植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

フィギュアスケートGPシリーズの日本の活躍を喜べない

2022年11月15日 | スポーツ
石川遼君が、3年ぶりに優勝しました。太平洋マスターズでプレーオフでの優勝はさぞや感激一入だったでしょう。彼はまだ20歳の頃、世界の有望ゴルファーで「3R」と称されました。R・マキュロイ、R・ファウラーとR・イシカワでしたが、体の大きさやパワーの差で世界の壁に撥ね返されました。またあの震災の時獲得賞金は全部寄付すると宣言した時からさっぱり勝てなくなりました。勝負事とはそういうもの、プロの勝負師たる選手が自分の勝ち運を逃すような立ち位置にいたら、勝負の神様はそっぽを向いてしまいます。

さらに、シャロースイングというトップの位置を横にもっていくというフォームに変えたためショットが曲がるようになりました。本来ゴルフは縦振りであるべきところを、横殴りに近いショットでは真っすぐボールは飛んでくれません。これは、ほとんどのプロが指摘していることで止めさせる人がいないのでしょうか。彼は、渋野日向子ちゃんにそのスイング改造のアドバイスしたおかげで、渋野選手の成績が安定しなくなりました。困ったものであります。

久しぶりといえば、織田信成さんがスケート、フィギュアシングルで現役復帰したそうです。35歳で大阪府民スポーツ大会 というローカルな試合ながらも9年ぶりに優勝したのだとか。やめるのも復帰するのも本人の勝手ですから、年齢制限がないならば好きにすればいいことです。でも流石に浅田真央ちゃんが競技生活に戻る、と言い出したら、飛行機に乗ってでもやめるよう言いに行きますね。

一方女子フィギュアは「グランプリ」シリーズに差し掛かり
第1戦 アメリカ大会は坂本香織、第2戦カナダ大会渡辺 倫果、第4戦三原舞依と日本人選手が3大会で優勝しました。これで、ケガで競技から遠ざかっていた 紀平梨花ちゃんが復活すれば、世界の女子フィギュア界を席巻する「黄金期」となるのです。と手放しで喜ぶわけには参りません。

こうした日本人選手がトップに出て来る大きな原因は「ロシア」のウクライナ侵攻であります。国家間での政治的駆け引きによって、ロシアは国際政治・経済・市民生活に至るまで孤立しスポーツ界も同じく、国際大会から締め出されています。
鬼の「エテリ・トゥトベリーゼ 」コーチが育てるようになって、ザギトワ、トゥクタミシェワ、コストルナや等と傑出した選手を次々に生み出し、現在では、別次元とも言える高得点高難度の演技をみせる、カミラ・ワリエワ 、アレクサンドラ・トルソワ、アンナ・シェルバコワなどがいます。

彼女たちは、一連のドーピング騒動・トゥトベリーゼ コーチとの確執・そして国際大会からの締め出しによって、その実力を発揮する場を失いつつあります。ロシアはやむなく、GPシリーズと同じ日程で、独自のロシアグランプリを開催しているようです。しかし、戦争が長引けば彼女たちの短い選手生命が尽きてしまうでしょう。国際大会という経験や活躍の場が失われるだけでなく、体が大きくなり女性らしくなる前の15歳くらいからの2,3年しか、トリプルAや4回転ジャンプは飛べないのです。

男子フィギュアは、世界一有名で人気が高かった「羽生結弦選手」が引退しました。やたらジャンプで飛ぶのが魅力のネイサン・チェン は今が全盛期であります。彼に追随する選手は見当たりませんが、あまり華の無い中国系の選手は、羽生選手に比べられると、国際的にはやはり人気が劣るでしょうね。日本人で言えば19歳の新鋭鍵山優真君ですが、只今ケガで試合に出ていません。彼以外で、これからという選手はまだ現れていません。

ベトナム戦争、オイルショック、バブル崩壊、湾岸戦争、東日本大震災・・いろいろありました。ワタシの人生の中で、直接影響が少ない世界の出来事ながら、今年は最も記憶に残る1年になるでありましょう。世界にあまりにも大きな爪痕と負の影響を与え続けている「コロナ」と「プーチンのウクライナ侵攻」、一日も早く終息して欲しいものであります。

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