見てきました
府中市美術館
会期は2012年9月12日から2012年11月11日。
「夢に、デルヴォー」
このフレーズに惹かれました(笑)
"ふざけすぎ!!"
"茶化すな!!"
的な意見もあるようですが、私は好き。
このフレーズ見て、「あぁ、デルヴォー展やるんだ」ってすぐに分かったし。
これが大きな字で書かれていなかったら見逃していたかも。
ってワケでウキウキでスキップしながら(ウソ)行ってきました、府中市美術館。
ポール・デルヴォー(1897-1994)
シュルレアリスムを代表するベルギーの画家。
ん、、ベルギーの画家っていうと最近「ジェームズ・アンソール」を見てる。。
前回のジェームズ・アンソール。
今回のポール・デルヴォー。
そしてもう一人ベルギーの画家といったらルネ・マグリット。
ベルギー三大画家と言われています。
2010年に、オペラシティで開催された「アントワープ王立美術館コレクション展」
展示は思っていたよりしょぼかったけど、マグリットの作品とデルヴォーの作品がすごくよくて今でも覚えています。
マグリットはあの有名な「9月16日」が来日。
教科書や資料で見た作品の本物を見るってことに感激した記憶が。
デルヴォーは展示の最後に作品が2つ展示されていたハズ。
こうゆう記憶は忘れないんだけど。。
まだ2年前と比較的最近だから??
今回は最初期の油彩・デッサンや制作モチーフなど、創作の原点を探るような展示。
約80点のうち、半数以上が日本初公開の作品です。
期待していたほど「ザ・デルヴォー」な作品(!?)は多くなくちょっぴり寂しい気持ちもしましたが。
デルヴォーがいかにしてその画風にたどり着いたか、と初期の作品から展示されていました。
「森の小道」は印象派っぽい作品でした。
と、いうか、大好きなコローの「ヴィル・ダヴレー」っぽかった。
光が森の中で輝いていました。
「夜明け」
これが見れて満足。
チラシにも使われている作品です。
個人蔵なので今後見る機会はないかもしれません。。
てか、毎回思う。
個人蔵でこんな作品もっているなんてうらやましすぎる!!
「トンネル」「夜の使者」「行列」
などなどの作品はデルヴォーらしさ満載でいつまでも眺めていられます。
さてさて。
デルヴォーはベルギーのシュルレアリスムを代表する画家ですが、とりわけ幻想的な世界を描くことで知られています。
うつろな瞳の裸婦、電車、骸骨、神殿などのモチーフを繰り返し描きました。
背景に頻繁に描かれている神殿は古代ギリシャのもの、とか。
電車がよく描かれているのは、"駅長になる"という夢を持つほど電車が好きだったから幼い時代の思い出から。
骸骨が描かれるのは、教室で骨格標本を見て衝撃を受けたという少年時代の思い出から。
描かれている世界はデルヴォー自身の夢や体験などに基づいたもの。
「その中に自分が生きていて、生きることができる寓話的な絵画」
を描こうとしていたそうです。
好きなものや印象に残っているものを繰り返し描いたのはそれらを身近にとどめておきたかったからなのかも。
女性のモデルは最愛の妻タムだった、という説があります。
デルヴォーはそのタムが亡くなると筆を置き、描くことは二度とありませんでした。
描くという行為は、デルヴォーにとって自分の好きなものを身近にとどめておく、永遠にする手段だったのかもしれない、などとしみじみ考えてみたりもするのです。。
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会期は2012年9月12日から2012年11月11日。
「夢に、デルヴォー」
このフレーズに惹かれました(笑)
"ふざけすぎ!!"
"茶化すな!!"
的な意見もあるようですが、私は好き。
このフレーズ見て、「あぁ、デルヴォー展やるんだ」ってすぐに分かったし。
これが大きな字で書かれていなかったら見逃していたかも。
ってワケでウキウキでスキップしながら(ウソ)行ってきました、府中市美術館。
ポール・デルヴォー(1897-1994)
シュルレアリスムを代表するベルギーの画家。
ん、、ベルギーの画家っていうと最近「ジェームズ・アンソール」を見てる。。
前回のジェームズ・アンソール。
今回のポール・デルヴォー。
そしてもう一人ベルギーの画家といったらルネ・マグリット。
ベルギー三大画家と言われています。
2010年に、オペラシティで開催された「アントワープ王立美術館コレクション展」
展示は思っていたよりしょぼかったけど、マグリットの作品とデルヴォーの作品がすごくよくて今でも覚えています。
マグリットはあの有名な「9月16日」が来日。
教科書や資料で見た作品の本物を見るってことに感激した記憶が。
デルヴォーは展示の最後に作品が2つ展示されていたハズ。
こうゆう記憶は忘れないんだけど。。
まだ2年前と比較的最近だから??
今回は最初期の油彩・デッサンや制作モチーフなど、創作の原点を探るような展示。
約80点のうち、半数以上が日本初公開の作品です。
期待していたほど「ザ・デルヴォー」な作品(!?)は多くなくちょっぴり寂しい気持ちもしましたが。
デルヴォーがいかにしてその画風にたどり着いたか、と初期の作品から展示されていました。
「森の小道」は印象派っぽい作品でした。
と、いうか、大好きなコローの「ヴィル・ダヴレー」っぽかった。
光が森の中で輝いていました。
「夜明け」
これが見れて満足。
チラシにも使われている作品です。
個人蔵なので今後見る機会はないかもしれません。。
てか、毎回思う。
個人蔵でこんな作品もっているなんてうらやましすぎる!!
「トンネル」「夜の使者」「行列」
などなどの作品はデルヴォーらしさ満載でいつまでも眺めていられます。
さてさて。
デルヴォーはベルギーのシュルレアリスムを代表する画家ですが、とりわけ幻想的な世界を描くことで知られています。
うつろな瞳の裸婦、電車、骸骨、神殿などのモチーフを繰り返し描きました。
背景に頻繁に描かれている神殿は古代ギリシャのもの、とか。
電車がよく描かれているのは、"駅長になる"という夢を持つほど電車が好きだったから幼い時代の思い出から。
骸骨が描かれるのは、教室で骨格標本を見て衝撃を受けたという少年時代の思い出から。
描かれている世界はデルヴォー自身の夢や体験などに基づいたもの。
「その中に自分が生きていて、生きることができる寓話的な絵画」
を描こうとしていたそうです。
好きなものや印象に残っているものを繰り返し描いたのはそれらを身近にとどめておきたかったからなのかも。
女性のモデルは最愛の妻タムだった、という説があります。
デルヴォーはそのタムが亡くなると筆を置き、描くことは二度とありませんでした。
描くという行為は、デルヴォーにとって自分の好きなものを身近にとどめておく、永遠にする手段だったのかもしれない、などとしみじみ考えてみたりもするのです。。
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