植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

チョッコレートは「シ・ョ・ウ・ワ」♪♩

2021年02月14日 | 雑感
 寝入りばなでした。揺れましたね。ゆっくり長時間揺れ続けるのを感じたのは、阪神淡路大震災と東日本大震災と共通していました。あの時のことが一瞬脳裏をよぎった人も多かったのではなかろうか、と思います。

 北海道・東北・阪神(兵庫・大阪)・九州(熊本・大分)などここ数十年でも全国で激甚地震が起きています。首都直下型地震や、東海・関東での大地震発生を予想され、警戒を呼びかけられてから数十年経過しましたが、マグニチュード7を超える大地震は、起きておりません。30年間で起きる確率70%と発表されてからも10年位経ったのかもしれません。

 いずれ、来るでしょう。それが明日か十年先か、それともこっちがお陀仏になってからか、見当もつきません。そういえば、大地震・洪水など大災害に備えて、衣料・食料・緊急用生活用品を全部備蓄し、災害用ゴムボートを購入しようと考えたまではよかったのですが、いつのまにか忘れてそれっぱなしであります。数年続いた台風や集中豪雨の被害を目の当たりにしたので、防災意識が高まったのも、一瞬でした。のど元過ぎれば熱さを忘れるのです。

 喉元と言えば、4,5年前に洋らん展で見かけて一発で一目ぼれし、喉から手が出るほど欲しかった洋ラン、ネットでずいぶん探してやっと1万円で入手したのに、一度も咲かないまま枯れてしまいました。「フレッドクラーケアラ アフターダーク‘SVOブラックパール」という異様に長ったらしい名前の品種です。葉を落としてチョコレート色の黒い花だけが咲きます。洋菓子屋さんのような匂いもする存在感ある洋ランです。
 悔しくて、花蕾つきの苗を見つけて、再度挑戦、即購入し、ついに咲き始めました。何年越しかの恋人に会ったような気持ちであります。

 恋人と言えば、今日は、2月14日バレンタインデーであります。昭和の時代で、高度成長期にこのチョコを贈るのが浸透しました。チョコレートは「明治」というCMも流行りました。30歳の頃をピークにチョコレートを貰う個数が激減し、40歳過ぎてからはほぼ無縁となりました。世間では、バブルがはじけ平成になってから、みんながなんとなく貧乏くさくなり、消費を惜しむようになりました。どうやら恋人や、あこがれの人にチョコを送る習慣もかなり薄れてきたと聞きます。若者の「恋愛離れ」少子高齢化などが影響しているのかもしれません。今年はコロナなので猶更でしょう。デパ地下、お菓子屋さんや有名なチョコレート店に長蛇の行列が出来たのも今は昔であります。
 
 昔チョコレートなど貰ったら、お返しが大変でありました。太るし、虫歯になるしろくなことはありません。若い頃は調子に乗って何倍もの値段のお返しをしたものだから、数万円の散財を余儀なくされました。今は、血糖値が上がるのが大変なので、ちょこっと齧るだけ。

 それでも、この歳になって、今年は二つ頂戴しました。手打ち蕎麦を差し上げたお隣さんからのお返し、もう一つはグリーンスナップという植物写真の投稿サイトで知り合った「花友」さん。以前、「カンナダーバン」などを差し上げたのがきっかけで、律儀に贈っていただいたのです。


 人に何かを差し上げて喜ぶ顔が見たくて、植物やら野菜・果樹・メダカなどをプレゼントしております。最近では、手打ちそば、篆刻印、下手な書と、ほとんど無理やりの押し付けに近くなっております。

 それというのも、かく言う自分もやはり人様から何かを頂くとうれしいものだからでありますな。頂いた珍しい高級チョコをほんのひとかけ口にすると、人の優しい気持ちが身に沁み、甘いチョコが虫歯に沁みる今日の朝でありました。
 

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