196万PV達成!漫画史研究家・本間正幸監修【少年画報大全】(少年画報社・現在三刷)更新復活

【20世紀冒険活劇の少年世界】メトロポリス漫画総合研究所(since1997)から、昭和の映画、出版美術、音楽を!

魔法の鏡

2012-05-31 23:46:43 | 映画「銀河鉄道999・愛と誠・同棲時代」脚本家石森史郎の「新宿伝説」(論創社)
早乙女愛 魔法の鏡
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翳りゆく部屋

2012-05-31 17:57:18 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
翳りゆく部屋 荒井由実


映画【愛妻物語】の新藤兼人監督が、100歳で亡くなったので・・・。
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【昭和時代の少年漫画の復活】

2012-05-30 23:15:49 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
時代が大きく変わる時がある。
2011年3月11日の東日本大震災と、福島の原発問題は、東北に住む人達が置かれている生活基盤を変えてしまっただけでなく、私達を取り巻く生活環境の見直しや、1945年8月15日の終戦以来となる日本人の価値観や考え方を大きく変えようとしている。
2011年7月には、テレビも地上波からデジタルへと変わり、平成の映画やドラマより、昭和時代の映画やドラマ、アニメをBSやスカパー放送で懐かしむ人々が随分と増えたような気がする。
今年に入り、昭和の時代に『少年画報』と『週刊少年キング』(共に発行元は少年画報社)に連載された藤子不二雄Aの漫画【怪物くん】が実写で映画化され、同じく『週刊少年キング』の看板作品として10年間連載された望月三起也の漫画【ワイルド7】も、実写で映画化。
西岸良平の漫画が原作となる映画【ALWAYS 三丁目の夕日】は、シリーズ三作目の舞台を昭和39年の東京オリンピックとして公開され、6月16日には梶原一騎原作、ながやす巧画で『週刊少年マガジン』(講談社)に連載された漫画【愛と誠】が、36年振りに再映画化され公開される。
平成の世となり24年、昭和時代の名作漫画が実写映画として軒並み復活するという現象は、漫画やアニメに対する日本人の価値観や考え方が変化してきていることを実感させてくれる出来事だ。
今まで地上波のテレビで、中々再放送されなかったテレビドラマや映画の幻の名作は、DVD化やオンデマンド放送として楽しむことが出来るようになり、昭和時代の名作漫画も、商業出版としての復刻と、電子書籍化、オンデマンド出版として続々と復活を遂げ、読者の選択肢を広げている。
昭和レトロブームとも言うべき現象は、何も日本ばかりに起こっているわけではないようで、今年のアメリカのアカデミー賞は無声映画時代を見直すように【アーティスト】と【ヒューゴの不思議な発明】どちらが多くのオスカーを獲得出来るかが話題となっていた。
百聞は一見にしかず。
かつて、日本一の月刊少年雑誌だった『少年画報』の版元である少年画報社では、2001年発売の【少年画報大全】発売開始以来、満を時しての発売となる「『少年画報』昭和35年正月号」を完全復刻し、部数限定で2010年11月末に販売を開始したところ、NHKや日本テレビなどの情報番組でも紹介され、書店店頭での販売分は全て終了し、現在残部僅少のため、少年画報社販売部直販のみの取扱いとなっている。
漫画やアニメ、特撮に映画など、【昭和時代】を振り返ることが、平成24年現在最新流行を読みとくキーワードになるようだ。(映画と漫画史研究家 本間正幸)

以上、[Free paper Dio(ディオ)vol.11]2012.4.15に発表させていただいた私のessayです。(笑)


Free paper Dioは、HP「三木露風文学館 URL:http://www3.nns.ne.jp/pri/kizansou」からお届けします。

Dioの会HP、ブログ(http://dio.justhpbs.jp)もご覧下さい。


かつて、プロの文筆業の活字原稿の発表媒体は、新聞、雑誌、書籍などに限られていました。

素人からプロの物書きに成るためには・・・、

新聞社や出版社主催の文学賞や新人賞を受賞する!(笑)

何て滅多に受賞出来る人はいないので、普通は地道に同人誌や自費出版で作品を発表し続けたり、フリーライターや名前の出ないゴーストライターとして裏方の活動を続け、いつの日にか晴れの舞台である大手出版社から、名前と原稿料の出る商業出版の著書を発売し、大手新聞や雑誌の書評欄などで取り上げてもらえることが出来たらいいな!

と、夢みるのではないでしょうか?


将棋の世界には、プロとなるための組織・新進棋士奨励会があり、アマとの実力の差が歴然としてましたが、音楽や役者、作家など素人とプロの実力の差を見極めるのが一般の人にはとても難しい世界があります。
作家など文筆業の場合、その文才を見極めてくれるのがプロの編集者の仕事になります。

文筆業になる場合、引用や、孫引きではない自分自身の言葉で責任を持って発言しなければ、プロとして通用しません。

また、発表する媒体の読者を想定し、より多くの共感を得られなければ、次の仕事の依頼は、やって来ません。

人気ブロガーさんが、商業出版で通用するか、否かは、お金を出してまで、その人の文章を読んでくれる人達がどれだけいるのかにかかってきます。

インディーズのバンドやアーティストが、メジャーデビューを果たした後、どれだけCDが売れたり、楽曲をダウンロードしてもらえるか?どうか?

俳優や役者さん達にしても、映画やテレビで活躍する以外に、舞台に出演した際、チケットが売れる役者さんかどうか?

みんな、プロとして続けていくには、大変な狭き門なのです。

現在、様々な業界のプロの人達が、素人に混ざってブログを更新しています。

面白いのは、プロの人達よりも、素人の人達の方がブロガーとして人気があったりする逆転現象が頻繁に起こり得るということです。(笑)

何故なら、忙しいプロの人達は、お金にならないブログで、本職並の仕事は発表しないため、毎日、たくさんのブログ記事を更新し、コメントなどで交流を続ける熱心な素人ブロガーさんが、人気ブロガーになってしまうことがあるのです。

けれども、人気ブロガーになったからといって、プロとして通用すると考えたら大間違い。

プロとアマとの差というものは、かつて芥川龍之介が【朱儒の言葉】の中で述べた天才の如きもの。

「天才とはわずかに我々と一歩を隔てたもののことである。
同時代は常にこの一歩の千里であることを理解しない。」

私は、中学から高校時代に芥川龍之介の作品世界に魅せられていたため、常にこの言葉を意識し肝に命じて過していた時期があります。(笑)


さて、私のブログは昭和時代の少年少女漫画史研究をメインに情報発信を始めました。

日々の地道な暮らしとは裏腹な、新聞社や美術館などでの華やかなイベントや企画展などへの私の参加体験報告も、記事にしてみました。
私がブログの読者さん達を通じて感じたこと、需要と供給のバランスを考えた時、漫画史とアニメ史を別物として捉える従来の先人の研究者達の考え方を改め、漫画を社会学における文化として捉えるならば、もはや昭和の少年少女漫画史研究の側面に、昭和のアニメーション史研究の側面も加えるべき時期が到来していることを肌で実感致しました。

これからは、現状に即したアニメーション史研究に関する情報発信もしてまいりますので、皆さんよろしくね!(笑)

昭和時代の少年少女漫画史研究家であり、昭和時代のアニメーション史研究家の社会学士


本間正幸
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青春学園ドラマ[飛び出せ!青春]

2012-05-29 06:32:00 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
ある時は昭和時代のアニメーション史研究家、またある時は昭和時代の少年少女漫画史研究家の本間正幸が店長をしているショッピングサイトがあります。

【漫画の匠】
http://www.manganotakumi.com

よろしくです。


さて、私のブログは2009年3月の開設以来2012年4月にトータル訪問者数16万人を達成したgooを初め、アメブロ、Yahoo!楽天で昭和時代の音楽紹介と記事更新、はてなダイアリー、ヤプログ、livedoorで記事更新をしております。


今、スカパーでCSの番組[日テレプラス]にて、昭和時代の青春学園ドラマの最高傑作のひとつ[飛び出せ!青春]が再放送しております。

月曜日~金曜日の毎朝9時40分から10時30分までの放送で、翌朝6時から再放送。


1965年の[青春とはなんだ]から始まった東宝とテアトル・プロが共同で制作し、日本テレビから放映された青春学園ドラマの第6作目であり、シリーズ中の最高傑作。


この青春学園ドラマシリーズは、1969年の[炎の青春]を最後に休止していましたが、松竹制作の[おれは男だ!]の大ヒットを受け、その後番組として再開されることになります。


第13話「さらば高校五年生」にて、石橋正次さん演じる太陽学園の生徒・高木は休学しますが、ストーリー上では、女手ひとつで高木を育てていた母の病気の看病と、母が経営していた小料理屋をやっていくためでした。
実際は、「夜明けの停車場」で歌手として大ブレイクした石橋正次さんが多忙を極めたためのようだ。

私は、この頃の石橋正次さんの大ファンである。

特撮ヒーローとして日活青春スターの浜田光夫さんと競演した[アイアンキング]、村野武範さん演じる河野先生とのかけあいが印象深い[飛び出せ!青春]での太陽学園の生徒・高木役。

森田健作さんと競演した[おれは男だ!][おこれ男だ!]など。

特に[アイアンキング]の静弦太郎役と[飛び出せ!青春]での高木役が、私の大のお気に入りだったので、役者としての旬の時期に、せっかくレギュラーで出演していた名作ドラマを多忙のため降板せざるをえなかったということは、石橋さんの役者としての後のキャリアにも、少しは影響を与えたのではないだろうか?


第28話で復学(笑)するも、せっかくの当たり役・失われた時は、二度と戻りはしない。


私の考える、昭和時代の青春学園ドラマの二大傑作は、誰がなんと言おうと[おれは男だ!]と[飛び出せ!青春]である。

以前、昭和時代の

[青春学園ドラマ年表]

を、秋田書店から2002年秋に発売したコンビニ本
【ゆうひが丘の総理大臣】[総理がやってきたの巻]
の特別企画

[ゆうひが丘の総理大臣]徹底分析

中で発表済みなので今回特別に(笑)再録してみたい。

何故ならコンビニ本は、雑誌と同じく再販はされないため、後から入手するためには、困難を極めるからである。


青春学園ドラマ年表


(年)【タイトル】(放映局)出演


(S40年)
【青春とはなんだ】(日本テレビ)夏木陽介・藤山陽子


(S41年)
【これが青春だ】(日本テレビ)竜雷太・結城美栄子


(S42年)
【でっかい青春】(日本テレビ)竜雷太・広瀬みさ


(S43年)
【進め!青春】(日本テレビ)浜畑賢吉・岡田可愛


(S44年)
☆【柔道一直線】(TBS)桜木健一・吉沢京子、

☆【サインはV】(TBS)岡田可愛・中山仁


(S45年)
☆【おくさまは18歳】(TBS)岡崎友紀・石立鉄男

☆【ハレンチ学園】(東京12ch)児島美ゆき・小林文彦


(S46年)
☆【おれは男だ!】(日本テレビ)森田健作・早瀬久美

☆【ガッツ・ジュン】(TBS)藤間文彦・近藤正臣

☆【太陽の恋人】(NET)桜木健一・吉沢京子


(S47年)
【中学生日記】(NHK)


(S48年)
【飛び出せ!青春】(日本テレビ)村野武範・酒井和歌子


(S49年)
【われら青春!】(日本テレビ)中村雅俊・島田陽子

☆【愛と誠】(東京12ch)池上季実子・夏夕介


(S53年)
☆【ゆうひが丘の総理大臣】(日本テレビ)中村雅俊・由美かおる


(S54年)
【3年B組金八先生】(TBS)武田鉄矢・名取裕子


☆印はマンガ原作のドラマです。


番組概要

【飛び出せ!青春】

日本テレビ青春ドラマシリーズ最高傑作と名高い学園青春ドラマの決定版が日テレプラスに初登場。(全43話)

番組内容

熱血教師・河野武に扮した村野武範が、劣等性揃いのサッカー部の顧問となり、体当たりで生徒たちにぶつかっていく。
第1話のタイトルでもある「レッツ・ビギン Let's begin!」が合言葉であり、テーマとなっている。
青い三角定規の歌う主題歌「太陽がくれた季節」が大ヒットとなったほか、村野武範も劇中挿入歌を担当し、音楽についても話題となった。

【地上波放送日】
1972年2月20日~1973年2月18日


登場人物

河野武(英語)村野武範

本倉明子(国語、理事長の姪)酒井和歌子

杉田良策校長・有島一郎

江川俊介教頭・穂積隆信

塚本信二(世界史)柳生博

後藤梅子(寮母)菅井きん

名和半次郎(ラーメン屋)名古屋章

本倉惣之介(理事長)佐藤慶

太陽学園生徒

高木勇作・石橋正次

片桐次郎・剛達人

柴田良吉・頭師佳孝

山本大作・保積ぺぺ

木次祐一・沖正夫(後の森川正太)

森下真樹・青木英美

畑野ふみ子・降旗文子

生田みどり・大田黒久美

南百合子(購買部)田坂都

高木江美子(勇作の母)南風洋子

柴田美鈴(良吉の母)三崎千恵子

山本豊子(大作の母)塩沢とき

綾野(本倉家の家政婦)千石規子

畑野大五郎(ふみ子の父)下川辰平

木下勇吉(県立東高校サッカー部顧問)藤木悠


スタッフ

監修・千葉泰樹

プロデューサー・黒田正司、岡田晋吉、中村良男

脚本・鎌田敏夫、永原秀一、上條逸雄、須崎勝彌、田上雄、田波靖男、木村佳世、武田宏一、鴨井達比古

監督・高瀬昌弘、土屋統吾郎、石田勝心

音楽・いずみたく

主題歌

「太陽がくれた季節」

作詞・山川啓介

作曲・いずみたく

編曲・松岡直也

歌・青い三角定規


挿入歌

「青春の旅」

作詞・山川啓介

作曲・いずみたく

編曲・松岡直也

歌・青い三角定規


放映リスト

#1.「レッツ・ビギン Let's begin!」1972.2.20監督・高瀬昌弘、脚本・鎌田敏夫、ゲスト・藤木悠、水谷邦久

#2.「ヘソはお前だ!」1972.2.27

#3.「華々しき悪戯」1972.3.5

#4.「やるぞ見ていろカンニング」1972.3.12

#5.「ああ雀パイに花うけて」1972.3.19

#6.「ラウ゛ラウ゛行進曲」1972.3.26

#7.「このバカを許して下さい」1972.4.2

#8.「男の涙は伊達じゃない」1972.4.9

#9.「殴られ屋引き受けます」1972.4.16

#10.「男なら特訓特訓また特訓」1972.4.23

#11.「あの裏山を守れ!」1972.4.30

#12.「ガラクタ楽団全員集合!」1972.5.14

#13.「さらば高校五年生!」1972.5.21

#14.「月光仮面は正義の味方!!」1972.6.4

#15.「栄光とはなんだ!!」1972.6.11

#16.「友情か恋愛かそれが問題だ!!」1972.6.25

#17.「老人パワー大爆発!」1972.7.2

#18.「俺に出来ないこともある!」1972.7.9

#19.「北海道へは着いたけど」1972.7.23

#20.「この遥かなる道」1972.7.30

#21.「学園の子連れ狼」1972.8.6

#22.「飛び込もう青春の海へ!」1972.9.3

#23.「受験戦争に参加せよ!」1972.9.24

#24.「校長!あなたまでがそんなことを!?」1972.10.1

#25.「その喧嘩私が買います!!」1972.10.8

#26.「怪談 ついにキャーッと云わせた!!」1972.10.15

#27.「犬も歩けば恋に当たる!」1972.10.22

#28.「学校が面白いなんてバカじゃないか!!」1972.10.29

#29.「君がやるなら俺もやる!」1972.11.5

#30.「あなたがいなくなると私は淋しい・・・」1972.11.12

#31.「ともに歩こう明日に向かって!!」1972.11.19

#32.「友達だもの、信じるよ!!」1972.11.26

#33.「35点は落第点!!」1972.12.3

#34.「くたばれコンプレックス!!」1972.12.10

#35.「私はダメな女!?」1972.12.17

#36.「太陽劣等改造論!?」1972.12.24

#37.「結局はタダの人間なのか先生も!!」1972.12.31

#38.「気楽に行こうぜオレたちだけは!!」1973.1.7

#39.「貴様と俺とは同期の桜」1973.1.21

#40.「オレは谷岡だッ!!」1973.1.28

#41.「星の王女様になりたい!」1973.2.4

#42.「教師は生徒の応援団!」1973.2.11

#43.「仰げば尊し?わがビギン!!」1973.2.18
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第16回手塚治虫文化賞の戦利品?

2012-05-27 19:28:24 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
2012年、昭和時代の少年少女漫画史研究家であり、アニメーション史研究家である社会学士・本間正幸がオススメする映画やマンガ、アニメなどのイベント情報、展示会の紹介、参加報告です!

5月19日(土)は、明治大学・米沢嘉博記念図書館のトークイベント

『「増刊ヤングコミック」と青年劇画の世界』ー70年代の劇画誌ブームを総括するー

石井隆、宮谷一彦、山上たつひこ、大友克洋など、先鋭的な作家の発表場所として語り継がれ、70年代の劇画の総決算的意味合いの強い『増刊ヤングコミック』。


講師:橋本一郎(作家、マンガ原作者)、戸田利吉郎(少年画報社代表取締役)、筧悟(別府大学客員教授、マンガ編集者)/司会進行:赤田祐一

に参加。

講師は三人共に旧知の人達で、司会者を交えた懇親会があり二次会迄参加。
一次会で司会の赤田祐一氏だけ初対面なので、挨拶と名刺交換。
筧さんと私が深く関わったチクマ秀版社で、作品を復刻した故・上村一夫先生の御嬢さんと初対面。
筧さんに紹介してもらう。
講師の橋本さんとは、帰りの電車で横浜まで一緒。
一昨日、橋本さんから、朝日ソノラマ時代のインタビュー記事など、送っていただきました。

5月20日(日)は、日本の漫画史研究家の第一人者・清水勲先生の講座を聴きに、のらくろ館・森下文化センターへ。
講座終了後も、清水先生は会場に残られ、参加者からの個別の質問、相談に各々懇切丁寧に対応されていました。
最近私は、清水先生への挨拶を随分御無沙汰していたので、近況報告と、漫画史研究者としての日々の心掛けなどのアドバイスを受けるために、二人だけで喫茶店へ。

故・米沢嘉博さんと明治大学米沢嘉博記念図書館、現代マンガ図書館館長・内記稔夫さんの娘である内記ゆうこさんが代表を務める株式会社ないき、明治大学との微妙な関係など、志なかばで第一線を退く宿命だった先人たち漫画コレクター・研究者達の生涯・人生をまのあたりにして、一番年少であり現役バリバリの漫画史研究家の私・本間正幸が、二万冊に及ぶ昭和時代の少年少女漫画、昭和時代のアニメーション映画のパンフレットや関連史料などの蔵書コレクションを元に今何を成すべきか?
成さなければならないのか?
人生という限られた大切な時間の中で出来ること、成し遂げなければならないことを、輝かしい業績、人間としての人柄も漫画史研究家の中で一番尊敬出来る清水勲先生の生き方から、改めて考えさせられる日となりました。

一昨日、5月25日(金)は、朝日新聞社 主催で浜離宮朝日小ホールにて16:00~開催された

第16回手塚治虫文化賞贈呈式・記念イベントに参加!
贈呈式

マンガ大賞『ヒストリエ』(講談社)岩明均氏

新生賞 伊藤悠氏『シュトヘル』(小学館)

短編賞ラズウェル細木氏『酒のほそ道』(日本文芸社)など一連の作品に対して

特別賞 あの少年ジャンプ
塩川書店五橋店 塩川祐一氏

今回は、贈呈式のタイムスケジュールがおして休憩時間無しで記念イベントへ突入!

対談「大賞受賞記念対談」

岩明均氏×あさのあつこ氏(選考委員・作家)永井豪氏(選考委員・マンガ家)

今日の画像は、戦利品?
毎回楽しみなピンバッチ、今年は【ユニコ】。
小冊子は、ブルー24頁で、第1回(1997年)からの歴代の受賞作と受賞者のリストも載ってます。
新聞記事の上質紙による刷り出しも嬉しい。


会場入口にて、杉並アニメーションミュージアム・鈴木伸一館長と待ち合わせ。
会場には、藤子マンガファンならお馴染のしのだひでお先生、山根青鬼先生、小野耕世先生、永田竹丸先生、ちばてつや先生など、手塚治虫先生ゆかりの先生方の姿が。
選考委員竹宮惠子先生は欠席。

トークイベント終了後は、鈴木伸一館長、しのだひでお先生、岐阜、名古屋方面から来ている漫画ファンの方達と私の六人で、築地のお寿司屋さんで飲み会となり、手塚先生作品のマンガやアニメ、藤子先生作品のマンガやアニメ、ミュージアム、スタジオ・ゼロやラーメン大好き小池さん、トキワ荘ネタで大盛り上がりとなりました。(笑)


明日5月28日(月)は、門前仲町で第646回無声映画鑑賞会【地獄の蟲】主演・田村高廣【少年野口英世】が上映!


5月29日(火)からは、今年も銀座のギャラリー向日葵で開催される高橋真琴先生の個展の案内を、真琴画廊からいただく。
私が撮影協力したジャニーズのアイドルグループ嵐のメンバーが主演した映画【黄色い涙】の原作や、チクマ秀版社から関口シュン先生協力の下、私が【永島慎二の世界】をプロデュースしたことがある青春漫画の巨匠

[第七回 永島慎二遺作展]

6月7日(木)~6月19日(火)

AM10:00~PM8:00まで

阿佐ヶ谷喫茶室「cobu」にて

の案内葉書もいただく。

喫茶室「cobu」ご案内

〒166-0004
杉並区阿佐ヶ谷南1-36-12

Tel.(03)3316-0241

最寄り駅/中央線阿佐ヶ谷駅/丸の内線南阿佐ヶ谷駅
*南口商店街「パールセンター」中ほどの婦人服飾雑貨店「スミレ」店内を奥に入った小さな喫茶店「cobu」です。


弥生美術館の現在の企画展は、

大正100年記念【大正から始まった日本のKawaii(カワイイ)展】カワイイ・ファンシーグッズを中心に


2012年4月5日(木)~7月1日(日)


休館日◎月曜日

時間◎午前10時~午後5時(入館は4時半まで)

料金◎一般900円 大高生800円 中小生400円

*竹久夢二美術館と二館併せてご覧いただけます。

*高畠華宵の常設ルームも併せてご覧いただけます。

弥生美術館

〒113-0032
東京都文京区弥生2-4-3
TEL.03-3812-0012
http://www.yayoi-yumeji-museum.jp


ファンシー・グッズの元祖は、大正ロマンの画家・竹久夢二の店から登場しました。


竹久夢二美術館では、

2012年企画展
2012年大正100年


夢二と「大正時代」
竹久夢二と大正時代を再発見!


夢二と大正時代Ⅱ

「セノオ楽譜」デザインと京都時代の夢二を追って

ー大正5~8年を中心にー


学芸員によるギャラリートーク

6/10(日)15時~16時


竹久夢二美術館

弥生2-4-2

Tel:03(5689)0462


私は、5月13日(日)の午後二時から弥生美術館のギャラリートークに参加し、午後三時からは、竹久夢二美術館のギャラリートークに参加する予定が参加出来ず。(涙)

午後四時からの出版美術研究会の会合にだけ参加しました。

さて、【のらくろ館】のある東京都江東区森下文化センターでは、


【田河水泡と弟子たち~そのユーモアの世界と系譜~】


があります。


回数:全5回
時間:14:00~15:30
定員:一般30名
会場:森下文化センター AVホール
料金:5000円(全5回分)
*美術館の入館料は、現地での実費徴収になります。

おすすめの内容/講師

第1回 5/20(日)漫画史における『のらくろ』~水泡のユーモア世界/漫画・風刺画史研究 清水勲

は、終了しましたが、

第3回 7/15(日)田河水泡の弟子たち①~愛弟子が語る田河水泡/漫画家・のらくろトリオ 永田竹丸、漫画家・のらくろトリオ 山根青鬼

が、私のオススメです!
1300円で、第3回のみの参加も出来るようです。


〔申込先・主催〕

公益財団法人 江東区文化コミュニティ財団 江東区森下文化センター


今年の清水勲先生からの年賀状の返事の中には、

「今年も大いにご活躍下さい」

という直筆のメッセージをいただきました。

永田竹丸先生からは、寒中見舞いをいただいております。
山根青鬼先生の作品については、オンデマンド出版として、コミックパークから、

㈱パインウッドカンパニー編集・発行

『山根青鬼・山根赤鬼漫画道中記』

小学館・編集・発行

『名たんていカゲマン』

が発売されています。

清水勲先生は、漫画史研究家の第一人者。
同志社大学教授の竹内オサム先生、故・米沢嘉博さん、中野晴行さん達が漫画史研究家として、優れた業績を残しております。

本来、私が監修した【少年画報大全】は、米沢嘉博さんに依頼されていたもの。

米沢さんの代役として私、本間正幸が急遽大抜擢され幸運なデビューを飾り、今日があるのです。


現在の私の専門領域は、無声映画時代からの映画やアニメーション史研究と、大正・昭和の少年少女雑誌、少年少女小説、街頭紙芝居に絵物語、挿絵に音楽、ラジオ、テレビ、そして少年少女漫画史の研究になります。


《序章》

これから日本の戦後の漫画史、特に少年雑誌の歴史を知る上での必須アイテムになる一番有効な書籍は、私、本間正幸が監修し2001年に発売した


【少年画報大全】(少年画報社)定価2900円


である。
発売時に朝日新聞始め、毎日新聞、読売新聞夕刊、日本経済新聞や、雑誌の書評など当時の様々なメディアに大きく取り上げられた。
発売十年を過ぎてもロングランを続け、現在は三刷。
発行部数は軽く一万部を越えている。


大学教授の肩書きを持つ著者たちが、小さな出版社から発行部数三千部で増刷もなく、発売数年で自由価格本となり、絶版の道を辿っているのは何故か?
多くのマンガ評論家の研究本の類と【少年画報大全】とは、明らかに一線を画しているのである。
紹介した漫画家さんや作家さんの本など、毎年のように復刊され続け、美術館や博物館などの企画展も開催されている。
藤子不二雄A先生の【怪物くん】や望月三起也先生の【ワイルド7】の実写映画化など、私が特集を組み、インタービューした先生方は、今や再ブームが起きているのだ。
ここ十年来、今だ【少年画報大全】を越える実証的な少年雑誌の研究書は出てこない故、今も古さを感じさせないようだ。
別冊付録として付けた

【冒険活劇文庫】(昭和23年8月発行)創刊號のオリジナル本は、当時の市場価格が数十万した稀少本。


それまでの漫画研究本と、【少年画報大全】が一線を画した理由、それは実証的なデータと徹底した図版重視による初の漫画史研究本であるからだ。


戦後、日本の漫画が諸外国と比べ、独特な変化を遂げることが出来たのには、手塚治虫先生の登場だけでなく、戦前からの街頭紙芝居【黄金バット】や【ハカバキタロー】の影響があることをいち早く提唱した。
街頭紙芝居から、【黄金バット】や【少年王者】、絵物語オリジナルとなる【地球SOS】が誕生。
絵物語が昭和20年代の少年雑誌の世界を席巻し、昭和30年代前半に【赤胴鈴之助】の空前の大ヒットで漫画が一般の人達の間でも市民権を得る。
戦前からの流れを汲む大資本の出版社から出ていた少年雑誌『少年クラブ』や戦後生まれの『少年』などは、A5版で読み物や少年小説など活字が主体のままだった。
戦後、街頭紙芝居の大ヒット作【黄金バット】を看板に、絵物語中心、判型が一回り大きなB5判で新たに立ち上げられた革新的な少年雑誌が『冒険活劇文庫』である。
後に『少年画報』へと発展し、僅か十年足らずで日本一の少年雑誌へと急成長を遂げる。
けれども、世の中が落ち着きを取り戻し、人々の生活水準が向上すると、大資本系列の光文社発行の少年雑誌『少年』へとその王座を譲り渡さなければならなくなる。
戦後の少年雑誌の歴史は、とてもドラマチックであり、史料も煩雑となるため、正しい全貌を把握するには、ある程度の専門性と知識が必要とされる。
戦後の少年雑誌において、漫画史的に一番重要な雑誌は『冒険活劇文庫』と『少年画報』の歴史である。
『少年』は二番手となり、『漫画少年』が、その後に続く。
少年週刊誌誕生となれば、『少年マガジン』『少年サンデー』『少年キング』『少年ジャンプ』『少年チャンピオン』の五大少年週刊誌の歴史を押さえればいい。
そして『ガロ』と『COM』『ヤングコミック』に『ビッグコミック』の青年誌の流れも押さえておけば、入門編(笑)はOKだろう。


昭和の少年少女漫画史研究家を看板に、最近は昭和のアニメーション史研究家としても売り出し中の社会学士


本間正幸
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第16回手塚治虫文化賞贈呈式参加

2012-05-26 23:38:17 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
2012年、昭和時代の少年少女漫画史研究家であり、アニメーション史研究家である社会学士・本間正幸がオススメする映画やマンガ、アニメなどのイベント情報、展示会の紹介、参加報告をしますね!

5月19日(土)は、明治大学・米沢嘉博記念図書館のトークイベント

『「増刊ヤングコミック」と青年劇画の世界』ー70年代の劇画誌ブームを総括するー

石井隆、宮谷一彦、山上たつひこ、大友克洋など、先鋭的な作家の発表場所として語り継がれ、70年代の劇画の総決算的意味合いの強い『増刊ヤングコミック』。
同誌をつくりあげた三人の編集者に、当時の劇画編集と作家との間で行われた熾烈な闘いについて伺います。

講師:橋本一郎(作家、マンガ原作者)、戸田利吉郎(少年画報社代表取締役)、筧悟(別府大学客員教授、マンガ編集者)/司会進行:赤田祐一

に参加。

私にとっては、講師三人共に旧知の人達。
講師の方と司会者を交えた懇親会があったので、久しぶりに一次会だけでなく二次会迄参加。
司会の赤田祐一氏だけ、初対面のため挨拶、名刺交換を。
筧さんと私が深く関わったチクマ秀版社で、作品を復刻した故・上村一夫先生の御嬢さんが初対面となるため、筧さんから直接紹介してもらう。
橋本さんとは、帰りの電車で横浜まで、一緒。
昨日、橋本さんから、朝日ソノラマ時代のインタビュー記事など、送っていただきました。

5月20日(日)は、日本の漫画史研究家の第一人者・清水勲先生の講座を聴きに、のらくろ館・森下文化センターへ。
講座終了後も、清水先生は会場に残られ、参加者からの個別の質問、相談に各々懇切丁寧に対応されていました。
最近私は、清水先生への挨拶を御無沙汰していたので、近況報告と、漫画史研究者としての日々の心掛けなどのアドバイスを受けるために、二人だけで喫茶店へ立ち寄ります。

故・米沢嘉博さんと明治大学米沢嘉博記念図書館、現代マンガ図書館館長・内記稔夫さんの娘である内記ゆうこさんが代表を務める株式会社ないきと、明治大学との微妙な関係など、志なかばで第一線を退かなければならない宿命だった先人たち漫画コレクター・研究者の生涯・人生をまのあたりにして、一番年少であり現役の漫画史研究家の私・本間正幸が、二万冊に及ぶ昭和時代の少年少女漫画、昭和時代のアニメーション映画のパンフレットや関連史料などの蔵書コレクションを元に今何を成すべきか?
成さなければならないのか?
人生という限られた大切な時間の中で出来ること、成し遂げなければならないことを、漫画史研究家としての輝かしい業績、人間としての人柄も漫画史研究家の中で一番尊敬出来る清水勲先生の生き方から、改めて考えさせられる日となりました。

昨日、5月25日(金)は、朝日新聞社 主催で浜離宮朝日小ホールにて16:00~開催された

第16回手塚治虫文化賞贈呈式・記念イベントに参加!
贈呈式

マンガ大賞『ヒストリエ』(講談社)岩明均氏

新生賞 伊藤悠氏『シュトヘル』(小学館)

短編賞ラズウェル細木氏『酒のほそ道』(日本文芸社)など一連の作品に対して

特別賞 あの少年ジャンプ

記念イベント

対談「大賞受賞記念対談」

岩明均氏×あさのあつこ氏(選考委員・作家)永井豪氏(選考委員・マンガ家)

会場入口にて、杉並アニメーションミュージアム・鈴木伸一館長と待ち合わせ。
会場には、藤子マンガファンならお馴染のしのだひでお先生、山根青鬼先生、小野耕世先生、永田竹丸先生、ちばてつや先生など、手塚治虫先生ゆかりの先生方の姿がありました。

トークイベント終了後は、鈴木伸一館長、しのだひでお先生、岐阜、名古屋方面から来ている漫画ファンの方達と私の六人で、築地のお寿司屋さんで飲み会となり、手塚先生作品のマンガやアニメ、藤子先生作品のマンガやアニメ、スタジオ・ゼロや小池さんトキワ荘ネタで大盛り上がりとなりました。(笑)

この後も、
5月28日(月)第646回無声映画鑑賞会【地獄の蟲】主演・田村高廣【少年野口英世】が上映!


5月29日(火)銀座のギャラリー向日葵で高橋真琴先生の個展の案内を、今年も真琴画廊からいただく。
私が撮影協力した嵐のメンバー主演の映画【黄色い涙】の原作や、チクマ秀版社から関口シュン先生協力の下、私が【永島慎二の世界】をプロデュースしたことがある青春漫画の巨匠

[第七回 永島慎二遺作展]

6月7日(木)~6月19日(火)

AM10:00~PM8:00まで

阿佐ヶ谷喫茶室「cobu」にて

の案内葉書もいただく。

喫茶室「cobu」ご案内

〒166-0004
杉並区阿佐ヶ谷南1-36-12

Tel.(03)3316-0241

最寄り駅/中央線阿佐ヶ谷駅/丸の内線南阿佐ヶ谷駅
*南口商店街「パールセンター」中ほどの婦人服飾雑貨店「スミレ」店内を奥に入った小さな喫茶店「cobu」です。


弥生美術館の現在の企画展は、

大正100年記念【大正から始まった日本のKawaii(カワイイ)展】カワイイ・ファンシーグッズを中心に


2012年4月5日(木)~7月1日(日)


休館日◎月曜日

時間◎午前10時~午後5時(入館は4時半まで)

料金◎一般900円 大高生800円 中小生400円

*竹久夢二美術館と二館併せてご覧いただけます。

*高畠華宵の常設ルームも併せてご覧いただけます。

弥生美術館

〒113-0032
東京都文京区弥生2-4-3
TEL.03-3812-0012
http://www.yayoi-yumeji-museum.jp


ファンシー・グッズの元祖は、大正ロマンの画家・竹久夢二の店から登場しました。


竹久夢二美術館では、

2012年企画展
2012年大正100年


夢二と「大正時代」
竹久夢二と大正時代を再発見!


夢二と大正時代Ⅱ

「セノオ楽譜」デザインと京都時代の夢二を追って

ー大正5~8年を中心にー


学芸員によるギャラリートーク

6/10(日)15時~16時


竹久夢二美術館

弥生2-4-2

Tel:03(5689)0462


私は、5月13日(日)の午後二時から弥生美術館のギャラリートークに参加し、午後三時からは、竹久夢二美術館のギャラリートークに参加する予定が参加出来ず。(涙)

午後四時からの出版美術研究会の会合にだけ参加しました。

さて、【のらくろ館】のある東京都江東区森下文化センターでは、


【田河水泡と弟子たち~そのユーモアの世界と系譜~】


があります。


「漫画『のらくろ』の作者・田河水泡は、江東区で幼少期から青年期までを過ごした本区ゆかりの漫画家です。
本講座では、日本の漫画界に大きな足跡を遺した田河水泡と弟子たちの人と作品、そしてそのユーモアの世界に迫ります。


回数:全5回
時間:14:00~15:30
定員:一般30名
会場:森下文化センター AVホール
料金:5000円(全5回分)
*美術館の入館料は、現地での実費徴収になります。

おすすめの内容/講師

第1回 5/20(日)漫画史における『のらくろ』~水泡のユーモア世界/漫画・風刺画史研究 清水勲

は、終了しましたが、

第3回 7/15(日)田河水泡の弟子たち①~愛弟子が語る田河水泡/漫画家・のらくろトリオ 永田竹丸、漫画家・のらくろトリオ 山根青鬼

が、私のオススメです!
1300円で、第3回のみの参加も出来るようです。


〔申込先・主催〕

公益財団法人 江東区文化コミュニティ財団 江東区森下文化センター


今年の清水勲先生からの年賀状の返事の中には、

「今年も大いにご活躍下さい」

という直筆のメッセージをいただきました。

永田竹丸先生からは、寒中見舞いをいただいております。
山根青鬼先生の作品については、オンデマンド出版として、コミックパークから、

㈱パインウッドカンパニー編集・発行

『山根青鬼・山根赤鬼漫画道中記』

小学館・編集・発行

『名たんていカゲマン』

が発売されています。

清水勲先生は、漫画史研究家の第一人者。
同志社大学教授の竹内オサム先生、故・米沢嘉博さん、中野晴行さん達が漫画史研究家として、優れた業績を残しております。

本来、私が監修した【少年画報大全】は、米沢嘉博さんに依頼されていたもの。

米沢さんの代役として私、本間正幸が急遽大抜擢され幸運なデビューを飾り、今日があるのです。


現在の私の専門領域は、無声映画時代からの映画やアニメーション史研究と、大正・昭和の少年少女雑誌、少年少女小説、街頭紙芝居に絵物語、挿絵に音楽、ラジオ、テレビ、そして少年少女漫画史の研究になります。


《序章》

これから日本の戦後の漫画史、特に少年雑誌の歴史を知る上での必須アイテムになる一番有効な書籍は、私、本間正幸が監修し2001年に発売した


【少年画報大全】(少年画報社)定価2900円


である。
発売時に朝日新聞始め、毎日新聞、読売新聞夕刊、日本経済新聞や、雑誌の書評など当時の様々なメディアに大きく取り上げられた。
発売十年を過ぎてもロングランを続け、現在は三刷。
発行部数は軽く一万部を越えている。


大学教授の肩書きを持つ著者たちが、小さな出版社から発行部数三千部で増刷もなく、発売数年で自由価格本となり、絶版の道を辿っているのは何故か?
多くのマンガ評論家の研究本の類と【少年画報大全】とは、明らかに一線を画しているのである。
紹介した漫画家さんや作家さんの本など、毎年のように復刊され続け、美術館や博物館などの企画展も開催されている。
藤子不二雄A先生の【怪物くん】や望月三起也先生の【ワイルド7】の実写映画化など、私が特集を組み、インタービューした先生方は、今や再ブームが起きているのだ。
ここ十年来、今だ【少年画報大全】を越える実証的な少年雑誌の研究書は出てこない故、今も古さを感じさせないようだ。
別冊付録として付けた

【冒険活劇文庫】(昭和23年8月発行)創刊號のオリジナル本は、当時の市場価格が数十万した稀少本。


それまでの漫画研究本と、【少年画報大全】が一線を画した理由、それは実証的なデータと徹底した図版重視による初の漫画史研究本であるからだ。


戦後、日本の漫画が諸外国と比べ、独特な変化を遂げることが出来たのには、手塚治虫先生の登場だけでなく、戦前からの街頭紙芝居【黄金バット】や【ハカバキタロー】の影響があることをいち早く提唱した。
街頭紙芝居から、【黄金バット】や【少年王者】、絵物語オリジナルとなる【地球SOS】が誕生。
絵物語が昭和20年代の少年雑誌の世界を席巻し、昭和30年代前半に【赤胴鈴之助】の空前の大ヒットで漫画が一般の人達の間でも市民権を得る。
戦前からの流れを汲む大資本の出版社から出ていた少年雑誌『少年クラブ』や戦後生まれの『少年』などは、A5版で読み物や少年小説など活字が主体のままだった。
戦後、街頭紙芝居の大ヒット作【黄金バット】を看板に、絵物語中心、判型が一回り大きなB5判で新たに立ち上げられた革新的な少年雑誌が『冒険活劇文庫』である。
後に『少年画報』へと発展し、僅か十年足らずで日本一の少年雑誌へと急成長を遂げる。
けれども、世の中が落ち着きを取り戻し、人々の生活水準が向上すると、大資本系列の光文社発行の少年雑誌『少年』へとその王座を譲り渡さなければならなくなる。
戦後の少年雑誌の歴史は、とてもドラマチックであり、史料も煩雑となるため、正しい全貌を把握するには、ある程度の専門性と知識が必要とされる。
戦後の少年雑誌において、漫画史的に一番重要な雑誌は『冒険活劇文庫』と『少年画報』の歴史である。
『少年』は二番手となり、『漫画少年』が、その後に続く。
少年週刊誌誕生となれば、『少年マガジン』『少年サンデー』『少年キング』『少年ジャンプ』『少年チャンピオン』の五大少年週刊誌の歴史を押さえればいい。
そして『ガロ』と『COM』『ヤングコミック』に『ビッグコミック』の青年誌の流れも押さえておけば、入門編(笑)はOKだろう。


昭和の少年少女漫画史研究家を看板に、最近は昭和のアニメーション史研究家としても売り出し中の社会学士


本間正幸
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今日は第16回手塚治虫文化賞の贈呈式・記念イベント

2012-05-25 21:27:13 | 手塚治虫の漫画とアニメ・特撮の世界と音楽
青い三角定規 青春の旅 (飛び出せ青春)


昨日の午前中に、伝説のトキワ荘で手塚先生とゆかりのある大御所の先生から私の携帯に連絡があり、今日の贈呈式・記念イベントに一緒に行く約束をする。

子供の頃から手塚先生原作のマンガやアニメ、特撮が大好きだった私にとって、手塚治虫文化賞贈呈式・記念イベントは毎年とても楽しみである。

今日の贈呈式・記念イベント内容の報告については、明日のブログ記事でよろしくね!

先程まで、大御所の先生方と築地のすし屋で飲んでました。(笑)
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緊急地震速報!青森県で震度5 強

2012-05-24 00:18:28 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
午前零時二分頃[青森県]東北町 で震度5強![北海道]函館市[青森県]の広い範囲で震度4。

北海道、青森県方面の皆さん、大丈夫ですか?
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横浜いれぶん

2012-05-23 23:00:00 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
横浜いれぶん 木之内みどり
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♪青春の坂道♪

2012-05-23 19:50:39 | 映画「銀河鉄道999・愛と誠・同棲時代」脚本家石森史郎の「新宿伝説」(論創社)
岡田奈々 青春の坂道


映画【青春の構図】の挿入歌。

早乙女愛さんが歌う主題歌【魔法の鏡】と、岡田奈々さんが歌う挿入歌【青春の坂道】が、二人のヒロインのキャラクターの違いを象徴している。

映画の脚本は、我が師匠・石森史郎先生である。(笑)
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「ロミオの青い空」が映画になった?

2012-05-23 13:58:02 | 昭和末期・横浜鶴見のある不良少年の物語
「ロミオの青い空」が映画になったとしたらCM


今日も横浜は、素晴らしい青い空。(笑)

どんな境遇や環境にあろうとも、他人を羨むことなく夢に向かって一生懸命努力して、頑張って陽のあたる坂道を歩んでいれば、いつの日にかきっと・・・。(涙)
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第16回手塚治虫文化賞と漫画史と

2012-05-22 19:53:06 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
2012年、昭和時代の少年少女漫画史研究家であり、アニメーション史研究家である社会学士・本間正幸がオススメする映画やマンガ、アニメなどのイベント情報、展示会の紹介、参加報告をしますね!

5月19日(土)は、明治大学・米沢嘉博記念図書館のトークイベント

『「増刊ヤングコミック」と青年劇画の世界』ー70年代の劇画誌ブームを総括するー

石井隆、宮谷一彦、山上たつひこ、大友克洋など、先鋭的な作家の発表場所として語り継がれ、70年代の劇画の総決算的意味合いの強い『増刊ヤングコミック』。
同誌をつくりあげた三人の編集者に、当時の劇画編集と作家との間で行われた熾烈な闘いについて伺います。

講師:橋本一郎(作家、マンガ原作者)、戸田利吉郎(少年画報社代表取締役)、筧悟(別府大学客員教授、マンガ編集者)/司会進行:赤田祐一

に参加。

私にとっては、講師三人共に旧知の人達。
講師の方と司会者を交えた懇親会があったので、久しぶりに一次会だけでなく二次会迄参加。
司会の赤田祐一氏だけ、初対面のため挨拶、名刺交換を。
筧さんと私が深く関わったチクマ秀版社で、作品を復刻した故・上村一夫先生の御嬢さんが初対面となるため、筧さんから直接紹介してもらう。
懇親会には、いつもながら和気あいあいと、とても楽しいものになりました。

5月20日(日)は、日本の漫画史研究家の第一人者・清水勲先生の講座を聴きに、のらくろ館・森下文化センターへ。
講座終了後、清水先生は、参加者からの質問に、各々懇切丁寧に対応されていました。
私は、清水先生へ近況報告と、漫画史研究者としての日々の心掛けなどのアドバイスを受けるため、二人だけで喫茶店へ立ち寄ります。

故・米沢嘉博さんと明治大学米沢嘉博記念図書館、現代マンガ図書館と内記ゆうこさんの株式会社ないきにおける、明治大学との微妙な関係など、志なかばで第一線を退かなければならない運命だった先人たち漫画コレクターの生涯・人生を考えてみると、一番年少であり現役の漫画史研究家の私・本間正幸が、二万冊に及ぶ昭和時代の少年少女漫画、昭和時代のアニメーション映画のパンフレットや関連史料などの蔵書コレクションを元に今何を成すべきか?
成さなければならないのか?
人生という限られた大切な時間の中で出来ること、成し遂げなければならないことを、漫画史研究家としての輝かしい業績、人間としての人柄も漫画史研究家の中で一番尊敬する清水勲先生の生き方から、改めて考えさせられる日となりました。


5月25日(金)は、朝日新聞社 主催で浜離宮朝日小ホールにて16:00~開催される

第16回手塚治虫文化賞贈呈式・記念イベントに参加予定。


贈呈式

マンガ大賞『ヒストリエ』(講談社)岩明均氏

新生賞 伊藤悠氏『シュトヘル』(小学館)

短編賞ラズウェル細木氏『酒のほそ道』(日本文芸社)など一連の作品に対して

特別賞 あの少年ジャンプ

記念イベント

対談「大賞受賞記念対談」

岩明均氏×あさのあつこ氏(選考委員・作家)永井豪氏(選考委員・マンガ家)

5月28日(月)は、第646回無声映画鑑賞会【地獄の蟲】主演・田村高廣【少年野口英世】が上映されます!


弥生美術館の現在の企画展は、

大正100年記念【大正から始まった日本のKawaii(カワイイ)展】カワイイ・ファンシーグッズを中心に


2012年4月5日(木)~7月1日(日)


休館日◎月曜日

時間◎午前10時~午後5時(入館は4時半まで)

料金◎一般900円 大高生800円 中小生400円

*竹久夢二美術館と二館併せてご覧いただけます。

*高畠華宵の常設ルームも併せてご覧いただけます。

弥生美術館

〒113-0032
東京都文京区弥生2-4-3
TEL.03-3812-0012
http://www.yayoi-yumeji-museum.jp


ファンシー・グッズの元祖は、大正ロマンの画家・竹久夢二の店から登場しました。

昭和初年代から10年代にかけては高畠華宵や佐藤なみ子など叙情画家の絵に飾られた便箋や封筒が流行り、松本かつぢの「くるくるクルミちゃん」は、少女文化における最初のグッズ・キャラクターとなって、ポチ袋やふろくに描かれました。
戦後の駄菓子屋では蔦谷喜一のぬり絵が人気を博し、昭和30年頃になると、内藤ルネ・水森亜土・田村セツコ・わたなべまさこが出現し、カワイイ絵付きのマグカップやペンケースが少女の生活を彩りました。
そして昭和50年代にサンリオの製品が流通するようになった頃からは、日本国中がカワイイもので埋め尽くされるようになりました。

竹久夢二美術館では、

竹久夢二美術館
2012年企画展
2012年大正100年


夢二と大正時代Ⅱ
「セノオ楽譜」デザインと京都時代の夢二を追って
ー大正5~8年を中心にー

夢二と「大正時代」
竹久夢二と大正時代を再発見!


大正ロマンを象徴する画家・竹久夢二(一八八四~一九三四)は、まさしく大正期を中心に活躍し、この時代の寵児となりました。
夢二の作品や足跡を辿ることによって、大正時代の出来事や風俗、また流行が鮮明に伝わってきます。
★★★
当館(弥生美術館)では一年を通じて、夢二と大正時代を再発見していきます。
2012年1月より、年4回開催する企画展で、大正を4つの時期に分けて、夢二の残した芸術また人生の歩みを、時代の出来事と併せて紹介していきます。
館所蔵の大正時代の夢二作品や資料の数々を、ぜひご覧下さい。


夢二と大正時代Ⅱ

「セノオ楽譜」デザインと京都時代の夢二を追って

ー大正5~8年を中心にー


学芸員によるギャラリートーク

6/10(日)15時~16時


竹久夢二美術館

弥生2-4-2

Tel:03(5689)0462


私は、先週5月13日(日)の午後二時から弥生美術館のギャラリートークに参加し、午後三時からは、竹久夢二美術館のギャラリートークに参加する予定が参加出来ず。(涙)

午後四時からの出版美術研究会の会合にだけ参加しました。

今後の展覧会予定


7/5~9/30[夢二と大正Ⅲ 夢二の恋と関東大震災をめぐって ー大正9~12年を中心にー]

10/4~12/25[夢二と大正Ⅳ モダンの幕開けと夢二、次代の抒情画家を追って ー大正13~15年を中心にー]


さて、【のらくろ館】のある東京都江東区森下文化センターでは、


【田河水泡と弟子たち~そのユーモアの世界と系譜~】


があります。


「漫画『のらくろ』の作者・田河水泡は、江東区で幼少期から青年期までを過ごした本区ゆかりの漫画家です。
本講座では、日本の漫画界に大きな足跡を遺した田河水泡と弟子たちの人と作品、そしてそのユーモアの世界に迫ります。


回数:全5回
時間:14:00~15:30
定員:一般30名
会場:森下文化センター AVホール
料金:5000円(全5回分)
*美術館の入館料は、現地での実費徴収になります。

おすすめの内容/講師

第1回 5/20(日)漫画史における『のらくろ』~水泡のユーモア世界/漫画・風刺画史研究 清水勲

第3回 7/15(日)田河水泡の弟子たち①~愛弟子が語る田河水泡/漫画家・のらくろトリオ 永田竹丸、漫画家・のらくろトリオ 山根青鬼


〔申込先・主催〕

公益財団法人 江東区文化コミュニティ財団 江東区森下文化センター


今年の清水勲先生からの年賀状の返事の中には、


「今年も大いに
ご活躍下さい」(直筆のメッセージ)


と、ありました。

永田竹丸先生からは、寒中見舞いをいただいております。
山根青鬼先生の作品については、オンデマンド出版として、コミックパークから、

㈱パインウッドカンパニー編集・発行

『山根青鬼・山根赤鬼漫画道中記』

小学館・編集・発行

『名たんていカゲマン』

が発売されています。

清水勲先生は、漫画史研究家の第一人者。
同志社大学教授の竹内オサム先生、故・米沢嘉博さん、中野晴行さん達が漫画史研究家として、優れた業績を残しております。

本来、私が監修した【少年画報大全】は、米沢嘉博さんに依頼されていたもの。

米沢さんの代役として私、本間正幸が急遽大抜擢され幸運なデビューを飾り、今日があるのです。


現在の私の専門領域は、無声映画時代からの映画やアニメーション史研究と、大正・昭和の少年少女雑誌、少年少女小説、街頭紙芝居に絵物語、挿絵に音楽、ラジオ、テレビ、そして少年少女漫画史の研究になります。


《序章》

これから日本の戦後の漫画史、特に少年雑誌の歴史を知る上での必須アイテムになる一番有効な書籍は、私、本間正幸が監修し2001年に発売した


【少年画報大全】(少年画報社)定価2900円


である。
発売時に朝日新聞始め、毎日新聞、読売新聞夕刊、日本経済新聞や、雑誌の書評など当時の様々なメディアに大きく取り上げられた。
発売十年を過ぎてもロングランを続け、現在は三刷。
発行部数は軽く一万部を越えている。


大学教授の肩書きを持つ著者たちが、小さな出版社から発行部数三千部で増刷もなく、発売数年で自由価格本となり、絶版の道を辿っているのは何故か?
多くのマンガ評論家の研究本の類と【少年画報大全】とは、明らかに一線を画しているのである。
紹介した漫画家さんや作家さんの本など、毎年のように復刊され続け、美術館や博物館などの企画展も開催されている。
藤子不二雄A先生の【怪物くん】や望月三起也先生の【ワイルド7】の実写映画化など、私が特集を組み、インタービューした先生方は、今や再ブームが起きているのだ。
ここ十年来、今だ【少年画報大全】を越える実証的な少年雑誌の研究書は出てこない故、今も古さを感じさせないようだ。
別冊付録として付けた

【冒険活劇文庫】(昭和23年8月発行)創刊號のオリジナル本は、当時の市場価格が数十万した稀少本。


それまでの漫画研究本と、【少年画報大全】が一線を画した理由、それは実証的なデータと徹底した図版重視による初の漫画史研究本であるからだ。


戦後、日本の漫画が諸外国と比べ、独特な変化を遂げることが出来たのには、手塚治虫先生の登場だけでなく、戦前からの街頭紙芝居【黄金バット】や【ハカバキタロー】の影響があることをいち早く提唱した。
街頭紙芝居から、【黄金バット】や【少年王者】、絵物語オリジナルとなる【地球SOS】が誕生。
絵物語が昭和20年代の少年雑誌の世界を席巻し、昭和30年代前半に【赤胴鈴之助】の空前の大ヒットで漫画が一般の人達の間でも市民権を得る。
戦前からの流れを汲む大資本の出版社から出ていた少年雑誌『少年クラブ』や戦後生まれの『少年』などは、A5版で読み物や少年小説など活字が主体のままだった。
戦後、街頭紙芝居の大ヒット作【黄金バット】を看板に、絵物語中心、判型が一回り大きなB5判で新たに立ち上げられた革新的な少年雑誌が『冒険活劇文庫』である。
後に『少年画報』へと発展し、僅か十年足らずで日本一の少年雑誌へと急成長を遂げる。
けれども、世の中が落ち着きを取り戻し、人々の生活水準が向上すると、大資本系列の光文社発行の少年雑誌『少年』へとその王座を譲り渡さなければならなくなる。
戦後の少年雑誌の歴史は、とてもドラマチックであり、史料も煩雑となるため、正しい全貌を把握するには、ある程度の専門性と知識が必要とされる。
戦後の少年雑誌において、漫画史的に一番重要な雑誌は『冒険活劇文庫』と『少年画報』の歴史である。
『少年』は二番手となり、『漫画少年』が、その後に続く。
少年週刊誌誕生となれば、『少年マガジン』『少年サンデー』『少年キング』『少年ジャンプ』『少年チャンピオン』の五大少年週刊誌の歴史を押さえればいい。
そして『ガロ』と『COM』『ヤングコミック』に『ビッグコミック』の青年誌の流れも押さえておけば、入門編(笑)はOKだろう。


昭和の少年少女漫画史研究家を看板に、最近は昭和のアニメーション史研究家としても売り出し中の社会学士


本間正幸
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幸せをはこぶメルモ

2012-05-21 17:31:39 | 手塚治虫の漫画とアニメ・特撮の世界と音楽
幸せをはこぶメルモ/桜井妙子.wmv


スカパー[日テレプラス]にて、本日夜6時から二話連続再放送開始!

主題歌・エンディング曲・メルモ役の声優・武藤礼子さん、全てオリジナルの方が良かったのでは?
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あの素晴らしい漫画をもう一度

2012-05-21 12:52:45 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
あの素晴らしい愛をもう一度 フォーククルセイダーズ


土曜日と日曜日の二日間で、私が好きだった昭和時代の少年少女漫画や昭和時代のアニメーションをもう一度、全て紹介し直していきたい気分になりましたので、お付き合いの程よろしくね!
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星に願いを

2012-05-21 00:03:25 | 昭和末期・横浜鶴見のある不良少年の物語
星に願いを
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