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ロンドンから徒然に

霧のロンドン

2007-12-24 | 日常
 僕のうちのベランダからはプレミア・リーグの人気チーム、チェルシーの本拠地スタンフォード・ブリッジが見えます。
 イギリスでのサッカー人気は言うまでもないと思いますが、毎試合満員の競技場からは、得点を挙げた時の声援がもろに聞こえるほどの距離なのです。

 ということで、朝明るくなるとカーテンを開け、まず競技場を眺めるというのが習慣になっているのですが、今日はその競技場が視界に入って来ません。
 写真を見て下さい。まるで雪景色かのように見える白いものは、実は霧なんです。この真っ白くて何も見えない部分にいつもなら競技場が顔を覗かせているのですが….

 今日の天気はTVのニュース曰くDense Fog で、道路を歩いていても何メートルか先が見えないほどです。当然交通事情にも影響を与えます。ヒースロー空港では(ニュースを聞く度にその数が増えていますが)88便もの飛行機が運航を取りやめたみたいです。

 こちらのクリスマスは、どうも僕の感覚では日本の年末年始みたいなもので、この時期に故郷に帰省したり、小旅行に出かけたりするみたいなのですが、この霧のせいで、空港で足止めを食らった人がたくさんいます。

 「霧のロンドン」なんて昔のイメージだけだと思っていたのに、ちゃんと存在していたんですね。
 もっとも僕にとっては、(本当に皆には悪いのですが)ちょっとロマンティックな気分に浸れた日でもありました。

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