超心理マニアのためのブログ

マット・イシカワによる超能力研究の文献ガイド

実験者効果

2010-12-07 | 超心理学と心理学
超心理学と心理学(5-0)
・実験者効果

実験者効果とは、どんな研究者が実験をするかによって実験結果が
変わってくることである。これだけ聞くと、「実験者が未熟である」
といった、否定的な感じがする(とくに自然科学分野ではそうである)。
しかし、心理学分野での実験者効果は、実験者が熟練してもなお
起きる効果であり、避けることができない。

心理学ではローゼンタール(1966)の指摘以来、実験者効果は重要な
話題となっている。実験者の期待や感情が、心理実験の結果を左右
することは衆知の事実である。実験対象が人間ではなくネズミでも
顕著に出ることがわかっている。

※ ネズミの取り扱い方の丁寧さが実験結果を左右するということ
 であろうが、実験者の超能力の可能性もある。この点の違いは
 この章では議論されない。



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