My Laid-back Aussie Life

オーストラリア、アデレード発のオージーライフ、家族、看護などについて~

Stradbrock Primary School~長男もいよいよ小学生!

2006-09-17 23:41:06 | 家族について
先週から、長男が小学校に行き始めた。こっちには、入学式という面倒くさいものが一切無いため、なんだか“入学する”というより“学校に行き始める”とか“学校が始まった”とか言うほうがしっくりするような気がする。そう、ごく自然の流れとして始まるような感じだ。

小学校は7年生まである。一年間は4学期まである。一学期は10週間、残りは休みだ。最初はReceptionといって、小学一年生になる前、つまり5歳になった時点で、約一年間準備期間として小学校に通い始める。といっても、正規の小学生と一緒の時間(午前9時~午後3時)に始まり終わるので、8年間、小学校があるようなものだと思う。

幼稚園は義務教育ではないが、皆ほとんど一番近くの公立の幼稚園に4歳になった時点で通い始める。息子は家ではとても良くしゃべり明るく、とても好奇心が強く知識欲も旺盛。自分で知りたいことは何が何でも私か夫から聞き出そうとするか、自分で本を読んで考えようとする。そして、気がものすごくものすごく強く良く石のように頑固。でも、外では極端にシャイで、人見知りをする。なんと、一年通った幼稚園で、いまだに先生に話しかけられてもほとんど返事をしない。友達も誰とでもオープンに仲良くはならず、ものすごく人の好き嫌いがあるためグループでは行動したがらない。いつも、他の1-2人と遊ぶか、遠くから他の園児の様子を眺めている。先生との会話なんかいつも、

「A君、こんにちは。どう、今日はご機嫌いかが?」

先生の後ろに視線を合わせて無言…。

「今日は何しましょうか?本読む?お絵かきする?」

プイと目線をそらして、また無言…。

「皆と、パズルをする?」

ここまでくると意地になって話そうとしない。どうかすると身体ごと後ろに向いてしまう。でも私と別れるときはちゃんとバイバイのキスをしてくれる。写真を撮るのなんかも至難の業だ。特に家族以外の人には…。幼稚園の先生が、各園児の遊んでいるところを記録として写真をするときに、先生達は息子の写真のときだけ大変な苦労し時間を費やしていた。なだめても何してもダメ、こうなったら盗撮しかない!とばかりに先生達が物陰に隠れてとろうとしても、変に勘が良いので気付かれて、ダッシュして逃げられてしまう。

その超気難しい息子は、先週からReceptionが始まる前に、Introductory VisitとしてReceptionのクラスに金曜日、3週間の間、朝の9時~10時半参加することになった。どうなることやら、とかなり心配したが、同じクラスといってもほとんどが年上で、おまけにプログラムの一環で2年生と一緒にいる時間もあるため、お姉さんお兄さん達によく面倒を見てもらって、ルールや分からないことなど親切に教えてもらい、すぐにクラスに慣れて楽しんでいるようだ。1-2歳違うだけといってもさすが小学生、社交性が4-5歳児よりかなり発達しているしコミュニケーションのとり方も、大分この年になると成長するらしい。本人は今の時点では、本を読んだり、物語の中のキャラクターを描いたり、まだまだ勉強というよりは小学校という環境に慣れることを目的として指導されているようだ。

学校は、とても環境に恵まれ信じされないくらい木が多く広い。運動場が3箇所、体育館が1つ。2階建ての大きなメインの校舎のほか、小さい1階建ての校舎が何棟か集まっている。とても明るい、オープンな、そしてフレンドリーな雰囲気の校舎とスタッフを擁している。教育基準も国際基準プログラムの査定を受けておりそれにあった水準を保っているとか。詳しいことは知らないが…。

本人は真新しい制服に身を包み(毎日寝るときも週末も制服を着ている…)、学校に行けることがとても嬉しそうだ。今のところ、先生やクラスメート達とはあまり話さないらしいが、それでも彼が運動場で初めて会ったばかりの子供達と、楽しそうに鬼ごっこを年上の子供達にルールを教えてもらいながらしているのを見たときは信じられなかった。そして…感動した。彼も成長して色々なことを学んでいるのだな、と。



〈長男のクラスがある校舎〉



〈メインの校舎と校庭の1つ〉



〈広い芝生の校庭2〉



〈裏庭で栽培している野菜の水遣りをしている女の子達〉

頑張れ。新しいもう1つ広い世界でめい一杯学んで、その持ち前の強い好奇心を満たしておいで!