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究極のエコ“H2” ②水素の時代へ 課題克服への挑戦

2015-04-23 07:30:00 | 経済フロントライン

4月12日 NHK経済フロントライン


長崎から船で3時間。
人口4万人の五島市。
ここで3月 二酸化炭素を出さずに水素を作る日本初の実験が始まった。
周囲を海に囲まれた五島市。
そこに設置した風車で発電し水素を生み出そうというのである。
火力発電による電気で水素を作る場合二酸化炭素が出てしまう。
風車を使えば発電するとき二酸化炭素を出さずに済むのである。
(五島市 再生可能エネルギー推進室 北川数幸室長補佐)
「全くCO2を排出しないクリーンなプレミアム水素がつくれると思う。
 できればナンバーワン
 一番最初に取り組んでいきたい。」
より効率的に水素を作ろうという取り組みも始まっている。
6日 東芝は水素エネルギー研究開発センターを立ち上げた。
重要な部品を金属から特殊なセラミックスに変えたことで
作れる水素の量が3割増えた。
5年以内の実用化を目指している。
(東芝 次世代エネルギー技術開発推進室 亀田常治技術主幹)
「少し先の技術という風に考えられていると思いますけれども
 着実に技術開発を進めればわりと短期の間に実現できるような技術になると思う。」

水素を運びやすくするための研究も始まっている。
千代田化工建設は水素を液体に閉じ込めて運び取り出す技術の開発に成功した。
それを可能にしたのが
「この中にこの液体の500倍の体積に相当する水素ガスが含まれています。」
この会社では大量の水素を運ぶことが出来るようになれば世界が変わると考えている。
各地で風力発電や太陽光発電によって作られた水素を大量にタンカーで運び
水素がエネルギーの主役になる時代が来るというのである。
(千代田化工建設 岡田佳巳技師長)
「最終的な目標は
 まだ人類がタイ規模に利用していない水素を1つの商品として
 世界で初めての水素エネルギーを扱う新しいビジネスモデル。
 一日も早く大規模に水素が利用できるようなところに持っていきたい。」


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究極のエコ“H2” ①暮らしを変える“H”エネルギー

2015-04-23 07:30:00 | 経済フロントライン

4月12日 NHK経済フロントライン


去年初めて発売された水素で走る自動車。
二酸化炭素は全く出ない。
排出するのは水だけである。
水素はほかの乗り物でも使われ始めている。
バス、タクシー、フォークリフト
究極にエコな乗り物が身近になろうとしている。

暮らしの中にも水素は浸透している。
名古屋市に住む伊藤さんのご家庭では
照明やテレビなど家で使う電気の多くが水素から作られている。
発電する装置は都市ガスの配管とつながっている。
都市ガスには水素が混じっていて
その水素を取り出して電気を作っているのである。
水素で発電を始めた結果電気の使用量が大きく減り
電気代はひと月5,000円ほど安くなった。
水素で発電しているかては全国で10万軒を超えている。
(伊藤伸地さん)
「電気料金がすごく節約できるとかエコ CO2削減に貢献できるとか
 いろいろ話を聞いた中で
 個人レベルでは微々たるものかもしれないが少しでも貢献できたら。」

町のエネルギーを水素で賄う“水素タウン”をつくる挑戦も始まっている。
人口15万の山口県周南市。
化学工場の一角に積まれている白い物体は水素を作るのに大きなカギを握っている“塩”。
この工場では塩から薬品を作っているがそのときに一緒に出てくるのが水素である。
1時間あれば水素で動く車約300台を満タンにできるほどの量である。
これまで使い切れずにいた。
こうした余った水素は動物園などで使われている。
ゾウの飼育に必要なお湯や電気を水素でつくっているのである。
(周南市徳山動物園 担当者)
「ゾウにはわからないですけど新しい時代の取り組みとして導入した。」
将来は家庭や学校、病院でも水素を活用していこうとしている。
(水素のまちづくりに参加する企業 岩谷産業 廣田博清専務)
「産業革命に匹敵するようなエネルギーの革命が起こると
 その元年を迎えたという感じで
 エネルギーとしての水素ガスにかかる期待は大変大きいものがある。」



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