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Watercolor on Arches watercolor paper 300gsm rough, 11"×12"
Colors: cad yellow light, cad light red, red light, prussian blue, quinacridone rose, ultramarine blue, cobalt blue
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自分の着物を整理していて、二十歳のときに仕立ててもらった紅型風の柄の振袖の柄を眺めていたら、自分でも描きたくなった。紅型はのりで線を引いて、そこの部分だけ染色されないようにし、鮮やかな特徴のある柄や色で染色される素晴らしい染物。まあ、しぼりやろうけつ染めもアイディアは一緒なのかな?それで閃いたのが、水彩画で使うマスキングインク。アレはかなり上手く使わないといかにも使いましたみたいなわざとらしい線(ミミズが這ったような)が残ったりするが、そのはっきりとした白い縁取りを残したい紅型風の柄にはもってこい。柄は自分の振袖と最近咲いている近所の梅を参考に適当にアレンジした。色がかなり強いので柄は控えめにしたが、全くその心配は無かったよう。もっとごちゃごちゃ描いたほうが、朗らかで楽しそうで、それらしいと思う。マットは合う色が無かったから、グレー地のものを、海面でブルーに海面の痕をつけながら色付けをした。結構面白い試み…。今度は、我が師匠APのまねをして、抽象もどきをしてみよう。