くるりぴょん、くるりこぴょん

忘れっぽいわたしのための記録。何年か先に、振り返ることのできる思い出を貯めるために。

田舎の長男の長男が苗字を捨てる

2024-01-04 18:00:03 | 日記
ミルキーと同じ年のいとこ、Rは28才。マイケルの兄の長男だ。

「僕、結婚することにした。今度の土曜日に挨拶に来る」

親戚一同、薄い反応。
「・・・あ、そう」「よかったね」「へえ・・・」「・・・おめでとう?」

R「それで、向こうの苗字になる。」

親戚一同、半端ない食いつき。
「えっ⁉」「なんで?」「婿養子?」

結婚相手は名古屋在住の2人姉妹の姉。少し変わった苗字でそれを捨てたくないと。苗字を変えるなら結婚したくないとか。

「じゃあ、あんた苗字を変えても結婚したいってこと?」
「何、言ってんの?」
「ここの家、どうすんのよ」

苗字を変える=婿養子かと思ったがそうではないらしい。

「じゃあ別に苗字変えなくたっていいじゃん。」
「そーだよ、別姓でいいじゃん」

叔父、叔母、いとこがギャンスカ騒いでいるそばで、ジジ様、ババ様はうつむいていた。

田舎の長男の長男。同じ年のミルキーが不貞腐れるくらいに、将来の墓守りは大事に扱われてきた。それがここに来てどんでん返し。

ジジ様が一言。「どうしてそうなるのか、そうしなければならないのか、一度問うてみたい」

問うてみたいよね。でも、問うてみたところで何も変わらず事は進み、年寄りの思いは置き去りにされていくんだろうな。




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