植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

これからは果樹の剪定の時期。このひと手間が次の収穫に大きく影響します。

2020年01月04日 | 植物
 帰省していた子供たちが、昨日それぞれの自宅に戻って、ワタシの家は一気に静かになりました。それにしても人間という生き物は、一年中、そして一日中何かを食しているものですなぁ。特に年末年始、家族で集まれば餅食べて、みかんを食べ、お菓子を食べてるうちにご飯の時間と言ったアンバイです。この時ばかりは、普段出来るだけ簡単な食事にしている我が家ですが、台所に立つ家内の背中に殺気が走ります。

 ただでさえ、冬場になると外仕事が減る分だけ運動不足になります。これに、めでたいからとばかり、お酒を飲みつまみをいただき、やれ蕎麦だ、雑煮だと食い意地も尋常ではありません。結果として数日で体重は確実に1,2キロは増えるということになります。一部の特殊な方々を除き、食べたカロリーから使ったカロリーを引いた分は確実に体重増加という結果に繋がります。今日から、真面目に体重を落とさないといつもの医院のセンセイに叱られます。体を動かさねば。

 というわけで、ぼちぼちと果樹の手入れをいたしております。柑橘類を除いて、大体が剪定と寒肥の時期になります。ぶどう棚は、概ね剪定が済みました。植えて1,2年のブドウ苗は背丈位でばっさりと切ります。すると春には新芽が吹き、ニョキニョキとつるが伸び、うまくすると花芽も上がってきます。剪定したブドウツルの4.5本は水をいれた容器に挿しておきました。4月頃までには若葉がでます。これを挿し木にいたします。ウィルス処理してないと病気になる、挿し木苗は成長が遅いとは承知しています。これも実験・勉強ですね。

 あとは、イチジクとクワの剪定です。どちらも新梢が出るとえらい勢いで生長しますから、手の届く高さ位までにばっさりと枝を落とします。冬の時期に果樹を剪定するのが基本、果樹の根も厳寒期には休眠しております。枝を落とした時に樹液が出ないようにするのがこの時期なんですね。イチジクなども成長期に枝を伐れば白い樹液がこぼれ、植物全体の水分・栄養分が失われます。

 柑橘類は、既にレモンと柚子は収穫済みですから、込み入った枝、枯れこんだ枝葉を除くだけで済みます。せとか、はるみ、清見、不知火がそれぞれ実をつけております。よく見れば、ヒヨドリがつついていくつもミカン類に穴が開いておりました。あとひと月となって、味見すら我慢しているのに勝手に鳥に食べられているのです。かなりかたい果皮ですが、あいつらは、足場がしっかりした地面に降り立ち、くちばしの届くものを何度もつついて穴を穿つようです。
 心優しきワタシは。一個二個なら仕方ないと、輪切りにして「メジロ」の餌に置いておきます。すると、また新たに別の柑橘に穴が開いております。これはカナワン。このままでは、収穫までにみんなヒヨドリとメジロの食事で終わってしまう。そういえば、どうもウチに来る野鳥は太って丸々しております。
 遅まきながら、先日防鳥ネットを張り少なくとも地表近くの柑橘には来れないようにしました。そして、ヒヨドリたちがつついた残り物の「せとか」と「清見」を味見しました。
 いいです!! 味が濃厚で甘みが増してきました。ぽたぽたと果汁が滴る新鮮さは自前の果樹ならでは、ですね。あとひと月、家内は柑橘類が大好物なので、彼女のお眼鏡にかなうよう、甘く熟すのを願うのみです。

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