そんな顔

実家から帰るときにJRから私鉄に乗り換えるのだけれど、その乗り換え駅にスポーツクラブはある。

水着とウェアを個人ロッカーへ置いて行こうと入館したら、ロビーでK島さんにばったり会った。

K島さんはいくつだろう。N支店にいた時の大先輩。65くらいかな。館内でたまに会うだけれど、専らわたしが水着でプールエリアへ行こうとする時で、たいていK島さんはタオル一枚のマッパ。

今日は当たり前だけど服を着ていた。

しばらく会わなかったので、共通の知り合いの安否確認と、お互いの近況を報告。わたしは弟が膠原病、母が認知症で毎週末実家へ帰って病院の付き添い話をしたら。

介護ばっかりはやった人でないとその苦労がわからないと。いつ終わるかわからないのが辛いと。

くるりちゃんもそんな顔して結構な苦労が始まったのね…ですって。

そんな顔ってどんな顔？笑

…お母さんにもっと優しくしてあげなくちゃなぁ。

眼圧を測る

Aくんに車を出してもらって、お母さんを眼科へ連れて行く。

お昼から詩吟の忘年会があって、そちらが気になるようで今日は面倒だから眼科へは行きたくないと言い出したけれど。

それじゃあ、わたしは一体何の為に昨日泊まったのかわからないじゃない！と、ちょっと腹が立った。

毎週末、わたしが母の病院の付き添いのために実家へ帰ってくるのは当たり前くらいのつもりになっている。

それもちょっと腹立たしい。

近所のおばちゃんに、娘だからって当たり前じゃない、くるりちゃんだって自分の家を放り出して来てくれているんだから感謝しないと。

…そうだ、そうだ、感謝しろー！…

くるりは頭がいいからそんなこと言わなくてもわかる

感謝は口に出さないとわからないもんだよ、とおばちゃん

…そうだ、そうだ、その通りだー！…

9時前に着いたこともあり、比較的待たずに診てもらえた。

眼圧は左22、右16。12月5日は左18、右16だった。左が少し高くなっているので点眼薬が一種類増えた。オレンジ色が朝晩一回、緑は晩に一回。できるかなぁ。

薬局で薬を受け取る際に、夜点ける目薬は差した後によく拭いてくださいと言われ、聞くとまつげが濃くなったり、クマができたりするという。

お母さんの両目下の茶グマと左目まつげだけがやたらと濃く長いのは目薬のせいだったのか。

きっと説明を受けているはずなんだけれど、そんなこととっくの昔に忘れているんだろうな。