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祝!昭和百年!200万PV達成!漫画史研究家・本間正幸監修【少年画報大全】(少年画報社・現在三刷)

【20世紀冒険活劇の少年世界】メトロポリス漫画総合研究所(since1997)から、昭和の映画、出版美術、音楽を!

速報!女子フィギュアは、ロシアのA. ソトニコアが224.59 の高得点。キムヨナと浅田真央の結果は如何に?

2014-02-21 04:27:26 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
女子フィギュアの結果です。

1.A.ソトニコア(ロシア)224.59

2.キムヨナ(韓国)219.11

3.コストナー(イタリア)216.73

6.浅田真央198.22

8.鈴木明子

ロシア初の金メダルは、17歳の少女が獲得。



一昨日の首都圏での大雪は、実に45年振りの記録的な大雪、27センチの積雪になる。
さて、昨日は弥生美術館で午後2時から行われる企画展【降臨!神業絵師 伊藤彦造という男】のギャラリートークに参加するため、いつもより早目にお家を出たのだが・・・。
自宅から駅までの川崎鶴見臨港バスは、チェーン装着。
普段に比べて圧倒的に交通量も少なく、晴天により予想より雪解けも早かった。
伊藤彦造先生次女である伊藤布三子(日本舞踏家:立花志津彦)さんの参加もあって、弥生美術館のギャラリートーク会場は大盛況。
私は、10分遅れで会場入り。
会場には、私と同じ日本出版美術研究会のメンバーで、今、大ブレイク中の大橋博之さんの姿も久し振りにあったので挨拶。
企画展に併せ、河出書房新社より発売中の【伊藤彦造 降臨!神業絵師】1800円税別の中で、編者として名前を連ねる学芸員の松本品子さんがギャラリートークの司会。
知る人ぞ知る三谷薫さんの姿も、勿論ある。
絵物語の大御所で、【白虎仮面】の作者である故・岡 友彦(歌川大雅)先生の著作権継承者である石田一王さんも、皆、研究会のメンバーだ。
午後3時10分からは、竹久夢二美術館のギャラリートークも始まり参加。
いつもに比べて参加者が少ない。
そう、最近、竹久夢二美術館のギャラリートークは、三回あるので、大雪で足場が悪く、都知事選もある今日を選んで参加しなくても大丈夫だからだ。
ギャラリートーク終了後、夢二カフェ港やで、伊藤布三子さんと研究会のメンバーで、いつもの情報交換会。
興味深い極秘情報と、会員の近況報告で盛り上がった。(*´∀`)♪
昨日は、大雪の影響が心配されるので、寄り道をあまりせず横浜の自宅へ。
都知事選の結果、舛添要一氏が圧勝。
午後八時には、当選確実のニュースが入る。
投票率は過去三番目に低い46.15%(前回より16.45%低くなる)。
深夜0時、98.64%の開票率の結果は

舛添要一氏65 元厚生労働相 2098985
宇都宮健児氏67元日弁連会長 977981
細川護煕氏 76 元首相 942309
田母神俊雄氏65元航空幕僚長 604472

過去の都知事たちを、青島氏を平均的な65点として基準値とし、私が点数をつけて上から目線で評価するとしたら、石原氏75点、猪瀬氏は25点の赤点、舛添氏の期待値は70点といったところだろう。

さて、佐村河内守氏の中の人が、新垣隆さんだった騒動について、私が思うことその2。

2月6日(木)発売の『週刊文春』(株式会社文藝春秋)2月13日号の

驚愕スクープ高橋大輔「ソチ五輪」使用曲も【NHKスペシャルが大絶賛「現代のベートーベン」全聾の作曲家・佐村河内守はペテン師だった!ゴーストライター懺悔実名告白】

「私は18年間、彼と普通に会話していました。彼の指示で『交響曲第一番HIROSHIMA』を作曲、大震災の被災地のための『レクイエム』も作りました」告白を決意した新垣隆氏

ノンフィクション作家・神山典夫(こうやま・のりお)1960年、埼玉県入間市生まれ。信州大学人文学部心理学科卒。
1996年、「ライオンの夢 コンデ・コマ=前田光世伝」で第3回小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞。「ピアノはともだち 奇跡のピアニスト 辻井伸行の秘密」(講談社)「みっくん、光のバイオリン」(佼成出版社)等、音楽に関する著書多数。

+本誌取材班


今回の騒動、TwitterやブログなどのSNSが発達した現代において、一億総評論家現象が顕著となり、本来部外者であるはずの匿名の第三者による無責任な憶測や批評が噴出するという面白いことが判った。

1980年代後半、明治学院大学社会学部社会学科で主にマスコミを専攻し、社会福祉についても基礎だけは学んだことがある私は、ここ数日間、テレビの報道、Twitter、新聞、掲載紙を確認することからこの騒動に接した。
偶然にも、ソチオリンピックに際し、2月のみ朝刊3670円+255円=3925円で読売新聞の夕刊も楽しむことが出来るとの地元販売店の折り込み広告から2月5日夜8時に申込みをし、遡って2月4日からの夕刊を届けてもらっていた。
夕刊も併せて購読するのは、実に24年振りになるかも知れない。
テレビとネットのみの報道で、物事を判断する風潮はいかがなものだろう。
新垣隆さんや、佐村河内守氏と直接の関わりがなければ、少なくとも、問題提起をした掲載紙、新聞での報道も併せて検討してから発言をするようにした方が良いのではないのかと私は考える。
以前から実際に新垣隆さんを知る人物からの発言は余りにも少なく、当初テレビで流された新垣隆さんの画像は、我らがマツダ映画社のホームページからのものだった。

心から音楽を愛し、人知れず無声映画伴奏楽団カラード・モノトーンのメンバーとしてひたむきに演奏を続けていた誠実で寡黙な彼の姿を知る私は、ゴーストライターと言うより、まるでアニメ【タイガーマスク】における伊達直人のような印象を彼に受けた。
表舞台で脚光と称賛を浴び続けていた佐村河内守氏が、本来、説明責任を果たすべき会見の場に姿を現さず、影武者であった新垣隆さんが全ての矢面に立ちマスコミから一身に詰問をされる姿。
新垣さんの風貌とは裏腹に、滅び行くサムライの姿、剣術の名人であることを周囲にはひた隠し、幼い子供の子育てと、認知症の母の面倒に愚痴一つ溢さずに暮らしている現代の【たそがれ清兵衛】の姿を彼に見出だしたのは私だけだろうか?
彼は会見で「出来ることなら、これからも、音楽の仲間と一緒に活動を続けたい。」と言った。

私は、彼と同じく無声映画を心から愛する仲間の一人として、彼のこれからの音楽活動も、出来る限り応援していきたいと心から思う。

以下の文章は、ある程度客観的な視点で、今回の騒動を個人のブログ記事として記録するものであり、一部内容に改訂を加えておくのもその為だと考えてもらいたい。
私のブログ記事は、原稿料が一切出ていないため、アイディアの草稿メモの記録に過ぎず、時間をかけてまで文章を整えることは普段殆んどしていない。
機会があれば記事内容が再録され、別の形でもっと公の場で公開されることも起こりうるから、草稿からどのように変化していくのか、その記録を残しておくのもブログならではの特性であり利点であると考えている。
今回の一連の騒動に関しては、私の予想を遥かに上回る事態に発展しており、新垣隆さんを直接知る無声映画関係者から彼を擁護する発言が、ネット上あまりにも少ないことにもいささか驚いている。
これは、無声映画にまで興味がある正統な映画史研究者の少なさを、如実に表している一種の悲劇であり、現実に起こっている事実なのだ。
無声映画鑑賞会にまで、足を運んでくるプロの映画史研究家は数少なく、上映会参加者の多くは殆んどはまだ学生か、素人、そして、ブログなどでの発言手段や読者、影響力を持たない高齢者となってしまう。
私が少しでも多く記録しておかなければ、『週刊文春』の記事では一切触れられていない新垣さんの無声映画や音楽にかけてきた大切な情熱の部分、関係者の証言記録が減ってしまう。
下手な文章でも、事実に即した証言記録は、後々重要な意味を持つようになると映画と漫画史研究家である私は考えている。
新垣さんの普段の人柄、人間性を知る上で、無声映画伴奏楽団カラード・モノトーンとしての活動は、【タイガーマスク】における伊達直人の部分、音楽に対する無償の愛の部分だと私は思うのだ。

本来は、「無声映画鑑賞会と、マンガ研究とアーカイブについて思うこと」と題して発表する予定だったブログ記事ですが、一昨日からの世間での話題とキーワードに併せて、社会学的視点による内容に急遽冒頭部分を付け加えて発表させてもらいたいと思いますので、そこんところよろしく。(*´∀`)♪

「現代のベートーベン」と異名をとる佐村河内守氏の存在については、一昨日の昼まで正直何も知らなかったし、興味もなかった。
一昨日の夜、2003年頃より旧知である無声映画ピアニストの柳下美恵さんのTwitter上での呟き「新垣隆さん」というキーワードが、今回の騒動に関して私の好奇心をそそる結果となるのだが・・・。
昨日の午後2時半頃より会見をした佐村河内守(50)氏の中の人だった新垣守(43)さんについて、私は2003年頃より直接面識があった。
午後のニュースなどで、新垣隆さんの画像提供元になっていたマツダ映画社のホームページ。
私が知る新垣隆さんの素顔は、無声映画伴奏楽団カラード・モノトーンのメンバーであり、年末恒例の紀伊國屋ホールでの無声映画鑑賞会を始め、江東区の古石場文化センターでの江東シネマフェスティバルなど、年に必ず数回は、舞台に立つ新垣隆さんの演奏を耳にしていたし、楽屋での新垣隆さんの素顔もマツダ映画社の上映会スタッフの立場で目撃しているのだ。
物静かで誠実な人柄。
見た目が少し老けて見えるので、見た目が少し若くみえる私より、最初は彼の方が年下だとは思わなかったし、10人いれば10人が私の方を年下だと思うことだろう。
その彼が、18年間、佐村河内守(50)氏の中の人としてゴーストライターに徹していたとは、まるで見抜けなかったし、そんな素振りさえ少しもみせることはなかった。
東京千代田区のホテルで行われた会見の冒頭で、「指示されるまま、『私も佐村河内さんの共犯者』です」と謝罪。
18年で20曲以上提供、報酬は700万円くらい。
一方、佐村河内氏の印税収入だけでも3500万円近いとテレビ側は報道。
楽曲の著作権を全て放棄し、フィギュアスケート冬季五輪、オリンピック代表で国民の期待を一身に背負って頑張る高橋大輔選手のことを考えて「高橋選手には、五輪で堂々と闘ってもらいたい」と、今回の衝撃の告白。
佐村河内守氏については、最初会った時から普通に会話しており、「耳不自由」装っていたと発言。
これに対し、佐村河内氏の代理人である折本和司弁護士は、横浜で午後6時過ぎ反論があると発表。
「現代のベートーベン」のこれからの「運命」は如何に!

追伸

尚、映画と漫画史研究家である私は、本来なら昨日は、東京・西新宿で開かれた「アンパンマン」の作者、やなせたかしさんに感謝する「『ありがとう! やなせたかし先生95歳 おめでとう!』の会」(やなせスタジオ、フレーベル館主催)にファンとして最後のお別れをしたかったのですが・・・。
やなせたかし先生が社団法人日本漫画家協会理事長を務めていた2010年6月に、当時漫画史研究家として最年少であった正会員(2003年に入会)から、ネットストーカー退治に対する私の対応に対して、渡辺教子事務局長による理事会への一方的な報告、判断により自主退会の形を取らされました。
今回の騒動で、少からず面識のある新垣隆さんを知る者として、ファンとして、やなせたかし先生にお別れを告げるより、同じ無声映画を心から愛し活動を続け、直接面識の有る数少ない仲間の一人として、新垣隆さんの会見の様子、テレビの報道を見守ることの方が、人として大切なのではないかと考え、参加を見送りました。
私は、これからも無声映画を心から愛する仲間の一人として、新垣隆さんの才能と人柄を応援し、今までと何ら変わらず交流していきたいと考えています。

----- Original Message -----


----- Original Message -----
今夏は、スタジオジブリ宮崎駿監督の新作映画【風立ちぬ】公開と衝撃の引退発表、続いて11月23日(祝)には実に14年振りとなる高畑勲監督作品【かぐや姫の物語】が、全国ロードショーで公開。
テレビアニメ【鉄腕アトム】放送開始50年とテレビでの特番、国民的アニメ【サザエさん】放送開始45周年など、マスコミの報道についても、日本のアニメの歴史が話題となる機会が多かったような気がする。
【サザエさん】の作者・長谷川町子さんの師匠である田河水泡のらくろ館のある東京都江東区森下文化センターとの共催で、我等が無声映画鑑賞会でも待望の「夏休みレトロアニメ大会」が開催された。
漫画映画だけの特集上映は十数年ぶり、本邦初公開のスペシャル企画森下文化センター所蔵の「ノラクロ少尉」のデジタル化完成ともなれば、さぞや鑑賞会初参加となる漫画・アニメ研究者が殺到するかと思いきや、会場はいつもの御贔屓さんが大半で、逆に驚かされてしまった。
世界から注目を集める日本の漫画やアニメの実証的な歴史研究については、未だ黎明期のような有り様だ。
日本人の漫画史やアニメ史研究者については、大変残念なことに層が薄くレベルも低い。
紀伊國屋書店から発売された「日本アートアニメーション映画選集」全12巻の定価は30数万円と個人の研究者では中々手の出せない代物だったが、デジタル・ミームから発売の「日本アニメクラシックコレクション」DVD4巻セットなら個人でも充分購入可能な御値段。2007年発売時には、私も直ぐに購入させてもらった。
さて、熱心な会員の皆さまには、今回上映された「日本まんが短編集」に、どちらの商品にも収録されていない作品が含まれていたことにお気付きだと思う。
また、「マンガの足跡」では、ポパイやミッキー、ベティーやウサギのオズワルドなどの作品が、何時、どのような形で日本に紹介されていたのか大変興味を持った。
現在、日本漫画史や日本アニメ史の黎明期から興味を持ち、実物の資料にあたる実証的な研究者は驚くほど少ない。
あの有名な「タイガーマスク・伊達直人」現象が話題となった際、AMラジオに10分間生出演して、漫画原作とアニメの違いを解説出来たのは、在野にいる漫画史研究家である私だけだったのだから驚きだ。
【サザエさん】の漫画やアニメについても、現在発売中の雑誌『猫生活』(緑書房)にて、私の顔写真入りのインタビュー記事がカラーページに掲載されているので、是非、御一読の程を。
さて、フィルムからビデオを経てDVD、Blu-rayと、アニメ史を研究するための環境は著しく好転し、容易かつ手軽に作品を収集、保存、繰返し観ることすら出来るようになってきている。
しかし、無声映画時代の作品だけは、どうしても作品発表時の形態、フィルムで大画面、活弁付き、出来れば生伴奏で楽しみたいと思うのは贅沢なのだろうか。


「無声映画時代の作品だけは、やはりフィルムで活弁付き生伴奏で楽しみたいなぁ。」

漫画史&アニメ史研究家

本間正幸


上の文章は、無声映画鑑賞会の季刊である会誌『活狂』No.155通巻第187号、2014年1月1日号に掲載させて貰った私の原稿です。(*´∀`)♪


今日の画像は、左から1月24日(金)千代田区立日比谷図書文化館で開催された東京宝塚劇場 開場80周年カウントダウンイベントⅣ「わが青春のタカラヅカ」講師:高橋真琴(画家)の会場で講義終了後、希望者にサインを入れて販売された高橋真琴画業60周年記念画集【夢見る少女たち】(パイ インターナショナル発行・2013年12月15日)と、2001年から毎年いただいている年賀状の御返事。
右に文化庁主催のシンポジウム【マンガ研究とアーカイブ】で配布された資料、そして、基調講演をされた清水勲先生が主宰する日本漫画資料館が発行する『諷刺画研究』第59号、2014・1・20。
我が無声映画鑑賞会の季刊である機関紙『活狂』。
10ページ徹底特集・懐かしの70年代プレーバック!発表!「漫画」「映画」「歌謡曲」ベスト5の記事が掲載された『週刊女性』(主婦と生活社)第58巻第6号通巻2775号になります。(1957年3月22日第三種郵便物認可)2014年1月28日発行・発売(毎週火曜日発行・発売)
この記事の中で、「漫画」と「映画」について私のインタビューが4ページに渡り掲載され、「映画」では、私が師事している脚本家の石森史郎先生のインタビューも掲載、「歌謡曲」では、平成仮面ライダーでもお馴染み、イケメン俳優の半田健人さんのインタビューが2ページに渡り掲載されていますので、オススメです。(*´∀`)♪

2014年1月30日(木)、日暮里サニーホールでの今年最初の無声映画鑑賞会も、お陰様で会場ほぼ満員の大盛況ぶり。(*´∀`)♪
朝日新聞と、読売新聞でも紹介されていたとのことで、会場で新たに入会される会員も増え、受付の女性スタッフたちは対応にてんてこ舞い。
お中入りで売られるお煎にキャラメルも完売となり、中には買いそびれた人が出るほど。
無声映画研究とアーカイブの大切さを誰よりもいち早く唱え実践された我が師匠、松田春翠先生の偉業と、継承者である御遺族・マツダ映画社のスタッフの皆さん、そして松田春翠門下の姉弟子であり、日本を代表する活動弁士・澤登翠さんの努力と精進の日々に頭が下がる思いです。
澤登さんは昨年、文化庁映画賞映画功労部門でも賞を受賞されました。(*´∀`)♪

さて、2014年1月26日(日)午後1時から文化庁主催、政策研究大学院大学1A会議室で行われたマンガ研究とアーカイブのシンポジウムで私が感じたことは、映画研究とアーカイブに比べて漫画やアニメ関連については余りにも遅れている御粗末な現状報告だった。

開会の挨拶、石垣鉄也(文化庁文化部芸術文化課支援推進室室長)5分間
連続シンポジウムについて、夏目房之介10分間の発言内容については聴き逃したが、然程問題は無いだろう。
肝心の清水勲先生の講演「漫画研究とアーカイブ」40分間には間に合った。(*´∀`)♪

プレゼンテーション「マンガ収蔵の現状・事例報告」60分間

吉村和真氏、宮本大人(明治大学准教授)、表智之氏、佐々木果(まんが編集者/学習院大学大学院非常勤講師)

休憩(20分)

第2部

討議「マンガ・アーカイブの意義と課題」70分間

表智之、佐々木果、宮本大人、吉村和真

質疑応答、30分間予定が、50分間に。
フィルムと紙の違いなどはさておき、マンガ研究とアーカイブと題しておきながら、内容は国営マンガ喫茶構想の各店舗案内といったところだった。
川崎市市民ミュージアムは、大阪国際児童文学館の教訓を生かせず、やがては同じ様な末路を辿ることになりそうだ。
学習院大学大学院教授となった夏目房之介氏が川崎市市民ミュージアムのアーカイブに関わるようだが、彼は批評家や評論家の類いの自称、マンガ・コラムニストであり、漫画史研究やアーカイブにおいては、今まで何ら実績を残せていないのでは?
近年はメディアでの露出もまるで無くなり、彼の親派である伊藤剛氏風に云えば「ナツメ・イズ・デッド」状態。
尚、「テヅカ・イズ・デッド」を唱えた伊藤剛氏も、正に「イトウ・イズ・デッド」状態となり、皮肉にも手塚治虫先生の再評価は、今も続いている。(*´∀`)♪
期待の明治大学米澤嘉博マンガ記念館は、ロフトプラスワン規模のイベント開催に併せた企画展に、飲食のないマンガ喫茶機能をつけた程度の閲覧室だし、石子順造構想から進化のない現代マンガ図書館の凋落は、1978年オープン時の繁栄を知る私にとって、見るに忍びない悲惨な有り様だ。
一方、オープン当初、眉唾ものと見ていた京都国際マンガミュージアムのスタッフの皆さんによる誠実な努力の積み重ねには、感服し、敬意を評したい。
プレゼンテーションを担当した京都精華大学教授となる吉村和真氏とは、2001年ぐらいに面識があった。
ラジオやメディアでの発言など、興味深く、昨年は、朝日新聞社の手塚治虫文化賞の会場で声をかけられたが、ゆっくりと話す暇もなかった。
今回は、シンポジウム終了後、14年ぶりに名刺交換。
『活狂』を手渡し、昨年マツダ映画社から発見され、マスコミに対し未発表段階である街頭紙芝居末期の活字による詳細な作家及び作品リストの存在と、アーカイブについて伝えておいた。
京都国際マンガミュージアムについては、漫画史のアーカイブの第一人者であり、日本仏学史学会会長である清水勲先生がその蔵書を寄贈し、現役の研究顧問でいればこその繁栄だろう。
私が余り興味がなく、一般人と大して変わらない知識の昭和末期から平成の現在に至るマンガ作品など、初心者から学生、院生レベル迄の漫画研究の素人向けアーカイブについては、こちらの施設で全て用が足りるし、今後のマンガ研究とアーカイブ施設群の旗艦として存在価値が高まって行くことだろう。
そして、北九州市漫画ミュージアムの取り組みについては、大阪国際児童文学館、川崎市市民ミュージアム、現代マンガ図書館、米澤嘉博記念マンガミュージアムなどの施設の現状を反面教師として、地方の利点を生かし、誠実に頑張ってもらいたい。
北九州出身で、長らく東京在住だった故・関谷ひさし先生の原稿が、遺族の手によりこの地に寄贈されたのは象徴的な出来事であり、関東のマンガ研究とアーカイブの施設に、漫画史における関谷先生作品の偉大さを理解し評価できる研究者が不在だった悲劇を物語っている。
研究者の無知については、救いようがない。
周囲からの期待が最も大きかった明治大学関連の施設スタッフが、偉大なる先人である故・米澤嘉博氏、故・内記稔夫氏の遺志をつぐのに相応しい人材だったのかどうか私には甚だ疑問だが、継続は力なり。
頑張って盛りかえして貰いたいものだ。

無声映画時代のフィルムと、街頭紙芝居については日本有数のアーカイブ機能を持つ株式会社マツダ映画社の関連会社であるパインウッドカンパニーと業務提携し、昭和時代の漫画やアニメ、映画、音楽の収集、保存、発掘、研究、復刻、アーカイブ事業に専念し、映画やテレビ、雑誌の取材などマスコミ関係者や、実証的なプロの研究者や編集者、弥生美術館、竹久夢二美術館、逓信総合博物館、国立民俗歴史博物館など公的な専門美術館や博物館の学芸員向けとなる我がメトロポリス漫画総合研究所の意義や存在価値、需要については、これから益々高まっていくことだろう。

『週刊女性』のインタビュー記事掲載により、これからは昭和の少女マンガ史と無声映画時代から昭和迄の映画史についても、芸域を拡大してインタビューに応えます。(*´∀`)♪

さて、国営マンガ喫茶構想レベルから脱しきれていない明治大学の施設の存在意義と、10年後の未来はあるのか?

それは、神のみぞ知ることだ。

質疑応答の際、最初の質問者が清水勲先生であったことが面白く、マンガ研究とアーカイブの現状に対する危機意識の強さが感じられる。
その後は、自己アピール大会となり、参加者の危機意識の欠如、世間一般の期待とかけ離れたマンガ研究とアーカイブの現状に呆れるばかりであった。
完全なるアウェイの会場で、問題提起をしても無駄なこと。
議論するより引き続き実績を積み重ねることだけが、今のマンガ研究とアーカイブにとって大切なことだろう。
ギャラの出ない所で、相手の問題点を指摘しても、逆恨みされ、証拠隠滅、問題点を改善された後、こちらが悪者にされるだけ。

我がメトロポリス漫画総合研究所のマンガ研究とアーカイブ構想は、常に進化と発展を遂げているので、ネットなどでも随時情報公開していきたい。

漫画を中心にアニメや特撮、無声映画に街頭紙芝居、音楽、ラジオ、テレビに至るまで、昭和の大衆文化全般を、社会学視点で実証的に検証し続けますので、引続き乞う御期待の程。(*´∀`)♪
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舛添要一氏都知事選圧勝と、首都圏の大雪の影響に思うこと

2014-02-10 01:59:53 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
一昨日の首都圏での大雪は、実に45年振りの記録的な大雪、27センチの積雪になる。
さて、昨日は弥生美術館で午後2時から行われる企画展【降臨!神業絵師 伊藤彦造という男】のギャラリートークに参加するため、いつもより早目にお家を出たのだが・・・。
自宅から駅までの川崎鶴見臨港バスは、チェーン装着。
普段に比べて圧倒的に交通量も少なく、晴天により予想より雪解けも早かった。
伊藤彦造先生次女である伊藤布三子(日本舞踏家:立花志津彦)さんの参加もあって、弥生美術館のギャラリートーク会場は大盛況。
私は、10分遅れで会場入り。
会場には、私と同じ日本出版美術研究会のメンバーで、今、大ブレイク中の大橋博之さんの姿も久し振りにあったので挨拶。
企画展に併せ、河出書房新社より発売中の【伊藤彦造 降臨!神業絵師】1800円税別の中で、編者として名前を連ねる学芸員の松本品子さんがギャラリートークの司会。
知る人ぞ知る三谷薫さんの姿も、勿論ある。
絵物語の大御所で、【白虎仮面】の作者である故・岡 友彦(歌川大雅)先生の著作権継承者である石田一王さんも、皆、研究会のメンバーだ。
午後3時10分からは、竹久夢二美術館のギャラリートークも始まり参加。
いつもに比べて参加者が少ない。
そう、最近、竹久夢二美術館のギャラリートークは、三回あるので、大雪で足場が悪く、都知事選もある今日を選んで参加しなくても大丈夫だからだ。
ギャラリートーク終了後、夢二カフェ港やで、伊藤布三子さんと研究会のメンバーで、いつもの情報交換会。
興味深い極秘情報と、会員の近況報告で盛り上がった。(*´∀`)♪
昨日は、大雪の影響が心配されるので、寄り道をあまりせず横浜の自宅へ。
都知事選の結果、舛添要一氏が圧勝。
午後八時には、当選確実のニュースが入る。
投票率は過去三番目に低い46.15%(前回より16.45%低くなる)。
深夜0時、98.64%の開票率の結果は

舛添要一氏65 元厚生労働相 2098985
宇都宮健児氏67元日弁連会長 977981
細川護煕氏 76 元首相 942309
田母神俊雄氏65元航空幕僚長 604472

過去の都知事たちを、青島氏を平均的な65点として基準値とし、私が点数をつけて上から目線で評価するとしたら、石原氏75点、猪瀬氏は25点の赤点、舛添氏の期待値は70点といったところだろう。

さて、佐村河内守氏の中の人が、新垣隆さんだった騒動について、私が思うことその2。

2月6日(木)発売の『週刊文春』(株式会社文藝春秋)2月13日号の

驚愕スクープ高橋大輔「ソチ五輪」使用曲も【NHKスペシャルが大絶賛「現代のベートーベン」全聾の作曲家・佐村河内守はペテン師だった!ゴーストライター懺悔実名告白】

「私は18年間、彼と普通に会話していました。彼の指示で『交響曲第一番HIROSHIMA』を作曲、大震災の被災地のための『レクイエム』も作りました」告白を決意した新垣隆氏

ノンフィクション作家・神山典夫(こうやま・のりお)1960年、埼玉県入間市生まれ。信州大学人文学部心理学科卒。
1996年、「ライオンの夢 コンデ・コマ=前田光世伝」で第3回小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞。「ピアノはともだち 奇跡のピアニスト 辻井伸行の秘密」(講談社)「みっくん、光のバイオリン」(佼成出版社)等、音楽に関する著書多数。

+本誌取材班


今回の騒動、TwitterやブログなどのSNSが発達した現代において、一億総評論家現象が顕著となり、本来部外者であるはずの匿名の第三者による無責任な憶測や批評が噴出するという面白いことが判った。

1980年代後半、明治学院大学社会学部社会学科で主にマスコミを専攻し、社会福祉についても基礎だけは学んだことがある私は、ここ数日間、テレビの報道、Twitter、新聞、掲載紙を確認することからこの騒動に接した。
偶然にも、ソチオリンピックに際し、2月のみ朝刊3670円+255円=3925円で読売新聞の夕刊も楽しむことが出来るとの地元販売店の折り込み広告から2月5日夜8時に申込みをし、遡って2月4日からの夕刊を届けてもらっていた。
夕刊も併せて購読するのは、実に24年振りになるかも知れない。
テレビとネットのみの報道で、物事を判断する風潮はいかがなものだろう。
新垣隆さんや、佐村河内守氏と直接の関わりがなければ、少なくとも、問題提起をした掲載紙、新聞での報道も併せて検討してから発言をするようにした方が良いのではないのかと私は考える。
以前から実際に新垣隆さんを知る人物からの発言は余りにも少なく、当初テレビで流された新垣隆さんの画像は、我らがマツダ映画社のホームページからのものだった。

心から音楽を愛し、人知れず無声映画伴奏楽団カラード・モノトーンのメンバーとしてひたむきに演奏を続けていた誠実で寡黙な彼の姿を知る私は、ゴーストライターと言うより、まるでアニメ【タイガーマスク】における伊達直人のような印象を彼に受けた。
表舞台で脚光と称賛を浴び続けていた佐村河内守氏が、本来、説明責任を果たすべき会見の場に姿を現さず、影武者であった新垣隆さんが全ての矢面に立ちマスコミから一身に詰問をされる姿。
新垣さんの風貌とは裏腹に、滅び行くサムライの姿、剣術の名人であることを周囲にはひた隠し、幼い子供の子育てと、認知症の母の面倒に愚痴一つ溢さずに暮らしている現代の【たそがれ清兵衛】の姿を彼に見出だしたのは私だけだろうか?
彼は会見で「出来ることなら、これからも、音楽の仲間と一緒に活動を続けたい。」と言った。

私は、彼と同じく無声映画を心から愛する仲間の一人として、彼のこれからの音楽活動も、出来る限り応援していきたいと心から思う。

以下の文章は、ある程度客観的な視点で、今回の騒動を個人のブログ記事として記録するものであり、一部内容に改訂を加えておくのもその為だと考えてもらいたい。
私のブログ記事は、原稿料が一切出ていないため、アイディアの草稿メモの記録に過ぎず、時間をかけてまで文章を整えることは普段殆んどしていない。
機会があれば記事内容が再録され、別の形でもっと公の場で公開されることも起こりうるから、草稿からどのように変化していくのか、その記録を残しておくのもブログならではの特性であり利点であると考えている。
今回の一連の騒動に関しては、私の予想を遥かに上回る事態に発展しており、新垣隆さんを直接知る無声映画関係者から彼を擁護する発言が、ネット上あまりにも少ないことにもいささか驚いている。
これは、無声映画にまで興味がある正統な映画史研究者の少なさを、如実に表している一種の悲劇であり、現実に起こっている事実なのだ。
無声映画鑑賞会にまで、足を運んでくるプロの映画史研究家は数少なく、上映会参加者の多くは殆んどはまだ学生か、素人、そして、ブログなどでの発言手段や読者、影響力を持たない高齢者となってしまう。
私が少しでも多く記録しておかなければ、『週刊文春』の記事では一切触れられていない新垣さんの無声映画や音楽にかけてきた大切な情熱の部分、関係者の証言記録が減ってしまう。
下手な文章でも、事実に即した証言記録は、後々重要な意味を持つようになると映画と漫画史研究家である私は考えている。
新垣さんの普段の人柄、人間性を知る上で、無声映画伴奏楽団カラード・モノトーンとしての活動は、【タイガーマスク】における伊達直人の部分、音楽に対する無償の愛の部分だと私は思うのだ。

本来は、「無声映画鑑賞会と、マンガ研究とアーカイブについて思うこと」と題して発表する予定だったブログ記事ですが、一昨日からの世間での話題とキーワードに併せて、社会学的視点による内容に急遽冒頭部分を付け加えて発表させてもらいたいと思いますので、そこんところよろしく。(*´∀`)♪

「現代のベートーベン」と異名をとる佐村河内守氏の存在については、一昨日の昼まで正直何も知らなかったし、興味もなかった。
一昨日の夜、2003年頃より旧知である無声映画ピアニストの柳下美恵さんのTwitter上での呟き「新垣隆さん」というキーワードが、今回の騒動に関して私の好奇心をそそる結果となるのだが・・・。
昨日の午後2時半頃より会見をした佐村河内守(50)氏の中の人だった新垣守(43)さんについて、私は2003年頃より直接面識があった。
午後のニュースなどで、新垣隆さんの画像提供元になっていたマツダ映画社のホームページ。
私が知る新垣隆さんの素顔は、無声映画伴奏楽団カラード・モノトーンのメンバーであり、年末恒例の紀伊國屋ホールでの無声映画鑑賞会を始め、江東区の古石場文化センターでの江東シネマフェスティバルなど、年に必ず数回は、舞台に立つ新垣隆さんの演奏を耳にしていたし、楽屋での新垣隆さんの素顔もマツダ映画社の上映会スタッフの立場で目撃しているのだ。
物静かで誠実な人柄。
見た目が少し老けて見えるので、見た目が少し若くみえる私より、最初は彼の方が年下だとは思わなかったし、10人いれば10人が私の方を年下だと思うことだろう。
その彼が、18年間、佐村河内守(50)氏の中の人としてゴーストライターに徹していたとは、まるで見抜けなかったし、そんな素振りさえ少しもみせることはなかった。
東京千代田区のホテルで行われた会見の冒頭で、「指示されるまま、『私も佐村河内さんの共犯者』です」と謝罪。
18年で20曲以上提供、報酬は700万円くらい。
一方、佐村河内氏の印税収入だけでも3500万円近いとテレビ側は報道。
楽曲の著作権を全て放棄し、フィギュアスケート冬季五輪、オリンピック代表で国民の期待を一身に背負って頑張る高橋大輔選手のことを考えて「高橋選手には、五輪で堂々と闘ってもらいたい」と、今回の衝撃の告白。
佐村河内守氏については、最初会った時から普通に会話しており、「耳不自由」装っていたと発言。
これに対し、佐村河内氏の代理人である折本和司弁護士は、横浜で午後6時過ぎ反論があると発表。
「現代のベートーベン」のこれからの「運命」は如何に!

追伸

尚、映画と漫画史研究家である私は、本来なら昨日は、東京・西新宿で開かれた「アンパンマン」の作者、やなせたかしさんに感謝する「『ありがとう! やなせたかし先生95歳 おめでとう!』の会」(やなせスタジオ、フレーベル館主催)にファンとして最後のお別れをしたかったのですが・・・。
やなせたかし先生が社団法人日本漫画家協会理事長を務めていた2010年6月に、当時漫画史研究家として最年少であった正会員(2003年に入会)から、ネットストーカー退治に対する私の対応に対して、渡辺教子事務局長による理事会への一方的な報告、判断により自主退会の形を取らされました。
今回の騒動で、少からず面識のある新垣隆さんを知る者として、ファンとして、やなせたかし先生にお別れを告げるより、同じ無声映画を心から愛し活動を続け、直接面識の有る数少ない仲間の一人として、新垣隆さんの会見の様子、テレビの報道を見守ることの方が、人として大切なのではないかと考え、参加を見送りました。
私は、これからも無声映画を心から愛する仲間の一人として、新垣隆さんの才能と人柄を応援し、今までと何ら変わらず交流していきたいと考えています。

----- Original Message -----


----- Original Message -----
今夏は、スタジオジブリ宮崎駿監督の新作映画【風立ちぬ】公開と衝撃の引退発表、続いて11月23日(祝)には実に14年振りとなる高畑勲監督作品【かぐや姫の物語】が、全国ロードショーで公開。
テレビアニメ【鉄腕アトム】放送開始50年とテレビでの特番、国民的アニメ【サザエさん】放送開始45周年など、マスコミの報道についても、日本のアニメの歴史が話題となる機会が多かったような気がする。
【サザエさん】の作者・長谷川町子さんの師匠である田河水泡のらくろ館のある東京都江東区森下文化センターとの共催で、我等が無声映画鑑賞会でも待望の「夏休みレトロアニメ大会」が開催された。
漫画映画だけの特集上映は十数年ぶり、本邦初公開のスペシャル企画森下文化センター所蔵の「ノラクロ少尉」のデジタル化完成ともなれば、さぞや鑑賞会初参加となる漫画・アニメ研究者が殺到するかと思いきや、会場はいつもの御贔屓さんが大半で、逆に驚かされてしまった。
世界から注目を集める日本の漫画やアニメの実証的な歴史研究については、未だ黎明期のような有り様だ。
日本人の漫画史やアニメ史研究者については、大変残念なことに層が薄くレベルも低い。
紀伊國屋書店から発売された「日本アートアニメーション映画選集」全12巻の定価は30数万円と個人の研究者では中々手の出せない代物だったが、デジタル・ミームから発売の「日本アニメクラシックコレクション」DVD4巻セットなら個人でも充分購入可能な御値段。2007年発売時には、私も直ぐに購入させてもらった。
さて、熱心な会員の皆さまには、今回上映された「日本まんが短編集」に、どちらの商品にも収録されていない作品が含まれていたことにお気付きだと思う。
また、「マンガの足跡」では、ポパイやミッキー、ベティーやウサギのオズワルドなどの作品が、何時、どのような形で日本に紹介されていたのか大変興味を持った。
現在、日本漫画史や日本アニメ史の黎明期から興味を持ち、実物の資料にあたる実証的な研究者は驚くほど少ない。
あの有名な「タイガーマスク・伊達直人」現象が話題となった際、AMラジオに10分間生出演して、漫画原作とアニメの違いを解説出来たのは、在野にいる漫画史研究家である私だけだったのだから驚きだ。
【サザエさん】の漫画やアニメについても、現在発売中の雑誌『猫生活』(緑書房)にて、私の顔写真入りのインタビュー記事がカラーページに掲載されているので、是非、御一読の程を。
さて、フィルムからビデオを経てDVD、Blu-rayと、アニメ史を研究するための環境は著しく好転し、容易かつ手軽に作品を収集、保存、繰返し観ることすら出来るようになってきている。
しかし、無声映画時代の作品だけは、どうしても作品発表時の形態、フィルムで大画面、活弁付き、出来れば生伴奏で楽しみたいと思うのは贅沢なのだろうか。


「無声映画時代の作品だけは、やはりフィルムで活弁付き生伴奏で楽しみたいなぁ。」

漫画史&アニメ史研究家

本間正幸


上の文章は、無声映画鑑賞会の季刊である会誌『活狂』No.155通巻第187号、2014年1月1日号に掲載させて貰った私の原稿です。(*´∀`)♪


今日の画像は、左から1月24日(金)千代田区立日比谷図書文化館で開催された東京宝塚劇場 開場80周年カウントダウンイベント�「わが青春のタカラヅカ」講師:高橋真琴(画家)の会場で講義終了後、希望者にサインを入れて販売された高橋真琴画業60周年記念画集【夢見る少女たち】(パイ インターナショナル発行・2013年12月15日)と、2001年から毎年いただいている年賀状の御返事。
右に文化庁主催のシンポジウム【マンガ研究とアーカイブ】で配布された資料、そして、基調講演をされた清水勲先生が主宰する日本漫画資料館が発行する『諷刺画研究』第59号、2014・1・20。
我が無声映画鑑賞会の季刊である機関紙『活狂』。
10ページ徹底特集・懐かしの70年代プレーバック!発表!「漫画」「映画」「歌謡曲」ベスト5の記事が掲載された『週刊女性』(主婦と生活社)第58巻第6号通巻2775号になります。(1957年3月22日第三種郵便物認可)2014年1月28日発行・発売(毎週火曜日発行・発売)
この記事の中で、「漫画」と「映画」について私のインタビューが4ページに渡り掲載され、「映画」では、私が師事している脚本家の石森史郎先生のインタビューも掲載、「歌謡曲」では、平成仮面ライダーでもお馴染み、イケメン俳優の半田健人さんのインタビューが2ページに渡り掲載されていますので、オススメです。(*´∀`)♪

2014年1月30日(木)、日暮里サニーホールでの今年最初の無声映画鑑賞会も、お陰様で会場ほぼ満員の大盛況ぶり。(*´∀`)♪
朝日新聞と、読売新聞でも紹介されていたとのことで、会場で新たに入会される会員も増え、受付の女性スタッフたちは対応にてんてこ舞い。
お中入りで売られるお煎にキャラメルも完売となり、中には買いそびれた人が出るほど。
無声映画研究とアーカイブの大切さを誰よりもいち早く唱え実践された我が師匠、松田春翠先生の偉業と、継承者である御遺族・マツダ映画社のスタッフの皆さん、そして松田春翠門下の姉弟子であり、日本を代表する活動弁士・澤登翠さんの努力と精進の日々に頭が下がる思いです。
澤登さんは昨年、文化庁映画賞映画功労部門でも賞を受賞されました。(*´∀`)♪

さて、2014年1月26日(日)午後1時から文化庁主催、政策研究大学院大学1A会議室で行われたマンガ研究とアーカイブのシンポジウムで私が感じたことは、映画研究とアーカイブに比べて漫画やアニメ関連については余りにも遅れている御粗末な現状報告だった。

開会の挨拶、石垣鉄也(文化庁文化部芸術文化課支援推進室室長)5分間
連続シンポジウムについて、夏目房之介10分間の発言内容については聴き逃したが、然程問題は無いだろう。
肝心の清水勲先生の講演「漫画研究とアーカイブ」40分間には間に合った。(*´∀`)♪

プレゼンテーション「マンガ収蔵の現状・事例報告」60分間

吉村和真氏、宮本大人(明治大学准教授)、表智之氏、佐々木果(まんが編集者/学習院大学大学院非常勤講師)

休憩(20分)

第2部

討議「マンガ・アーカイブの意義と課題」70分間

表智之、佐々木果、宮本大人、吉村和真

質疑応答、30分間予定が、50分間に。
フィルムと紙の違いなどはさておき、マンガ研究とアーカイブと題しておきながら、内容は国営マンガ喫茶構想の各店舗案内といったところだった。
川崎市市民ミュージアムは、大阪国際児童文学館の教訓を生かせず、やがては同じ様な末路を辿ることになりそうだ。
学習院大学大学院教授となった夏目房之介氏が川崎市市民ミュージアムのアーカイブに関わるようだが、彼は批評家や評論家の類いの自称、マンガ・コラムニストであり、漫画史研究やアーカイブにおいては、今まで何ら実績を残せていないのでは?
近年はメディアでの露出もまるで無くなり、彼の親派である伊藤剛氏風に云えば「ナツメ・イズ・デッド」状態。
尚、「テヅカ・イズ・デッド」を唱えた伊藤剛氏も、正に「イトウ・イズ・デッド」状態となり、皮肉にも手塚治虫先生の再評価は、今も続いている。(*´∀`)♪
期待の明治大学米澤嘉博マンガ記念館は、ロフトプラスワン規模のイベント開催に併せた企画展に、飲食のないマンガ喫茶機能をつけた程度の閲覧室だし、石子順造構想から進化のない現代マンガ図書館の凋落は、1978年オープン時の繁栄を知る私にとって、見るに忍びない悲惨な有り様だ。
一方、オープン当初、眉唾ものと見ていた京都国際マンガミュージアムのスタッフの皆さんによる誠実な努力の積み重ねには、感服し、敬意を評したい。
プレゼンテーションを担当した京都精華大学教授となる吉村和真氏とは、2001年ぐらいに面識があった。
ラジオやメディアでの発言など、興味深く、昨年は、朝日新聞社の手塚治虫文化賞の会場で声をかけられたが、ゆっくりと話す暇もなかった。
今回は、シンポジウム終了後、14年ぶりに名刺交換。
『活狂』を手渡し、昨年マツダ映画社から発見され、マスコミに対し未発表段階である街頭紙芝居末期の活字による詳細な作家及び作品リストの存在と、アーカイブについて伝えておいた。
京都国際マンガミュージアムについては、漫画史のアーカイブの第一人者であり、日本仏学史学会会長である清水勲先生がその蔵書を寄贈し、現役の研究顧問でいればこその繁栄だろう。
私が余り興味がなく、一般人と大して変わらない知識の昭和末期から平成の現在に至るマンガ作品など、初心者から学生、院生レベル迄の漫画研究の素人向けアーカイブについては、こちらの施設で全て用が足りるし、今後のマンガ研究とアーカイブ施設群の旗艦として存在価値が高まって行くことだろう。
そして、北九州市漫画ミュージアムの取り組みについては、大阪国際児童文学館、川崎市市民ミュージアム、現代マンガ図書館、米澤嘉博記念マンガミュージアムなどの施設の現状を反面教師として、地方の利点を生かし、誠実に頑張ってもらいたい。
北九州出身で、長らく東京在住だった故・関谷ひさし先生の原稿が、遺族の手によりこの地に寄贈されたのは象徴的な出来事であり、関東のマンガ研究とアーカイブの施設に、漫画史における関谷先生作品の偉大さを理解し評価できる研究者が不在だった悲劇を物語っている。
研究者の無知については、救いようがない。
周囲からの期待が最も大きかった明治大学関連の施設スタッフが、偉大なる先人である故・米澤嘉博氏、故・内記稔夫氏の遺志をつぐのに相応しい人材だったのかどうか私には甚だ疑問だが、継続は力なり。
頑張って盛りかえして貰いたいものだ。

無声映画時代のフィルムと、街頭紙芝居については日本有数のアーカイブ機能を持つ株式会社マツダ映画社の関連会社であるパインウッドカンパニーと業務提携し、昭和時代の漫画やアニメ、映画、音楽の収集、保存、発掘、研究、復刻、アーカイブ事業に専念し、映画やテレビ、雑誌の取材などマスコミ関係者や、実証的なプロの研究者や編集者、弥生美術館、竹久夢二美術館、逓信総合博物館、国立民俗歴史博物館など公的な専門美術館や博物館の学芸員向けとなる我がメトロポリス漫画総合研究所の意義や存在価値、需要については、これから益々高まっていくことだろう。

『週刊女性』のインタビュー記事掲載により、これからは昭和の少女マンガ史と無声映画時代から昭和迄の映画史についても、芸域を拡大してインタビューに応えます。(*´∀`)♪

さて、国営マンガ喫茶構想レベルから脱しきれていない明治大学の施設の存在意義と、10年後の未来はあるのか?

それは、神のみぞ知ることだ。

質疑応答の際、最初の質問者が清水勲先生であったことが面白く、マンガ研究とアーカイブの現状に対する危機意識の強さが感じられる。
その後は、自己アピール大会となり、参加者の危機意識の欠如、世間一般の期待とかけ離れたマンガ研究とアーカイブの現状に呆れるばかりであった。
完全なるアウェイの会場で、問題提起をしても無駄なこと。
議論するより引き続き実績を積み重ねることだけが、今のマンガ研究とアーカイブにとって大切なことだろう。
ギャラの出ない所で、相手の問題点を指摘しても、逆恨みされ、証拠隠滅、問題点を改善された後、こちらが悪者にされるだけ。

我がメトロポリス漫画総合研究所のマンガ研究とアーカイブ構想は、常に進化と発展を遂げているので、ネットなどでも随時情報公開していきたい。

漫画を中心にアニメや特撮、無声映画に街頭紙芝居、音楽、ラジオ、テレビに至るまで、昭和の大衆文化全般を、社会学視点で実証的に検証し続けますので、引続き乞う御期待の程。(*´∀`)♪
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RCサクセション 多摩蘭坂

2014-01-26 20:07:49 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
RCサクセション 多摩蘭坂
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『猫生活』に続き『週刊女性』インタビューと、明治学院同窓会賀詞交歓会に初参加

2014-01-18 20:27:41 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
PV - レミオロメン 粉雪


今日は、我が母校である明治学院同窓会主催の賀詞交歓会に初参加。

参加者5~60名に及ぶ先輩諸氏を前に、自己紹介に合わせてマンガやアニメ、映画に音楽をもう一度楽しむ方法などを20分ほど話す。

人生とは一期一会の出会いの繰り返し。

我が母校は、今も昔と変わらず私を温かく見守ってくれているようだ。

追伸

『週刊女性』1月28日発売号に、10ページに及ぶ70年代の音楽、漫画、映画特集があります。

イケメン俳優で知られる半田健人さんが音楽について、漫画と音楽については、私・本間正幸がインタビューに答えていますので、是非、ご一読のほど。(笑)
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星に願いを

2013-12-25 21:02:12 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
http://www.youtube.com/watch?v=tGlubVPgEHw&sns=em

merryX'mas!(*´∀`)♪

画像は、我が母校である明治学院大学白金キャンパスのクリスマスイルミネーションです。

公立の底辺校ですら、暴走族などの非行少年達との喧嘩が原因で何度も停学をくらい、退学寸前だった横浜鶴見の不良少年だった高二の私が、7月4日の父の入院を機に改心し、大学進学を目指すと約束を交わしたのが秋の頃。
一年近くの闘病の末、高三の5月19日に47歳で父は亡くなってしまったので、家族揃ってクリスマスを祝えたのはもう遥か昔、15歳の時が最後。

駿台予備校で一浪の末、合格したのは明治学院大学社会学部社会学科の夜間。
奨学金を貰い、添乗員として働きながら四年間成績優秀で卒業した母校には、当時から今の季節、クリスマスのイルミネーションがなされていました。
今年は、日本におけるキリスト教系私学の草分けである我が母校、明治学院創立150周年の懇親会があり、学生の時以来、久しぶりに白金チャペルの中で讃美歌を口ずさみました。

思えば、あの頃、夜空の星に願いを込めた私の夢は、叶えられているようです。


それでは、またね!(*´∀`)♪


アニメ史研究と漫画史研究家


本間正幸
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John Lennon - Happy Xmas (War Is Over)

2013-12-24 00:00:00 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
John Lennon - Happy Xmas (War Is Over)
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祝!訪問者24 万人達成記念。婚活バスツアー初参加で『猫生活』を満喫?

2013-12-21 23:36:45 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
昨日、都心でも初雪となり、今年も街はクリスマスモードに突入!
東日本大震災以降、ここ数年、自粛モードが続いてましたが、今年は久しぶりに街がクリスマスモードで盛り上がっているような気がするのは私だけ?
自他共に認める時代遅れのアナログ人間だった私が、2009年3月にblogを始めて、facebook、Twitterとお手軽に試してきました。
少し手間隙のかかるblogの更新は、岩手県山田町出身で山田高校卒、新潟市在住、自称調理師で婚活中の悪質なアラフォーネットストーカー退治後、次第に滞りがちとなり、お手軽なTwitterに発言の比重を移してしまいましたが、Twitterを利用する無知で小林亜星さんそっくりな風貌のバカ息子自慢で日大卒自慢、著名人の次男でアラフィフオッサンのネットストーカーまでが出現し、その退治のため、人生の貴重な時間を無為に費やさざるを得なくなってしまったのが悔やまれてなりません。
Twitter利用者のモラル、安全性など、私との相性が今一つだったのを残念ながら認めざる得ない結果となりました。
賢明にて親愛なる私のblogの読者の皆さんは、比較的知識層が多く、漫画史における私のblogの希少価値を知っているため、滞りがちなblogに対しても離れず常に温かく見守り続けてくださり、気がつけばgooのblogだけでも訪問者が24万人に!(*´∀`)♪
継続は力なり。
その場で、フォロワーが増えたり減ったりを繰り返し匿名性が高く利用者のモラルが低いTwitterよりも、過去の発言でも繰り返し読み返される信用性と需要が高いblogの方が、アーカイブとしても圧倒的に利用価値が高いと再確認。


さて、今日の画像は、最近何かと話題の長谷川町子先生原作の国民的アニメである【サザエさん】のタマについて、久しぶりにカラーページに写真入りで私のインタビュー記事が掲載されている雑誌『猫生活』(緑書房)最新休刊号と、トキワ荘好きにはたまらない「U・マイアって誰?」丸山昭さん×水野英子先生の自費出版本、江東区にあるのらくろ館で12月27日(金)まで開催中の【赤塚不二夫のギャグ革命レッツラゴン展】のチラシです。


人生は一期一会の出会いの繰り返し。
全ては因果応報であり、自業自得。
日々の生活態度から、良縁と出会い、幸運に恵まれることもあれば、悪縁と出会い不運に見舞われることもある。
最近は、巷で婚活女子が流行っているようですね!
旅行好きの私は、先日、婚活バスツアー、箱根日帰り旅行に独りで初参加。
男性20名、女性は当日一名キャンセルが出て19名の参加。
女性の参加者は、意外にも40代前後に美人が多く驚きました。
だが、正直な所、女性として40代独身というのはどんなものなの?
ルックス、年収、性格など条件が揃っている男なら、年増より若い娘に行くのが本能だろう。
私も含め男性陣のルックスは、予想通り女性陣よりレベルが低かった。
年収は判らないが、見た目や性格など、概ね女性が言う所の「どうでも良い人」が多かったような気がする。

映画【華麗なるギャツビー】に影響を受けた17歳の不良少年時代の私は、向上心の塊となり、それまでの環境や境遇から脱出することにより、人生を一変させることに成功する。
朱に交われば赤くなり、類は友を呼ぶ。
悪縁は絶ちきり、良縁だけを大切に生きてきた。
添乗員として働きながら、明治学院大学の夜間へ進学したことが、人生最大の転機となった。
若さと情熱、知恵と勇気を兼ね備えることが出来た私は、人生最大のモテキに突入。
女性を見る目も十分養うことが出来た。
だが、人生ピンチはチャンスであり、チャンスはピンチとなる。
この時、多くの女運に恵まれ過ぎた事が災いとなる。
私は、未だ独身のままなのだが、何の不自由すら感じることもなかった。
なので、世間一般の婚活事情など、まるで興味がなかったのだ。
株式会社日本旅行本社海外事業部勤務を自ら退職し、池袋でマンガ喫茶を経営し、マスコミで大いに話題になるも失敗。
それでも挫けず子供の頃からの夢を叶え、文筆業へと華麗なる転身に成功するも、女性運は凋落する。
そう、現代女性の人気職業は、今や公務員なのだ。
私のように一度きりの人生を、旅行業と出版業に二度楽しむような男は、家庭向きとは判断されず、敬遠されてしまうようだ。
快適で楽しい暮らしも、傍目には理解しづらいようだ。
地位や名誉や財産など、私にはどうでもいいことなのだが。
私の父の実家は、戦前の祖父の代まで、その全てを所有していた。
戦後、全ての価値観が変わってしまい、父の実家の暮らしも一変したのだ。
伯父や従兄弟、その息子には、地元庄内地方発展のために課せられた名門故の責任や苦労が今も続くようだが、同じ末裔であっても八男であった亡き父や私には、その苦労やプレッシャーはない。
私の口から直接話さなければ、日本で上位300に入る一般的な名字である本間家の中でも、武士の家として千年の歴史が残るほぼ直系の家柄である珍しさ、稀少性は普通の人では判らないだろうし、我が本間一族の本拠地である地元庄内地方以外、今流行りの歴女でもない限り殆どの人には興味のない話だ。
お金や名誉よりも、人間としてどのようにして生きるべきなのか?
どのように生きれば幸せなのか?
それは、人それぞれだと私は思う。
私は、自分が生まれ育ってきた環境、境遇など、どれも面白く人生を楽しみながら生きてくることが出来た。
波瀾万丈、浮き沈みも激しいが、なんの後悔も未練もない。
正直で働き者だった亡き父との想い出、幸せな家族として、家族四人皆で一緒に生活出来たのが僅か17年だけだった、昭和時代の生活が、人一倍今もいとおしく感じられる。
僅か17年の歳月でも、それが全て幸せな家族との絆、思い出があるならば、それでいいじゃないか。(*´∀`)♪
さて、初参加した婚活バスツアーにおいて、横浜に住む、年の離れた若くて私好みのアパレル系の女の子と、現在メル友となることが出来ました。
私の写真入りインタビュー記事の掲載された雑誌『猫生活』も購入していただき、

「今度、一緒に竹久夢二美術館の展示を観に行こう!」

と、話が盛り上がっています。

さて、今回の出逢いが一期一会となりますか、後日改めて報告したいと考えています。

先ずは、見た目は30代だけど、中身は40代のオジサン目線での『猫生活』ならぬ平成の寅さんによる『婚活』生活開始宣言です。


アニメ史と漫画史研究家


本間正幸
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萩尾望都名作名言手帳2014 と、BRUTUS お前もか!

2013-11-26 22:05:14 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
15日(金)夜は、金曜ロードSHOW「ルパン三世~プリンセス・オブ・ザ・ブリーズ~隠された空中都市~」を楽しんだ。
テレビ欄にて、新作テレビ初放送!天空の秘境に隠された財宝と謎の美女!キーポイントは赤ちゃん!?必見!抜群アクション最強カーチェイス!!試写室「凝ったストーリー展開で、「子連れ狼」のようなルパンが何とも新鮮。」とあったが、さて実際は?

私の感想からすると、【子連れ狼】というより、露骨に開き直った【カリオストロの城】に対するリスペクトだった。テレビスペシャルだけでも第24弾。キャラクターの魅力と、名曲【炎のたからもの】の魅力を再認識。今こそアニメに合わせた魅力ある音楽の復活を。
やはり金曜の夜は、TOKYO MXで23時から放送の【タイガーマスク】の魅力に尽きる。
16日(土)は、BSジャパンの【土曜は寅さん】、スカパーファミリー劇場深夜の【俺たちの勲章】。
17日(日)は、江東区森下文化センターのトキワ荘関連講座に参加。
元講談社の名編集者で知られる丸山昭さん、赤塚不二夫先生のお嬢さんでフジオプロ代表の赤塚りえ子さんが参加されており挨拶。
講座終了後、丸山さんを駅までお見送り。
鶴見の駅で本屋さんに立ち寄り雑誌を購入して帰宅。
今日の画像は、その戦果になります。
自宅にて【ハクション大魔王】のまさかの実写版を見る。
カンちゃん、アクビちゃんなど子役が可愛らしいが、肝心の大魔王とブル公には?
スカパーキッズステーションでの再放送が、好視聴率を獲得しているからなのだろうが、今回の【ルパン三世】【ハクション大魔王】共に新作の視聴率は残念ながらふるわなかったようだ。
アニメ【サザエさん】の大健闘だけが突出している。
23日(祝)は、我が明治学院創立150周年記念イベントに参加。
24日(日)は、高田馬場にて脚本家石森史郎先生の青春シナリオ塾の映画鑑賞会に参加。
26日(火)は、無声映画鑑賞会のスタッフとして、鞍馬天狗特集の上映会の手伝い。
何気ない毎日が、風のように過ぎていきます。






拝啓

季節は、猛暑から解放され、「爽やかな秋」をむかえました。皆様におかれましてはお元気でご活躍のことと思います。以前に名刺交換をさせていただいた方々にご案内をさせていただいております。
日頃、明治学院同窓会の活動にご理解、ご協力くださいまして、感謝申し上げます。
明治学院は今年、学院創立150周年を迎えました。
同窓会におきましても、音楽礼拝とホームカミングを開催することとなり、準備をすすめております。
以下のものを同封させていただきました。
どうぞご友人、お知り合いの方々等お誘いあわせの上、白金の丘でお目にかかれますよう、ご案内申し上げます。
敬具

〈同封物〉

*音楽礼拝、ホームカミングちらし



どうぞよろしくお願いいたします。

2013年10月

明治学院同窓会
150周年企画委員長


高輪郵便局10月17日の消印で、新富町にある私の所属事務所宛に封書が届いた。

懇親パーティーには、私達世代でも皆が知っている明学OBの超大物アーティスト達をゲストに迎えてのミニコンサートがあるというのだから、音楽好きを自認する私にはたまらない。
参加するには、事前申込みが必要なので明学生の皆さんは急いで確認を。

記念グッズなど、私好みの物もあるので嬉しい。(*´∀`)♪
書評誌「もん・りいぶる」や、学生委員の先輩、同級生、後輩などにも逢えるかな?

最近は、同じ日にイベントが重なることも多いので、美術館の企画展ギャラリートークなど正式な案内状が来るものだけに絞って参加するようにしている。
先週の木曜日には、久しぶりに雑誌のインタビューを受け、2001年発売の【少年画報大全】監修以来数々の実績を残したことにより、知らず知らずのうちに名実ともに世間一般で信頼に値するアニメ史と漫画史研究家の第一人者となっている自分の立場について、責任と義務を自覚しなければいけないことを思い出した。
継続は力なり。
引用や孫引きばかりの思い出語りや、特定の思想や宗教に偏った上から目線の発言が多い旧態依然とした漫画評論家、マンガコラムニスト、漫画愛好家達と違い、実証的なデータや史料を元に社会学的視点から漫画史やアニメ史を検証する独自のスタイルが、一部の濃いマンガやアニメオタク達からだけではなく、一般のマンガやアニメ好きの人達からの支持、gooブログだけでも訪問者23万人を達成出来たのだろう。

さて、横浜市中区にある横浜開港資料館では、10月18日から企画展「宣教医ヘボン-ローマ字・和英辞書・翻訳聖書のパイオニア-」が開催されており入館料が一般200円。
同時開催の明治学院創立150周年記念展「横浜のヘボン先生と明治学院」は無料で、12月27日まで。
読売新聞横浜地域版の10月31日の記事にて確認。
我が家の新聞の定期購読は、一般大衆紙として一番発行部数が多い読売新聞を選んでいる。
芸能や文化面などの情報は、東京新聞が充実している為、業界関係の購読者が多いとのことだが、販売店の関係もあり横浜でのシェアは少なく残念ながら定期購読をした経験はない。
毎日新聞、朝日新聞の定期購読は、高校生の頃までだろうか。
日本経済新聞、産経新聞、横浜鶴見でのシェアが高い聖教新聞、赤旗とは、幸いにも我が家は無縁で過ごせたのを両親に感謝したいと思う。

次回のblog更新では、先日参加させてもらったばかりの弥生美術館「ニッポンの少女まんがの元祖だヨ!松本かつぢ展」と、竹久夢二美術館「小林かいち展」其々の11月10日ギャラリートークの様子について報告させてもらいたいと思うのでよろしくね!


明治学院大学卒の社会学士

本間正幸
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明治学院大学創立150 周年記念音楽礼拝とホームカミング

2013-11-12 22:02:03 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
拝啓

季節は、猛暑から解放され、「爽やかな秋」をむかえました。皆様におかれましてはお元気でご活躍のことと思います。以前に名刺交換をさせていただいた方々にご案内をさせていただいております。
日頃、明治学院同窓会の活動にご理解、ご協力くださいまして、感謝申し上げます。
明治学院は今年、学院創立150周年を迎えました。
同窓会におきましても、音楽礼拝とホームカミングを開催することとなり、準備をすすめております。
以下のものを同封させていただきました。
どうぞご友人、お知り合いの方々等お誘いあわせの上、白金の丘でお目にかかれますよう、ご案内申し上げます。
敬具

〈同封物〉

*音楽礼拝、ホームカミングちらし



どうぞよろしくお願いいたします。

2013年10月

明治学院同窓会
150周年企画委員長


高輪郵便局10月17日の消印で、新富町にある私の所属事務所宛に封書が届いた。

懇親パーティーには、私達世代でも皆が知っている明学OBの超大物アーティスト達をゲストに迎えてのミニコンサートがあるというのだから、音楽好きを自認する私にはたまらない。
参加するには、事前申込みが必要なので明学生の皆さんは急いで確認を。

記念グッズなど、私好みの物もあるので嬉しい。(*´∀`)♪
書評誌「もん・りいぶる」や、学生委員の先輩、同級生、後輩などにも逢えるかな?

最近は、同じ日にイベントが重なることも多いので、美術館の企画展ギャラリートークなど正式な案内状が来るものだけに絞って参加するようにしている。
先週の木曜日には、久しぶりに雑誌のインタビューを受け、2001年発売の【少年画報大全】監修以来数々の実績を残したことにより、知らず知らずのうちに名実ともに世間一般で信頼に値するアニメ史と漫画史研究家の第一人者となっている自分の立場について、責任と義務を自覚しなければいけないことを思い出した。
継続は力なり。
引用や孫引きばかりの思い出語りや、特定の思想や宗教に偏った上から目線の発言が多い旧態依然とした漫画評論家、マンガコラムニスト、漫画愛好家達と違い、実証的なデータや史料を元に社会学的視点から漫画史やアニメ史を検証する独自のスタイルが、一部の濃いマンガやアニメオタク達からだけではなく、一般のマンガやアニメ好きの人達からの支持、gooブログだけでも訪問者23万人を達成出来たのだろう。

さて、横浜市中区にある横浜開港資料館では、10月18日から企画展「宣教医ヘボン-ローマ字・和英辞書・翻訳聖書のパイオニア-」が開催されており入館料が一般200円。
同時開催の明治学院創立150周年記念展「横浜のヘボン先生と明治学院」は無料で、12月27日まで。
読売新聞横浜地域版の10月31日の記事にて確認。
我が家の新聞の定期購読は、一般大衆紙として一番発行部数が多い読売新聞を選んでいる。
芸能や文化面などの情報は、東京新聞が充実している為、業界関係の購読者が多いとのことだが、販売店の関係もあり横浜でのシェアは少なく残念ながら定期購読をした経験はない。
毎日新聞、朝日新聞の定期購読は、高校生の頃までだろうか。
日本経済新聞、産経新聞、横浜鶴見でのシェアが高い聖教新聞、赤旗とは、幸いにも我が家は無縁で過ごせたのを両親に感謝したいと思う。

次回のblog更新では、先日参加させてもらったばかりの弥生美術館「ニッポンの少女まんがの元祖だヨ!松本かつぢ展」と、竹久夢二美術館「小林かいち展」其々の11月10日ギャラリートークの様子について報告させてもらいたいと思うのでよろしくね!


明治学院大学卒の社会学士

本間正幸
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祝!訪問者23 万人達成記念。飛行少年と航空少年、アニメ映画クレオパトラの宣材

2013-10-31 20:44:41 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
blogからfacebook、Twitterとお手軽に試してきた。
少し手間隙のかかるblogの更新は、次第に滞りがちとなり、お手軽なTwitterに発言の比重を移してしまったのだが、Twitterを利用する無知なネットストーカー・平山満が出現し、その退治のため、人生の貴重な時間を無為に費やさざるを得なくなってしまったのが悔やまれてならない。
Twitter利用者のモラル、安全性など、私との相性が今一つだったのを残念ながら認めざる得ない。親愛なる私のblogの読者の皆さんは知識層が多く、私のblogの希少価値を知っているため、滞りがちなblogに対しても離れず常に温かく見守り続けてくださり、気がつけばgooのblogだけでも訪問者が23万人に!(*´∀`)♪
継続は力なり。
その場で、フォロワーが増えたり減ったりを繰り返す匿名性が高くモラルが低いTwitterよりも、過去の発言でも繰り返し読み返される信用性と需要が高いblogの方が、アーカイブとしても圧倒的に利用価値が高いと再確認。


今日の画像は、戦時下の貴重な雑誌として古書マニアの間で高く評価されている伝説の【航空少年】、【飛行少年】と、あくまで参考として【航空朝日】の創刊号。虫プロ製作のアニメ映画【クレオパトラ】の宣材。


共に一般での知名度は低いが、漫画史研究家にとっては貴重な資料だ。
何故このような貴重な雑誌群が、次々と私の所に集まってくるのか。
全ては因果応報であり、自業自得。
日々の生活態度から、幸運に恵まれることもあれば不運に見舞われることもある。
【航空少年】と【飛行少年】、アニメ映画【クレオパトラ】の宣材の貴重性については、皆さんもネットで検索して確認してもらえば幸いである。(*´∀`)♪
未だ入手したばかりなので、これら貴重な雑誌群の詳細については、後日改めて報告したいと考えています。

先ずは、blogの通常更新再開の報告です。


アニメ史と漫画史研究家


本間正幸


追伸

私が【航空少年】、【飛行少年】に興味を持ったのは、土浦出身の我が師匠、故・二上洋一先生の影響である。
私の母の故郷と二上先生の故郷、土浦は、霞ヶ浦に面している。

「♪今日も飛ぶ飛ぶ♪霞ヶ浦にゃ♪でっかい希望の雲が湧く♪」

この雑誌の価値を知る二上先生が生きていたなら、研究者として私がこの雑誌を入手出来たことを、一緒に喜んでいただけただろうに。
生前、何一つ御恩返しが出来なかった不肖の弟子ですが、今も精一杯頑張って明るく元気に幸せに生きていますので、御安心を。
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追悼・アンパンマン・やなせたかし先生の訃報と【千夜一夜物語】

2013-10-29 23:45:52 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
先日は、アンパンマンの作者である、やなせたかし先生の訃報に際して思わず本音を呟いてしまった。
NHKBSでも、10月24日(木)に、やなせたかし先生夫妻の人生をドラマ化した「忘れないで夢を~漫画家やなせたかしと妻・暢(のぶ)~」(2013年1月12日初放送)の再放送があった。
社団法人日本漫画家協会の前理事長、会長として、日本の漫画界発展のために私財を投じて尽力され続けていたことは、一般的にはあまり知られてはいないし、本人も結して公言などしていない。
そんなやなせ先生の善意を悪用していた偽善者が、私が知るだけでも一部いたのだ。
そのような偽善者は、これからの人生において天の裁きを受けるようになるのではないか?
いや、もう既に天からの罰は、様々な形で受けていることだろう。
やなせ先生の遺志を嗣ぐような人物が、協会からも出てくればいいのだが・・・。

さて、今日の画像は、やなせたかし先生とも関係のあるアニメ映画【千夜一夜物語】のパンフレットなど。
昨年、撮ったものだ。
私の世代では、やなせ先生作品との接点は非常に少ない。
【手のひらを太陽に】と、アニメ【のらくろ】の主題歌「しっぽはぐぐんと」の作詞家、詩とメルヘンの人としてのイメージが私には強い。
映画【千夜一夜物語】も、公開時は子供だったので観てはいないので思い入れは少ない。
パンフレットは、アニメ史研究家として、大好きな虫プロ作品の基礎資料として集めたのに過ぎない。
94歳は大往生であり、天寿を全うしたのだが、その生涯は常に悲劇性を伴っていたような気がする。
やなせたかし先生の作品、そのお人柄を本当に心から追悼するのであれば、これからでもいい、アンパンマン以外の作品でも、やなせ先生作品を一つでも多く集めて読んで欲しい。
弥生美術館での展示など、やなせ先生の姿は、会場の片隅から何度もお見掛けしたし、2002年の横浜や、2006年の京都のマンガサミットなどにも参加させてもらったが、一漫画史研究家に過ぎない私とやなせ先生では立場が違いすぎるため、一、二度直接話をさせてもらったり、一、二度年賀状の返事をもらっただけだ。
やなせたかし先生に直接インタビューしたことのある所縁の研究者や、子供の頃からの純粋なファンの多くが、その生涯について熱い思いを語ってくれることを願わずにはいられない。
世代的にも、縁も薄いため、漫画史研究家である私としては、やなせたかし先生の作品研究だけは、他の評論家の手に委ねてみたいと思う。
人生の大切な時間は限られている。
手塚治虫先生や、梶原一騎先生、水木しげる先生、つげ義春先生、上田としこ先生、水野英子先生、今村洋子先生、わたなべまさこ先生、牧美也子先生、萩尾望都先生、竹宮恵子先生、桑田次郎先生、モンキー・パンチ先生、吉田竜夫先生、望月三起也先生、望月あきら先生、石井いさみ先生、ながやす巧先生、本宮ひろし先生、赤塚不二夫先生、藤子不二雄先生、横山光輝先生、石森章太郎先生、鈴木伸一先生、楳図かずお先生、田河水泡先生、島田啓三先生、塩田英二郎先生、横山隆一先生、川崎のぼる先生、森田拳次先生、ジョージ秋山先生、永井豪先生、河島光広先生、つのだじろう先生、東浦美津夫先生、永島慎二先生、横井福次郎先生、井上一雄先生、福井英一先生、武内つなよし先生、寺田ヒロオ先生、関谷ひさし先生、堀江卓先生、倉金章介先生、原一司先生、石川球太先生、松本零士先生・・・、私が子供である昭和時代に大好きな漫画作品を発表され活躍された先生方、その研究にこそ集中していきたいのだ。(*´∀`)♪


漫画史&アニメーション史研究家

本間正幸
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アンパンマン・やなせたかし先生亡くなったのか・・・。

2013-10-15 17:27:32 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
アンパンマンの作者であるやなせたかし先生が亡くなった。
社団法人日本漫画家協会の前会長として、日本の漫画界発展のために私財を投じて尽力され続けていた94年の生涯。
そんなやなせ先生の善意を利用していた偽善者が、私が知るだけでも一部いたようだが、そのような偽善者は、これからの人生において天の裁きを受けるようになるのではないか?
いや、もう既に天からの罰は、様々な形で受けていることだろう。
やなせ先生の遺志を嗣ぐような人物が、協会からも出てくればいいのだが・・・。

漫画史&アニメーション史研究家

本間正幸
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サザエさん幻の一巻と、第17 回手塚治虫文化賞と、現代マンガ図書館・内記稔夫さんの一周忌

2013-06-03 02:08:41 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
在野にいる一介の漫画コレクターに過ぎなかった私が、1997年にマンガ喫茶メトロポリスを開業し、2001年に【少年画報大全】を監修したのは、運命的なものだった。

2001年から在野にて漫画史研究家として活動を続ける私がブログを始めたのが2009年3月。

子供の頃から人一倍感受性が強く、喜怒哀楽など感情の起伏が激しかった私が、漫画史研究家の日々の暮らしの中で、ささやかな幸せを感じる時がある。
子供の頃から今も変わらぬファンであり、交流や面識のある大好きな漫画家さんたちの展示会や企画展の案内状が、銀座近くにある新富町の事務所や、横浜の自宅に届いた時だ。
ネットやメールでの報せでなく、昭和時代の昔と何ら変わらずに葉書や封書で届く案内が私には嬉しいのだ。(*´∀`)♪

私のところに届いた主な展示会やイベントと、私の感想は次の通り。

銀座や築地は、新富町にある私の所属事務所パインウッドカンパニーのオフィスから歩いて行ける距離なのでとても便利。(*´∀`)♪


松本零士 漫画家生活60周年記念展
松本漫画の華麗なる宇宙

パート1.松本漫画の原点
2013年4月27日(土)~6月29日(土)

パート2.松本零士と小松左京ー日本SFの出発ー
2013年7月6日(土)~9月28日(土)

パート3.松本零士とメディアミックス作品
2013年10月5日(土)~12月21日(土)

開館日時/水、木、金、土、13時-17時、金曜のみ19時まで

入館料(オリジナルパス)/各パート1000円、3パート通しパス2000円

主催/若山美術館
後援/小学館クリエイティブ
協力/日高 敏、安田 勲、零時社

業界関係者向けに内覧会・レセプションが火曜日に有り、参加して来ました。

郵便番号104-0061
東京都中央区銀座2-11-19 国光ビル4・5階

TEL.03-3542-3279

http://www.wakayama-museum.com/

画像はコレクター心をくすぐるデザインの3パート通しパス。
会期中は、何度も来館自由となるので、松本零士ファンなら早目に来館して繰り返し展示を観てはいかが?(*´∀`)♪

内覧会・レセプションには展示企画者の日高敏さん、松本零士先生本人も来館され、会場を移しての松本零士先生、日高敏さんお二人を囲んでのささやかながら心のこもったpartyに参加出来たことは、子供の頃からの【銀河鉄道999】【漫画歴史大博物館】ファン冥利に尽きるもの。
【漫画歴史大博物館】が発売された時の定価が何と5800円。
発売当時の私は中学2年生で、毎月の小遣いが2000円。
高額すぎてとても中学生の小遣いで買える本ではなかった。
仲の良かった友達のお兄さんが【手塚治虫の奇妙な世界】共々所有していたが、高価でとても大切な本なので一度だけ30分だけ見せて貰えたきり、高校三年生の頃、古本屋で再会し4500円で購入出来るまで憧れ続けた本だった。
そして・・・。
1999年5月にTVチャンピオン少年マンガ王選手権の撮影に際して、松本零士先生のご自宅で初対面。
【漫画歴史大博物館】にサインをいただく。
その後、2000年秋から2001年春までの間、【銀河鉄道999】が最初に連載された『週刊少年キング』の発行元である少年画報社の資料室に通い、光栄にも社史ともいうべき【少年画報大全】監修者の栄誉を賜り2001年の夏に発行。
現在、若山美術館理事長である若山さんに資料協力していただく。
様々な人達の協力により、34歳にて最年少プロの漫画史研究者としていち早くデビューを飾る幸運にも恵まれた。
2006年には、逓信総合博物館での企画展松本零士コレクションでつづる漫画誕生から黄金バットの時代展に協力。
日高敏さんと初対面となる。
この時の図録は、今回、若山美術館でも見本が展示されており2000円で購入が出来る。
何故なら、この時の企画展担当者が、現在の若山美術館館長である。
少年の日から憧れ続けた松本零士作品の数々。
私の世代には圧倒的にファンの多い不朽の名作【銀河鉄道999】。
星野哲郎にとって、夢の超特急銀河鉄道999号に乗車出来る高価なパスポートのように、少年の日の私にとって、高価で直ぐに手に入れることが出来なかった【漫画歴史大博物館】。
少年の日の私に、

「お前は将来、この本で紹介されている人たちや、多くの作品と出逢える運命にあるんだよ」

と、教えてあげたい。(*´∀`)♪


併せてオススメなのが

高橋真琴個展
海のファンタジー~人魚の世界~

2013.5/28(火)~6/8(土)

Open 11:00~18:30

公開中無休 入場無料

銀座ギャラリー向日葵

TEL[事務所]03-3573-1680
[会場]03-3572-0830

東京都中央区銀座5-9-13
銀座菊正ビル2F

地下鉄 銀座駅 A3出口 徒歩2分

真琴画廊 http://www.macotogarou.net/

6月1日(土)、朝一番11時に会場に訪れると、今回も、展示されている絵の殆んどが初日で完売状況だったとのこと。
初日のオープン前に並んで、会場にて即決で購入しなければ、高橋真琴先生の原画入手は出来ない。
価格は、5万円~から購入可能。
私は、2001年の個展から通い続けているのだが・・・。

昨日は日暮里ラングウッドにある日暮里サニーホールで無声映画鑑賞会に参加。

恒例となった第17回手塚治虫文化賞

贈呈式・記念イベントに今年も参加。(*´∀`)♪

日時 2013年5月31(金)
会場 浜離宮朝日小ホール(東京都中央区築地5-3-2朝日新聞東京本社新館2階)

◇贈呈式

マンガ大賞 『キングダム』(集英社)原泰久氏

新生賞 山本美希氏『Sunny Sunny Ann!』(講談社)

短編賞 『機械仕掛けの愛』(小学館)業田良家氏

◇大賞受賞記念トークイベント

原泰久氏×永井豪氏(選考委員・マンガ家)、中野晴行氏(選考委員・マンガ編集者)

主催 朝日新聞社

*毎年、受付に参加証を渡すと貰えるバッチや小冊子を集めていくのが楽しみだ。(*´∀`)♪
今年のバッチは、少女漫画の名作リボンの騎士からサファイア。
築地市場駅から会場に向かう途中で、1998年以前からの古い知り合いであり、1999年、2000年、2001年には三年連続して現代マンガ図書館で待ち合わせて一緒に贈呈式の会場まで行ったこともある内記ゆうこさんと、古くからのスタッフである旧知の男性に遭遇し、軽く会釈。
会場では、元少女クラブ編集長で、リボンの騎士編集担当だった丸山昭さんの隣の席に座る。
今年は贈呈式が長引き、式次第に予定されていた休憩無しで記念イベントに突入。
随分久し振りに京都精華大学の吉村和真氏と再会。
吉村氏は、マンガ学会設立のため準備段階から奔走し、京都から東京のマンガ史研究会参加メンバーに熱弁を奮われた時の姿が印象深い。
あの時の吉村氏の姿を知り、贈呈式の会場に来ているメンバーと言えば、審査員の一人となるヤマダトモコさんと、斎藤宣彦氏ぐらいだろうか。
13年という時の流れは、それぞれの人の立場と関係すら変えていってしまう。
私自身のスタンスは、少年画報大全発売前と現在もさほど変わってはいないのだが、かつて周りにいた人達の環境は、明暗はっきりと分かれてしまったし、今後の将来性すら見えない人達、今がピークで堕ちていくだろうと想像がつく人達もいるのだが、個人名は出さずにおこう。
生まれ育った環境や境遇など、人には運不運があるのだ。
私自身の天命は、少し皆とは違う次元にあり、残してきた実績の周りからの評価や環境、待遇にも、ほぼ満足した日々を幸せに過している。
同志社大学教授の竹内オサム先生に挨拶。
会場には、ちばてつや先生の姿も。

贈呈式・記念イベント終了後は、地方から参加してきた知人達を、銀座・若山美術館・松本零士展へ案内。
図録二千円と、小野佐世男展特製絵ハガキ16枚セットを千円で購入。

ファミレスで一緒に夕食を食べた際、翌日の都内各所への案内を私からかって出る。

6月1日土曜日、朝11時に銀座・高橋真琴展会場で待ち合わせ。
新橋で地下鉄の一日乗車券710円を購入し、銀座へ。
会場で高橋真琴先生に挨拶。
昨年亡くなられた東浦美津夫先生の訃報と、三鷹にある御自宅で撮られた東浦先生晩年の御写真をお見せしてから、現在銀座で開催されている松本零士先生個展の案内、知人達を先生に紹介していると、直ぐに会場は女性ファンで一杯になってしまった。
高橋真琴先生と東浦美津夫先生、松本零士先生、水野英子先生、牧美也子先生、ちばてつや先生は、昭和30年代当時の親しい仲間なのだ。
次に桜新町にある長谷川町子美術館へ移動。
4月27日、長谷川町子美術館発行の噂のサザエさん一巻復刻本1500円を購入して、桜新町駅前で昼食。
神保町に移動。
中野書店の西山さんなど、お気に入りの古書店からの情報収集と、復刻本などの新刊の状況を見てまわる。
東京駅と、新宿駅で知人たちとそれぞれ別れて、一人荻窪駅から歩いて杉並アニメーションミュージアムへ。
鈴木伸一館長と、8月に東京都江東区森下文化センターで開催される無声映画鑑賞会久し振りのアニメ特集について相談と報告。
鈴木伸一館長が監修と装画を担当した縁だろうか、ミュージアム売店で販売していた講談社発売、幸森軍也さんの【ゼロの肖像】(ミュージアムで購入すると、何とスタジオゼロ原稿用紙がオマケで貰えるのだからファンにはたまらない。)を1785円で購入してから東横線経由で横浜の自宅へ帰宅。
伝説のスタジオゼロは、どうなったのか?
この本を読めば全ては判るだろう。
私の口からは、今は未だ何も言えない。

さて、6月1日は、昨年亡くなられた現代マンガ図書館・内記稔夫館長の命日であり一周忌となるので、縁の人たちの多くがblogやTwitter、イベントなどで集まり故人を偲んだことだろう。
未だ駆け出しの漫画コレクターとして、少年の日に現代マンガ図書館のオープン記念の即売展に駆けつけ、内記さんに初めて出逢った頃を思い出すような一日を過ごせた。
かつて手塚治虫文化賞の会場などで、逢う機会が多かった米澤嘉博さん、内記稔夫さんと先人である日本有数の大漫画コレクター達が続けて鬼籍に入られてしまったが、在野にいる漫画コレクターとして私は私独自のまんが道を歩み続けていきたいと考えている。


漫画史研究家

本間正幸


最終回 永島慎二遺作展

2013年6月13日(木)~6月25日(火)
AM10:00~PM8:00まで

*6/19(水)のみ定休日

今年お休みさせていただくつもりでしたが、長年にわたり展覧会をさせて下さいました「喫茶室Cobu」が2013年8月31日をもって閉店する事となり、急ではありますが最後の遺作展をさせて頂くこととなりました。
三上勉氏のコレクション展も同時開催ですので、お時間ございましたら皆さまお気軽にお出かけ下さいませ。
コーヒーやケーキのとても美味しいお店です。

阿佐ヶ谷喫茶室「cobu」にて
(*「三上勉コレクション展」の作品販売はございません)

喫茶室Cobu ご案内
郵便番号166-0004
杉並区阿佐ヶ谷南1-36-12

TEL(03)3316-0241

最寄り駅/中央線「阿佐ヶ谷駅」丸ノ内線「南阿佐ヶ谷駅」

*阿佐ヶ谷駅南口を出て商店街「パールセンター」中ほどの左側にある婦飾雑貨店「スミレ」店内を奥に入った小さな喫茶店です。
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銀座で松本零士展開催中! 明日は築地で手塚治虫文化賞

2013-05-30 23:23:28 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
在野にいる一介の漫画コレクターに過ぎなかった私が、1997年にマンガ喫茶メトロポリスを開業し、2001年に【少年画報大全】を監修したのは、運命的なものだった。

2001年から在野にて漫画史研究家として活動を続ける私がブログを始めたのが2009年3月。
子供の頃から人一倍感受性が強く、喜怒哀楽など感情の起伏が激しかった私が、漫画史研究家の日々の暮らしの中で、ささやかな幸せを感じる時がある。
子供の頃から今も変わらぬファンであり、交流や面識のある大好きな漫画家さんたちの展示会や企画展の案内状が、銀座近くにある新富町の事務所や、横浜の自宅に届いた時だ。
ネットやメールでの報せでなく、昭和時代の昔と何ら変わらずに葉書や封書で届く案内が私には嬉しいのだ。(*´∀`)♪

私のところに届いた主な展示会やイベントの予定は次の通り。
銀座や築地は、新富町にある私の所属事務所パインウッドカンパニーのオフィスから歩いて行ける距離なのでとても便利。(*´∀`)♪


松本零士 漫画家生活60周年記念展
松本漫画の華麗なる宇宙

パート1.松本漫画の原点
2013年4月27日(土)~6月29日(土)

パート2.松本零士と小松左京ー日本SFの出発ー
2013年7月6日(土)~9月28日(土)

パート3.松本零士とメディアミックス作品
2013年10月5日(土)~12月21日(土)

開館日時/水、木、金、土、13時-17時、金曜のみ19時まで

入館料(オリジナルパス)/各パート1000円、3パート通しパス2000円

主催/若山美術館
後援/小学館クリエイティブ
協力/日高 敏、安田 勲、零時社

業界関係者向けに内覧会・レセプションが火曜日に有り、参加して来ました。

郵便番号104-0061
東京都中央区銀座2-11-19 国光ビル4・5階

TEL.03-3542-3279

http://www.wakayama-museum.com/

画像はコレクター心をくすぐるデザインの3パート通しパス。
会期中は、何度も来館自由となるので、松本零士ファンなら早目に来館して繰り返し展示を観てはいかが?(*´∀`)♪

内覧会・レセプションには展示企画者の日高敏さん、松本零士先生本人も来館され、会場を移しての松本零士先生、日高敏さんお二人を囲んでのささやかながら心のこもったpartyに参加出来たことは、子供の頃からの【銀河鉄道999】【漫画歴史大博物館】ファン冥利に尽きるもの。
【漫画歴史大博物館】が発売された時の定価が何と5800円。
発売当時の私は中学2年生で、毎月の小遣いが2000円。
高額すぎてとても中学生の小遣いで買える本ではなかった。
仲の良かった友達のお兄さんが【手塚治虫の奇妙な世界】共々所有していたが、高価でとても大切な本なので一度だけ30分だけ見せて貰えたきり、高校三年生の頃、古本屋で再会し4500円で購入出来るまで憧れ続けた本だった。
そして・・・。
1999年5月にTVチャンピオン少年マンガ王選手権の撮影に際して、松本零士先生のご自宅で初対面。
【漫画歴史大博物館】にサインをいただく。
その後、2000年秋から2001年春までの間、【銀河鉄道999】が最初に連載された『週刊少年キング』の発行元である少年画報社の資料室に通い、光栄にも社史ともいうべき【少年画報大全】監修者の栄誉を賜り2001年の夏に発行。
現在、若山美術館理事長である若山さんに資料協力していただく。
様々な人達の協力により、34歳にて最年少プロの漫画史研究者としていち早くデビューを飾る幸運にも恵まれた。
2006年には、逓信総合博物館での企画展松本零士コレクションでつづる黄金バットの時代展に協力。
日高敏さんと初対面となる。
この時の図録は、今回、若山美術館でも見本が展示されており購入も出来る。
何故なら、この時の企画展担当者が、現在の若山美術館館長である。
少年の日から憧れ続けた松本零士作品の数々。
私の世代には圧倒的にファンの多い不朽の名作【銀河鉄道999】。
星野哲郎にとって、夢の超特急銀河鉄道999号に乗車出来る高価なパスポートのように、少年の日の私にとって、高価で直ぐに手に入れることが出来なかった【漫画歴史大博物館】。
少年の日の私に、

「お前は将来、この本で紹介されている人たちや、多くの作品と出逢える運命にあるんだよ」

と、教えてあげたい。(*´∀`)♪


併せてオススメなのが

高橋真琴個展
海のファンタジー~人魚の世界~

2013.5/28(火)~6/8(土)

Open 11:00~18:30

公開中無休 入場無料

銀座ギャラリー向日葵

TEL[事務所]03-3573-1680
[会場]03-3572-0830

東京都中央区銀座5-9-13
銀座菊正ビル2F

地下鉄 銀座駅 A3出口 徒歩2分

真琴画廊 http://www.macotogarou.net/


昨日は日暮里ラングウッドにある日暮里サニーホールで無声映画鑑賞会に参加。
明日は第17回手塚治虫文化賞

贈呈式・記念イベントがあります。

日時 2013年5月31(金)
会場 浜離宮朝日小ホール(東京都中央区築地5-3-2朝日新聞東京本社新館2階)

◇贈呈式

マンガ大賞 『キングダム』(集英社)原泰久氏

新生賞 山本美希氏『Sunny Sunny Ann!』(講談社)

短編賞 『機械仕掛けの愛』(小学館)業田良家氏

◇大賞受賞記念トークイベント

原泰久氏×永井豪氏(選考委員・マンガ家)、中野晴行氏(選考委員・マンガ編集者)

主催 朝日新聞社

*ご入場の際は受付に参加証をお渡しください。


最終回 永島慎二遺作展

2013年6月13日(木)~6月25日(火)
AM10:00~PM8:00まで

*6/19(水)のみ定休日

今年お休みさせていただくつもりでしたが、長年にわたり展覧会をさせて下さいました「喫茶室Cobu」が2013年8月31日をもって閉店する事となり、急ではありますが最後の遺作展をさせて頂くこととなりました。
三上勉氏のコレクション展も同時開催ですので、お時間ございましたら皆さまお気軽にお出かけ下さいませ。
コーヒーやケーキのとても美味しいお店です。

阿佐ヶ谷喫茶室「cobu」にて
(*「三上勉コレクション展」の作品販売はございません)

喫茶室Cobu ご案内
郵便番号166-0004
杉並区阿佐ヶ谷南1-36-12

TEL(03)3316-0241

最寄り駅/中央線「阿佐ヶ谷駅」丸ノ内線「南阿佐ヶ谷駅」

*阿佐ヶ谷駅南口を出て商店街「パールセンター」中ほどの左側にある婦飾雑貨店「スミレ」店内を奥に入った小さな喫茶店です。
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漫画史研究家の華麗にて波瀾なる日々のドラマとは?

2013-05-27 22:59:04 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
在野にいる一介の漫画コレクターに過ぎなかった私が、1997年にマンガ喫茶メトロポリスを開業し、2001年に【少年画報大全】を監修したのは、運命的なものだった。

2001年から在野にて漫画史研究家として活動を続ける私がブログを始めたのが2009年3月。
子供の頃から人一倍感受性が強く、喜怒哀楽など感情の起伏が激しかった私が、漫画史研究家の日々の暮らしの中で、ささやかな幸せを感じる時がある。
子供の頃から今も変わらぬファンであり、交流や面識のある大好きな漫画家さんたちの展示会や企画展の案内状が、銀座近くにある新富町の事務所や、横浜の自宅に届いた時だ。
ネットやメールでの報せでなく、昭和時代の昔と何ら変わらずに葉書や封書で届く案内が私には嬉しいのだ。(*´∀`)♪

私のところに届いた主な展示会やイベントの予定は次の通り。
銀座や築地は、新富町にある私の所属事務所パインウッドカンパニーのオフィスから歩いて行ける距離なのでとても便利。(*´∀`)♪


松本零士 漫画家生活60周年記念展
松本漫画の華麗なる宇宙

パート1.松本漫画の原点
2013年4月27日(土)~6月29日(土)

パート2.松本零士と小松左京ー日本SFの出発ー
2013年7月6日(土)~9月28日(土)

パート3.松本零士とメディアミックス作品
2013年10月5日(土)~12月21日(土)

開館日時/水、木、金、土、13時-17時、金曜のみ19時まで

入館料(オリジナルパス)/各パート1000円、3パート通しパス2000円

主催/若山美術館
後援/小学館クリエイティブ
協力/日高 敏、安田 勲、零時社

内覧会・レセプション有り

郵便番号104-0061
東京都中央区銀座2-11-19 国光ビル4・5階

TEL.03-3542-3279

http://www.wakayama-museum.com/


高橋真琴個展
海のファンタジー~人魚の世界~

2013.5/28(火)~6/8(土)

Open 11:00~18:30

公開中無休 入場無料

銀座ギャラリー向日葵

TEL[事務所]03-3573-1680
[会場]03-3572-0830

東京都中央区銀座5-9-13
銀座菊正ビル2F

地下鉄 銀座駅 A3出口 徒歩2分

真琴画廊 http://www.macotogarou.net/


第17回手塚治虫文化賞

贈呈式・記念イベント

日時 2013年5月31(金)
会場 浜離宮朝日小ホール(東京都中央区築地5-3-2朝日新聞東京本社新館2階)

◇贈呈式

マンガ大賞 『キングダム』(集英社)原泰久氏

新生賞 山本美希氏『Sunny Sunny Ann!』(講談社)

短編賞 『機械仕掛けの愛』(小学館)業田良家氏

◇大賞受賞記念トークイベント

原泰久氏×永井豪氏(選考委員・マンガ家)、中野晴行氏(選考委員・マンガ編集者)

主催 朝日新聞社

*ご入場の際は受付に参加証をお渡しください。


最終回 永島慎二遺作展

2013年6月13日(木)~6月25日(火)
AM10:00~PM8:00まで

*6/19(水)のみ定休日

今年お休みさせていただくつもりでしたが、長年にわたり展覧会をさせて下さいました「喫茶室Cobu」が2013年8月31日をもって閉店する事となり、急ではありますが最後の遺作展をさせて頂くこととなりました。
三上勉氏のコレクション展も同時開催ですので、お時間ございましたら皆さまお気軽にお出かけ下さいませ。
コーヒーやケーキのとても美味しいお店です。

阿佐ヶ谷喫茶室「cobu」にて
(*「三上勉コレクション展」の作品販売はございません)

喫茶室Cobu ご案内
郵便番号166-0004
杉並区阿佐ヶ谷南1-36-12

TEL(03)3316-0241

最寄り駅/中央線「阿佐ヶ谷駅」丸ノ内線「南阿佐ヶ谷駅」

*阿佐ヶ谷駅南口を出て商店街「パールセンター」中ほどの左側にある婦飾雑貨店「スミレ」店内を奥に入った小さな喫茶店です。
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