植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

メダカが一挙に死ぬ 猛暑下での水質管理が最重要です

2023年08月05日 | メダカ
「言うまいと思えど、今日の暑さかな」という言葉を知ったのは確か高校生の頃、今からざっと50年以上前になります。教室にはクーラーなど無く、暑い日は窓を開放して授業を受けた高校生時代でありました。1970年代の8月の平均の最高気温は、東京で31℃だったそうです。今月4日間の東京はの最高気温平均が34.9℃といいますから、4℃近く上昇していることになります。

暑いわけなのです。加えて湿度が高いので熱い空気が体にまとわりつくようです。ワタシにとって、一番この暑さでダメージを蒙っているのが、屋上のメダカの養殖であります。かつて13匹のミックスメダカを飼い始めてから約5年、いつの間にかその数は5千匹くらいになり、メダカを入れる容器・プールは大小合わせて15個ほどになりました。ここ数年、やたらと暑いと感じるようになり「葦簀(よしず)」などで日陰を作って暑さ対策をとっています。

屋上は遮蔽物が無くほぼ終日直接の日照があります。朝日から西日までずっと日が当たるのですが、屋上の床は合成樹脂・ビニール系なので熱を持ち、かつ反射熱も半端ないのです。昼過ぎには軽く45度前後になっています。すると当然ながらメダカプールの水温も上昇してきます。手を付けるとぬるま湯どころか、お風呂の熱さに近づくのです。

そして、今年3回、メダカの大量死が発生しました。特定の容器に限って、昨日まで変化が無く元気に餌を食べていたのに、朝になって数匹から数十匹が白いお腹を上に向けて死んでいたのです。あわてて別の容器に、まだ生きているめだかを移してもほとんどが続けて死んでいきました。累計で2~300匹を死なせてしまいました。昨年一度あったのですが、こんなに続いたのは初めてです。めだかを移すと、濁った水が臭くなっているのでそこで「しまった」と思うのです。

これはプールに入っている水がお湯になって、メダカが煮えたのではありません。朝から晩までずっと40℃近い水の中で、食べ残しの餌や糞・水藻など植物性の有機物などが腐敗して急激に水質が悪化するようになったのです。それに死んだメダカが加わって、ひ弱な生き物であるメダカにとっては致命的なほどの環境悪化となるのでしょう。

対策としては、すのこを被せるのが有効なのですが、これがあると水替えやえさやりなどの作業に邪魔になるのです。暑いのはメダカだけでなく世話をするワタシだって猛烈に暑いのです。またすのこは1,2年で劣化しもろけてくるので買い替えしなければなりません、ばらけて来たすのこを細かく切断してゴミに出すのも一苦労なのです。

次善の策が水替えの頻度を高める、であります。今まで日光に当てると元気なメダカになる、日照が多いと発生する水藻が増え「グリーンウォーター」になって、メダカの餌になる、という利点を優先していました。また、頻繁な水替えは、環境変化が大きくメダカにストレスを与えるので自重していたのです。

しかし、この暑さではメダカが死んでしまう、という切実な問題に直面したので、毎日一つか二つのメダカプールをローテーションで水替えすることにしたいと思います。この暑さでかなり夏バテし、年中軽い熱中症らしき症状になっているワタシであります。せいぜい屋上でメダカと心中しないように注意してかからねば、と思います。

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