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夜に香港に着き、興奮気味でまともに眠れないまま朝を迎える。まだ、空気がいくらか澄んでいるうちに、具沢山のおかゆをたっぷり食べ、早速アシックスのジョギングシューズ(実はこの2週間の旅、この靴一足)とジーンズ姿で香港島から九龍の花鳥園に行くために地下鉄に乗る。この道はホテルから地下鉄(Caseway Bay)への大通り。トラムやバスやタクシーがガンガン走る道。で、気がついたことだけど、香港のドライバーはすごく上手い。人に接する寸前ぎりぎりのところを猛スピードで自信満々で走りまくっている。そして、周りの人たちも全然ひるまずに、平気な顔をしている。そうこうしているうちに、車の数が増えてくるとあっという間に空気がよどんでくるのがわかる。滞在中、のどがすっきりせず、淡も結構多かった。風邪ではなかったようすだから空気のせいだと思う
しかし、この新旧のビルが混在している光景、結構面白い。Adelaideの歴史を感じさせるイギリスのケンブリッジだかオックスフォードだかをそっくりに真似て建てたというAdelaide大学前に近代的なぴかぴかなDavid Jonesのデパートが立っている様な感じかな。
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花鳥園への道へは、結構てこずった。香港の旅行者向けの地図は結構親切だけど、問題はその途中への道に道路の標識があまり無いこと。だから、どこの角で曲がったらよいかなどの見当がつきにくい。で、地下鉄の駅を降りて一人考え込んでいるところに、私と同じ悩みを持ったらしき旅行者の女性2人に目をつけて、「まったく、これじゃどっちの方角に行っているのかわからないわよねー。」とかなんとか言って、一緒に道を探してもらうことになる。で、彼らは南アフリカ人の親子。母親と娘らしい。娘さんは抽象画専門の画家だとか。しかし、道を地元の人に聞いても英語が全く通じない。で、歩きながら土地勘の素晴らしくよいらしい娘さんは「この鳥かご持ったおじさんについていくことにしましょう!」と、大変に良いアイデアを出す。それから、この鳥かごを持ったおじさんは知らずに15分くらい女性外国人観光客3人にあとをつけられることになる。それにしてもTVなんかでよく見る人ごみでの尾行は結構大変なのだと、思い知る。数回、「あっ、鳥かごおじさん、どっちに行った?」と見失いそうになった。そうする間にも、すでに3日間香港に滞在している彼女らから、ビクトリアピークへの安い行きかたとかの耳寄り情報をできるだけゲットする。それにしても、元気な気持ちの良い親子!!
しかし、彼らの英語はやはり特徴がある。数ヶ月前に南アフリカからきていただき強化練習をしてくれたあの空手の先生を思い出す。
この写真の通りは、花鳥園の前に通る、お花屋さんの通り。空気のよどんだ市内からここへ入ると、とたんに気分がよくなった。土と、緑と、花と、水の匂い…。身体に染み渡ってゆく。デ・ジャ・ブ?なんか子供の頃に、夏の朝に学校に行く途中の花屋の前を通った時のことを思い出す。
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あれ、花鳥園ではなく、雀鳥花園って書いてある。まあ、これが入り口。
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中国風の建物他面白い。この黒いシャツを着たおねーさんが、娘さんのほう。
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中では、花や鳥や鳥かご、そして鳥の餌が主に売られている。が、なんと言ってもメインは、朝から自分の大切なペットの鳥をゴージャスな細工が施されている鳥篭に入れてここへ連れてき、お互いに見せ合ったり世間話をしたりとのんびりくつろいでいるおじさん連中。鳥に餌をやったり水浴びをさせたりもしている。多分、リタイアして時間の沢山ある人たち。とても良い健康的な時間のすごし方だと思う。
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売られているもので、ちょっと面白かったのが、鳥篭というにはあまりにも芸術的な工芸品の域をいっている細工のされているかご。日本に行かないならそのまま一つ買ってしまいたかった!!そして、鳥の餌や水入れも冬季でとてもきれいな模様が書かれている。そしてちょっと引いたのが…餌のゴキブリやら芋虫の昆虫。結構でかいものも売られている。
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お土産用の鳥の飾り。一つ50円くらい。すぐ壊れそうだけど、とてもきれい…。
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鶯色をしているからウグイス?それとも目の周りが白いからメジロ??全然かわらん!!誰か鳥に詳しい方、知りません?