SONY TA-3200F 4台目
電源は入りましたというジャンク品を4,400円で又買ってしまいました。以前は結構高かったですが最近は安くなってきています。古い機種なので部品が劣化している製品も多く程度の良い製品は少なくなってきているようです。
今回は修理に少し時間がかかってしまいました。TRとダイオードは全て取り外してチェックすると異常は無いのですが、実際に負荷をかけて動作させると発振してしまって回路とにらめっこして怪しいところを探して手持ちの同じTRに交換しました。最近少しボケかけているので良い頭の刺激になりました。
整備後
残留雑音 L,R=0.15mV
周波数特性 L,R=10Hz-100KHz -1db
歪率 0.0142%(2W,1KHz)
全体的に汚れがあります。
スイッチノブのアルミカバーがありません。
ツマミも汚れがあちます。
こちらも汚れが目立ちます。
カバー
錆が見えます。
リアパネル
パネルに錆が見えます。 スピーカー端子も少し錆があります。
ヒューズは切れていませんでした。
カバーを取ったところ 埃はありますがそれほどでもありません。なんか濡れたような跡があります。
ドライバ基板。液漏れコンデンサーはなさそうです。
電源基板 ダイオードに少し錆みたいなのが見えます。
フロントパネルを取ったところ。
中を掃除します。黒いコンデンサーや新しいTRを使用しているので後期型でしょうか
POWER-LIMITER-SW 真っ黒です。
スピーカー切り替えSW こちらも真っ黒
VRは分解清掃します。
入力のTEST-NORMAL-SWも分解清掃します。
パワーTRのTX-183Sはそんなに消耗していませんでした。
ケースが錆びていたので黒の艶消しで塗装しました。本体後ろの錆も部分塗装しました。
2SC926A このTRが原因でした。TRをチェックすると異常は無いのですが回路に入れると発振してしまいます。けっこう年数が経っているのにHfeが363と異常に高かったのはやはりおかしかったのかな?。こういうのは発見がしづらいです。ガラクタ箱から同じTRを見つけて取り付けました。
交換部品 電源回路以外の電解コンデンサーを全部交換、タンタルコンデンサー交換、調整用VR交換、消耗しているTRを交換
調整中 チェック端子間25mVの調整
L=100Hz
L=10KHz
R=100Hz
R=10KHz
歪率 0.0142% (2W,1KHz)
入力端子とスピーカー端子を磨いておきます。
完成 音は3台目と同じです。今回も同じ機種であまり参考になりませんでしたね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます