My Laid-back Aussie Life

オーストラリア、アデレード発のオージーライフ、家族、看護などについて~

“近所”の国立保護公園~Morialta National Concervation Park

2006-08-19 23:58:50 | 日常あれこれ
この3日間は風邪引きの体を引きずって同じく風邪引きの子供2人を抱えつつ、Mannumへの滞在とCentral Marketへの食料買出し、さらにメルボルンから滞在中のCathと遊ぶ、という超強行日程をすごした。風邪のピークが昨日だったことを良いことに、明日メルボルンへ帰ってしまうというCathをつれて近所の国立保護公園に散歩に出かけた。…だから本当に近所なんだって。なんせ家から車で3分の…。いや、家がとてつもなく田舎にあるとか言うんじゃなくて、アデレード市自体が海岸と山地に近く、それらの真ん中にあるため。両方とも市内から車で15-20分位だろうか。いつも思うがどこにもすぐいける便利な町だ。



この保護公園は、アデレード市中心からほんの20分程とは思えないほど、ただただ自然がそのまま手付かずで一般に公開されている。手付かずといっても保護公園だけあって、車道はちゃんと整備され、ハイキング用の小道は小川に沿ってコンクリートを使わず最小限歩きやすいように整えられている。小川にかかる端は木で出来ている。入園はタダ。よくジョギング組、家族その他と散歩組、小学校遠足組みなどを見かける。メインゲートから入ってすぐに一般の駐車場があるのでいつもそこに車を停める。そこからハイキングコースの入り口まで約1キロ。その入り口近くまで車で来たいというLazyな人のためにここにも駐車場があるが、5ドル払う羽目になる。まあ、これも公園の整備費用になるのだろう…きっと。コースはいくつかあり、最短往復徒歩45分というものから2-3時間かかるものもある。最短コースは割りと道も平坦で歩きやすいのにたいし、それ以上のコースは、小さな子供をつれてはちょっと難しい傾斜のきつい所もあり、どちらかというとミニ山登りっぽい。



天気は快晴。雲1つない。Cathと私とチビ達2人はのんびり散歩組。もちろん最短の往復徒歩45分コース。ジュースと昨日Cathが焼いてくれたチョコレートカップケーキを持って、元気にジョギングしているお姉さん達や、家族で散歩組に次々に追い越されつつも、ひたすらのんびりと写真を撮ったり、時々見かけるコアラ(もちろん野生)や野鳥を探したりしながら歩いた。口から出る言葉といえば、「What a perfect day, what a view!」だけ。ガムツリーやその他、よく名前のわからないオーストラリアっぽい面白い形の植物が生い茂っており、小川が歩道に沿って流れていて空気がひんやりと気持ちいい…。歩道からちょっと離れた小高い場所に小屋でも建てて住んだらさぞかし気持ちいいだろうな、などと考えてしまう。住宅地からかなり近いので、きっと毎日散歩・ジョギングに来ている人たちもいるだろう。通り過ぎる人たちの表情はみんな穏やかで幸せそうだ。キラキラしていていっそうのこと眩しい…こういう健康的な笑顔は見ていてとても気持ちが良い。ほとんどといっていいほど皆「Hello! Good day!」とか言って挨拶をしてくる。そんな人たちには返事がてら、「今日はコアラを見かけましたか?」などと聞いてしまう。ここのコアラは大抵とても大きなガムツリーのかなり上のほうにしがみ付いている。というか、とまっている。日によっては4匹ぐらい最短コースを歩いている間に見かけることもあるが、今日は全く見当たらなく、チビ達も残念がっていた。といっても彼らには何でも面白いらしく、小川に落ちている大木や道端でもぞもぞ歩いているゲジゲジした小さなオレンジ色の蝶になる予定の芋虫を見ていちいち興奮したり、草むらにあるタダの雑草の黄色い花を摘んではしゃいだり、コースの最終点の小さな滝にかかる虹を発見して踊り狂ったりと、なにやら楽しそうだ。



最終地点の滝のそばにあるベンチに腰をかけて、ケーキとジュースでMorning Snackをしつつ一休み。折り返して駐車場に戻ってきて、所要時間は1時間45分。車に戻りながら気がついたのだが、風邪で併発しかけている副鼻腔炎(鼻の奥の細菌感染による炎症)の調子がちょっと良いような気がした…。森林浴のヒーリング効果?ひょっとしたらそこら辺中に茂っているユーカリの木の臭いのせいだったりして。ユーカリの木の葉のオイルは切り傷・火傷・虫刺されなどの応急処置に良く使われる。そして、風邪などで鼻が詰まったときなどはこの強烈な臭いを嗅ぐだけで鼻がすっと通る。が、スッとした時間は持続しない。チビたちがもう少し大きくなったら中距離コース以上にもチャレンジしたいと思う。そうだ、そのときは2人に荷物もちをしてもらおう。


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