そりまちまみのブログ

全国英語通訳案内士・反町真弓の日記です☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

ドライバーさん、ありがとうございます〜 2019.04

2020-04-19 | 日記

4月最後のツアーはクルーズ船で東京に到着したスウェーデンの団体でした。たくさんの、いろいろな言語の全国通訳案内士さんもお客様を待っていました。待てどくらせど誰もなかなか出て来ません。船での入国手続きに大変時間がかかり、下船が難航したそうです。なんとツアー開始予定時間から1時間以上経ってようやくお客さんが少しずつ降りて来て、全員揃ってバスに乗った時にはもう全行程を回ることはどう考えても無理な状態。しかし、グループには同じ国のツアーリーダーさんがいたので色々ご協力いただき心強かったです!また、ドライバーさんが良い方で、バス会社に事情を説明してギリギリまでバスを延長してくださったので、行程を一つ残した以外はちゃっちゃか回ってホテルにチェックイン

お客さんのホテルはプリンスさくらタワーでした。プリンスホテルの中では一番好きです。


このドライバーさんには、チェックインサポートのため最後にお礼の言葉を言えないままで気にしていましたが、なんと、他の仕事で1年後、ばったりお会いすることが出来たのでした。もちろん、真っ先にお礼を言いましたよ👍嬉しいことに覚えていてくださいました。

翌日は他のドライバーさんだったのですが、これまたとても良い方で、バス会社そのものに好感を持ってしまった。。 ツアーリーダーさんのご要望で、その日もちゃっちゃか行程を回すことで、前日行けなかった一箇所も行程に含めて欲しいとのこと。ということは、その日入っていた浅草からの水上バスの予約時間を変更しないといけません。その他、東京タワーの写真撮影も追加でご希望。ドライバーさんに前日の事情を話し、行程の大幅変更をお願いすると、バス会社に早速連絡、快く引き受けてくださいました。ほっ

ドライバーさんとの相性が、ツアーの行方を左右したりします。添乗員さんが来てくださるツアーならドライバーさんとお話することはほとんどないですが、そうでない場合、お客さんを気遣いながら、ガイド案内をしてバス内でしゃべり続け、同時に行程を時間通りに動かして、同時に行く先々に確認を取りながら、これまた同時にドライバーさんにも気を遣い、そんな中、ドライバーさんと相談をしながらツアーを上手く動かすことはかなり多いので、ご協力を全く期待出来ない場合はかなりつらいです。

ドライバーさんといえば、このツアーの前日まで続いていた4月の第2のロングツアー。ブログにも少し書きましたが、かなり個性の強い方々が沢山おり苦労をしました。あの時も、ドライバーさんには助けられたなあ〜

どんな方々がいたかというと、まずは、旅行会社にとってのVIP、さりげなく特別扱いするよう言われていました。しかし、そのことを十分ご存知のご夫婦のお二人、至るところでツアー中にプロ仕様っぽいカメラでバシャバシャ写真を撮るのです。時間の関係でささっと移動したいところでも、いつまでもいつまでも写真を撮っています。特に、ご主人が奥さんにステキなポーズを撮らせてパシャリ、そのあと必ず、ソリマチに2人の写真を撮らせるのです。それも、何度も何度もポーズを変えてキスやハグ、恥ずかしくて目をそらしたくなるようなポーズ。VIPだから、ソリマチが「だめ」と言えないこと、わかっている感。そのうちに、もう1組のカップルと大の仲良しになり、その人たちも撮ってあげてる。ソリマチやグループの他の人たちが待っているのはお構いなし。あくまでもグループツアー、そこまで大胆に堂々と時間を考えずにされますと、行程管理や平等性の面で大変だわん

次には、VIPと仲良くなったもう1組。団体行動大嫌い、といいます。なので、ソリマチの説明は全く聞いていません。行く先々ではグループから離れ、自分たちでさーっと見て、バスで待っています。ソリマチは熱心にガイドを聞いてくださるグループだったら行く先々でサービスしたくなります。行程にない場所にまでグループを連れて行ったりして、バスへの集合時間に5-10分遅れたりします。しまいにはそのお二人大激怒で怒鳴られてしまいました。やりにくい。その上、VIPの二人以外とはグループの誰ともしゃべりません。食事のテーブルも絶対VIPとしか座りません。非常に感じがわるいです。そして、奥さんはソリマチに、どれだけご主人がお金持ちで立派か、そんなご主人と子供を連れて再婚出来た自分はどれだけ幸せ者か、の話を一方的に何度も繰り返す。そして、ツアー終了後のアンケートには「ツアーは楽しくなかった、自分たちはもっと自由な旅行が好きだ」とボロクソでした。次回は個人旅行でお越しください

女子3人組。お一人は豚肉アレルギーで、事前に情報はいただいていたので、準備万全、その方の食事は豚を入れない特別食にしてあるのに信じてもらえない。毎回毎回食事の度にソリマチをテーブルに呼んで「これ、大丈夫でしょうね?入っていないでしょうね?」と疑いの眼差し。お願い、信じてください。レストランにはちゃんと前日、当日とも、確認しております、と言っても、全然ダメで毎回疑われる もうお一人はひとりでいることが多く、食事の際にはよくソリマチが隣に座ることになるのですが、なんだか独り言のような口調でご自分のお話を繰り返すのです。一方的にずーっとご自分のお話を、自分自身に言い聞かせているように話しているので、相槌や感想もご自分でされます、ソリマチは「うんうん」と聞いていれば良いのでしょうが、話のキャッチボールがないのはつかれます。。。

食事注意のお客さんも結構おりました。上の豚NG、グルテンフリーなどの他、ペスカトリアンのご夫婦、アレルギーというわけではないのでもっと難しい。ご自分たち用にアレンジされたお食事が他の人のと比べて気に入らない、と怒ったりすることがありました また、日本料理が苦手で絶対に絶対に食べない奥様、和食のお店でそればっかりはどうにもなりません

それでも、グループの半分以上は、いつも通りの気持ち良い、明るく楽しい方々でしたので、食事のテーブルがそちらの方々と一緒になった時には、現実から逃げてリラックスでしたその上、そのツアーのドライバーさんが、過去10年、何度もお仕事でご一緒の方だったのです。グループの個性が非常に濃い〜ことは知りませんので、お客さんに関してもそれ以外もポジティブなお話で和ませてくださいます。馴染みのお顔にずいぶん癒されましたあ〜!

ドライバーさんとの協力体制はもちろんのこと、その他にも、ホテルやレストラン、観光地、そして何よりお客さん自身との良い連携プレーが成り立たないとなかなか上手くいきません。何はともあれ人間関係、ですね。。

いろいろあっても、ツアーの最後の日には、良い思い出ばかりであふれますし、過ぎてしまえば、笑い話です

そして、次はどんなお客さんがグループを構成するのだろう、と、お客さんのリストにドキドキしながら、次のツアーが楽しみで楽しみで、仕方がなくなるのです


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« まだまだいっぱいの桜〜 201... | トップ | 家族と一緒〜 2020.04 »

コメントを投稿