5月の青い空と美味しい〜 2019.05

2019年5月、春最後のロングツアーです。日本の春といえば桜ですが、気候的には不安定。「日本に旅行に行くなら、いつがおすすめ？」と問われれば、迷わず5月、と答えます。気候は安定し暖かくなるし、花はカラフルに咲きはじめるし、訪日団体旅行客は減るし、街中の桜は散っても、山のほうに行けば、まだまだ桜も咲いている！

そして、湿度はまだそんなに高くなく、富士山もこのとおり。いいことずくめ、と思うのです

通常宿泊のホテルは5月のツツジでどうしても予約がとれず、同じ系列のハイランドホテルにやって来ました。芦ノ湖も富士山もみえないけれど、個人的には、お料理(グリル料理)も、温泉も(白濁！)、こちらのほうが好き。

ご結婚50周年記念を迎えるお客さんがおりました。シリーズでガイドをさせていただいているツアーは平均年齢70歳後半。ご結婚記念は５０周年以上がほとんどです。長続き、すごいなあ。そんな大事なお祝いの舞台に日本を選んでいただけるなんて、とても嬉しいことです！！！

5月は日本国内の団体旅行が多くなり、通常利用するホテルまたはレストランがとれない、という事態がおきます。こちらのツアーでは、箱根だけでなく、河口湖のホテルも山中湖に変更となりました。富士山のみえ方が気になります。。それでも、天気の良さに助けられ、館内からは無理でも、早朝に、少し外に出ればOK。お客さんは喜んで早起きして朝食前に出かけていきます。やむなく、行程表で約束している場所でなかったとしても、同等の結果に導びけるように気をつけます。

 

5月は気候が安定し、傘の心配もほとんどなく、白川郷もこの通りの晴天。

のどかな新緑の季節。合掌造り住宅に山々、青い空。心癒される風景です。

いきなりところ変わってこちらは大阪。梅田スカイビルの空中庭園展望台。設計は、京都駅と同じ原広司。２つのオフィスビルをてっぺんでつなぐリングドーナッツの部分が展望台。これにより、地震や風、振動への耐性を強化。強化しつつも美しいデザイン。さらに、４階分を一気に上下する、外まる見えのエスカレータが意外とスリリング。何度来てもうっとりです。

最後のディナーはヒルトン大阪。レストランフロアがヒルトン東京と同じイメージで新しくなって、個人的には入りやすいし良くなったと思います。そして、グリル料理のレストラン、盛り付けがまた美しく、かつ、とろけるように美味しいお料理。

パンもまた美味しくて、おかわりをしてあとで後悔する。。

いきなりカプチーノか、と思いきや、スープなのです！

羊か魚か選べますが、ソリマチのメインはお魚。

さっぱりシャーベットにメレンゲ。白x白が上品。うっとり。

こちらは乳製品などにアレルギーをお持ちのお客さんのデザート。メロンのこれまた可愛い盛り付けに、全員釘づけ。ソリマチにいたっては、わざわざ写真を撮りに出張。思わずブレました。

調理法から盛り付けまで。五感で嬉しさや楽しみを味わえるお料理は立派なアートですね。食いしん坊だから勝手にそう思うのかな。

2019年春最後のツアーも満員御礼。旅慣れた、長年のお友達カップル同士での参加が二組、長年の女性のお友達同士での参加が二組、偶然にも別々に参加していたお友達カップルが一組おりました。こちらでもうグループの半数を超えます。

 

お友達同士で参加をしていると、食事の際は常にお友達とばかり座るので、結果としていつも同じ顔ぶれと食べることになります。グループ全体として仲良くなるチャンスが減ってしまい、そのうちお友達組とそうでない組に分かれてしまい、まとめるほうも簡単でなくなったりします。そうならないように、なるべく参加のお客さんが全員と満遍なく知り合えるよう、食事の際にはレストランにご協力いただき、ひとテーブルの椅子の数などを工夫して操作したり。。　お客さんには気づかれないよう、自然に、しぜんに、グループとして結束してもらいます！

 

このグループでは、なんと！ツアー中ビデオを回していた初参加のお客さんがおりました。時にはしつこいくらいに。そのお客さんが、ビデオを編集して、日本のポップ音楽を背景に、とても素晴らしいツアーのビデオを作って全員に送ってくれました。皆さん大喜びだったと思います。ばらばらスタートのグルーブでしたが、思い出深いツアーでした。

 

さて、いよいよ3月初頭からほぼ留守にしていた自宅に戻る日がやってきました。このあと急いで戻って次のロングの準備をする必要もない、ということで、久しぶりにヒルトンウェストのお野菜フレンチでおひとりランチ♪です。

ランチシャンパンニアニューズムース。ひとりでしっとり。

前菜。野菜がたっぷり。こちらもまた、五感に嬉しいお店なのです

食事が済んだらもう夕方。急いで新大阪駅へ。久しぶりの東京が待っています🚄