるだろう。
これらのデータに関していえば、あくまでも皆さんが少年漫画を読む上での参考にしてもらえたらそれだけでいいのだ。
さあ、あなたはこれから紹介する100作品のうち、どれだけ知っているかな?


以上の主旨で年末特別カウントダウン企画として2009年9月27日から始めたランキングですが、旅行中や、ネットストーカーとの闘いのため中断させられたり、クリスマスや年末年始の忙しさのため思うように更新出来ませんでした。
今日から本格的に再開しますので皆さんよろしくね!

ちなみに、今まで紹介してきた100位から20位までの一覧です。

100位『人造人間キカイダー』石ノ森章太郎「少年サンデー」1972年/2009.9.27

96位『ウダウダやってるヒマはねェ!』米原秀幸「少年チャンピオン」1992年/9.27

96位『おはようKジロー』水島新司「少年チャンピオン」1989年/9.27

96位『魔界学園』作・菊地秀行/画・細馬信一「少年チャンピオン」1989年/9.27

96位『魔界都市ハンター』作・菊地秀行/画・細馬信一「少年チャンピオン」1985年/9.27

95位『帯をギュッとね!』河合克敏「少年サンデー」1989年/9.28

94位『すくらっぷ・ブック』小山田いく「少年チャンピオン」1980年/9.29

93位『トイレット博士』とりいかずよし「少年ジャンプ」1970年/9.30

92位『本気!(マジ)』立原あゆみ「少年チャンピオン」1986年/10.1

91位『Let'sダチ公』作・積木爆/画・木村知夫「少年チャンピオン」1985年/10.10

90位『キン肉マン』ゆでたまご「少年ジャンプ」1979年/10.11

89位『熱笑!!花沢高校』どおくまん「少年チャンピオン」1980年/10.11

88位『名門!第三野球部』むつ利之「少年マガジン」1987年/10.11

87位『サバイバル』さいとう・たかを「少年サンデー」1976年/10.11

86位『ダッシュ勝平』六田登「少年サンデー」1979年/10.12

85位『機動警察パトレイバー』ゆうきまさみ「少年サンデー」1988年/10.12

84位『優駿の門』やまさき拓味「少年チャンピオン」1995年/10.12

83位『月とスッポン』柳沢きみお「少年チャンピオン」1976年/10.13

81位『らんぽう』内崎まさとし「少年チャンピオン」1978年/10.13

81位『サーキットの狼』池沢さとし「少年ジャンプ」1975年/10.13

80位『柔道讃歌』作・梶原一騎/画・貝塚ひろし「少年サンデー」1972年/10.14

79位『コブラ』寺沢武一「少年ジャンプ」1978年/10.14

78位『浦安鉄筋家族』浜岡賢次「少年チャンピオン」1993年/10.14

77位『スポーツマン金太郎』寺田ヒロオ「少年サンデー」1959年/10.15

76位『恐怖新聞』つのだじろう「少年チャンピオン」1973年/10.16

75位『バビル2世』横山光輝「少年チャンピオン」1971年/10.17

74位『エコエコアザラク』古賀新一「少年チャンピオン」1975年/10.18

73位『ダメおやじ』古谷三敏「少年サンデー」1970年/10.19

72位『4P田中くん』作・七三太朗/画・川三番地「少年チャンピオン」1986年/10.20

71位『ワタリ』白土三平
「少年マガジン」1965年/10.21

70位『グラップラー刃牙』板垣恵介「少年チャンピオン」1991年/10.22

69位『魔太郎がくる!』藤子不二雄@「少年チャンピオン」1972年/10.23

68位『男おいどん』松本零士「少年マガジン」1971年/10.24

67位『うしろの百太郎』つのだじろう「少年マガジン」1973年/10.25

66位『To-y(トーイ)』上條淳士「少年サンデー」1985年/10.26

65位『釣りキチ三平』矢口高雄「少年マガジン」1973年/11.5

64位『ど根性ガエル』吉沢やすみ「少年ジャンプ」1970年/11.16

62位『風のシルフィード』本島幸久「少年マガジン」1989年/11.6

62位『8マン』作・平井和正/画・桑田次郎「少年マガジン」1963年/11.14

61位『ハイスクール!奇面組』新沢基栄「少年ジャンプ」1983年/11.7

60位『まことちゃん』楳図かずお「少年サンデー」1976年/11.8

59位『コータローまかりとおる!』蛭田達也「少年マガジン」1982年/11.9

58位『シャカリキ!』曽田正人「少年チャンピオン」1992年/11.9

57位『三つ目がとおる』手塚治虫「少年マガジン」1974年/11.10

56位『キャッツ〓アイ』北条司「少年ジャンプ」1981年/11.10

55位『幽☆遊☆白書』冨樫義博「少年ジャンプ」1990年/11.11

54位『東大一直線』小林よしのり「少年ジャンプ」1976年/11.12

53位『男どアホウ甲子園』作・佐々木守/画・水島新司「少年サンデー」1970年/11.18

52位『ドラゴンクエストーダイの大冒険ー』作・三条陸/画・稲田浩司「少年ジャンプ」1989年/11.13

51位『金田一少年の事件簿』作・金成陽三郎/画・さとうふみや「少年マガジン」1992年/11.17

50位『野球狂の詩』水島新司「少年マガジン」1976年/11.19

49位『名探偵コナン』青山剛昌「少年サンデー」1994年/11.19

48位『デビルマン』永井豪「少年マガジン」1972年/2010.1.発表予定

47位『750ライダー』石井いさみ「少年チャンピオン」1975年/11.21

46位『漂流教室』楳図かずお「少年サンデー」1972年/11.22

44位『シティーハンター』北条司「少年ジャンプ」1985年/11.23

44位『サブマリン707』小澤さとる「少年サンデー」1963年/11.24

43位『あばしり一家』永井豪「少年チャンピオン」1969年/11.24

42位『空手バカ一代』作・梶原一騎/画・つのだじろう「少年マガジン」1971年/2010.1.発表予定

41位『聖闘士星矢』車田正美「少年ジャンプ」1986年/11.30

40位『包丁人味平』作・牛次郎/画・ビッグ錠「少年ジャンプ」1973年/11.30

39位『キャプテン翼』高橋陽一「少年ジャンプ」1981年/12.1

38位『バリバリ伝説』しげの秀一「少年マガジン」1983年/12.1


37位『オバケのQ太郎』藤子不二雄「少年サンデー」1964年/2010.1.発表予定


36位『どろろ』手塚治虫
「少年サンデー」1967年/2010.1.発表予定

35位『るろうに剣心』ー明治剣客浪漫譚ー 和月伸宏「少年ジャンプ」1994年/12.2

34位『愛と誠』作・梶原一騎/画・ながやす巧「少年マガジン」1973年/2010.1.14

33位『天才バカボン』赤塚不二夫「少年マガジン」1967年/2010.1.発表予定

32位『釘師サブやん』作・牛次郎/画・ビッグ錠「少年マガジン」1971年/12.6

31位『ゲゲゲの鬼太郎』水木しげる「少年マガジン」1967年/2010.1.発表予定

30位『翔んだカップル』柳沢きみお「少年マガジン」1978年/12.9

29位『うる星やつら』高橋留美子「少年サンデー」1978年/12.10

28位『伊賀の影丸』横山光輝「少年サンデー」1961年/12.11

27位『ろくでなしBLUES』森田まさのり「少年ジャンプ」1988年/12.11

26位『Dr.スランプ』鳥山明「少年ジャンプ」1980年/12.13

25位『がんばれ元気』小山ゆう「少年サンデー」1976年/12.14


24位『タイガーマスク』作・梶原一騎/画・辻なおき「少年マガジン」1971年/2010.1.発表予定

23位『おそ松くん』赤塚不二夫「少年サンデー」1962年/12.28

22位『はじめの一歩』森川ジョージ「少年マガジン」1989年/2010.1.発表予定

20位『タッチ』あだち充
「少年サンデー」1981年/2010.1.発表予定

20位『カムイ外伝』白土三平「少年サンデー」1965年/2010.1.発表予定
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『プラダを着た悪魔』とアグリベティ-

2010-01-16 01:06:03 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
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私は、NHKの深夜海外ドラマ『アグリベティー』のファンなのだが、

昨日の金曜ロードショー
『プラダを着た悪魔』は、面白く見ることが出来た。
アメブロの中には、ドラマの内容や俳優について、匿名なのに上から目線でとやかくいうブログもあるようだ。
そういったブログを好む人、嫌う人、様々なブログの存在をどのように判断するかは読者次第である。


金曜ロードショー(日本テレビ系=後9:00)
「プラダを着た悪魔」(2006年、アメリカ)
デビッド・フランケル監督
メリル・ストリープ
アン・ハサウェー
声/夏木マリほか

▽誰もが悩む恋や仕事頑張る人に贈る応援歌

ふとしたことがきっかけで、一流ファッション誌で働くことになった女性が、上司に振り回されながらも奮闘する姿を描く。
(読売新聞より)


ファッション雑誌業界を描いたこの映画。

私の学生時代、出版社などマスコミ業界への就職希望者はとても多く、千人に一人の狭き門であった。
私は、大学生協がスポンサーであった書評誌サークル「もん・りいぶる」のメンバーとして、英文科や、仏文科の女性達に混ざってペンネームで文章を書いて発表をしていた。
この書評誌の先輩や同級生、後輩などから、マスコミ業界に就職出来た者はいないはずだ。
また、大学内では旅行研究会などのサークルも活発に活動していたが、私が日本旅行へ就職した際、旅行研究会出身の同期は見当たらなかった。
旅行業界も、百人に一人の比較的狭き門だったのだ。
かつて、私は母校である明学の社会学部学会誌に、後輩からインタービューを受けたことがある。
旅行業界と出版業界それぞれの実情についてだ。
どちらもハードルの高き狭き門であり、それぞれの業界で活躍するOBはとても少ないのに、両方の業界を活動の場としている私は、とても珍しい存在なのである。
出版業界と旅行業界、二つの業界の実情を多少なりとも知っている私に言えることは、どちらの業界も皆、憧れる人達がとても多いけれども、果たして自分自身にその適性があるのかどうかを見極める必要があるということだ。
憧れ=自分に適した職業となれる人はほとんどいない。
高校野球、甲子園のスター選手のうち、プロ野球で通用するのは、果たしてどれくらいいるのだろうか?
憧れだけでは、どの世界もプロとしては、通用しないのである。

さて、映画『プラダを着た悪魔』が面白かった人達には、

毎週土曜深夜NHKの『アグリベティー2』をおすすめしたい。

映画『プラダを着た悪魔』が鉄板の女性の恋愛と仕事を描く物語なら、

『アグリベティー』は、よりコミカルにファッション雑誌の業界内の実情を描いているし、家族愛も丁寧に描かれている。

笑えるし、ちょっぴり泣けるし、考えさせられるドラマだ。
土曜の夜は、今の私にとってテレビ東京系の『テガミバチ』とNHKの『アグリベティー2』を見ることがとても楽しみなのだ。
日曜NHKの大河ドラマ『龍馬伝』も、歴史好きの私としては、『天地人』より内容キャストともに満足出来る内容である。
昭和の龍馬かぶれ武田鉄矢より、平成の新しい龍馬像、福山雅治に期待してみたいと思う。
『天地人』は、史実に対する描き方など歴史観の違いから、途中から見なくなってしまった。
福山雅治の龍馬なら、なんとか様になりそうである。
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