今回の受診理由。不正出血と右下腹部痛、ついでにたまに痛くなる右側腰痛も訴えた。
ここのところ、週一ペースで出血していたけれど、別に気にはしていなくて。でも、日曜日に右側の卵巣辺りが頻繁に痛くて受診を決めた。
しゃがみこみはしないけれど、うー、いててて...と立ち止まってしまう感じ。
腹痛と腰痛どちらが痛いかと聞かれ、腹痛と答えた。腰痛はスルー。
すぐに診察台へ。
10年ほど前、ボロ病院からの紹介状で今も脳神経内科で通っている国立病院の婦人科で手術を受けたことが二度ある。
4年前まで術後5年間、計7年間経過観察で婦人科通いをしていたから諸々慣れてはいるものの受診は好きにはなれない。
そこの診察台は足台が膝までだったので、長時間の診察だと膝下がぶらぶらして疲れた。
ここ、ぴかぴか病院の足台は長さがあって膝を曲げて足裏を置けるので、安定しているから疲れはしないのだけれど、そもそもこの体勢が嫌だ。
カーテンの向こうで先生がなんだかんだ、聞こえたり聞こえなかったり。
「あー、出血のあとがありますね。」
(出血のあとなんてわかるんだ( ゚ェ゚))
エコー画像で、筋腫があること、子宮内膜が厚いと言われた。粘膜下筋腫と筋層内筋腫があるのは知っていると答えた。
それから子宮頸がんの検査はしているかというのが聞こえたので、年に1度職場の健康診断でやっていると答えた。
先生は無言の作業。わたしは耐えられるけれどそこそこの痛さを我慢をしてじっとしていた。
天井の模様を眺めながら、お腹に力が入らないように、なるべく深く息を吐いて、別のことを考える。こういうのは結構長く感じる。
「あのー、体質だと思いますが、子宮の入口が狭くて完全に閉じちゃっているので突破しますね」
え?突破って言った?
カーテンのこちら側でビビりまくりのわたしをよそに、看護士さんに、「これよりもうちょい細いの」「これじゃなくてそっち」とか言って、派手に器具がカチャカチャする音が。恐怖マックス。
ポンと音と同時に結構な痛み。何をしてくれたんですかー!?思わず、ひぃ(。>д<)と声を出してしまったら。
「あ、ちょっと痛かったですね。でも、子宮開通しましたよ、これで検査できます。」
ちょっとじゃない、すごい痛い!って、これから?検査これからなの?今まで何だったのー?
別のことを考えて、今の痛いのを忘れようとしても、新しい痛みが波のようにやってくる。だんだん呼吸が浅くなって、痛いー痛いーもう嫌なんですけどー!心の叫びは先生には届かず。
以前、国立病院で同じ子宮内膜検査を受けた時は、あまりにも痛くて先生の腕を掴んで「先生、タイム、タイム!」と止めてしまったことがあった。
でも、今回は最後まで受けなくちゃいけないような気がして。まな板の鯉、頑張れわたし!と自分に応援。頭、真っ白。長かったー(>д<)
「はい、もう痛いことしません」
もうヘロヘロだった。血圧が下がったのか、首から上がふわふわで気持ち悪い。ズキズキ痛くて体も斜め、椅子にきちんと座っていられない。
「痛かったですか?」
「...」(痛いよ!お前も受けてみろよ!)
エコー画像の腫瘤をぐるぐる指しながら
「子宮の内膜が厚いのと、ここに4センチ大の腫瘤がありまして」
「はぁ...」(痛くてそれどころじゃないよ!)
「これ、放っておいたら死んじゃうかもしれませんから、今日のは必要な検査だったんですよ」
「はぁ...」(死んじゃうかもって。筋腫じゃないの?)
「MRIも必要なんですけど、今日の結果は2週間後なので、それ以降で予約入れてください」
「はぁ...」(うう、早く横になりたい)
先生はもう少し話すことがあったみたいだけれど、わたしが聞ける状態ではなく。そのまま、看護士さんに付き添われて注射室のベッドで休むこととなった。
ミルキーがお昼休みにベッドに来てくれた。
「お母さん、大丈夫?ミルキー、注射室の真上でお薬詰めてたんだよ、今日は抗がん剤。お母さんが癌になったらミルキーがお薬詰めてあげるね」
(お母さんは癌ではありません)
傍から見たらミルキーはすっかり病院の薬剤師さん。ユニフォームもよく似合う。頭くらくら、気分は悪いし、お腹ズキズキで最悪だったけれど、ミルキーの働く姿を見てちょっと満足。久しぶりに親バカになった日でもあった。
まあ、今回の検査結果と来月のMRIをみてから診断がつくんだけど。今回久しぶりに婦人科へ来たことで、昔先生に言われたことをいろいろと思い出した。
子宮は筋肉でできていて、筋腫にはできる部位によって三種類に分けられる。子宮の内側に向かってできる粘膜下筋腫、子宮の筋肉の中にできる筋層内筋腫、子宮の外側に向かってできる漿膜下筋腫がある。
一般的に多い筋腫は筋層内筋腫。筋層内筋腫と漿膜下筋腫はあまり症状はでないけれど、粘膜下筋腫は小さくても結構激しい症状が出るのだと説明を聞いている。症状の1つに不正出血もある。
多分、筋腫がまた育っちゃったんだろうな。9年前の子宮鏡下手術で粘膜下筋腫の核は取れていない。部分切除をしただけなのだ。核があるのでまた大きくなる可能性があると言われたんだった。
先生は残せば毎月辛いだろうし、子宮癌のリスクが高くなる、全部取ってもいいのでは?と全摘を勧められたが、当時は嫌で残す選択をわたしがした。
今となっては全摘すればよかったような気もするけれど、筋腫は女性ホルモンで育つので、年齢的にはこのまま残しても閉経すれば逃げ切れるだろうという先生の言葉にすがった。が、結局は逃げ切れず追い付かれてしまったんじゃないかなと思っている。
出血の原因が筋腫だとして。今度の先生はどんな判断をするのだろう?部分切除はないな。全摘か、今度こそ閉経を当てに温存か?いずれにしても次は9月21日だ。
ここのところ、週一ペースで出血していたけれど、別に気にはしていなくて。でも、日曜日に右側の卵巣辺りが頻繁に痛くて受診を決めた。
しゃがみこみはしないけれど、うー、いててて...と立ち止まってしまう感じ。
腹痛と腰痛どちらが痛いかと聞かれ、腹痛と答えた。腰痛はスルー。
すぐに診察台へ。
10年ほど前、ボロ病院からの紹介状で今も脳神経内科で通っている国立病院の婦人科で手術を受けたことが二度ある。
4年前まで術後5年間、計7年間経過観察で婦人科通いをしていたから諸々慣れてはいるものの受診は好きにはなれない。
そこの診察台は足台が膝までだったので、長時間の診察だと膝下がぶらぶらして疲れた。
ここ、ぴかぴか病院の足台は長さがあって膝を曲げて足裏を置けるので、安定しているから疲れはしないのだけれど、そもそもこの体勢が嫌だ。
カーテンの向こうで先生がなんだかんだ、聞こえたり聞こえなかったり。
「あー、出血のあとがありますね。」
(出血のあとなんてわかるんだ( ゚ェ゚))
エコー画像で、筋腫があること、子宮内膜が厚いと言われた。粘膜下筋腫と筋層内筋腫があるのは知っていると答えた。
それから子宮頸がんの検査はしているかというのが聞こえたので、年に1度職場の健康診断でやっていると答えた。
先生は無言の作業。わたしは耐えられるけれどそこそこの痛さを我慢をしてじっとしていた。
天井の模様を眺めながら、お腹に力が入らないように、なるべく深く息を吐いて、別のことを考える。こういうのは結構長く感じる。
「あのー、体質だと思いますが、子宮の入口が狭くて完全に閉じちゃっているので突破しますね」
え?突破って言った?
カーテンのこちら側でビビりまくりのわたしをよそに、看護士さんに、「これよりもうちょい細いの」「これじゃなくてそっち」とか言って、派手に器具がカチャカチャする音が。恐怖マックス。
ポンと音と同時に結構な痛み。何をしてくれたんですかー!?思わず、ひぃ(。>д<)と声を出してしまったら。
「あ、ちょっと痛かったですね。でも、子宮開通しましたよ、これで検査できます。」
ちょっとじゃない、すごい痛い!って、これから?検査これからなの?今まで何だったのー?
別のことを考えて、今の痛いのを忘れようとしても、新しい痛みが波のようにやってくる。だんだん呼吸が浅くなって、痛いー痛いーもう嫌なんですけどー!心の叫びは先生には届かず。
以前、国立病院で同じ子宮内膜検査を受けた時は、あまりにも痛くて先生の腕を掴んで「先生、タイム、タイム!」と止めてしまったことがあった。
でも、今回は最後まで受けなくちゃいけないような気がして。まな板の鯉、頑張れわたし!と自分に応援。頭、真っ白。長かったー(>д<)
「はい、もう痛いことしません」
もうヘロヘロだった。血圧が下がったのか、首から上がふわふわで気持ち悪い。ズキズキ痛くて体も斜め、椅子にきちんと座っていられない。
「痛かったですか?」
「...」(痛いよ!お前も受けてみろよ!)
エコー画像の腫瘤をぐるぐる指しながら
「子宮の内膜が厚いのと、ここに4センチ大の腫瘤がありまして」
「はぁ...」(痛くてそれどころじゃないよ!)
「これ、放っておいたら死んじゃうかもしれませんから、今日のは必要な検査だったんですよ」
「はぁ...」(死んじゃうかもって。筋腫じゃないの?)
「MRIも必要なんですけど、今日の結果は2週間後なので、それ以降で予約入れてください」
「はぁ...」(うう、早く横になりたい)
先生はもう少し話すことがあったみたいだけれど、わたしが聞ける状態ではなく。そのまま、看護士さんに付き添われて注射室のベッドで休むこととなった。
ミルキーがお昼休みにベッドに来てくれた。
「お母さん、大丈夫?ミルキー、注射室の真上でお薬詰めてたんだよ、今日は抗がん剤。お母さんが癌になったらミルキーがお薬詰めてあげるね」
(お母さんは癌ではありません)
傍から見たらミルキーはすっかり病院の薬剤師さん。ユニフォームもよく似合う。頭くらくら、気分は悪いし、お腹ズキズキで最悪だったけれど、ミルキーの働く姿を見てちょっと満足。久しぶりに親バカになった日でもあった。
まあ、今回の検査結果と来月のMRIをみてから診断がつくんだけど。今回久しぶりに婦人科へ来たことで、昔先生に言われたことをいろいろと思い出した。
子宮は筋肉でできていて、筋腫にはできる部位によって三種類に分けられる。子宮の内側に向かってできる粘膜下筋腫、子宮の筋肉の中にできる筋層内筋腫、子宮の外側に向かってできる漿膜下筋腫がある。
一般的に多い筋腫は筋層内筋腫。筋層内筋腫と漿膜下筋腫はあまり症状はでないけれど、粘膜下筋腫は小さくても結構激しい症状が出るのだと説明を聞いている。症状の1つに不正出血もある。
多分、筋腫がまた育っちゃったんだろうな。9年前の子宮鏡下手術で粘膜下筋腫の核は取れていない。部分切除をしただけなのだ。核があるのでまた大きくなる可能性があると言われたんだった。
先生は残せば毎月辛いだろうし、子宮癌のリスクが高くなる、全部取ってもいいのでは?と全摘を勧められたが、当時は嫌で残す選択をわたしがした。
今となっては全摘すればよかったような気もするけれど、筋腫は女性ホルモンで育つので、年齢的にはこのまま残しても閉経すれば逃げ切れるだろうという先生の言葉にすがった。が、結局は逃げ切れず追い付かれてしまったんじゃないかなと思っている。
出血の原因が筋腫だとして。今度の先生はどんな判断をするのだろう?部分切除はないな。全摘か、今度こそ閉経を当てに温存か?いずれにしても次は9月21日だ。