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中高生のあこがれ 吹奏楽の甲子園

2018-11-09 07:00:00 | 報道/ニュース

10月17日 おはよう日本


部活動でおなじみの吹奏楽。
全国の中学生・高校生のあこがれの舞台が
名古屋国際会議場センチュリーホール。
平成2年にオープンし
名古屋では馴染み深いこの場所。
全国から熱い視線が注がれる。
戦前から続き
現在4,000を超える中学・高校が出場する全日本吹奏楽コンクール。
この全国大会の会場が名古屋のセンチュリーホールである。
今年は中学校の部が10月20日
高校の部が10月21日に開催される。
この舞台に立てるのは中学・高校それぞれわずか30校ずつ。
出場をかなえた各地の学校に意気込みを聞くと
(福岡 精華女子高校)
「名古屋に行くぞ!
 精華ファイヤー!」
(北海道 北海道遠軽高校)
「行くぞ道産子!」
(東京 東海大学付属高輪台高校)
「全国大会 頑張るぞ!」
いわば “吹奏楽の甲子園”。
名古屋の存在感を高めたのがこの小説。
「響け!ユーフォニアム」シリーズ(宝島社)。
吹奏楽に青春をかける高校生たちが
受験や恋
友人関係などに悩みながら
全国大会金賞を目指すストーリーである。
登場人物たちの目標の場所として名古屋コンサートホールが登場する。
ただ もともとの構想では別の場所が舞台になる予定だったという。
著者で
自身も吹奏楽部員だった武田綾乃さん。
(武田綾乃さん)
「私が現役だったころって全国大会の舞台が“ふもんかん”。」
ふもんかん(普門館)とは東京杉並区にあるホールである。
40年以上にわたって全国大会の会場になり
“吹奏楽の聖地”とも呼ばれたが
東日本大震災後 耐震不足が指摘され取り壊しが決まった。
(武田綾乃さん)
「作品の中だけで“普門館”のままにすることは可能ではあったんですけど
 名古屋のセンチュリーホールに実際 変わると
 それが新しい聖地になって
 今の学生たちはそこを目指してずっとやっているので
 どんどんこういうふうに時代とともに変わっていく。」
その後アニメ化され
その中ではモニュメントやエントランスも
センチュリーホールを忠実に再現している。
来年春には映画化も決まったこの作品。
登場する場所を実際に尋ねる人たちも現れている。
またホール側も今年4月舞台裏ツアーを企画してPR。
好評を博した。
(中谷務館長)
「これだけ有名になったかと改めて感じました。
 いわゆる吹奏楽のまちとして名古屋を発信していきたいと思います。」
おひざもとである名古屋で強豪校を迎え撃つ高校のひとつ
愛知工業大学名電高校。
野球の応援でも知られ練習は大詰めである。
(部員)
「自分たちの“庭”としてよく演奏会もしているので
 ホールにも恩返しという意味で演奏できたらと思います。」
(愛工大名電 吹奏楽部 伊藤宏樹顧問)
「愛知県は吹奏楽が盛んで
 日本の真ん中でもあります。
 いろんな学校が名古屋にやってきて
 コンクールするなんて最高じゃないですか。」
仲間たちと奏でるハーモニー。
全国の中高生が青春をかけて名古屋の舞台にのぞむ。



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