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ゆめと心理と占いのはなし
Por donde, amor, he de ir?
 Rosalia de Castro

成年後見制度

2012-10-30 19:20:46 | 日記
その養成講座が市広報にあったので応募してみた。全課程数十時間ということで主催の社会福祉協議会もかなりやる気みたいだ。

ぼくは正直言って、講習を受けて、実際に成年後見人を依頼されたとしてもやれないかもしれないけど、こうした制度は高齢社会においてやはり確実に充実させるべきことなんだと思う。身よりのない、または親族と折り合いの悪い高齢者で、認知症や統合失調症を患っていれば、その症状悪化や判断力低下をいいことにハイエナのようにあの手この手で財産を狙う輩が現実にいる。それも、その悪党が大手金融機関だったりすることも珍しくない話しで、あくまでも弱者の権利擁護を目的とした法案整備や制度確立は急務な課題のように思われる。一度だまされてしまえば、それを取り返すためには時間と高額な裁判費用をかけての裁判が必要だったりするわけで、一般的な被害者は泣き寝入りしてしまうことが多々ある。

ただ、日本ではこうした後見人はボランティアがするものだという考えが主流で、後見人のレベル向上やその管理監査といったものがどうしてもおろそかになる。もちろん国民年金や生活保護で暮している被後見人に高額な報酬を求めるのはどうかと思うが、それなりに所得や財産がある人であれば、後見人が割いた時間と労力に見合う報酬を与えてもいいのではないか。その辺を含めて制度は厳密ではなく、現実離れしているところがあるように思える。

でも、じゃあお前は、週に1日後見人として働き、毎月報告書をまとめて提出していくらが適正な報酬だと思うのかと問われても、素人のぼくにはよくわからない。ただ、週に40時間以上がその仕事にかかるということであれば、一般的な厚生年金給付額くらいあってもいいのではないか。もちろん、後見人の悪意のある行為に対しては罰則も明記したうえでのことだが。

今、政治は何も決められずにいて、権力奪取こそが最終目標であるかのような最悪の状況を呈している。国会議員たちが時代の変化を敏感に感じ取り、必要となる法案審議ができないのなら、もう何の存在価値もない。税金泥棒としか呼びようがない。

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