昨日午後は時間を持て余し、Amazonプライムビデオなどで動画をながめていた。
そんな中で、ウイルス感染をテーマにした映画、二本が印象に残った。
○感染列島
2009年 瀬々敬久監督
○コンテイジョン
2011年 スティーブン・ソダーバーグ監督
*英語を耳で聞いて情景まで分かる人はともかく、だいたいとか、私のようにさっぱりだったら、日本のスタッフが編集した吹き替え版がおすすめ。
なにごともないときにみたら、最後までみたかどうか分からない。
俳優さんの演技力秀逸というのとも違う。
全体としての流れ、人の心の動き、衝動的な行動といった部分で、今置かれている状況と重なり、妙にリアリティがあったのだ。
二十世紀までの人類の恐怖は、物理的に物をぶっ壊す、戦争や爆弾とか、星の衝突だった。
二十一世紀は、人工的にか、自然発生的にかは別にして、対策の確立していないウイルスなどの感染症が人類の恐怖になったように感じた。
身近で広範囲に起こっている新型コロナの感染の状態をみると、自国だけよければではどうにもならない。
ウイルスを世界中で封じ込める対策を行わないと終息できない。
地球は残っても、人類は死滅する。
そしてその原因は、人が自分の行動を自制できず他人にウイルスを感染させるから。
これではとても悲しいし、知恵を持った人として寂しい。
人は一人では生きていけない。
人間(ひとのあいだ)であってこその人である。
これくらいは大丈夫、自分は大丈夫。
実は、私の判断基準は、いつもこれだ。
でもそんな小さな慢心が感染症という大きな災害を生み出すことになるのだろう。
シルバーバイトの勤務先も休業になったり、シフトを飛ばしてきている。
しばらくは、自重しよう。
感染ているかもしれない自分が他人にうつさないように行動を自重することは、自分を守ることになるのだから。
これが今自分の置かれている状況でできる、「同事といふは不違(ふい)なり」かな。
ウイルスだらけの医療現場で、自宅にも帰らず日夜いつ終わるかもわからない戦いを続けてくれている皆さんと同じ気持ちにはなれなし、何もしてあげられないけれど、心から「ありがとう」の声援を送りたい。
世の中って、権力のある顔の見える人たちが偉いって感じを受けるかもしれないけれど、そうじゃない。
世の中を支えているのは、顔もみえず、自分が不利益を被っても”思い”を貫くような人たちだ思う。
何百パーセントも頑張っている人に、頑張ってなんてとても言えない。
関係者のみなさんが、無事でありますように。(;´Д`)