3品まとめてオーブンで：鶏もも肉焼きのアラブ風、小松菜と鮭の重ね焼き、フォカッチャ

11月8日（夕食）

我が家のオーブンは、20年以上使っている年季もの。
中はサビだらけで、トレイもきちんと入らない、ガタガタのガス・コンベックだ。
でも、火力は衰えないし、温度も時間もちゃんと調整できるから、
そう簡単にリタイアはさせられない。

夏は熱くて使いたくないが、冬になると、このオーブンは大活躍。
下ごしらえのあとは放り込んで焼くだけと、手抜き人間には必須の調理器具だ。
今夜は、これを使って一気に3品つくってみる。

1品目は鶏肉だが、たまには目先を変えて、オーブン焼きに。
モモ肉をカットして、オリーブオイル、レモン汁、クミン、塩・コショウで下味をつける。
これを串に刺せばチキン・カバブだが、今回はスペース稼ぎであえて串なしに。

2品目は野菜が主体。
例の有機野菜福パックに小松菜が入っていた。
このところ凝っている小松菜ペーストにして、
先日残った鮭をバラして、上に乗せて焼いてみよう。

小松菜は茹でて冷水につけ、固く絞ってザク切りし、
オリーブオイルを加えて、ブレンダーでペースト状にする。
そこにすりおろしニンニク、炒め玉ねぎ、卵１～2個、溶けるチーズを加え、
塩・コショーとパプリカで軽く味付けする。
耐熱皿にそれを敷き、上に鮭をほぐしてパラパラと乗せ、
最後にパルメザンチーズを混ぜたパン粉を乗せて、フタをする。

3品目のフォカッチャのネタは、実は昨日つくって冷蔵しておいた。
買ってきたパンに飽きたので、自分でつくろうと思い、
ほったらかしにしていた、製パン機に久々に働いてもらうことに。

材料は、強力粉300ｇ、砂糖大匙１、塩小匙１、オリーブオイル大匙3～4、
それとドライイースト5ｇ、水160～170ccといったところ。
機械にこねと発酵をやってもらえば、あとは小分けにして焼くだけだ。
パンのネタは冷蔵も冷凍もできるので、1回に食べる分だけ焼くこともできる。

フォカッチャは綿棒で伸ばすとキレイだが、手でペタペタやって形成するだけでもいい。
形成したら、指で穴を開けて、岩塩をパラパラ振りかけておく。
今回は、オリーブを薄切りして乗せてみた。

一気に、と言っても調理の時間差がある。
オーブンは細長い耐熱皿やトレイなら、一度に2個入れることができるので、
まずは時間のかかる重ね焼きを入れ、しばらくしたら、トレイに乗せた鶏肉を入れる。
鶏肉がジュウジュウいってきたら、上の段でフォカッチャを焼き、
焼き過ぎないうちに鶏肉を取り出して、
あらかじめ焼いておいたトマトや、炒めておいたきのこと一緒にお皿に盛る。

そんなことをしているうちに、小松菜とフォカッチャが色よく仕上がる、
というふうに進むのがベストだが、
まあ、1時間で全部やろうというんだから、
1品くらいアツアツじゃなくてもいいじゃない。

ああ、トッピングの鮭がいい香り・・・・。