見てきました
三菱一号館美術館
会期は2012年6月23日から2012年8月19日。
エドワード・バーン=ジョーンズ(1833-1898)
イギリスのバーミンガムで額縁職人の子として生まれ、19世紀末にはヴィクトリア朝絵画の頂点を極めます。
オックスフォード大学で出会い親友となるウィリアム・モリスと、1861年にはアーツ・アンド・クラフツ運動の起点となる共同事業を創始。
ただ、これまで日本でアーツ・アンド・クラフツ運動の展示やウィリアム・モリスの展示はあってもバーン=ジョーンズにスポットを当てた展示はありませんでした。
うん、おまけ、って言い方ひどいけど。
アーツ・アンド・クラフト運動とかで名前は聞くけどよく知らないって印象です。
「『夢の国』に住む一番素敵な若者の一人」
時代の寵児、ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティにそう云わしめたバーン=ジョーンズ。
なんかその言葉だけで惹かれる!! 色々(笑)
バーン=ジョーンズの全貌に迫る日本初の個展。
今回は油彩、水彩、素描、書物など約80点の展示です。
展示は聖書・神話・物語のテーマごとにされていました。
ジョージ・フレデリック・ワッツ「エドワード・バーン=ジョーンズの肖像」
まず最初にバーン=ジョーンズの肖像画がありました。
ヒゲが印象的な初老の男性。
思っていたよりずっとダンディです。
「慈悲深き騎士」
騎士と優しく手を差し伸べるキリスト。
ドラマチックな情景さながら、騎士の鎧がすごい!!
背景や光の当たりかたもかっこよかった。
「闘い:龍を退治する聖ゲオルギウス」-連作「聖ゲオルギウス(全7作品中の第6)」
聖ゲオルギウスってどこかで聞いたな~って思ったら、ベルリン国立美術館展でリーメンシュナイダーによる木彫の像を見ました。
ちょっとやる気のない感じの顔がおもしろかった(とても美術品に対する感想とは思えない。。)
バーン=ジョーンズが描くと、、
わぉ、ドラマチック!!
女性が祈るように見つめる中、聖ゲオルギウスが剣を大きなトカゲに振りかざしています。
え、龍!??
すっごく大きなトカゲなら描かれているけど……
龍ってこんなんじゃない!!って思わず言いたくなる作品。
「果たされた運命:大海蛇を退治するペルセウス」-連作「ペルセウス」
今回、チラシにも使われている作品です。
ペルセウスはギリシア神話の英雄。
大海蛇と戦い大海蛇の生贄にととらわれていたアンドロメダを救うシーン。
大胆な構図が絵に迫力を増し、これまたかっこいい。
「ピグマリオンと彫像(恋心、心抑えて、女神のはからい、成就)」
4枚でひとつのお話が出来上がります。
まずは「恋心」
腕を組んで何か考えているのは彫刻家のピグマリオン。
なかなかなイケメンです。
このイケメンの悩み、、それは恋の悩み
"松本に相談しようか。"
"でもたぶん冷やかされるからやめとこ♪"
と思ったかは知りませんが。
「心抑え」
ピグマリオンが眺める先にあるもの、それは自身が作った女性像。
そう、彼は自分の彫刻作品に恋しちゃったのです。
"恋しちゃったんだ、たぶん、気付いてないでしょ~♪"
はい、気付きたくないというか……
まぁ、確かに描かれている女性像は色気があるよ。
動き出しそうだよ。
「女神のはからい」
そんなところへ女神が現れ、女性像に命を吹き込むのです。
とにかく女神がべっぴんさんです。
命を吹き込まれた女性像の名はガラテア。
「成就」
裸身像から裸婦になったガラテア。
ピグマリオンはうれしくってうれしくってひざまずいて手を握り締めていました。
う~ん、ガラテアの目がピグマリオンを見ていないのが気になる。。
といか、うつろな目でした。
まぁ、ピグマリオンの恋は成就したのでした
なに、この話。
とりあえず、、大切に思っていればいつかフィギュアが動き出すかも知れません(笑)
え!?ダンボー動くのか!??
「眠り姫」-連作「いばら姫」
こちらも今回のポスターに使われている作品。
眠り姫は、丸の内で、熟睡中。 ってやつです。
かなり大きな作品です。
横は2mとかそのぐらいはありそう。
ベットに眠る姫とベットにもたれかかって眠る3人の女性。
周りには野バラが咲き乱れていました。
どっかで見た、と思ったら、ラファエル前派の画家、ミレイの「オフィーリア」になんとなく似ている気が。
神秘的で穏やかな印象。
これはかなり好き
ってワケで。
色も作風もかなり素敵です。
もう会期もないですが。
少しでも興味を持たれた方。
見ておいて絶対に損はない展示です
ブログランキングよかったらお願いします
三菱一号館美術館
会期は2012年6月23日から2012年8月19日。
エドワード・バーン=ジョーンズ(1833-1898)
イギリスのバーミンガムで額縁職人の子として生まれ、19世紀末にはヴィクトリア朝絵画の頂点を極めます。
オックスフォード大学で出会い親友となるウィリアム・モリスと、1861年にはアーツ・アンド・クラフツ運動の起点となる共同事業を創始。
ただ、これまで日本でアーツ・アンド・クラフツ運動の展示やウィリアム・モリスの展示はあってもバーン=ジョーンズにスポットを当てた展示はありませんでした。
うん、おまけ、って言い方ひどいけど。
アーツ・アンド・クラフト運動とかで名前は聞くけどよく知らないって印象です。
「『夢の国』に住む一番素敵な若者の一人」
時代の寵児、ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティにそう云わしめたバーン=ジョーンズ。
なんかその言葉だけで惹かれる!! 色々(笑)
バーン=ジョーンズの全貌に迫る日本初の個展。
今回は油彩、水彩、素描、書物など約80点の展示です。
展示は聖書・神話・物語のテーマごとにされていました。
ジョージ・フレデリック・ワッツ「エドワード・バーン=ジョーンズの肖像」
まず最初にバーン=ジョーンズの肖像画がありました。
ヒゲが印象的な初老の男性。
思っていたよりずっとダンディです。
「慈悲深き騎士」
騎士と優しく手を差し伸べるキリスト。
ドラマチックな情景さながら、騎士の鎧がすごい!!
背景や光の当たりかたもかっこよかった。
「闘い:龍を退治する聖ゲオルギウス」-連作「聖ゲオルギウス(全7作品中の第6)」
聖ゲオルギウスってどこかで聞いたな~って思ったら、ベルリン国立美術館展でリーメンシュナイダーによる木彫の像を見ました。
ちょっとやる気のない感じの顔がおもしろかった(とても美術品に対する感想とは思えない。。)
バーン=ジョーンズが描くと、、
わぉ、ドラマチック!!
女性が祈るように見つめる中、聖ゲオルギウスが剣を大きなトカゲに振りかざしています。
え、龍!??
すっごく大きなトカゲなら描かれているけど……
龍ってこんなんじゃない!!って思わず言いたくなる作品。
「果たされた運命:大海蛇を退治するペルセウス」-連作「ペルセウス」
今回、チラシにも使われている作品です。
ペルセウスはギリシア神話の英雄。
大海蛇と戦い大海蛇の生贄にととらわれていたアンドロメダを救うシーン。
大胆な構図が絵に迫力を増し、これまたかっこいい。
「ピグマリオンと彫像(恋心、心抑えて、女神のはからい、成就)」
4枚でひとつのお話が出来上がります。
まずは「恋心」
腕を組んで何か考えているのは彫刻家のピグマリオン。
なかなかなイケメンです。
このイケメンの悩み、、それは恋の悩み
"松本に相談しようか。"
"でもたぶん冷やかされるからやめとこ♪"
と思ったかは知りませんが。
「心抑え」
ピグマリオンが眺める先にあるもの、それは自身が作った女性像。
そう、彼は自分の彫刻作品に恋しちゃったのです。
"恋しちゃったんだ、たぶん、気付いてないでしょ~♪"
はい、気付きたくないというか……
まぁ、確かに描かれている女性像は色気があるよ。
動き出しそうだよ。
「女神のはからい」
そんなところへ女神が現れ、女性像に命を吹き込むのです。
とにかく女神がべっぴんさんです。
命を吹き込まれた女性像の名はガラテア。
「成就」
裸身像から裸婦になったガラテア。
ピグマリオンはうれしくってうれしくってひざまずいて手を握り締めていました。
う~ん、ガラテアの目がピグマリオンを見ていないのが気になる。。
といか、うつろな目でした。
まぁ、ピグマリオンの恋は成就したのでした
なに、この話。
とりあえず、、大切に思っていればいつかフィギュアが動き出すかも知れません(笑)
え!?ダンボー動くのか!??
「眠り姫」-連作「いばら姫」
こちらも今回のポスターに使われている作品。
眠り姫は、丸の内で、熟睡中。 ってやつです。
かなり大きな作品です。
横は2mとかそのぐらいはありそう。
ベットに眠る姫とベットにもたれかかって眠る3人の女性。
周りには野バラが咲き乱れていました。
どっかで見た、と思ったら、ラファエル前派の画家、ミレイの「オフィーリア」になんとなく似ている気が。
神秘的で穏やかな印象。
これはかなり好き
ってワケで。
色も作風もかなり素敵です。
もう会期もないですが。
少しでも興味を持たれた方。
見ておいて絶対に損はない展示です
ブログランキングよかったらお願いします
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます