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“グッスリ眠りたい”悩みに新対策

2012-09-10 11:25:20 | 報道/ニュース


  9月3日 おはよう日本


  日本人は世界的に見ても睡眠時間が短く
  民間企業の調査によると70%以上の人が
  寝ても疲れが取れない
  日中に眠くなる、など
  睡眠について何らかの不満を持っていることが分かった。

  杏林大学医学部付属病院の睡眠外来。
  訪れる患者の中で最近増えているのが
  昼間でも眠気が取れないと訴える若い人たちである。
  「寝る前はどんなことをしてます?
   スマートフォンをいじったりとかしていますか?」
  「してます。
   ツイッターとかみんなでやったりして。」

  最近問題になっているのは
  身近になったスマートフォンやパソコンなどのディスプレイから多く出る
  青色の光ブルーライト
  睡眠に詳しい医師は
  この光の睡眠への影響を指摘している。

  杏林大学医学部 古賀良彦教授
  「ブルーライトという
   人の目を覚まさせるものを夜中にあびることによって
   夜 長く続けて眠れないということが起きる。
   睡眠が分断されて中途覚醒が増えてしまう。」

  睡眠を妨げる光を抑える
  とうたった商品の開発も相次いでいる。
  医師たちも監修してつくられたメガネは
  レンズの素材を工夫したり
  特殊な加工をしたりしている。
  メガネをかけても見え方はほとんど変わらないが
  ブルーライトを最大で50パーセント抑えられるということである。

  さらに携帯電話会社もこの光に注目。
  スマートフォンに張ることで
  この光を抑えられるというフィルムの販売を強化している。
  
  ブルーライトと対照的な色の照明も注目されている。
  眠る30分前にあびると寝つきが良くなるとされている。
  
  これまで自分ではわからなかった睡眠を
  「見える化」する動きも広まっている。
  横浜市に住む主婦は
  会社員の夫が寝ても疲れが取れないと悩んでいたため
  睡眠を計る機器を購入した。
  機器が発する微弱な電波を使って
  寝ている間の胸の動きや寝返りなどを感知し
  眠りの深さを測定する。
  この危機のデータをパソコンに取り込むと
  グッスリねられた時間や
  目覚めてしまった回数などを知ることができる。
  データをもとに寝室の温度や食事の時間を見直して
  夫が睡眠中に目覚めている回数は減ってきているということである。

  企業でも睡眠を重要なものととらえる動きが出始めている。
  大手コンビニエンスストアのオフィス。
  この企業の健康保険組合では
  先月から希望する社員に睡眠を計る機器を提供している。
  24時間営業の店舗で働く社員や
  残業が多い社員などに
  睡眠に気を配り健康管理に努めてもらおうという狙いである。

  ローソン健康保険組合 山口英明常務理事
  「良質な睡眠をとることによって生産性は必ず上がってくる。
   逆に良質な睡眠じゃないと生産性は落ちてしまう。
   会社の利益と従業員の健康を両立する努力が必要だと思う。」

  
  


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