見てきました
国立新美術館
会期は2012年4月25日から2012年7月16日。
死ぬまでに一度は行きたい美術館、
エルミタージュ美術館。
ロシア、サンクトペテルブルグにある国立美術館で1990年に
"サンクトペテルブルク歴史地区と関連建造物群"
として世界遺産登録されています。
とにかく外観から美しい~
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惚れ惚れする。
収蔵品も一級品ばかり。
世界に10数点しかないといわれるレオナルド・ダ・ヴィンチの絵画を2点も所有。
ゴッホの「白い家」とかすっごく見たい!!
ちなみに「エルミタージュ」とはHermitage、"隠遁者/世捨て人の部屋"という意味だそう。
似合わない……
あと、エルミタージュ美術館ってオーケストラもあるんです
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エルミタージュ美術館オーケストラ。
エルミタージュ美術館やエルミタージュ劇場を拠点に音楽祭を開いたりしています。
芸術品の前での演奏とか聞いてみたい!!
ちなみにエグゼクティブ・ディレクターは日本人!!
こんなところで日本人が活躍しているってことも嬉しいですな~。
来日公演とかしてくれないかな~。
行ってみたいな~。
さて。
前置き長くなりましたが。
今回は絵画です。
世紀別に内容を構成されていますす。
エルミタージュ美術館のコレクションを基準に、それぞれの世紀を代表するにふさわしい国、地域とその作品が展示されています。
16世紀から20世紀までの作品が出ているのですが、
16世紀=人間の世紀
17世紀=黄金の世紀
18世紀=革命の世紀
19世紀=進化する世紀
20世紀=アヴァンギャルドの世紀。
と特徴付け、構成されています。
今回、長くなります。
2つに分かれます!!
ってワケでまずは16世紀。
16世紀はルネサンス★
中心はローマ、フィレンツェ、ヴェネツィアですが、
今回はティツィアーノ、ロレンツォ・ロットなど。。
以前、
「ヴェネチア展」で見たメンバーです。
美しい色彩が素晴らしいです。
輝いています。
バルトロメオ・スケドーニ「風景の中のクピド」
恋の使者、ともいえるクピド。
キューピッドってよく言われてますね
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唇に指をあて、何か考えてるかのように見てます。
次に射る相手でも定めているのか……
とにかく愛らしくてちょっと茶目っ気のある表情にも惹かれちゃいます
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けど、よくよく見たらおなかのぼてっとした感じが、若い子というより、おっさんみたいです(笑)
ランベルト・スストリス「ウェヌス」
裸体のヴィーナスが描かれています。
横たわるポーズはおなじみのものです。
若々しくってお肌のつやつや、ぷりぷり感が伝わってきます。
レオナルド・ダ・ヴィンチ派「裸婦」
ぱっと見て分かります。
「モナリザ」を模したものって。
似たようなものを
Bunkamuraでたくさん見て勉強していたので(笑)
手の表現とか細部まで美しい作品でした。
17世紀はバロックの時代。
フランスでは"太陽王"ルイ14世が治世していました。
シンボルカラーは「黄金」
ヴェルサイユ宮殿などからも伺えます。
この時代は各地で"巨匠"と呼ばれる画家が続々と出てきます。
ルネサンスはイタリアが独占状態でしたが17世紀に特筆すべきはオランダとフランドル。
レンブラントとルーベンス。
この2人がいるってだけで豪華すぎる!!
アンソニー・ヴァン・ダイク「自画像」
なかなかのイケメンさんです
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でも、どことなく感じるナルシストっぽさ(笑)
記録としての自画像というより「どう??オレ、どう??イケてるっしょ??」的な自画像(笑)
ヴァン・ダイクは42年という長くはない生涯でしたが、残した自画像は多数……
エルミタージュ美術館所属のこの自画像は特に有名なものとのこと。
ペーテル・パウル・ルーベンス「虹のある風景」
ぱっと目に入ります
鮮やかで美しい虹。
羊飼いや木の下で笛を持つ男などが描かれていますが、幻想的です。
人間がいるほうは暗く虹の描かれているほうは空も青く明るい。
このような明暗がドラマチックに感じさせる要因なのかな。
これ、好きです。
ヘリット・ファン・ホントホルスト「幼少期のキリスト」
蝋燭で照らされた顔と周りの暗さ。
陰影がドラマチックです。
ウィレム・クラースゾーン・ヘダ「蟹のある食卓」
蟹ってこの頃から食されていたんですね。
蟹とかえびとかウニとか、、、最初に食べた人って勇気あるよね。
、、じゃなくて。
この作品をすばらしいなって思ったところはテーブルのうえに置かれた水差し。
テロンテロンに光っているのですが。
室内が写っているのです。
画家の観察眼とそこまで描く技術力に驚き。
17世紀の作品は陰影のある作品が目立った気がしました。
本当はもっと書きたい作品があるのですが。
とりあえずこのくらい、って感じです。
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