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ロンドンから徒然に

日本人(女性)のパワー健在

2009-02-21 | 旅・イベント
 ロンドンで“日常”が再開しましたが、写真もたくさん撮ったことだし、もうちょっとだけヴェニスのネタで書いてみようかと思います。

 水の都で移動の足は船だというのは書きましたが、ボートをよく見てみると、エンジンはHONDA、SUZUKI、YAMAHA...とほぼ全部が日本製です。車の走らないヴェニスの街で日本車が見あたらない代わりに、こんなところに進出しているんですね。最近日本のパワーが色んな面で落ちているように感じているのですが、こんなところを見るとまだまだ健在だと思ってしまいます。



 パワーという意味では、到着初日に街を歩くと聞こえてくるアジア系の言葉は殆どが中国語が韓国語で、観光のパワーも日本は押されていると感じたのです。
 いや、何が凄いかというと、次のような点。

 3日前のブログに書いたように、カーニバルの期間なので街中は仮面を被った仮装の人達で溢れてしまいます。これの撮影のために、観光客のみならず、雑誌関連のプロのカメラマン風な人たちも訪れていて、完成度の高い仮装ほどたくさんの人達が周りを取り囲んで、撮られる側も熱心にポーズを取ります。



 カメラを構える側はそれなりに互いに気を遣って、撮影の邪魔にならないよう位置取りしているのですが、そんな空気にお構いなしに、中国や韓国の人達(ごめんなさい、あくまで一部の人達の話です)は、そんな被写体の横につかつかと歩み寄って、グループで何枚か記念撮影をして去っていくのです。その間他の人達はカメラを持つ手を休めなければなりません。
 凄いなぁ、きっと日本人はこんな時遠慮してしまうんだよね。と、むしろその“あつかましさ”に力強ささえ感じたのです。

 ところが翌日、どういうスケジュールの巡り合わせなのか、今度は行く先々日本人の団体旅行客で溢れています。何だか一昔前の海外旅行の風景を見るような感覚でした。
 それにこれまた昔の日本人のパワーを感じる“あつかましさ”なのです。面白かったのは男女のグループの会話。皆で仮装の横に立って記念撮影をしたがっているのですが;

 男:「え、側に行ってもいいんですかねぇ?」
 女:「何言ってんの。そんなこと躊躇してたら皆の分撮れないでしょ。早く行って。次、私ね。」

 これ、誇張じゃなく本当に側で聞いた通りの会話なんです。おまけに2組目の仮装に拒否されたら、その女性「意地悪ねぇ」と大きな声で言ってました(笑)いや、たくましい!

 ちなみに、仮装する人たちは、毎年参加している“プロ”のような人もいれば、ホテルのレンタルで衣装を借りている観光客もいます。このままの服装でカフェやレストランにも入ってしまうので、本当に街全体がタイム・スリップしてしまうのです。



 ちびっ子たちも、ちょっとテーマは違いますが(笑)喜んで参加しているようです。こんな子らが病み付きになって、またおとなになって仮装してしまうのかな。


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2 コメント

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青銅の怪人 (Goteauxsson)
2009-02-21 23:42:08
まるで江戸川乱歩の小説のタイトルですが、アントワープ大聖堂の脇、ブロンズ彫像のそばによくいましたね。全身青銅の怪人。知らなかったときはびっくりしました。パントマイム・パフォーマーとかそういう人たちはヨーロッパによくいますよね。ほかの土地であまり見かけないのですが、僕にはヨーロッパの風物詩のように思えます。

東京は冷たい雨が降ったと思うと初夏のような気温になったりめちゃくちゃな感じですよ。ところで、Lily Allenという英国の女性シンガー、ご存知と思いますが、かなりいいですね~。ファースト・アルバムは見たことあるだけで、聴いたことはなかったのですが、セカンドに収録されてる"The Fear"をJ-WAVEで聴いてファンになりました。Videoもいかにも英国という感じでいいですよ。ではまた。
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Unknown (Max)
2009-02-22 09:49:37
 Lily Allenはよくあるアイドル系の歌手かと思って全然聴きもしていませんでした。今度チェックしてみます。
 東京が2月に真夏日を記録したというのはニュースで聞きました。でもすぐにまた寒くなったんでしょ?来月か再来月くらいに一時帰国しようかと思っていますが、服装に困りそうですね。
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