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日本経済を元気に ②消費拡大のカギは?とことん“極める”

2015-01-07 08:00:00 | ビズ プラス

12月21日 BIZ+SUNDAY

家電量販店の掃除機売場。
日本の家電メーカーだけでなく海外メーカーも数多く参入。
激しい開発競争が続いている。
そんななか一見普通に見える掃除機が今大ヒットとなっている。
東京町田氏に住む石川アツ子さん。
70代の石川さんが一戸建ての家を掃除するのは一苦労。
そんな悩みを解決してくれたのが本体の重さわずか2キロの掃除機だった。
「本当に軽いから2本の指でも持てる。」
これまでの掃除機の約半分である。
階段でも片手で持ち運べ楽に掃除が出来る。
(石川アツ子さん)
「便利。
 本当にいいものが開発というか出てきたのでうれしい。
 友だちに広める」
この掃除機を作ったのはパナソニック。
その戦略とは?
とことん“極める”
いま掃除機の市場では吸引力やデザインをめぐって熾烈な競争が繰り広げられている。
新たな需要を掘り越すためこのメーカーが目をつけたのがシニア層。
掃除機の軽さを極めればライバルに勝てると考えたのである。
しかし軽量化を実現するのはそう簡単ではなかった。
開発チームが取り組んだのは掃除機を覆うカバーの軽量化。
樹脂に変えて強化プラスチックを編みこんだ薄いシートを使うことを決めた。
ところが初めて扱う素材だったため他の部品と上手く接着できなかった。
(パナソニック 掃除機設計チーム 黒木義貴リーダー)
「並大抵の今ある技術の組み合わせでは絶対できない。」
部品の接着が出来るようになったのは1年半後。
ようやく掃除機が完成した。
長年培ってきた技術で他社にない特徴を極める。
その戦略が成功につながった。
(パナソニック 掃除機設計チーム 黒木義貴リーダー)
「ノウハウが蓄積できて新しいものを生み出せた。
 日本の工場だからこそできると信じている。」

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