くるりぴょん、くるりこぴょん

忘れっぽいわたしのための記録。何年か先に、振り返ることのできる思い出を貯めるために。

巣立ちは近い

2021-03-09 08:01:00 | ミルキーのこと
先週の木曜日。仕事帰りにスポーツクラブへ寄り、ヘロヘロになって帰るとミルキーがわたしを待ち構えていた。

「お母さん、今日アパマンショップへ行ってきたよ」 

「あ、そう」(行ったのかー)

「ここがいいと思うんだけど」

「うん、いいんじゃない?」(どこに行っちゃうんだろー)

「お父さんはちょっと高いって言ってたけど」

「うん、でも、いいんじゃない?」(値段よりどこ)

「お母さん、ちゃんと見てよう」

物件案内から素早く住所を確認したら。。。同じ町内だった(ε-(´∀`*)ホッ)我が家から直線距離で200メートル。離れみたいなものだ。お家賃の無駄遣いな気もするけれど、それでもこれはきっと必要なことなのだ。

ミルキーがアパマンショップに出した条件は築浅、駅チカ、オートロック、2階以上、お風呂・洗面所・トイレが独立、8万円以内。

その物件は、駅から徒歩4分の築浅物件。東向き3階建の3階。お風呂と洗面所、トイレは独立している。ロフト、ウォークする必要がないくらい小さそうなウォークインクローゼット付き7.1畳でお家賃は68,000円+共益費3,000円。

「いいの!?お父さんはお母さんがいいって言ったらいいって言ってた。今度の日曜日、お店に一緒に行ってくれる?」

「いいよ」

いいも悪いもない。わたしは出してやると決めたのだ。そして自立すると言いながら要所、要所で親を引っ張り出すのは一人っ子の習性なのか、ミルキーが甘ったれだからか。
 
「お母さん、寂しいでしょ、引っ越しの日泣くでしょ」

「ちょっと寂しいかなー」

「嘘だ、すごい寂しいでしょ」

(はい、お母さんはすごく寂しいです。。。)
 
◆◆◆◆◆◆◆◆

そうして、日曜日。駅前のアパマンショップへ。ミルキーはクリアファイルだけをむき出しで持っている。はんことか保険証とかお通帳とか要らないの?と聞くと、今日は申込みだから職場からの紹介状だけで他は要らないと言う。

ふーん。。。

でもって、その職場総務部発行の紹介状が手数料7万円割引というすごい威力を発揮。指定勤務先様なんだとか。まあ、地域の拠点病院。職員用の社員寮もあるけれど数が少ないので、不動産屋と提携して家なしっ子を(に)提供するんだろう。

今は連帯保証人はつけないんだそうだ。お母様の時代とは違います。。。時代は変わりますねえ。

なんとかクラブというのに加入しなくてはいけなくて、それが2年で16.000円。設備の不具合には24時間対応してるそうだ。近くに知り合いや身寄りのない子たちには安心だ。そして、アパマンショップ社員と同じ福利厚生が受けられるとか。ピザの宅配割引きとか、どこかの保養所が安く使えるとか。変わってる。

退去時のクリーニング代、前家賃、消火器費用諸々で次回内見後の契約時に23万円くらい払ってくださいだって。魔法の紙がなかったら30万円だったってことか。

担当者「では、こちらにご記入いただいている間にご本人様を確認できる資料をコピーさせてください・・・」

(ほら、やっぱり要るんだよ)
  
ミルキー「すみません、持ってきませんでした」  

担当者「あ、じゃあお近くだから後で持ってきていただけますか?」

結局、甘々のお母様が席を立ち自宅へミルキーの保険証とパスポートを取りに帰った。花屋の前で信号待ちをしているときに、生後5ヶ月から預けた保育園へ送り迎えをしていた時のことを思い出した。最初はベビーカー、そのうち自転車の前に乗せ後ろに乗せ。朝はぶっ飛ばして自転車を漕いでいたけれど帰りはのんびり。いつもここで信号待ちをした。

「ほら、今日はお月さまがまんまるだ」

「お月さま、保育園からついてきてるよ、なんで?」

「ミルキーのことが大好きだからじゃない?お母さんもお父さんも、じいじもばあばもみんなミルキーのこと大好き」

「ミルキーもみんな好きー」
 
真っ昼間の交差点で泣きそうになった。

よそのお宅のミモザが咲き始めた。3月8日はミモザの日。


 














お喋りなのに、褒めるのは下手

2021-03-04 09:13:00 | プール&スポーツクラブ
先月はブログを2本しかアップしていなくて驚いた。忘れてもいいように、後で思い出せるようにの備忘録なのに、これじゃあ意味がない。

先月は28日。みんな平等に672時間使えたわけなのだけれども。わたしはいったい何をしていたんだ。

覚えているのは悲しい出来事。2月25日の朝。玄関脇の別嬪さん、斑入り沈丁花の花が咲き出したので撮影したあと。電車の中で写真を確認しようとしたらテケテケテケテケーッと画面がちらつきあっという間に約1年分の写真が消えた。酷い。酷すぎる。原因はわからない。

ミルキーのお部屋探し、お家探しがあった。

それから、大枚はたいてパーソナルカラー診断と骨格診断を受けた。予想通り、ブルベでウィンターでストレートだった。

あと、スポーツクラブには18回行った。朝と夕方と2回行った日も2日あるけれど18回行った。

で、トレーナー、ハービーだ。

わたし:「最近さー、腿裏の筋肉が目立って嫌なんだけど」

ハービー:「馬の脚みたいでいいじゃないですかー」

わたし:「馬の脚なんて聞いたことないんだけど」

ハービー:「僕、馬の脚、いいと思いますよ。速いしカッコイイしサイコーです」

馬の脚は馬についているからカッコイイのであって、人間のしかもおばさんとはいえ女性に対して馬の脚みたいでいいというのは。。。

ハービー:「大根足って僕、好きなんですよ。流木みたいな足っていうより大根足が好きです。みずみずしくてハリがあって・・・」

それは、わたしの足が大根足だと言っているのかね??馬の次は大根か。。。


わたし:「ねえねえ、ちょっとここ触ってみてよ、すぐ下、筋肉だよ」

わたしが薄くなった脇腹の肉を縦に摘んでハービーにも掴んでもらった。いいんですか?と遠慮がちに触りながら。

ハービー:「おっ!くるりさん、男の腹みたいじゃないですか!」

男の腹みたいじゃなくって、随分脂肪落とせましたねーとか腹斜筋がついてきましたねーとか。そういう風に言ってほしいんだけど。。。


チェストプレス、バタフライの効果が現れて少しずつ大胸筋が大きくなってきた。見た目でも少しわかるようになってきたのが嬉しい。そして、常にではないけれど、たまに胸筋を動かせるようにもなった。

わたし:鎖骨の少し下を指しながら「ちょっと、ちょっと。ここ、見ててね。」

ハービー:「・・・・」

わたし:「あれ?さっきは動かせたんだけど」

ハービー:「くるりさんは本番に弱いですねー、お腹じゃなくて脇の下に力を入れる感じですよ」

本番に弱いとか言うな。。。

わたし:「わかった、見て見て!ほらほら!」

ハービー:「おおー!かわいい、ひよこみたいですねー」

そりゃあ、まだぴよぴよの小さい筋肉だけど。かわいいじゃなくってさー。ま、仕方ないか、大胸筋はまだ発達途中。他に、言いようがないわね。

にしても。わたしのトレーナーハービーはぺらぺらのぺらお。お喋りなのに褒めるのがとても下手だ。

これから暑くなるからさらさらとして飲みやすいグレープフルーツ味のプロテイン購入。筋肉増やすぞ!

わたしもマイケルも大好きさつまいも。ふるさと納税でマイケルが選んでくれた。食物繊維摂るぞ!





ねずみの嫁入り

2021-03-03 23:51:09 | 日記


土曜日に久しぶりに友人Sちゃんと新橋から品川、目黒とうろうろした。6月に二人で野田の櫻木神社へ行ったきりなので、どのくらいぶり?

まずは新橋。いつもの中国ラーメンの揚州商人で腹ごしらえ。わたしは刀削麺が食べたかったので青菜そば。恐れずに食べる!

ごちそうさまの後は烏森神社でお詣り。令和3年3月3日の御朱印。

駅の反対側をとことこ歩いて、汐留パナソニックミュージアム。香りの器展。


山手線に乗って品川駅の構内で大好きパンを買って目黒へ。雅叙園ホテルへ向かう途中、がまんできずにパンをむしゃむしゃ。

雅叙園の100段階段では百の縁起物という企画展。100段階段自体がどのお部屋も縁起物尽くしなのだとは思うけれど、各お部屋で様々な趣向を凝らしている中、びっくりしたのはこのねずみの嫁入り。気合と根性の賜物。ねずみ何匹いるんだろう。







小さい頃に読んだねずみの嫁入りの挿絵を思い出した。お日さま→雲→風→壁→ねずみ。




ミルキー26歳の誕生日

2021-03-02 12:14:39 | ミルキーのこと
3月になってしまった。2月はわさわさとあっという間に過ぎてしまい。そして、わたしはとても疲れている。わたしが疲れているというのに、春はうきうきしながらやってくる。インターシティ中庭の桜も準備に余念がない。

今日はミルキーの26歳のお誕生日。疲れ知らずの彼女は夜勤明け休みの今日は友人と出かけるそうで、ホームパーリーは明日に延期。ケーキを食べるだけなんだけれども。そして、いまだに気持ちだけは減量期のわたしも明日は恐れずにケーキを食べるつもりだ。先週、マイケルのお誕生日にもわたしは恐れず怯まず食べたばかりだけど。

ミルキーの一人暮らし計画は頓挫している。結局、我が家の最寄り駅の反対側、市役所通り沿いの駅から徒歩4分、15階建の11階、オートロック、床暖房の素敵なお部屋を内覧しすっごく気に入り、三菱UFJ銀行、三井住友信託銀行、埼玉りそな銀行の3行に審査を申し込んで三菱UFJ銀行から満額の借入ができることがわかった。

でも。結婚するかどうかわからないけれど、結婚前の25歳の娘が貯金していた300万円を諸経費ですべて吐き出し、さらに3000万円のローンを背負う。貯金ゼロなのだから思い描いている家具、家電は買えない。素敵なお部屋に持っていくであろう布団を床に敷いて寝るのって、ちょっと違うかな。

月々のお給料のうち4割超の支払い。貯金はできない。遊びにも旅行にも行けない。どんなにその部屋が気に入っても、かつかつの毎日と引き換えに得る価値がそこにあるのか?

勢いが必要な時もあるけれど、今はその時ではなかった。不動産屋のわたし好みのイケメンがぐいぐいと営業をかけてきたけれど、ごめんなさいで終了。しょんぼりしている娘を見るのは辛いけれども、そこはそれ。もっと勉強しよう。とりあえず、順当に賃貸から始めることになった。ががが、勢いが削がれたミルキーはまたぬくぬくと何不自由ないぬるま湯に肩までどっぷり浸かり始め、お部屋探しはしていない。

まあまあ。まあまあ。人生はそんなに甘くないのだ。

我が家の別嬪さんが咲いた。変わらず、変わらず、今朝も美人だ。