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ロンドンから徒然に

こちらも“英国で最も美しい村”~ レイコック

2008-07-28 | 旅・イベント
 昨日の話の続きになります。何故僕がバスの時刻を気にしたかというと、もちろん1~2時間に1本くらいしかないバスを逃すと次が大変なこともあるのですが、せっかくここまで来たらもう一ヶ所くらいは訪ねてみたいと思っていたからです。
 チッペナムを軸にカッスル・クームと反対の南方面に5キロくらい行くと、レイコックLacockという小さな村があります。ここもコッツウォルズの村の例に洩れず、ハニーカラーのライムストーン造りの家や、白壁のハーフ・ティンバーの家が並ぶ可愛い村です。




 村を歩くと、中学生くらいの団体が何組かいて騒々しいくらいでしたが、多分その理由のひとつはレイコック修道院の見学のためでしょう。
 実はこの修道院の地下にある回廊で、映画“ハリー・ポッターと賢者の石”の撮影が行われたのです。実際その場を歩いていると、係員にその撮影の質問をしている生徒たちを何人も見ました。係員も慣れた様子でスラスラと話していいます。
 回廊やその周りの空気感は、確かに現実を飛び越してしまったような“魔法的”な雰囲気がありました。




 ここはその他にもたくさんの時代劇に登場しているらしく、“エマ”や“高慢と偏見”などの名前も載っていました。それもそのはずこの修道院が建てられたのが1232年のことで、村自体の建物も1800年以降に建てられたものがひとつもないという外観なのです。村全体がイギリスの自然保護団体ナショナル・トラストの管理下にあるので、勝手な増改築はできないのです。

 今、レイコックの説明を見てみたら“英国で最も美しい村”と書いています。あれっ?昨日書いたカッスル・クームのこともそう書いてあったぞ。
 きっとコッツウォルズの村はどこに行ってもこの称号を受けているんでしょうね。

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