まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

ツクツクボウシ、初なき

2024年07月23日 | Gonとの日常

わが房総の字田舎でも、このところ連日35℃を超える異常な暑さである。

そんな中、Gonのおかげで、朝夕の散歩が復活。

Gonにとってはこの朝のひとときが今の至福のときのようで、『ホリホリマイブーム』『クンクンマイブーム』
喉が乾けば草の露を舐め回し&疲れたら露の草むらにデンぐり返し。

ほんと、楽しそうだ。

こんなことに毎日つき合わされている。
というか、こんなウチのボクと時間を共有しているとリアルの子どもたちと過ごした時間を思い出す。

みんなこんなだったなァと思う反面、当時は自利を優先させ、日々の子たちの思いや、やりたいことに耳を傾けていたか?共にすごした時間はどうだったか?といえば、ぜんぜんそうではない。

みんな死んだばあちゃん任せだった。

子たちの母は、悪気はないんだけれどジイサンマン以上の突っ走るタイプで、「車でぶーって行っちゃいました」で、いつもお出かけ。


弱気なジイサンマンはそれをフォローする気はあっても、自分だって組織人として求められるものはあるわけであり、その結末が早期退職になったってわけ。
でも、それはとても良かったよう。

子を持って思う、親の有り難さ!

こんな言葉は自分の子たちには伝わっていないんだろうけれど、子たちと過ごした時間の中で自分の父母の日常をもう一度なぞり、そこから教えられて今がある。

少し社会の枠組みから外れかけた自分という人間にも子に恵まれたことに心から有り難いと思っている。

自閉症のような子だった自分にも連れ合いができ、子たちに恵まれ、おかげで今もまだ人間関係不得手だけれど人並みになった。

Gonは外見は立派な成犬の体格(XL)だけれど、まだ生後7〜8ケ月の少年犬。
ヒトで言えば、幼稚園から小学校低学年といった所だろう。

でも、おバカなヒト族のオニイチャンより全然理解力がある。

短期間にトイレも覚え、室内カミカミブームもきく耳を持ってくれ、ボール遊び(投げて持ってくる)もできる。
日に日に成長。

野犬といっても誰かが捨てたんだろうけれど、血統証などなくても、高い値段でなくても、容姿がパッとしなくてんも、家族としてかわいがってあげれば、命は輝くと思う。

生きるエネルギーは、値段ではないし紙に書かれた血筋でもない。
まして、見かけではない。

この世にある生きるエネルギーは、こちらが心を開き利他の思いで共に過ごせば、それはかけがいのない命(家族)となる。
相手もこちらに素晴らしいものをくれる。

早期退職してからの、ワンコ先生との時間の中で教えられた。

犬は人間の言葉を相当理解する。

よく観察すれば、日本語ではないけれどちゃんと意思表示をしている。これを拾ってあげれば会話ができるし、いい子になる。

そのためには、共有する時間の量が大切と思う。

Gonが来て以来、うちに孫が常駐した感じである。

また夕方の散歩のタイミングが来たけれど、今日は今も34℃もある。

18時過ぎかな。

と思っていたら、『ツクツクボウシ』の声が聞こえてきた。

まだ『アブラゼミ』の声もまばらなのに、晩夏の声が聞こえるなんて。

この暑さに、セミの体内時計が壊れてしまった個体があったのかな?

ほんと、異常に暑い!

 

コメント
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