196万PV達成!漫画史研究家・本間正幸監修【少年画報大全】(少年画報社・現在三刷)更新復活

【20世紀冒険活劇の少年世界】メトロポリス漫画総合研究所(since1997)から、昭和の映画、出版美術、音楽を!

弥生美術館&竹久夢二美術館のギャラリートーク

2018-05-14 06:07:45 | 弥生美術館&竹久夢二美術館 日本出版美術研究会

昨日は、母の日だが、出版美術史の研究者である私は、弥生美術館&竹久夢二美術館のギャラリートークに参加。😀

2001年に監修した「少年画報大全」(少年画報社)の実績により、2002年夏、35歳の時に初代館長で有る鹿野館長から日本出版美術研究会の最年少会員として正式に認められた私は、ギャラリートークの後、併設される喫茶港やで年四回開催される会合にも顔を出したかったが、一昨日の天気予報で、午後から雨だと判っていた為、今日の参加は断念し、港やにて館長に挨拶をして早目に帰宅。

介護施設から帰宅する要介護4の母を迎える為の準備をする。😀

弥生美術館&竹久夢二美術館を私財を投じて開館された弁護士の鹿野館長の生年を見ると、、私の父の実家の伯父と同じ1919年生まれだった。

伯父は、画像の制服姿の女子高生達が日本にいた頃、生まれた事になるのだから凄い❗️😀

因みに、戦前までの山形県の庄内地方で、日本一の大地主と呼ばれた酒田の本間家の当主が、今、11代目なので、私の父の実家の方が、庄内地方の本間家として、屈指の旧家となる。

庄内地方の本間家のファミリーヒストリーは、南北朝時代にサムライで有る本間季綱が、現在の山形県鶴岡市下川の地に移り住んだ事が始まりとされ、今も下川の地に、本間家の旧家が幾つか有るのだが、私の父の実家は、その下川の地の本間家の中でも屈指の旧家。😀

サムライで有る下川の一族から、商人として酒田に分かれた本間家の三代目、本間光丘の時代に、天明の大飢饉の際の庄内藩に対する備蓄米の放出や、米沢藩の上杉鷹山公への大名貸しなど、一代で日本一の大地主と呼ばれるようになるのだが、酒田の本間家に纏わるその前のファミリーヒストリーは、今まであまり知られていない話の方が多そうだ。😀

本間家の歴史は古く、関東武士集団小野姓横山党の本間として、神奈川県の厚木市や、秦野市、愛甲石田辺りで発生した我が先祖は、鎌倉時代に佐渡の地頭として一族の主流が移り住んだ事でも知られているが、何と、日本のサムライが発生した時からのサムライの一族で、明治維新により、サムライが滅びるまで、サムライの一族として千年に及ぶ歴史が続いているのだから凄い❗️😀

しかも、当時の古文書に記されているように、日蓮上人との逸話や、日野資朝の斬首など、日本の歴史上に残るような大事件の当事者として、一族の偉大な先達の名前が多数出てくるのは、明治学院大学で社会学を学んだ社会学士で有る私には、とても興味深い事だ。

佐渡の金山の利権目当ての為、上杉家の家臣で愛のない男、直江兼続に、それまで佐渡を拠点に隆盛を誇っていた佐渡の本間家の一族のほとんどが攻め滅ぼされてしまい、歴史上本間家の主流は、佐渡ではなく、庄内地方の一族、しかもサムライとしてではなく、下川の一族から商人として分かれた酒田の本間家が担う形となる。

更に士農工商など、戦後の学校教育の著しい偏りの為、本来はサムライで有る一族が、たまたま商人として分かれた家が有名になっただけの単純な話なのに、本間家の一族全てが商人として始まったかのようなイメージを抱かせる、士農工商という江戸時代の身分制度が有ったように思わせる戦後の日本の歴史教育の矛盾の数々。😀

アーキビスト

本間正幸
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2014年新春より弥生美術館にて【生誕110 年降臨! 神業絵師伊藤彦造という男】展

2014-01-03 22:11:46 | 弥生美術館&竹久夢二美術館 日本出版美術研究会
2014年1月3日(金)、本日午前10時より弥生美術館にて待望の【生誕110年 降臨!神業絵師 伊藤彦造という男】、竹久夢二美術館【夢二の子ども絵とすごろくー大正~昭和初期の小さなワンダーランドー】展が始まりました。
2月9日(日)14:00~弥生美術館のギャラリートークでは、伊藤彦造先生次女・伊藤布三子氏(日本舞踊家:立花志津彦)が参加されます

*河出書房新社より、展覧会にあわせて画集出版予定。

続いて姉妹館:竹久夢二美術館では午後3時より学芸員によるギャラリートーク。
二館併せて一般900円で御覧いただけます。
入館は午後4時半まで。

私が2002年から所属する日本出版美術研究会の会合も、この日にある。(*´∀`)♪

本日の画像は、毎年恒例、アニメ史研究&漫画史研究家である本間正幸の2014年年賀状の紹介です。(*´∀`)♪


彦造傑作名画集より「初陣」『少年画報』昭和26年4月号。

郵便番号104-0044

東京都中央区明石町1-3-404

株式会社パインウッドカンパニー

TEL:03-5939-6991

Facebook、Twitter、訪問者累計24万人達成のgooブログもよろしく!

『漫画の匠』http://www.manganotakumi.com


剣豪・伊藤一刀斎の末裔として知られる神業絵師・伊藤彦造(1904~2004)先生。
戦前の『少年倶楽部』にて、我が本間一族の本拠地となる庄内鶴岡出身で、武者絵を得意とする山口将吉郎先生、【正ちゃんの冒険】や『航空少年』の表紙でも活躍された樺島勝一先生と共に、日本中の熱血少年達に支持された日本を代表する神業絵師である。

伊藤彦造先生や、庄内藩の武士の末裔である山口将吉郎先生が描くサムライの絵に私が魅せられてしまうのは、関東武士集団発祥の際、小野姓横山党本間から始まり、佐渡の地頭を経て、庄内藩のサムライとして明治維新を迎えたサムライ一族の末裔として、先祖伝来の血筋の中に息ずく遺伝子、今から30年前に47歳で亡くなった父より私の子供時代から厳しく叩き込まれた武士道精神の影響が強くあるようです。
アニメ史研究&漫画史研究家として在野で活動を続ける私の年賀状に、伊藤彦造先生の絵の使用許諾のOKがいただけたこと、2001年に【少年画報大全】監修者として、当時、多忙を極めていた故・米澤嘉博さんの代役として大抜擢をしていただけた当時の編集担当部長、現在は少年画報社・社長であられる戸田利吉郎さんに心から感謝すると共に、出版不況である2014年現在も【少年画報大全】は2001年から増刷を続ける現役書籍であり、監修者である私・本間正幸は、第一線で活動を続ける現役バリバリの漫画史研究家であり続けられることを誇りに思います。
【少年画報大全】監修者である私は、『少年画報』で活躍された全ての作家さんたちの思いを、アニメ史&漫画史研究家として、日本の漫画やアニメ、映画を心から愛する読者の皆さんに、生涯正しく伝えていきたいと心から願っております。
2014年も引き続きお付き合いのほどよろしくね!(*´∀`)♪


【少年画報大全】監修

本間正幸

*伊藤彦造先生の今回の画像使用に関しては、伊藤彦造先生の御遺族、少年画報社、弥生美術館の許諾、権利処理が必要となります。今回は、【少年画報大全】監修者である本間正幸による弥生美術館の企画展告知、及び年賀状としてのみの特別な使用許諾となりますので、無断転用、転載は如何なる理由があろうとも固くお断り申し上げます。

追伸

戦後マッカーサーのGHQにより、絵師の身でありながら戦犯容疑をかけられ、座間キャンプに収容された伊藤彦造先生と、日本一の大地主と云われたため標的とされ、農地改革のモデルケースとして三千ヘクタールに及ぶ広大な農地の殆んどを没収された庄内の我が本間一族の間に、不思議な因縁めいたものを感じるのは私だけ?
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弥生美術館【松本かつぢ展】で、懐かしい昭和時代へ時間旅行のツアーはいかが?

2013-12-07 17:35:41 | 弥生美術館&竹久夢二美術館 日本出版美術研究会
Time Travel (Budokan'78 ver.) / 原田真二


今日は午後二時から、【フイチンさん】上田トシコ先生の妹弟子にあたるイラストレーター田村セツコ先生のギャラリートークへ参加して来ました。

会場は溢れんばかりの人々で大盛況。

年内は12月24日までの開催です。
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挿絵画壇の重鎮【濱野彰親展】弥生美術館と竹久夢二美術館へ行こう!

2013-02-11 23:52:26 | 弥生美術館&竹久夢二美術館 日本出版美術研究会

三連休の中日である昨日、私は前から大変興味のあった三つの展示会を観に行きました。

その一つが、偶然にも今日の日本経済新聞の文化32面にも取り上げられています。

挿絵で描く人間の本性

◇新聞や週刊誌で作家と組み67年、今も現役◇

濱野彰親


挿絵画壇の重鎮

濱野彰親展

モノクロームへの眼差し
ー人間の本性を暴くー

弥生美術館

2013年1月8日(火)~3月31日(日)

濱野先生に会えるチャンス!ギャラリートーク&サイン会

1.2月10日(日)14:00~
2.3月17日(日)14:00~
3.3月24日(日)14:00~

本日の画像は、記事が掲載されている新聞記事をベースに弥生美術館のチラシと、展示会に併せ株式会社ラピュータから発売され、サインを入れて貰った

濱野彰親挿絵原画集
モノクロームへの眼差し

松本品子・編。
定価(本体2800円+税)

私は、午後2時過ぎに弥生美術館に到着。

来館者でフロア一杯の会場の末席で、濱野先生を交えた学芸員のギャラリートークを聴いておりました。

老若男女、とても幅広い参加者。

小松崎茂先生門下の根本圭助先生にも、会場で久々に挨拶出来たし、2006年から『SFマガジン』(早川書房)連載の「SF挿絵画家の系譜」を【SF挿絵画家の時代】(本の雑誌社・2012年)として単行本にまとめて話題の大橋博之さんからは、消費税分をサービスしてもらい、著書を直接購入。
定価(本体1800円+税)。
この本については、私のお薦めの一冊なので、後日改めて紹介したい。

一時間弱のギャラリートークの後、始まったサイン会。

売店で本を購入し、濱野先生から本にサインを入れて貰った後、隣接する竹久夢二美術館で学芸員のギャラリートークに参加。

"見知らぬ世界"を求めて

旅人・竹久夢二

ー旅、恋、異国への憧れー

2013年1月8日(火)~3月31日(日)

◆学芸員によるギャラリートーク◆

1.1/13(日)午後3時より
2.2/10(日)午後3時より
3.3/10(日)午後3時より

弥生美術館と竹久夢二美術館は、二館併せて入館料一般900円、大・高生800円、中・小生400円でご覧頂けます。
*高畠華宵の常設ルームも併せてご覧いただけます。

竹久夢二美術館のギャラリートーク参加者は、いつも女性の方が多いイメージ。

テーマを決めて毎回展示内容を変えているため、何度観に行っても興味深い。
私が初めて竹久夢二美術館に行ったのは2000年以降。
その時から収蔵作品も増えているのだろうが、もうすっかり見慣れてしまった物もある。
企画展毎、年4回、12年だとすると48回弱は訪れた計算になる。
竹久夢二が、庄内酒田に滞在したことは知っているが、今回、私の父の故郷である庄内鶴岡にも滞在していたこと、同じく銚子でのエピソードが有名だが、私の母の故郷の隣町である潮来へも滞在していたことが興味深かった。
晩年、横浜から船に乗って外遊したりと、画家よりも旅人としての先人であった夢二に、私は寅さんにも似た親近感を憶えたのだ。

昨夜のBSフジの番組「名画と歩こう 竹久夢二・長崎十二景を巡る」では、夢二好きで知られる女優の緒川たまきさんと共に、竹久夢二美術館の学芸員の石川さんが解説のため、出ていたようだ。
近年、竹久夢二研究家として、学芸員である石川さんの外部での活躍もめざましい。

ギャラリートークを終えた後、濱野彰親先生夫妻を交えて、隣の喫茶港やで、日本出版美術研究会の会合と情報交換会。
私は、2002年からここのメンバー。
大橋博之さんには、2006年にこの会合で初めて会った。
年は私より八歳上だが、私のメジャーデビューが2001年なので、私の方が随分早くなる計算だ。
著書の中で小松崎茂先生や、濱野彰親先生、根本圭助先生など総勢七一名取り上げているが、小松崎茂先生に直接長時間インタビューするチャンスにだけは、残念ながら恵まれなかったようだ。
私は、【少年画報大全】監修後直ぐの2001年夏に、東京ドームホテルにて、初対面となる中一弥先生、伊勢田邦彦先生、濱野彰親先生、そして根本圭助先生と夕食を御一緒する幸運にも恵まれている。
探し続けている本を手に出来る幸運や、憧れ続けている作家さんに直接逢える幸運、共に一期一会の場合がある。

昭和時代を代表する300人弱の漫画家さん、絵物語作家さん、挿絵画家さんの図版を取り上げ、その中から小松崎茂先生を始め、上田トシコ先生など10人の作家さんのインタビューを収録した【少年画報大全】(2001年・少年画報社)を監修する幸運は、昭和時代の漫画史研究家として、これに勝るものは今も見当たらない。

さて、港やを後にした私は、一人のらくろ館のある森下文化センター

【永遠の少女マンガ展】

へ向かう。

今日が最終日なので、昨日のうちに観ておいたのだが、クオリティーが高くて評判の美術館の展示を立て続けに観た後のためだろうか?期待に反してどうしても見劣り感が否めない。

評判の高い名著を買って読んだ後、アクセス数の多い人気ブログを読んだような気分にさせられた。

プロとアマ、前座と真打ちの実力の違い、順番が逆だったらまだ良かったのかも知れない。

原画の展示と、原画ダッシュの展示素材については一級品なので文句無し。

無料で読める少女マンガも、下手な漫画喫茶より素晴らしい充実ぶり。

だが、今回の展示会のための美術館の図録や書籍にあたるもの、少女マンガに対する愛情や志が足りないような気がするのが残念で仕方ない。

私が学生だったなら、文句なしの内容だが、プロの漫画史研究家の視点からすると、泣いて馬謖を斬る、苦言を呈さざるを得ない展示内容だ。

無料の漫画喫茶に、ドリンク代わりに貴重な原画が展示されている贅沢で素敵な空間、それが私の印象の全てだ。

故・米沢嘉博さんの遺志を継ぐような正統な少女漫画史研究家の長き不在、及び、美術館、博物館の学芸員ではないスタッフのみしか展示に関わっていないことが、心から悔やまれる展示内容だ。
せっかくのチャンスだったのだから、今出来ることはもっと沢山あったはずなのに。(涙)

さて、この三連休が終わると・・。

マクドナルドのおいしいニュース、ハッピーセット

2/15(金)~スポンジ・ボブ、全8種類。
3/8(金)~ドラえもん、全6種類。

さらにもらえる!

3/9(土)10(日)ゆらゆらタイムマシーン

3/16(土)17(日)お風呂シール


私は、ドラえもんファンなので、毎年この時期は、少なくとも6回以上はマクドナルドに通わなければならない。(*´∀`)♪

2013年1月29日、文化庁は国立国会図書館の蔵書データを大日本印刷が電子書籍の形にして、紀伊国屋書店の電子書店を通して無料配信する実験を、2月1日から3月3日まで行うと発表した。

配信対象の13作品※かっこ内は出版年

浪花禿箒子著、石川豊信画「絵本江戸紫」(1765)
住吉内記写「平治物語絵巻 第一軸」(1798)
グリム著、上田万年訳「おほかみ」(1889)
竹久夢二「コドモのスケッチ帖 動物園にて」(1912)
芥川龍之介「羅生門」(1917)
芥川龍之介「河童」(1927)
酒井潔「エロエロ草紙」(1930)
柳田国男「遠野物語」(1910)
夏目漱石「硝子戸の中」(1915)
永井荷風「腕くらべ」(1918)
宮沢賢治「春と修羅」(1924)
宮沢賢治「四又の百合」(1948)
写真絵本「きしゃでんしゃ」(1953)

やはり、今年の出版界を読みとくキーワードは、温故知新と電子書籍のようだ。
著者が故人となった出版物の電子書籍化実現には、様々な困難が伴う。
近年では、今回のリストにも名前がある明治の大文豪・夏目漱石の遺族、親族同士による利権をめぐる確執と争いが、マスコミやネットを騒がし物議を醸したことも記憶に新しい。
作品の素晴らしさと、作家の人格は別であり、更に作家の遺族と出版交渉をすることは、非常な困難を伴うことがあるのが事実である。

その為だろうか?

昨今の出版不況に伴い、昭和時代の漫画史を代表する名作漫画の復刻については、現在、ごく一部の有名作家の作品を除き、大手出版社による商業出版の道は、ほぼ閉ざされた状態が続いている。

在野にいる数少ない漫画史研究家である私・本間正幸は、現状を憂い続けていました。
国会図書館や、膨大な蔵書量を誇る関西・関東にある有名マンガ図書館に比較すると、一個人の蔵書数二万冊というのは、蟷螂の斧のごとくあまりにも儚い僅かばかりの蔵書量に過ぎないのかも知れません。
けれども、日本の昭和の漫画史を代表する名作アーカイブの確立、復刻事業の礎となるために、粉骨砕身精一杯努力し、頑張っていきたいと常日頃から考え続けていました。
昨年の秋口、私は大日本印刷の電子書籍に対する真摯な姿勢に共感し、微力ながらも株式会社パインウッドカンパニーを通じて、慎重に作品の検討、選択をし、統一定価525円にて、2013年1月28日より一足早く次の作品の復刻、電子書籍化出来たことを正式に発表します。

配信対象の五作品※()内は連載年。

上田トシコ「フイチンさん1」(1957~1962年)
上田トシコ「フイチンさん2」(1957~1962年)
上田トシコ「フイチンさん3」(1957~1962年)
上田トシコ「ぼんこちゃん」(1955~1962年)
上田トシコ「お初ちゃん」(1958~1969年)

以下、続々と電子書籍化予定です。


田河水泡・のらくろ館特別展

「永遠の少女マンガ展」


会期:2013年1月19日(土)~2月11日(月・祝)※1月21日(月)2月4日(月)は休館

時間:午前9時~午後9時

会場:森下文化センター一階展示ロビー【入場無料】

東京都江東区森下3ー12ー17

TEL03(5600)8666

主催:公益財団法人江東区文化コミュニティ財団
江東区森下文化センター

■原画'(ダッシュ)

出展作家

松本かつち゛、上田としこ、わたなべまさこ、今村洋子、高橋真琴、巴里夫、水野英子、牧美也子、あすなひろし、北島洋子、上原きみ子、竹宮惠子、佐藤史生、花郁悠紀子

■三原順原画展示

■編集者・小長井信昌の仕事

小長井さんが、長年、編集者・編集長として関わってきた美内すずえさん、和田慎二さん、成田美名子さんのカラー原画や作品等も展示します。

■田河水泡と弟子たち

「のらくろ」の作者として有名な田河水泡は、戦前、『少女倶楽部』でも作品を発表しています。
本展では、水泡の作品を展示するとともに、弟子である、長谷川町子さん、倉金章介さん、永田竹丸さん、山根赤鬼さん、山根青鬼さんたちの少女マンガ作品を紹介します。

■おことわり

株式会社パインウッドカンパニーでは現在、昭和を代表する少女マンガのアーカイブ化事業に取り組んで来ました。

先ずは上田トシコ先生の代表作【フイチンさん】【お初ちゃん】【ぼんこちゃん】の三作品をコミックパークからオンデマンドで販売。


大好評につき、三作品全てを電子書籍化し、2013年1月28日より定価525円にて販売を開始致しましたので、併せて購入を御検討いただけましたら幸いです。

また、少女まんが史を理解する上において、私は二上洋一先生が残された【少女まんがの系譜】(ぺんぎん書房)の入手をお薦めしたい。
発売後、直ぐに出版社が倒産の憂き目に遇ってしまいましたが、二上洋一先生こと、集英社の名編集者であった倉持功さんの少女まんがに対する深い愛情が伝わってくる一冊です。
「西の新井善久(講談社)、東の山本順也(小学館)」と云われる少女まんがの名編集者の歴史において、第三の男とも言うべき集英社を代表する少女まんがの名編集者であった倉持功さんの少女まんがに対する考え方が理解出来る一級品の資料です。
今日的少女まんが史研究の視点からすると、別人の手による巻末のデータベースの不備、未成熟度は、その時代における少女まんが史研究最前線の遅れを顕著に示しています。
米澤嘉博さん亡き後の、正当な少女まんが史研究家の長き不在。

私共、株式会社パインウッドカンパニーでは、これからも絶版のため、長らく入手困難だった昭和の少女マンガ史を代表する名作群の電子書籍化に取り組んでまいります。

少女マンガ史を代表する名作群を、実際に読みこむことによって、一日も早い実証的な少女まんが史研究家の登場が待ち望まれます。


以下の文章は、今年の二上洋一先生の命日に際しての私の思いを再録しましたので、参考までに。


2009年1月16日、私が大変お世話になった二上洋一先生が亡くなられた。享年71歳。

鮎川哲也監修、芦辺拓編【少年探偵王】(2002年・光文社)の目次をみると、はじめに 芦辺拓、秋山憲司「回想の乱歩・洋一郎・峯太郎」、二上洋一「吸血魔」解説、山前譲 鮎川哲也氏の年少者向け推理小説、本間正幸「ビリーパック」解説、解説 僕らも少年探偵団!

とある。

私と二上先生の名前が一緒に出てくる最初の本だ。

【少年画報大全】(2001年・少年画報社)監修後、当時フリーの編集者だった中野晴行さんの紹介により、芦辺拓先生と御逢いできた私は、芦辺先生の依頼により、光栄にも漫画【ビリーパック】の解説者に大抜擢してもらった。

その後、【少年画報大全】監修の実績により、弥生美術館の日本出版美術研究会へ学芸員以外の研究者では、最年少で私の入会が認められ、会合の時に長老格の二上先生に初めて御逢いすることが出来た。

二上先生は、当時出版関係者の間でのみ高い評価を受けていた【少年画報大全】を発売と同時に購入していただいていた。

そして、親子ほど年の離れた漫画史研究家として、まだメジャーデビューしたての私の才能を、いち早く見極めてくれていた。(実際、二上先生は私の亡き父より一歳年下だったので、酒好きの父が生きていたなら二上先生と同じくらいの年頃になるんだろうな。)

プロの評論家として活動するには、文章が下手だが、新たな分野のパイオニアとなる漫画史の研究者としての才能なら突出していることを見抜いてくれていたのだ。

そして、現在の一億総評論家時代の到来に伴い評論家の肩書きや、大学教授、大学講師の地位待遇が今のように凋落してこそ初めて、在野にいる数少ない漫画史研究家としての私の稀少価値が認められるようになり、活躍する場も増える筈だが、その時が訪れるまではまだまだ時間が掛かることも予見されていた。

私は、二上先生から将来、漫画史研究家のパイオニアとして活動するための覚悟や心構え、人としてのあり方を学ぶようになり、少年小説研究について師事するのだが、師事した矢先に二上先生は急逝されてしまった。

だが、私の手元には、二上先生の残された著書がある。

スタッフとして関わられた【少年小説大系】の膨大な作品群(昨年やっと全巻購入出来た)がある。

私は、二上先生から直接、少年小説大系に懸けた情熱を何度も何度も繰り返し聞くことが出来た。

後は、私自身の才能と努力の問題である。

街頭紙芝居の研究や、無声映画時代の映画やアニメーションについては、マツダ映画社に、我が師匠である故・松田春翠先生が終生情熱を持って集められた膨大なフィルムが残されているので、毎月の無声映画鑑賞会に参加して、私は自分の才能と、独自の視点を持って研究を進めればよい。

漫画史研究家である私が、師事し最も影響を受けた人物は、マツダ映画社を創立し今日まで残る無声映画の発展普及に尽力し続けた故・松田春翠先生と、少年小説大系編纂に関わった故・二上洋一先生の二人である。


さて、昨晩は、江東区森下文化センターで、辻真先先生と唐沢俊一さんの対談を聴くことが出来た。

詳細は、又、後程。


大雪の日の出来事。

東京、横浜在住の新成人の皆さんは、成人式に参加されたでしょうか?

私が新成人の頃の横浜では、成人式に参加するのは、あまりお洒落ではないという考えが一部に根強くあり、私は参加しませんでした。

そのことが、今になって考えると高校時代の悪縁を全て断ち切ることに繋がり、その後の幸せな人生へのステップアップに繋がった気がします。

さて、大好評のうちに終了した第六回江東シネマフェスティバル。

12日(土)

13:00~【憧れのハワイ航路】

15:40~【川の底からこんにちは】

13日(日)

10:00~【運が良けりゃ】

13:30~無声映画特集 弁士・楽団(カラード・モノトーン)付フィルム上映

【争闘阿修羅街】弁士・松田貴久子

【雄呂血】弁士・澤登 翠

16:50~【お早よう】

14日(月・祝)

10:00~【ゴジラ】フィルム上映

13:30~【愛妻物語】フィルム上映

16:20~【晩春】フィルム上映


私は、3日間通し券を購入していたので、日曜日の朝【おしん】の再放送を観て、午後の無声映画特集から、3日目は朝から終日会場におりました。
無声映画特集には、脚本家の石森史郎先生夫妻が観にいらっしゃったので、新年の御挨拶。

今回の目玉は、何といっても【ゴジラ】のスクリーン上映とトークイベント。

前売りは完売で、会場も大雪なのに満員状態。

上映後のトークイベントは、「ゴジラ誕生秘話」で、俳優の宝田明さんと、本多猪四郎監督の長男、本多隆司さんが登場で満員の会場は大盛り上がり。
幾つも取材カメラがあるだけでなく、マスコミだけでなく観客も撮影OKのフォトセッションタイムがあり、ビックリ!

更に宝田さんは、会場にいるファンの希望者まで壇上に登壇OKの記念写真タイムを作ってくれたのだからそのお人柄に感心してしまいました。

その後、【ゴジラのトランク 夫・本多猪四郎の愛情、黒沢明の友情】本多きみ 著、取材・構成・文 西田みゆき(宝島社)定価1300円+税に、希望者は、本多隆司さんのサインを入れて貰える販売タイムがあり、私も勿論購入してサインを入れてもらいました。
その際、先日のNHKBSの番組で放映されたラストに、本多監督の生まれ故郷が、私の父の故郷である庄内地方鶴岡市にある地元の有名なお寺であり、少年時代に私は家族と一緒にそのお寺にお参りしたことがあるので、訊ねてみたらドンピシャリ。
せっかくの機会なので私が漫画やアニメ、特撮や映画を研究していること、父の実家が庄内鶴岡にある本間家の中でも指折りの旧家であり、庄内地方に将来漫画やアニメ、映画に関する総合的な観光施設を作ることが出来たらいいなと考えていることなど、簡単に自己紹介することが出来ました。

同行されていた株式会社本多フィルムの副社長からは名刺をいただき、やはり庄内地方に本多監督の記念館が出来たらいいのにと、話題になりました。

本多猪四郎監督と私の間には、不思議な縁があるようなので、これを機会に父の故郷出身の偉大な先人である本多監督の作品とその生涯についても今後はより一層研究を深めていきたいと考えています。

また、この三連休には漫画やアニメ、特撮や映画に関する様々なイベントが開催されていたようです。

各々のイベントにおいて、各々のイベントに関係する人達や、興味がある人達が集まる訳ですが、正に類は友を呼び朱に交われば赤くなるといいますが、まさにその通りだったのではないでしょうか?

マンガ評論家でなく漫画史研究家として活動を続ける私の場合、大正・昭和時代の漫画を中心とした映画やテレビ、アニメ、特撮、街頭紙芝居、絵物語、少年小説、挿絵など研究対象となる範囲が広く、交流する人々も多くなります。

漫画や映画などジャンルが異なるイベントが同じ日に重なることが日常茶飯事となるため、より良い縁である所に顔を出すように心掛けています。
不思議と良い縁のイベントに集まる人達は、良い人達が多いため居心地が良く段々と栄えてくるようになります。
ところが、栄枯盛衰とは大変不思議なもので、悪い人達が集まる縁やイベントには、内容はどうあれ、段々と人が集まらなくなってくるのですから驚くばかりです。
私のブログは、私と縁のある良い人達やイベントを中心に紹介しています。
かつて、私と縁があった人達や団体で、現在、私のブログで話題となったり、登場してこないものの殆んどは、私にとって悪縁と思われるから、敢えて話題から避けてます。
その人物が亡くなり、その人物と関係する著作権上、大問題がある書籍を数年前に出版した出版社が、その問題ある書籍を出版した後、大手からの資本提携を解除された上、再度別の問題を起こし、出版した本の回収騒ぎの後、昨年末にあえなく倒産。

三連休中に行われた追悼イベントは、大雪のため人が集まらなかったようなのに、世間的には肩書きのある著名人の関係者二人が「たくさんの人に集まっていただき」とTwitterし、人柄の良い善良な関係者の一人が、「最悪、スタッフだけのイベントになるかと思われたが、こじんまりとした集まりぐらいの人が来てくれたので良かった」と、同じくTwitter上で呟く別の関係者の矛盾に、故人と関わりの強い関係者三人の人間性まであからさまに露呈してしまったようです。
内容に自信さえあれば、イベントに人が集まっていなくても、たくさんの人が来たような嘘をつく必要はないと私は思うのですが・・・。
亡くなってからも、肩書きだけ立派な故人の悪い人間性が、(私は、漫画史研究家として、この人物の生き方や人柄を反面教師として肝に刻んでいる)謀らずも関係者によって鮮やかに受け継がれている負の遺産を垣間見た瞬間でした。
全ては因果応報であり、自業自得。
改心しない限りこれからも悪縁や、負の遺産は、故人の関係者の手により受け継がれていくことでしょう。
虚しくはないのかな?(笑)


さて、私は今、アニメと映画、漫画史を皆で語れるオフ会の設立を考えています。
題して【アニメと映画、マンガ史研究会】(笑)。
参加資格は、アニメor映画orマンガが好きな人。
私がブログなどで紹介するアニメ、映画、マンガが好きだというのなら、誰でも参加OK。
イベントの前後、会場などで御会いしましょう。
入会希望者は、会場で一声かけて下さいね。
会員証は【少年画報大全】ということでよろしく。

漫画史研究家である私、本間正幸の今年の年賀状は


臥薪嘗胆の時を経て、2013年は温故知新の志で

「ことしも元気でいこう!!福井英一・画」

『冒険王』(秋田書店)1954年新年号付録【イガグリくん】年賀状を発掘!!

故・上田トシコ先生の【フイチンさん】を始め、昭和時代の名作漫画を続々と電子書籍化します!

【まぼろし探偵】【月光仮面】(原作・川内康範)【8マン】(原作・平井和正)で知られる桑田次郎先生、少女漫画の名作で知られる故・東浦美津夫先生、【ゆうひが丘の総理大臣】【サインはV!】(原作・神保史郎)で知られる望月あきら先生作品版権管理窓口

株式会社 パインウッドカンパニー

郵便番号104-0044
東京都中央区明石町1-3-404

Tel:03-5939-6991

『漫画の匠』
http://www.manganotakumi.com

漫画史研究家 本間正幸


今年も、私が大ファンである漫画家の先生方を始めその遺族の方たち、アニメーション業界の方、作家の先生、児童文学の研究者の先生、編集者など出版業界の人たち、女優さんに至るまで、様々な業種の方たちから、沢山の年賀状の返事をいただいております。
毎年恒例となっております漫画家さんからの年賀状の返事をいくつか紹介してみますね!

先ずは、スタジオ・ゼロのアニメーターであり、ラーメン大好き小池さんのモデルとしてもあまりにも有名な杉並アニメーションミュージアムの鈴木伸一館長からの年賀状を紹介させて貰いましたが、鈴木伸一館長とは、毎年、東京国際アニメフェアの功労賞でのパーティ会場や、手塚治虫文化賞で御一緒させていただいております。

次の年賀状は、手塚治虫先生作品の版権管理をされている手塚プロダクションさんからのもの。

2013年は【リボンの騎士】連載60周年。

【鉄腕アトム】放送50周年。

【ブラック・ジャック】連載40周年を迎えます。

【リボンの騎士】は、虫プロのテレビアニメの再放送から、音楽、漫画と全て私好み。

【鉄腕アトム】は、漫画からリバイバルのカラー放送を見て。

【ブラック・ジャック】は、『週刊少年チャンピオン』の連載時からリアルタイムで、初出のカラー扉も楽しむことが出来ました。
「沈む女」の二色ページは美しく、ストーリーはあまりにも物悲し過ぎて・・・。

手塚先生の作品やアニメは、私より上の世代に圧倒的にファンが多く、私の世代では好きな人が意外に少なく、石森ファン、豪ちゃんファン、松本ファンが圧倒的に多かったものです。
藤子ファンや、宮崎駿ファンも、私より少し下の世代に圧倒的に多いような気がします。
私は、多くの手塚治虫作品の中でも初期SF三部作の【メトロポリス】が大好きで、アニメ化され再評価される前に漫画喫茶の店名をメトロポリスと名付けたほど。

漫画と映画、アニメ好きの私が、漫画史研究家としてメトロポリス漫画総合研究所を主宰しているのは、大の手塚ファンの証でもあるのです。

今年の元旦の朝に私は、定期購読している読売新聞だけでなく東京新聞、朝日新聞、毎日新聞の三紙を自宅近くのコンビニで購入。
私が政治や宗教、思想、スポーツについてブログで滅多に話題にしないのは、自分の考えを他人に押し付けることが嫌いだからです。
脚本家の石森史郎先生は、毎年元旦の朝になると新聞の朝刊各紙を購入し、その年の動向についての情報を得ているとのことなので、弟子筋となる私も今年は真似をしてみました。
元東映の名プロデューサー平山亨さんは、付き合いで赤旗を取ったところ、知らないうちに共産党の党員に登録されていたことがあり、吃驚したとのこと。
東京新聞が一番偏りがなく、芸能面なども充実しているので、業界内の友人などに意外と講読者が多いと話してくれたことがあります。
今回、東京新聞には「アニメ50年いつもそばに」と題する記事がカラー画像付きでありました。
朝日新聞では、「アトムからコナン、その先へ」50年の厳選50本ー脚本家・辻真先さんと歩く

と言う記事がありました。
辻先生へのインタビューは、正に我が意を得たりという感じで、今年の元旦は石森先生の真似をして、四紙読み比べて大正解だったといえるでしょう。

漫画史研究家であり、アニメーション史研究家でもある私は、在野にいる数少ない研究者の立場から、なるべく偏った思想でなく独自の社会学的視点から漫画やアニメの歴史について実証的な資料を踏まえて今年も皆さんに紹介していきたいと考えています。
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弥生美術館で【田村セツコ展】開催始まる!

2012-10-06 00:51:39 | 弥生美術館&竹久夢二美術館 日本出版美術研究会
今日の画像は、弥生美術館【田村セツコ展】内覧会レセプションにて田村セツコ先生と、講談社の伝説の少女雑誌編集者として知られる丸山昭さん、新井善久さんの貴重なスリーショットを、美術館併設カフェ「港や」にて撮影!

一昨日は自由が丘の「アートギャラリーキアン」にて開催中の『週刊少年ジャンプ』に連載された【包丁人味平】で知られる漫画家の「ビッグ錠展もうひとつの世界」に再度訪問して来ましたが、昨日の読売新聞の文化12面【人】では「英字新聞がキャンパス」として写真入り記事が紹介されていましたね!

ビッグ錠先生の滞在日は、10月1日・3~8日。

ビッグ錠展

2012年9月29日(土)~10月8日(月)
12:00~19:00

アートギャラリーキアン

〓152-0035
東京都目黒区自由が丘1-3-21-2F

tel.03-5731-6980

東急東横線・大井町線 自由が丘駅より、徒歩4分

http://www.kian.co.jp

弥生美術館「田村セツコ展」は、昨日から12月24日まで開催!



10月21日(日)は、神保町クラインブルー

上村一夫原画展「スペシャルトーク&ライブイベント」に参加予定です!

それでは、又。


アニメーション史と漫画史研究家

本間正幸
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弥生美術館【伝説の植木金矢展】

2012-02-10 21:05:29 | 弥生美術館&竹久夢二美術館 日本出版美術研究会
2012年、映画と漫画史研究家の本間正幸がオススメする映画やマンガ、アニメなどのイベント情報、展示会の紹介です!(画像は、弥生美術館のチラシと、植木金矢先生からの年賀状です!)

伝説の劇画師【植木金矢展】

「痛快!ぼくたちのチャンバラ時代活劇」


2012年1月3日(火)~4月1日(日)


休館日◎月曜日

時間◎午前10時~午後5時(入館は4時半まで)

料金◎一般900円 大高生800円 中小生400円

*竹久夢二美術館と二館併せてご覧いただけます。

*高畠華宵の常設ルームも併せてご覧いただけます。

弥生美術館

〒113-0032
東京都文京区弥生2-4-3
TEL.03-3812-0012
http://www.yayoi-yumeji-museum.jp

植木先生に会えるよ!
各日14:00~ ギャラリートーク&サイン会

①2月12日(日)②3月17日(土)③3月24日(土)[詳細は当館HPで]

★国書刊行会より展覧会にあわせて画集出版予定!


昭和28年12月号の『痛快ブック』に初登場以来大ヒット連載したチャンバラ時代活劇「風雲鞍馬秘帖」は、新鮮な驚きをもって少年読者を夢中にさせました。
その作者こそ、当時絶大な人気を誇った劇画師・植木金矢(1921年~/別名・寺内鉄雄、最上元)です。
銀幕の時代劇スターをモデルにした登場人物の息詰まる大決戦、バッタバッタと悪人を斬り倒し画面から飛び出しそうな大迫力の立ち回り、スピード感あふれる抜群の描写力・・・この痛快で新しい絵物語のスタイルは、劇画の草分けとして認められるものです。
本展では、チャンバラ時代活劇や挿絵、人の世の無情と不条理をえぐり出し正義を追究した入魂の劇画群を中心に、ライフワークの日本画やオリジナル映画ポスターなど、約450点を一挙公開いたします。
90歳を迎えた現在も、新たな創作に挑戦し続ける植木金矢。
デビューから現在までの画集を追う初めての本格的展覧会です。


竹久夢二美術館では、


夢二と大正時代Ⅰ
港屋絵草紙店と大正ロマンの夢二デザイン
ー大正元~4年を中心にー

夢二と「大正時代」
竹久夢二と大正時代を再発見!


二〇一二年は、大正元(一九一二)年から数えて、ちょうど一〇〇年を迎えます。
大正時代(一九一二~一九二六)は、明治と昭和に挟まれた、わずか十五年という短い年月でしたが、西欧文化が流入し、近代化が進んで個性と自由が尊重された時期ということもあり、現在の暮らしの原型ともいえる要素が多く登場し、また短い期間ながら様々な出来事もありました。
大正ロマンを象徴する画家・竹久夢二(一八八四~一九三四)は、まさしく大正期を中心に活躍し、この時代の寵児となりました。
夢二の作品や足跡を辿ることによって、大正時代の出来事や風俗、また流行が鮮明に伝わってきます。
★★★
当館(弥生美術館)では一年を通じて、夢二と大正時代を再発見していきます。
二○一二年一月より、年四回開催する企画展で、大正を四つの時期に分けて、夢二の残した芸術また人生の歩みを、時代の出来事と併せて紹介していきます。
館所蔵の大正時代の夢二作品や資料の数々を、ぜひご覧下さい。


学芸員によるギャラリートーク

1/8(日)、2/12(日)、3/11(日)15時より


竹久夢二美術館

弥生2-4-2

Tel:03(5689)0462


2月12日(日)の私の予定は、二時から弥生美術館のギャラリートーク&サイン会に参加し、午後三時からは、竹久夢二美術館のギャラリートークに参加。
午後四時からは、出版美術研究会の会合に参加します。


さて、同じ日【のらくろ館】のある東京都江東区森下文化センターでは、企画展の最終日となります。


【私の龍馬イラスト展inお江戸 オープニングパーティ@森下文化センター】


セッショントーク
「時代を切り開いた先駆者たち~ガロ・COM マンガの時代」


出演 南 伸坊(イラストライター)/長谷邦夫(漫画家)/手塚能理子(「アックス」編集長)
進行役:サエキ けんぞう


主催・企画・制作
有限会社パールネット(プロデューサー サエキけんぞう)
イベント協力 青林工藝舎
共催 公益財団法人江東区文化コミュニティ財団/森下文化センター

が先月開催されました。

今年の長谷邦夫先生からの年賀状には、


{『あるマンガ家の自伝 =桜三月散歩道』(水声社)が12月22日刊行です。
400字×千枚弱・写16ページの大冊となりました。
お読みいただけたら光栄です。
マンガ単行本も執筆中。
トキワ荘の真実・ファンタジー・パロディ!!!
で一冊。
版元決定で144Pは入稿のこり五月ごろには・・・・と。

長谷邦夫

2012・正月}


と有難いメッセージをいただいていたので、会場で著書(定価3500円+税)を購入し、サインをしてもらう。(笑)

私は、井上陽水さんのアルバム【氷の世界】に収録された「帰れない二人」や「おやすみ」と共に長谷邦夫先生が作詞した「桜三月散歩道」が大好きで、中学生の頃はいつも陽水さんの曲を聴きながら、永島慎二先生の作品世界に傾倒していた。
さて、当日のイベント終了後、サエキけんぞうさんに初対面の挨拶、名刺交換をしに行くと、光栄にもスタッフの打ち上げにまで誘っていただけました。(笑)
打ち上げの参加者は、漫画家の先生方にバンドのアーティストのメンバーなど壇上の舞台に上がっていた方々に、書籍の出張販売をしてくれた出版社の編集者の人達など少数精鋭の20名強?
私は、幸運にも長谷邦夫先生の右隣の好位置をキープ。

正面には、2月3日(金)~から【伝説の雑誌「COM」展」を明治大学米沢嘉博記念図書館1階展示コーナーで開催するスタッフの斎藤宣彦氏。
生前の米沢さんとは、私も、面識がありました。
本来、私が監修した【少年画報大全】は、米沢さんに依頼されていたもの。
コミケ代表など多忙を極めていた米沢さんは、直ぐに企画を進行させることが出来ず、数年間お蔵入りの状態のため、大物研究者である米沢さんの代役として私、本間正幸が急遽大抜擢され幸運なデビューを飾ることが出来たのです。

さて、私の右側には、水声社の編集の方々、富崎NORI先生とも名刺交換。
帰りの電車では、花くまゆうさく先生と秋葉原駅までご一緒しました。
今回のイベントは、アーティストのコンサートなど盛り沢山の内容でとても割安感あり。
全ては、司会のサエキけんぞうさんのお人柄と、青林工藝舎社長の手塚能理子さんの人脈がそうさせたのか?とても楽しい一日となりました。
トーク内容についても、マニアック過ぎずに会場に来た多くの人達が楽しめる内容で前回のイベントとは違って大盛り上がり。
今回はお世辞抜きに本当に楽しいイベントで総合100点満点の大満足評価!(笑)

【私の龍馬】イラスト展inお江戸

2012年1月27日(金)~2月12日(日)9:00~21:00

1階 展示ロビー 入場無料
龍馬・幕末関連のマンガ、150冊ご用意
ご自由にお読みいただけます!

「私の龍馬イラスト展」

が、東日本大震災チャリティー企画として復活します。
待望の東京展には新たな作品も加わり、これまでの規模を大きく上回る総勢50名以上の漫画家、イラストレーターが描き下した「坂本龍馬」が大集合いたします。


今回から参加のアーティスト

出品アーティスト一覧

〈漫画家〉

いしかわじゅん、うえださと士、ウノカマキリ、江波じょうじ、大石容子、沖山潤、おだ辰夫、川崎タカオ、後藤友香、久住昌之、齋藤裕之介、とりみき、永田竹丸、長谷邦夫、ひさうちみちお、堀道広、南伸坊、向さすけ、山根青鬼

〈イラストレーター〉

さくらせかい

これまでの出品アーティスト一覧

〈漫画家〉

江川達也、江口寿史、蛭子能収、大岩ケンジ、清原なつの、久保ミツロウ、西原理恵子、島田虎之介、しりあがり寿、新條まゆ、根本敬、花くまゆうさく、東村アキコ、魔夜峰央、本秀康、柳内大樹、やなせたかし、やまだないと、山本ルンルン、ユキムラ、吉崎観音、吉田戦車、若杉公徳

〈イラストレーター〉

上野アモーレヒロスケ、小田切竜太郎、黒崎玄、佐野良之、真珠子、たま、寺門孝之、富崎NORI、POP

特別出品[書]:TAKAHIRO(EXILE)
以上、五十音順 敬称略

江東区森下文化センター

〒135ー0004
東京都江東区森下3ー12ー17

Tel:03ー5600ー8666

午前9時~午後9時

http://www.kcf.or.jp


現在の私の専門領域は、無声映画時代からの映画やアニメーションと大正・昭和の少年少女雑誌、少年少女小説、街頭紙芝居に絵物語、挿絵に音楽、ラジオ、テレビ、そして漫画史の研究になります。


《序章》

これから日本の戦後の漫画史、特に少年雑誌の歴史を知る上での必須アイテムになる一番有効な書籍は、私、本間正幸が監修し2001年に発売した


【少年画報大全】(少年画報社)定価2900円


である。
発売時に朝日新聞始め、毎日新聞、読売新聞夕刊、日本経済新聞や、雑誌の書評など当時の様々なメディアに大きく取り上げられた。
発売十年を過ぎてもロングランを続け、現在は三刷。
発行部数は軽く一万部を越えている。


大学教授の肩書きを持つ著者の本が、発行部数三千部で増刷もなく、発売数年で自由価格本となり、絶版の道を辿っているのは何故か?
多くのマンガ評論家の研究本の類と【少年画報大全】とは、明らかに一線を画しているのである。
紹介した漫画家さんや作家さんの本など、毎年のように復刊され続け、美術館や博物館などの企画展も開催されている。
藤子不二雄A先生の【怪物くん】や望月三起也先生の【ワイルド7】の実写映画化など、私が特集を組み、インタービューした先生方は、今や再ブームが起きているのだ。
ここ十年来、今だ【少年画報大全】を越える実証的な少年雑誌の研究書は出てこない故、今も古さを感じさせないようだ。
別冊付録として付けた

【冒険活劇文庫】(昭和23年8月発行)創刊號のオリジナル本は、当時の市場価格が数十万した稀少本。


それまでの漫画研究本と、【少年画報大全】が一線を画した理由、それは実証的なデータと徹底した図版重視による初の漫画史研究本であるからだ。


戦後、日本の漫画が諸外国と比べ、独特な変化を遂げることが出来たのには、手塚治虫先生の登場だけでなく、戦前からの街頭紙芝居【黄金バット】や【ハカバキタロー】の影響があることをいち早く提唱した。
街頭紙芝居から、【黄金バット】や【少年王者】、絵物語オリジナルとなる【地球SOS】が誕生。
絵物語が昭和20年代の少年雑誌の世界を席巻し、昭和30年代前半に【赤胴鈴之助】の空前の大ヒットで漫画が一般の人達の間でも市民権を得る。
戦前からの流れを汲む大資本の出版社から出ていた少年雑誌『少年クラブ』や戦後生まれの『少年』などは、A5版で読み物や少年小説など活字が主体のままだった。
戦後、街頭紙芝居の大ヒット作【黄金バット】を看板に、絵物語中心、判型が一回り大きなB5判で新たに立ち上げられた革新的な少年雑誌が『冒険活劇文庫』である。
後に『少年画報』へと発展し、僅か十年足らずで日本一の少年雑誌へと急成長を遂げる。
けれども、世の中が落ち着きを取り戻し、人々の生活水準が向上すると、大資本系列の光文社発行の少年雑誌『少年』へとその王座を譲り渡さなければならなくなる。
戦後の少年雑誌の歴史は、とてもドラマチックであり、史料も煩雑となるため、正しい全貌を把握するには、ある程度の専門性と知識が必要とされる。
戦後の少年雑誌において、漫画史的に一番重要な雑誌は『冒険活劇文庫』と『少年画報』の歴史である。
『少年』は二番手となり、『漫画少年』が、その後に続く。
少年週刊誌誕生となれば、『少年マガジン』『少年サンデー』『少年キング』『少年ジャンプ』『少年チャンピオン』の五大少年週刊誌の歴史を押さえればいい。
そして『ガロ』と『COM』『ヤングコミック』に『ビッグコミック』の青年誌の流れも押さえておけば、入門編(笑)はOKだろう。


映画と漫画史研究家


本間正幸
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弥生美術館・竹久夢二美術館見学

2011-02-13 21:41:21 | 弥生美術館&竹久夢二美術館 日本出版美術研究会
私が店長をしているショッピングサイトがあります。

【漫画の匠】
http://www.manganotakumi.com

よろしくです。

弥生美術館・竹久夢二美術館を見学した後は、隣の夢二カフェ・港やでの珈琲タイムが常連のコースとなっております。(笑)
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弥生美術館・竹久夢二美術館案内

2009-09-18 01:26:31 | 弥生美術館&竹久夢二美術館 日本出版美術研究会
今日は、弥生美術館と、竹久夢二美術館の夏の企画展の最終案内です。

弥生美術館の企画展にあわせて河出書房新社から発売された

昭和少年SF大図鑑
昭和20~40年代僕らの未来予想図

編者 堀江あき子

定価1600円(税別)もおすすめです。

かずある参考文献のひとつとして、私が監修した少年画報大全の書名もちゃんと入っているのがとても嬉しい。

さて、肝心の企画展の詳細ですが、開催日時は、

2009年7月3日(金曜)から9月27日(日曜)までなので残りわずかの日程となりました。

弥生美術館

昭和少年SF大図鑑展

S20~40' ぼくたちの未来予想図


竹久夢二美術館

生誕125年知られざる竹久夢二展

~意外な素顔から、初公開作品まで~


休館日:月曜日

9/15(火)~9/27(日)までは無休です。

開館時間:午前10時~午後5時(入館は4時半まで)

料金:一般900円・大高生800円・中小生400円

*弥生美術館・竹久夢二美術館と二館併せてご覧いただけます。
*立原道造記念館との三館共通券もございます。
*高畠華宵の常設ルームも併せてご覧いただけます。

〒113-0032
東京都文京区弥生2-4-3

弥生美術館
TEL.03-3812-0012

竹久夢二美術館
TEL.03-5689-0462

http://www.yayoi-yumeji-museum.jp


東京メトロ
千代田線根津駅or南北線東大前駅共に徒歩7分

昭和少年SF大図鑑展のチラシには、次のような言葉がある。

昭和20~40年代の少年少女雑誌には、輝かしい未来がつまっていました。
誰もが自由に宇宙に行ける未来、自在に空を飛ぶ乗物や流線型の高速車が走り、超高層ビルが立ち並ぶ未来都市、宇宙からの侵略者や怪獣と化学兵器を駆使して戦うスーパーヒーローなど等。

多くの優れた画家・漫画家たちが、こうした未来の姿を雑誌の表紙絵や口絵、絵物語、漫画など様々な形で表現しました。
彼らは想像力を駆使し、時にリアルに、そしてメカニックに描き出し、子ども達に未来への夢と希望を与えました。

本展覧会では、小松崎茂、伊藤展安、梶田達二、高荷義之、中島章作、中西立太、南村喬之等が描いた雑誌表紙・口絵を中心に、冒険科学絵物語、SF漫画、少年少女SF全集などの展示から、昭和20~40年代に描かれた空想科学の世界へとご案内いたします。
日本がまだ夢見る力に溢れていた時代、子ども達が憧れ、胸躍らせた未来の姿をお楽しみ下さい。


さて、今回の展示についてなのだが、少年の日の夢や憧れをコンセプトに私が監修した(少年画報大全)にご協力いただいた先生方は次の方達だ。


小松崎茂先生、伊藤展安先生、高荷義之先生、中島章作、中西立太先生、南村喬之先生。


小松崎茂先生とは、根本圭助氏を通して、亡くなる9ヶ月前にインタビューをさせてもらい、今年の1月に亡くなられた中西立太先生には、何度も御会いしているし、毎年年賀状の返事もいただいていた。
高荷義之先生とは、昨年初めて御会いすることが出来た。
伊藤展安先生や梶田達二先生とは、何度も御会いしたことがあり、年賀状の返事もいただいている。
南村喬之先生は、矢野ひろし名義で漫画も発表されている。


この頃の、少年少女雑誌には明るく素敵な雰囲気があった。


今回の展示で、かつての昭和の時代の少年少女雑誌のグラビアページの魅力をゆっくりと楽しんで下さいね!


この夏、一番楽しみにしていた企画展、個人的には大満足の内容でした。
皆さんにもおすすめの企画展ですよ!


次回、弥生美術館の企画展は、

日本で最も愛された少女雑誌

少女の友展

竹久夢二美術館の企画展は
生誕125年夢二装幀事始

~夢二で見る近代日本装飾幀のあゆみ~

(特集展示)明治・大正・昭和の美本コレクション

になります。

開催日は2009年10月1日(木)~12月23日(水・祝)


企画展近くになりましたら、また、詳しい案内を致しますので、それまでもうしばらく御待ち下さいね!

それでは、又
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弥生美術館・竹久夢二美術館の夏

2009-08-10 02:20:00 | 弥生美術館&竹久夢二美術館 日本出版美術研究会
昨日は、弥生美術館と、竹久夢二美術館の夏の企画展を見てきました。

今日の画像は、弥生美術館の企画展にあわせて河出書房新社から発売された

昭和少年SF大図鑑
昭和20~40年代僕らの未来予想図

編者 堀江あき子

定価1600円(税別)です。

かずある参考文献のひとつとして、私が監修した少年画報大全の書名もちゃんと入っているのが嬉しいです。

さて、肝心の企画展の詳細ですが、開催日時は、

2009年7月3日(金曜)から9月27日(日曜)まで

弥生美術館

昭和少年SF大図鑑展

S20~40' ぼくたちの未来予想図


竹久夢二美術館

生誕125年知られざる竹久夢二展

~意外な素顔から、初公開作品まで~


休館日:月曜日

9/15(火)~9/27(日)まで無休です。

開館時間:午前10時~午後5時(入館は4時半まで)

料金:一般900円・大高生800円・中小生400円

*弥生美術館・竹久夢二美術館と二館併せてご覧いただけます。
*立原道造記念館との三館共通券もございます。
*高畠華宵の常設ルームも併せてご覧いただけます。

〒113-0032
東京都文京区弥生2-4-3

弥生美術館
TEL.03-3812-0012

竹久夢二美術館
TEL.03-5689-0462

http://www.yayoi-yumeji-museum.jp


東京メトロ
千代田線根津駅or南北線東大前駅共に徒歩7分

昭和少年SF大図鑑展のチラシには、次のような言葉がある。

昭和20~40年代の少年少女雑誌には、輝かしい未来がつまっていました。
誰もが自由に宇宙に行ける未来、自在に空を飛ぶ乗物や流線型の高速車が走り、超高層ビルが立ち並ぶ未来都市、宇宙からの侵略者や怪獣と化学兵器を駆使して戦うスーパーヒーローなど等。

多くの優れた画家・漫画家たちが、こうした未来の姿を雑誌の表紙絵や口絵、絵物語、漫画など様々な形で表現しました。
彼らは想像力を駆使し、時にリアルに、そしてメカニックに描き出し、子ども達に未来への夢と希望を与えました。

本展覧会では、小松崎茂、伊藤展安、梶田達二、高荷義之、中島章作、中西立太、南村喬之等が描いた雑誌表紙・口絵を中心に、冒険科学絵物語、SF漫画、少年少女SF全集などの展示から、昭和20~40年代に描かれた空想科学の世界へとご案内いたします。
日本がまだ夢見る力に溢れていた時代、子ども達が憧れ、胸躍らせた未来の姿をお楽しみ下さい。


8月9日(日)午後2時より、関係者を交えたギャラリー・トークを行います。

(先日FAXで届いた、日本出版美術研究会の案内にある通り、昨日は、ギャラリートークのゲストとして、根本圭助氏、梶田達二先生、伊藤展安先生、伊藤秀明氏がご出席されました。
一峰大二先生の作品も展示されており、一峰大二先生ご夫妻のお姿もありました。)

午後3時過ぎからは引続き竹久夢二美術館で、企画担当学芸員によるギャラリートークが行われ、午後4時過ぎから、隣の喫茶店2Fで日本出版美術研究会の会合(情報交換会)が開かれました。
ギャラリートークに参加された先生方など参加者多数となったため、いつもの自己紹介、近況報告スタイルではなく、先生方への質問形式となりました。

さて、今回の展示についてなのだが、少年の日の夢や憧れをコンセプトに私が監修した(少年画報大全)にご協力いただいた先生方は次の方達だ。


小松崎茂先生、伊藤展安先生、高荷義之先生、中島章作、中西立太先生、南村喬之先生。


小松崎茂先生とは、根本圭助氏を通して、亡くなる9ヶ月前にインタビューをさせてもらい、今年の1月に亡くなられた中西立太先生には、何度も御会いしているし、毎年年賀状の返事もいただいていた。
高荷義之先生とは、昨年初めて御会いすることが出来た。
伊藤展安先生や梶田達二先生とは、何度も御会いしたことがあり、年賀状の返事もいただいている。
南村喬之先生は、矢野ひろし名義で漫画も発表されている。


この頃の、少年少女雑誌には明るく素敵な雰囲気があった。


今回の展示で、かつての昭和の時代の少年少女雑誌のグラビアページの魅力をゆっくりと楽しんで下さいね!


この夏、一番楽しみにしていた企画展、個人的には大満足の内容でした。
皆さんにもおすすめの企画展ですよ!


竹久夢二美術館のギャラリートークは、9月13日(日)15時からもあります。


次回、弥生美術館の企画展は、

日本で最も愛された少女雑誌

少女の友展

竹久夢二美術館の企画展は
生誕125年夢二装幀事始

~夢二で見る近代日本装飾幀のあゆみ~

(特集展示)明治・大正・昭和の美本コレクション

になります。

開催日は2009年10月1日(木)~12月23日(水・祝)


企画展近くになりましたら、また、詳しい案内を致しますので、それまではしばらく御待ち下さいね!
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生誕125年~展・竹久夢二美術館

2009-08-07 03:20:07 | 弥生美術館&竹久夢二美術館 日本出版美術研究会
今日は再度、竹久夢二美術館の案内(再編集版)です。

2009年7月3日(金曜)から9月27日(日曜)まで

生誕125年 知られざる竹久夢二展

~意外な素顔から、初公開作品まで~


と題しての企画展である。
休館日:月曜日

9/15(火)~9/27(日)まで無休です。

開館時間:午前10時~午後5時(入館は4時半まで)

料金:一般900円・大高生800円・中小生400円

*弥生美術館と二館併せてご覧いただけます。
*立原道造記念館もご覧頂ける三館鑑賞券(1,100円)もございます。


〒113-0032
東京都文京区弥生2-4-3
竹久夢二美術館
TEL.03-5689-0462


http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/


東京メトロ千代田線(根津駅)及び南北線(東大前駅)よりいずれも徒歩7分

チラシには、次のような言葉がある。

明治十七年九月十六日生まれの竹久夢二(1884ー1934)は、今年生誕125年を迎えます。
明治・大正・昭和に渡り、四十九歳十一ヶ月の人生を駆け抜けた夢二は、センチメンタルな情趣に満ちた(夢二式美人画)をはじめ、幅広い分野で作品を残し、大正ロマンを象徴する画家・詩人として、大衆に支持されました。
芸術面で才能を発揮するだけでなく、夢二は恋多く旅を重ねて、コスモポリタンともいえる生き方を貫き、時代を越えて今なおその生涯についても語り継がれています。
夢二没後、展覧会や画集等を通じて(竹久夢二)が、様々な形で紹介されてきましたが、まだクローズアップされていない夢二の一面や、未公開の作品も存在し、その魅力は尽きることがありません。
本展では生誕125年を記念し、夢二の仕事を多角的に再考すると共に、これまで余り知られていない素顔や、当館所蔵の未公開作品を出展し、夢二が築いた美の世界を、改めてご紹介したいと思います。


*企画展担当学芸員によるギャラリー・トーク

8/9(日)、9/13(日)15時より


初公開

竹久夢二・画(王華街夜曲)大正期


8/9(日)の午後2時からは弥生美術館で、関係者を交えたギャラリートークが行われ、午後4時からは、隣の喫茶店で日本出版美術研究会の会合(情報交換会)が開かれます。

私は、この日本出版美術研究会に2002年から所属していますが、一般にはあまり知られた研究会ではなく、どうやって入るのかもいまだに謎のまるでフリーメイスンのような会であります。
年4回、弥生美術館のギャラリートークの後に開かれるこの会は、弥生美術館、竹久夢二美術館の学芸員を中心に大学教授や児童文学の研究者など各界に籍を置く人達との情報交換及び近況報告があり、毎回知的好奇心をくすぐられます。


展示会の内容については、8月10日(月)の私のブログにて報告させてもらう予定です。
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昭和少年SF 大図鑑展・弥生美術館

2009-08-06 01:12:54 | 弥生美術館&竹久夢二美術館 日本出版美術研究会
今日は、再度、弥生美術館の企画展の案内です。

2009年7月3日(金曜)から9月27日(日曜)まで

昭和少年SF大図鑑展

S20~40' ぼくたちの未来予想図


と題しての企画展。
休館日:月曜日

9/15(火)~9/27(日)まで無休です。

開館時間:午前10時~午後5時(入館は4時半まで)

料金:一般900円・大高生800円・中小生400円

*竹久夢二美術館と二館併せてご覧いただけます。
*立原道造記念館との三館共通券もございます。
*高畠華宵の常設ルームも併せてご覧いただけます。

〒113-0032
東京都文京区弥生2-4-3
弥生美術館
TEL.03-3812-0012


http://www.yayoi-yumeji-museum.jp


東京メトロ
千代田線根津駅or南北線東大前駅共に徒歩7分

チラシには、次のような言葉がある。

昭和20~40年代の少年少女雑誌には、輝かしい未来がつまっていました。
誰もが自由に宇宙に行ける未来、自在に空を飛ぶ乗物や流線型の高速車が走り、超高層ビルが立ち並ぶ未来都市、宇宙からの侵略者や怪獣と化学兵器を駆使して戦うスーパーヒーローなど等。

多くの優れた画家・漫画家たちが、こうした未来の姿を雑誌の表紙絵や口絵、絵物語、漫画など様々な形で表現しました。
彼らは想像力を駆使し、時にリアルに、そしてメカニックに描き出し、子ども達に未来への夢と希望を与えました。

本展覧会では、小松崎茂、伊藤展安、梶田達二、高荷義之、中島章作、中西立太、南村喬之等が描いた雑誌表紙・口絵を中心に、冒険科学絵物語、SF漫画、少年少女SF全集などの展示から、昭和20~40年代に描かれた空想科学の世界へとご案内いたします。
日本がまだ夢見る力に溢れていた時代、子ども達が憧れ、胸躍らせた未来の姿をお楽しみ下さい。


8月9日(日)午後2時より、関係者を交えたギャラリー・トークを行います。

(昨日FAXで届いた、日本出版美術研究会の案内によれば、ギャラリートークのゲストは、根本圭助氏、梶田達二先生、伊藤展安先生、伊藤秀明氏がご出席の予定。もしかしたら、高荷義之先生も・・・とのこと。)

午後3時からは引続き竹久夢二美術館で、企画担当学芸員によるギャラリートークが行われ、午後4時からは、隣の喫茶店で日本出版美術研究会の会合(情報交換会)が開かれるのだ。

私は、この日本出版美術研究会に2002年から所属しているのだが、一般にはあまり知られた研究会ではなく、どうやって入るのかもいまだ謎のまるでフリーメイスンのような会である。
年4回、ギャラリートークの後に開かれるこの会は、弥生美術館、竹久夢二美術館の学芸員を中心に大学教授や児童文学の研究者など各界に籍を置く人達との情報交換及び近況報告があり、毎回知的好奇心をくすぐられる。

さて、今回の展示についてなのだが、少年の日の夢や憧れをコンセプトに私が監修した(少年画報大全)にご協力いただいた先生方は次の方達だ。


小松崎茂先生、伊藤展安先生、高荷義之先生、中島章作、中西立太先生、南村喬之先生。


小松崎茂先生とは、根本圭助氏を通して、亡くなる9ヶ月前にインタビューをさせてもらい、今年の1月に亡くなられた中西立太先生には、何度も御会いしているし、毎年年賀状の返事もいただいていた。
高荷義之先生とは、昨年初めて御会いすることが出来た。
伊藤展安先生や梶田達二先生とは、何度も御会いしたことがあり、年賀状の返事もいただいている。
南村喬之先生は、矢野ひろし名義で漫画も発表されている。


この頃の、少年少女雑誌には明るく素敵な雰囲気があった。


最近の少年マンガ誌のグラビアは、アイドルや水着のおねえちゃんばかりとなってしまい残念だ。


おねえちゃんのグラビアもたまには嬉しいが、一年中おねえちゃんばかりでは、考えものである。


私が、最近のマンガを雑誌で読む気がしなくなってしまったのは、そこにも原因があるような気がする。


今回の展示で、かつての昭和の時代の少年少女雑誌のグラビアページの魅力をゆっくりと楽しんで下さいね!


チラシ掲載の図版


(別冊少年キング)少年画報社
(少年マガジン)講談社
(希望ライフ)潮出版
(たのしい四年生)講談社
(少年)光文社
(こども家の光)家の光協会

他より

この夏、一番楽しみにしている企画展です。
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生誕125年知られざる竹久夢二展

2009-07-06 15:41:09 | 弥生美術館&竹久夢二美術館 日本出版美術研究会
今日は竹久夢二美術館の案内です。

2009年7月3日(金曜)から9月27日(日曜)まで

生誕125年 知られざる竹久夢二展

~意外な素顔から、初公開作品まで~


と題しての企画展である。
休館日:月曜日

ただし7/20(月・祝)は開館、7/21は休館。9/15(火)~9/27(日)まで無休です。

開館時間:午前10時~午後5時(入館は4時半まで)

料金:一般900円・大高生800円・中小生400円

*弥生美術館と二館併せてご覧いただけます。
*立原道造記念館もご覧頂ける三館鑑賞券(1,100円)もございます。


〒113-0032
東京都文京区弥生2-4-3
竹久夢二美術館
TEL.03-5689-0462


http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/


東京メトロ千代田線(根津駅)及び南北線(東大前駅)よりいずれも徒歩7分

チラシには、次のような言葉がある。

明治十七年九月十六日生まれの竹久夢二(1884ー1934)は、今年生誕125年を迎えます。
明治・大正・昭和に渡り、四十九歳十一ヶ月の人生を駆け抜けた夢二は、センチメンタルな情趣に満ちた(夢二式美人画)をはじめ、幅広い分野で作品を残し、大正ロマンを象徴する画家・詩人として、大衆に支持されました。
芸術面で才能を発揮するだけでなく、夢二は恋多く旅を重ねて、コスモポリタンともいえる生き方を貫き、時代を越えて今なおその生涯についても語り継がれています。
夢二没後、展覧会や画集等を通じて(竹久夢二)が、様々な形で紹介されてきましたが、まだクローズアップされていない夢二の一面や、未公開の作品も存在し、その魅力は尽きることがありません。
本展では生誕125年を記念し、夢二の仕事を多角的に再考すると共に、これまで余り知られていない素顔や、当館所蔵の未公開作品を出展し、夢二が築いた美の世界を、改めてご紹介したいと思います。


*企画展担当学芸員によるギャラリー・トーク

7/12(日)、8/9(日)、9/13(日)15時より


初公開

竹久夢二・画(王華街夜曲)大正期


8/9(日)の午後2時からは弥生美術館で、関係者を交えたギャラリートークが行われ、午後4時からは、隣の喫茶店で日本出版美術研究会の会合が開かれます。

私は、この日本出版美術研究会に2002年から所属していますが、一般にはあまり知られた研究会ではなく、どうやって入るのかもいまだに謎のまるでフリーメイスンのような会であります。
年4回、ギャラリートークの後に開かれるこの会は、弥生美術館、竹久夢二美術館の学芸員を中心に大学教授や児童文学の研究者など各界に籍を置く人達との情報交換及び近況報告があり、毎回知的好奇心をくすぐられます。


展示会の参加報告については、8月10日(月)の私のブログにて。
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昭和少年SF 大図鑑展S20 ~40'未来

2009-07-05 17:11:55 | 弥生美術館&竹久夢二美術館 日本出版美術研究会
今日は弥生美術館の案内です。

2009年7月3日(金曜)から9月27日(日曜)まで

昭和少年SF大図鑑展

S20~40' ぼくたちの未来予想図


と題しての企画展である。
休館日:月曜日

ただし7/20(月・祝)は開館、7/21は休館。9/15(火)~9/27(日)まで無休です。

開館時間:午前10時~午後5時(入館は4時半まで)

料金:一般900円・大高生800円・中小生400円

*竹久夢二美術館と二館併せてご覧いただけます。
*立原道造記念館との三館共通券もございます。
*高畠華宵の常設ルームも併せてご覧いただけます。

〒113-0032
東京都文京区弥生2-4-3
弥生美術館
TEL.03-3812-0012


http://www.yayoi-yumeji-museum.jp


東京メトロ
千代田線根津駅or南北線東大前駅共に徒歩7分

チラシには、次のような言葉がある。

昭和20~40年代の少年少女雑誌には、輝かしい未来がつまっていました。
誰もが自由に宇宙に行ける未来、自在に空を飛ぶ乗物や流線型の高速車が走り、超高層ビルが立ち並ぶ未来都市、宇宙からの侵略者や怪獣と化学兵器を駆使して戦うスーパーヒーローなど等。

多くの優れた画家・漫画家たちが、こうした未来の姿を雑誌の表紙絵や口絵、絵物語、漫画など様々な形で表現しました。
彼らは想像力を駆使し、時にリアルに、そしてメカニックに描き出し、子ども達に未来への夢と希望を与えました。

本展覧会では、小松崎茂、伊藤展安、梶田達二、高荷義之、中島章作、中西立太、南村喬之等が描いた雑誌表紙・口絵を中心に、冒険科学絵物語、SF漫画、少年少女SF全集などの展示から、昭和20~40年代に描かれた空想科学の世界へとご案内いたします。
日本がまだ夢見る力に溢れていた時代、子ども達が憧れ、胸躍らせた未来の姿をお楽しみ下さい。


8月9日(日)午後2時より、関係者を交えたギャラリー・トークを行います。

その日の午後3時からは引続き竹久夢二美術館で、企画担当学芸員によるギャラリートークが行われ、午後4時からは、隣の喫茶店で日本出版美術研究会の会合が開かれるのだ。

私は、この日本出版美術研究会に2002年から所属しているのだが、一般にはあまり知られた研究会ではなく、どうやって入るのかもいまだ謎のまるでフリーメイスンのような会である。
年4回、ギャラリートークの後に開かれるこの会は、弥生美術館、竹久夢二美術館の学芸員を中心に大学教授や児童文学の研究者など各界に籍を置く人達との情報交換及び近況報告があり、毎回知的好奇心をくすぐられる。

さて、今回の展示についてなのだが、少年の日の夢や憧れをコンセプトに私が監修した(少年画報大全)にご協力いただいた先生方は次の方達だ。


小松崎茂先生、伊藤展安先生、高荷義之先生、中島章作、中西立太先生、南村喬之先生。


小松崎茂先生は亡くなる9ヶ月前にインタビューをし、今年の1月に亡くなられた中西立太先生には、何度も御会いしているし、毎年年賀状の返事もいただいていた。
高荷義之先生とは、昨年初めて御会いすることが出来た。
伊藤展安先生や梶田達二先生とは、何度も御会いしたことがあり、年賀状の返事もいただいている。
南村喬之先生は、矢野ひろし名義で漫画も発表されている。


この頃の、少年少女雑誌には明るく素敵な雰囲気があった。


最近の少年マンガ誌のグラビアは、アイドルや水着のおねえちゃんばかりとなってしまい残念だ。


おねえちゃんのグラビアもたまには嬉しいが、一年中おねえちゃんばかりでは、考えものである。


私が、最近のマンガを雑誌で読む気がしなくなってしまったのは、そこにも原因があるような気がする。


今回の展示で、かつての昭和の時代の少年少女雑誌のグラビアページの魅力をゆっくりと楽しんで下さいね!


チラシ掲載の図版


(別冊少年キング)少年画報社
(少年マガジン)講談社
(希望ライフ)潮出版
(たのしい四年生)講談社
(少年)光文社
(こども家の光)家の光協会

他より
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やなせたかし先生オンステージ

2009-05-11 04:12:05 | 弥生美術館&竹久夢二美術館 日本出版美術研究会
昨日、弥生美術館にて開催中のメルヘンの王様やなせたかし展にて、やなせたかし先生を招いてのトークイベントがありました。


画像は、熱唱中のやなせたかし先生です。

日本出版美術研究会会員向けに事前に配られた資料によると、

内容:(アンパンマンの正義について)
ツーショット撮影、トーク中の撮影、サインはご容赦ください。
ただし歌われている最中の写真撮影はOKです。


とあり、今回の画像となりました。

けれども、サービス精神旺盛のやなせたかし先生が登場したからには、普通のトークイベントではおさまる訳ありません。
半分以上が歌で構成されたまるでミュージカルのようなワンマンショーになりました。

最近のイベントでは、いつもチビッコ相手のアンパンマンショーになってしまうため、ほとんど大人で構成された観客に大満足のやなせたかし先生。
用意された椅子には座ることもなく、一時間ずっと立ちっぱなし、ホワイトボードに絵も描かれてのオンステージとなりました。
今年90歳になられるやなせたかし先生の益々のご活躍を日本漫画家協会正会員の一人として、いつも願っております。

NHKや日本漫画家協会広報部スタッフの皆さんも取材にいらしてたので、このイベントの詳しい模様は、是非そちらで御覧下さいね。
私の携帯では、画像を一枚しかお見せすることが出来ないものですから。

2Fに展示されたやなせうさぎは、ボタンを押すと踊り出します。

全体として、アンパンマン以外のやなせたかし先生の作品世界を知るいい展示となっていますが、あまりお子様向けではありませんので、あまりにも小さなお子様連れだと大変かもしれませんね。

6月28日迄の展示で休館日は月曜日、開館時間は午前10時ー午後5時迄

詳しくは、4月13日の私のブログを御覧下さい。

次回の展示は、2009年7月3日(金)ー9月27日(日)
昭和少年SF大図鑑展
S20-40'ぼくたちの未来予想図

小松崎茂、伊藤展安、梶田達二、高荷義之、中島章作、中西立太、南村喬之等が描いた雑誌表紙・口絵を中心に、冒険科学絵物語、SF漫画、少年少女SF全集などの展示から、昭和20ー40年代に描かれた空想科学の世界へとご案内いたします。日本がまだ夢見る力に溢れていた時代、子ども達が憧れ、胸躍らせた未来の姿をお楽しみ下さい。

とチラシに書いてあります。
少年の日の夏を思い出させる内容に今からワクワクしています。
私は、学校や勉強が大嫌いな子供だったので、小・中・高と、GWが終わると直ぐに夏休みが来るのをいつも待ちわびていました。

今はもう遠い昔のことになってしまったんですね。
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竹久夢二美術館夢二グラフィック

2009-04-15 00:12:36 | 弥生美術館&竹久夢二美術館 日本出版美術研究会
先日のオーラの泉の番組内で紹介された竹久夢二美術館。
2009年4月3日(金曜)より

6月28日(日曜)までは、
夢二グラフィック
ー夢二の手がけた明治・大正・昭和の雑誌型録ー

と題して企画展を実施。

或る日、友が一冊の(中学世界)を買ってきた。
其中に、其秋の増刊菊花号の原稿募集が出ていた。
その募集の中にはコマ絵も含まれていた。
(中略)
私も何か投書してみたいと思って、終にコマ絵を試みる事にした。
ー竹久夢二(私の投書家時代)中学世界13巻7号(明治43年6月号)

5月10日(日曜)午後3時より、ギャラリートークを行います。

竹久夢二美術館
TEL 03-5689-0462

住所、ホームページ、入館料などは、私の前の記事、メルヘンの王様やなせたかし展を御覧下さい。
後日、ギャラリートークの様子をレポートする予定です。
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