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70~80's名曲に世界が注目!

2020-03-13 07:00:00 | 報道/ニュース

2月19日 NHKBS1「国際報道2020


2月に都内で開催された音楽イベント。
♪ プラスティック・ラブ(1984)竹内まりや
♪ 淋しい熱帯魚(1989)Wink 
竹内まりややWinkなど
昭和のヒット曲の数々に熱狂しているのは
20~30代の若者たち400人以上。
♪ スローモーション(1982)中森明菜
約2時間60曲余の昭和のナンバーに酔いしれた。
このイベントでDJを務めたのは韓国人の音楽プロデューサー
Night Tempoナイトテンポさん(34)。
去年から日本やアメリカのクラブやイベントなどで
昭和の楽曲をアップテンポにアレンジし
若者の心をつかんできた。
(参加者)
「今まで全く聞いたことがなく育ったから
 逆に新しく新鮮に感じる。」
(外国人の参加者)
「この日本の曲が大好き。
 歌詞の意味が分からなくても面白い。」
(参加者)
「昭和の曲ってこんなにレベル高くてクオリティがすごいんだなって
 昭和のディグ(発掘)がいま止まらない。」
(音楽プロデューサー/DJ ナイトテンポさん)
「みんな喜んで幸せそうな顔をしていたのでとても良かったです。」
ナイトテンポさんは音楽活動で日本を訪れるたびに
レコード店などで当時の音源をさがしている。
韓国で生まれ育ったが
日本への出張が多かった父親がおみやげで買ってきてくれたCDで
日本の曲を聴くようになった。
最初に感銘を受けたのは中山美穂の ♪ Catch Me(1987)
エネルギッシュで耳に残るメロディに
ナイトテンポさんの心はうばわれた。
時を経てもこの時代の文化に対する情熱は尽きないという。
(ナイトテンポさん)
「その時代の背景や人々の考え方や空気感が好きで
 ひかれていきました。」
ナイトテンポさんは5年前から
趣味でアレンジした曲をインターネットに投稿するようになった。
それまで海外では知られてこなかった昭和のメロディ。
その新鮮さと高い音楽性からたちまち話題を呼び
再生回数は多いもので1,000万回を超えた。
去年からは
反響が大きかったアメリカで
DJとして活動。
Winkや角松敏生などヒットソングのアレンジを次々と披露し
ブームのけん引役となってきた。
♪ Tokyo Tower(1985)角松敏生
すると今度は日本でも原曲に注目が集まるようになった。
昭和59年にリリースされた曲のPVが新たに制作されるなど
リバイバル現象も起きている。
ブームが広がるなか当時発売されたレコードを買い求めるファンも現れ
中には定価の10倍以上の値がつくものも。
(HMV record shop 渋谷 店長)
「海外のブームの影響もあり
 日本の若い方もレコードを求める人が非常に多くなっています。
 ナイトテンポさんが今のブームの一員になっているのは
 間違いないと思います。」
ナイトテンポさんの活動は日本で新たな展開を見せている。
この日は
埋もれているほかの楽曲にも光を当ててほしいと
日本の音楽出版社からアレンジの依頼があった。
(担当者)
「今後 誰の曲をやりたいですか?
 希望は?」
(ナイトテンポさん)
「難しいと思うが
 菊池桃子さんの曲をやりたい。」
(担当者)
「関係者にアプローチできればと思う。」
(ナイトテンポさん)
「もしも何か機会があったら一緒に行きます。」
(フジパシフィックミュージック プロデューサー)
「彼が手がけることによって国境と時間を超えて
 昭和の曲を世界中にアピールできる。」
(音楽プロデューサー/DJ ナイトテンポさん)
「原曲に自分の色も加えて
 若い人たちも聞けるように
 自分の好きなものを紹介したい。
 自分が好きなものを伝えるのはとても楽しい。」
ナイトテンポさんが新たによみがえらせた名曲の数々。
世代と国境を越えて
昭和のメロディーが人々の心に刻まれ始めている。


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