『飲みニケーション』
今やまったくの死語である。(笑)
ご近所の有志で集落の河川敷にブルーシートを敷いて、二千円会費で花見をした。
世の中的には十分高齢者の小生だけれど、集落では若手だし、今回の参加メンバーでは最若手なので、午前中は草刈りをして場所の環境整備。
場所取りなどを若手がするのは、昭和のころの定番だった。
この辺も、さすが字田舎。
古式ゆたかに、ってところである。
今どきこれをやったら、『××ハラ』ってので問題になるんだろうし、お酒のんで騒がなくても十分憂さ晴らしはできる時代だから、若い人たちでお酒を飲んで騒ぐ人はほんと少なくなった。
今回の参加メンバーはいうまでもなく昭和のころの若手ばかり。
みなこういう文化の中で時間を過ごしてきた人たちで、今回のイベント、大張り切りである。
昔の若者のなれの果て、今や立派な高齢者、後期高齢者となり、年金ぐらしのメンバーが、お天道さまの陽光をいっぱい浴びて、桜の花に包まれて、一升瓶立てて大盛り上がり。
食べるものがなくなってきた後半には、マメな先輩が道端のノビルを掘ってきて、これがお酒のアテになった。(笑)
昭和のころの字田舎の子供は、ノビルだけでなく、スカンポ、ツバナ、桑の実、山いちご、あけび、道端に落ちた栗。。。
食べられるものはなんでも食べてハラを満たし、よくハラをこわした。(笑)
ほどよく飲んで、会話して、今回の『飲みニケーション』大成功である。
この物価高の中、二千円で数時間の飲食娯楽。
こんな一日も悪くない。
伊藤左千夫のお父さんの辞世の句、『あら楽し 冥土の旅は 花盛り』
まさに、今日もそれかもしれない。
こういうイベントを、「やんべよう」って、最初に声をあげ、言いだした人はリスペクトだな!
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