電源が入らないジャンク品を8,800円で購入しました。このC-6はピュアカレントサーボアンプを採用しているプリアンプで、MCヘッドアンプもDual FET 2SK146を使用していて個人的に好きなアンプです。
外見は傷、スレ、ほこりが多いです。倉庫に放っておかれたもののようです。つまみは全部ありますが所々小さな塗装の剥がれがあるのであとでマジックの黒で目立たないようにします。スイッチ類は全部動作するようです。YAMAHA C-6は外見にはお金をかけずに中身は手を抜かないで価格を抑えたプリアンプという感じでしょうか。
上面 汚れはタオルで拭きましたが傷が多めなので後で塗装しておきます。
後ろ こちらは特に問題はなさそうです。RCA端子は磨いておきます。
カバーは何回か開けたのかネジが少しなめています。
ヒューズは4本とも切れていませんでした。ヒューズ抵抗も切れていませんでした。
フロントパネルを外したところ けっこうほこりがたまっていました。
電源が入らないと思った原因はランプが切れていたのが原因のようです、
フロントパネルはクリーナーで拭いたのですがクスミまでは取れなかったのでコンパウンドで磨きました。
電源回路のTRを外します。 ヒートシンクに熱による変色が見られます。YAMAHA C-2,C-4の時も電源回路の温度が高かったような気がします。2SD476Aは少し消耗していましたがグリスを塗布しそのまま使います。
フロントのサブパネルを外します。
裏蓋を外します。
スライドVRを分解清掃します。
その他のVRも清掃します。
スイッチを外します。
分解清掃後接点グリースを塗布します。
プッシュスイッチは分解しましたがきれいでした。
MCアンプ用2SK146 中身は選別した2SK147が2個入っています。
電源スイッチのLEDは最初赤色LEDにしましたが赤く光る大きなボタンは違和感があったので電球色LEDに黄色のキャップを付けてました。
交換部品 電解コンデンサーは全部交換、調整用VRも全部交換、消耗しているTRを交換しました。電解コンデンサーは足の腐食が見られVRは黒くなっていました。TRは左右でバランスが合うように組み合わせ直しました。
組み立て後調整 電源電圧は25Vに調整、EQ,FLATアンプのバランス調整、ヘッドアンプの20KHz歪調整(アンプが低歪(0.02%以下)なので私のCR発信機と歪率計では調整できなかったのでVRは真ん中にしました。)
調整終了 電源ランプは黄色になっています。残留雑音L,R=0.01mV 周波数特性(AUX) 7-300KHz -1db
L,R=100Hz
L,R=10KHz
L,R=1KHz (PHONO-MM)
L,R=1KHz (PHONO-MC)
このヒートシンクが熱くなります。70℃ぐらいになります。
DL-103+C-6+P2050+NS-451で試聴中 FETヘッドアンプはバイポーラトランジスタと違って柔らかい感じの音がします。
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