連絡

病気の友達が死んだ。

結局、彼女の病室に足を運んでいたのは、高校からの同級生Oさんと、N支店の同僚Nさん、かつての同僚KBさんとわたしの4人。

友達Kちゃんのお姉さんから訃報の連絡を受けたのもこの4人。

N支店にまだ現役で残っている人にはNさんが、N支店にいない人にはわたしがそれぞれ手分けをして連絡をした。

Nさんはみんなに内緒にしていたみたいでなんか嫌だという。そんなこと言ったら、わたしなんてご無沙汰しちゃって久しぶりに連絡するのが訃報になるんだよ～と。

支店内でNさんが内緒にしていたわけではなく、Kちゃんが望まなかったからだと、Nさんが悪いわけではないと、友達として最後のお勤めをしようとなだめ、励まし連絡させた。ヘタレが多くて困る。

わたしだって、半べそかきながら元上司や先輩方に連絡してる。聞いてきてくれた人にだけ葬儀の予定を連絡するようにしたのだけれど、聞いてくる人、来ない人、返信すらない人。いろいろ。

支店内では、自分からは何も聞いてこないのに、誰かから個人的にお香典を預かったりすると何で声を掛けてくれないのかとブーイングになる。また、つまらないことで揉めるんだろうな。

ゆっくり、悲しみに浸る暇もない。

病気の友達が死んだ

友達のお姉さんから、午後1時過ぎに亡くなったと連絡があった。

本当は今晩、顔を見に行く予定だったのだけれど、何時ものごとく1人で見舞う勇気のないわたしは、Nさんの都合で明後日にしてしまった。

オタンコナースの友達は、みんなが忘れないようにって祝日を選んだんですねと言っていた。

最後は苦しまなかったのかな。お腹を空かせたままだったのかな。

大人になってからできた友達が死んだ。すごく、寂しい。

今日は風が強く吹いていた。

悪いおじさんとへぎ蕎麦

先日、廊下でたまたま悪いおじさんに会った。

元気？忙しいの？

忙しいです～またお蕎麦連れて行ってくださいよ～

いつにする？

連休前の木曜がいいです！

よし。

悪いおじさんとのやりとりはいつもこんな感じで数分で終わる。

前にお蕎麦が食べたいと言ったら、御徒町にあるへぎ蕎麦屋さんへ連れて行ってくれて。

お刺身や、栃尾揚げ、漬物何でも美味しい。

栃尾揚げはここで初めて食べた。

今回も同じような物を頼んでもらって、ひたすら食べる。

悪いおじさんはひたすらビール、わたしはお茶。

いろいろ話すけれど、最初は仕事絡み、続いて共通の人の話題、おじさんの好きなお城やダム、橋の話、わたしの水泳の話等々。

美味しいお料理をただで食べて、楽しく喋ってだいたい、2時半くらいでお開き。

次はお肉にしようか？

心の底からヤッホーです！

今日のお土産は生チョコ、ヤッホー！



美味しいから意地汚いわたしは1人で全部食べた。おじさんに次は10列入ったのが欲しいとおねだりしたら、3列くらいにしておきなさいと言われ

夢に出てきたわたし

とうとう、トレーナーのHくんの夢にわたしが登場したらしい。

僕の夢の中にくるりさんが出てきたんですよ！

なんか、食べてた？

いえいえ。僕、ダウンタウンのハマちゃんやまっちゃんが出てくる番組の罰ゲームで…

(……罰ゲームかい……)

このアパートの中に覚醒剤を使ってる人がいるからその家を探してこいって言われて、いかにもやってそうなギャルっぽい子を見つけたんです。それで、警察にスマホで電話しようとしたら、何回やっても113になっちゃって。

ふむふむ。で？

走って公衆電話から110番通報しようとして振り向いたら…

ギャルっぽい子がいつの間にかくるりさんにすり替わってい、すごい勢いで包丁持って走って来たんです！

わたしに刺されたの？

刺されそうになって、わー！っとなったところで目が覚めました。

何よ、それー。

いやあ、くるりさんの飛び出た目、本当に怖かったです…

(…そういうこと、言う？普通…)

くるりさんの目。怖かったなぁ…

(…何回も言うんじゃない…)

おしゃべり長くなっちゃってすみません。やりましょっかー？

直角らっこ

スポーツクラブには来ていたけれど、スイミングレッスンは2週間ぶり。

くるりさん。こんにちは。日曜日来て泳いでます？

うん

わたしの返しが短いのでHくんはひたすら喋る。今日のお喋りも結構長かった。本来なら、わたしの呼吸が整うまでの短い間にお喋りしたり、リラックスさせるのが目的ではなかろうかと思うのだけれど、きっとサービス精神が旺盛なのだ。

久しぶりなのでと前置きしていたけれど、久しぶりでなくてもやることは同じ。

蹴伸び
蹴伸びバタ足

背浮き
プルブイ気をつけらっこ
ばんざいらっこ

くるりさん、バタ足のキックは表も裏も、もう大丈夫ですね。意識しなくてもきちんとできています。

…いやいや、わたしは常に意識してるよ。股関節から動かせば膝は多少曲がってもいいとか、内股にして足の甲でたくさんお水を捕まえるとか、教えてくれた事を頭の中でぐるぐるさせながら練習してるんだもん…

でもー。キックは出来ているのに、腑に落ちないことが僕にはあります。それはー、クロールのバタ足ではないけれども背泳ぎのバタ足になると起こることです。なんでしょう？

……

目をつぶって歩く時に起こることと一緒です。

まっすぐに進んでないこと？

そうです！くるりさんは右のキックが強すぎます。コースロープにガシャガシャぶつかって事故ってます。

なんだー、そんなのずーっと前からそうだし、常に左寄りだけどその方が安全だもん

コースをシェアしてる時は安全ですけど、これから腕をつけていくにあたって体の軸を安定させるにはまっすぐ泳げた方がいいんです。

…理屈はわからないけれど、まっすぐ泳げた方がいいに決まってるな…

で、これです。汽車。汽車らっこ。これでやりましょう。

…あー、直角らっこかぁ…

はい！ひたすらやりましょう！

こうして残り15分、ひたすら直角らっこ。別名汽車らっこでまっすぐ泳ぐ練習。でも、わたしは左右の傾きはないそうだから、直角らっこをしてもあんまり意味がないような。それよりも、左のキックを意識的に強く打つ方が真っ直ぐ進むんじゃない？というのは素人の浅はかな考えなのかなぁ。

いずれにしても、トレーナーが言うのだ。それなりの意味があるのだろう。
でも、絶対に1人で練習する時はやらない。なんでかっていうと、ばんざいらっこよりも進みが遅くて疲れるんだもん。