植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

自治会は誰の為?? 勲章でももらわなきゃ割に合わない(後編)の2

2021年08月23日 | 雑感
さて、1週間ほど自治会を考えてきましたが、きりがありません。そろそろ終わらせようと思います。自治会長になって、ようやく5か月、あと1年7か月のお勤めを果たせば、無事放免となります。なんでも始まりがあれば終わりもあります。

 自治会長などの役員は、大きく分けて交代制と、「気が済むまで」または余人をもって代えがたい長期制になります。交代制は持ち回りやくじ引きで定期的に替わっていくので、常に人が入れ替わることにより私物化や不透明な会計などが防げます。新たな取り組みや活動の見直しもありうる反面、本人の資質(当たり外れ)、やる気などでその任期の自治会活動が停滞したり、慣れない為の不手際、など住民の期待に応えられないといったマイナス面もあります。そうした執行部を混乱させ思い通りに動かそうとする古参のいじわるな役員もいます。

 長期政権ならば、過去の経緯から住民の顔まで知り尽くしている正副会長がいるので、自治会のことはは任せとけばいい、自分にお鉢が回ってこないので好都合と考える人も多いのです。会長側も、他の町民は文句を言わず、すきなだけ居座ることが出来ます。

 それで、交代制でない終身自治会長みたいな人が、当地区にもかなり大勢いらっしゃるのです。その多くはまさに地元の名士、会長として適材で地元町内活動に欠かせない人材なのでしょう。余禄や個人的な利益が無い、タダ働きの面倒な役職を買って出て長年勤めている方には頭が下がります。

 そういう人は、あくまで地元に貢献したいと言う献身的な気持ちなのか、あるいは「名誉欲・権力欲」にかられているのかのどちらかでしょうか。または、他になすことなく、自治会長職に自分の存在意義を見つけているような人、一定年数、会長職を全うしたら、自治体からの推薦で「褒章・叙勲」を受けられるのを期待している人もいると聞きます。

 他方、持ち回りや任期交代制の理事・役員は、迷惑千万でいやいやながら引き受けている人が圧倒的だろうと思います。会長職なども、運が悪かった、くじ引きだった、人が良くて断り切れない、などといった事情でその任に当たる破目になるのです。人望があり経験や知識豊富で地元のことに精通している、といった人が会長になっているなどというのは大きな勘違いなのです。

 現にこのワタシは、ごく最近まで回覧板など目を通したことも無く、お隣に回したこともありません。数十年というもの自治会の行事にも一切顔を出したことも無く、数年前までは、わずか4,5軒を除いて隣近所の方の名前も顔も知らなかったのです。そんな人間が自治会長をやってるのだから苦労するのも当たり前、町内の人も「大丈夫か?」と考えてるに相違ありません。

 行きがかり上、仕方なく会長を受けたものの、わからないことだらけ、頼りはワタシに代わって、町内とお付き合いをしてきた家内だけでした。以前会長をやったことがある親戚は「いろんな人と知り合い、新しい付き合いが出来て有用だよ。」とアドバイスをくれましたが、人付き合いなど真っ平ごめん、この歳では、好きな書道や園芸を愉しみ、周囲から隔絶された穏やな日々を送りたいのです。

 年間わずか数万円という交際費代わりの前渡金を頂戴しました。自治会に要する時間や苦労、対人関係やら責任を考えた時、少々お金を貰っても割に合わない、と感じます。長期間会長をやってる方々の裁量で、自治会費(運営費)の一部を飲み食いなど自由に使っても罰は当たらんだろう、というのが正直なところなんです。

 これで完結というわけにいきません、続きはまた。<m(__)m>

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