植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

まもなくドラフト会議 阿部ジャイアンツの行方を占う

2023年10月14日 | スポーツ
今年のプロ野球のドラフト会議は10月16日で、明後日となります。もうそんな時期なのか。

昨年ワタシが、わが読売巨人の私設監督として予想した2022ドラフトはこんな感じでした。
1位 浅野 翔吾  阪神と抽選になるが、12連敗を逃れて交渉権獲得。
2位 松尾汐恩 (大阪桐蔭)か内藤鵬( 日本航空石川)。
3位 150㎞左腕 門別 啓人 ( 東海大札幌高校 )
4位 荘司康誠 投手(立教大)菊地吏玖投手(専修大)高校生二刀流 西村 瑠伊斗 ( 京都外大西高校 )、田中千晴投手(国学院大) のどれか
5位 投手バルザー ブライアン ( 常総学院高校 )
結果として、ドラフト1位は、見事予想通りくじを引き当てて浅野を獲得できました。2位以下での予想(希望)の選手たちは、そのほとんどが他の球団で1位か2位で指名されていますから、所詮無いものねだりでありました。あとは、3位で田中千晴投手を指名しましたから、ワタシとしてはまずまずのドラフトだった、と総括したのであります。

さて、そんな折、ついに長期にわたって巨人軍監督を務めてきた原さんが勇退しました。ここ数年の不出来の責任をとった形でありました。かつては低迷する巨人を優勝させた名監督ですが、このところ①ドラフト上位指名選手の期待外れ ②外国人助っ人の成績不振 ③トレードなどで放出した選手が活躍したが、見返りの選手はさっぱり といった不幸な現実が重なり、監督自身も???というような采配が見え隠れするようになりました。

そして、ヘッドコーチであった「阿部慎之助」が監督に決まりました。原さんの辞任に合わせて、主だった、お友達指導関係者(コーチ陣)5人を解任するなど、既に、新体制作りが始まろうとしていますが、その前に「戦力外通告」つまり、選手をくびにすることが発表されました。
選手だけを列記すると
・松田宣浩(40)・高田竜星(21)・奈良木陸(25) ・太田龍(24) ・阿部剣友(21) ・山本一輝(25)・保科広一(25)・ホセ•デラクルーズ(19)
・中島宏之(41)・高木京介(34)・三上朋也(34)・鍵谷陽平(33)・田中豊樹(29)
・堀岡隼人(25)・香月一也(27) となります。
また、合わせて外国人選手もほとんどが放出されるでしょう。昨年契約解除したポランコやメルセデスは、今年新天地パリーグで大活躍しましたが・・・

さて、巨人が弱くなった最大の理由が「ドラフトの失敗であった」ことはこのブログで何度も触れました。①けがを持った選手を1位で指名した ②大学社会人投手という即戦力に拘ったため、伸びしろが無く次々に放出することになった ③高校生の長期的な養成のシステムが無く、辛抱して1軍で使うという方針が無いために2軍でくすぶったままになった。④そもそも、スカウンティングに問題があり選手の潜在的な能力を見極められなかった、といったことが原因であります。

春夏の甲子園で活躍したスター選手ばかりを注目してないで、地方の無名の高校にもいる逸材探しを怠ってはならないのであります。例えばあの大谷選手は怪我の影響もあって甲子園では活躍していません。また、今や巨人のエース格になった「戸郷翔征」は宮崎のウルスラという無名の高校の投手でした。その時分、アジア高校野球大会の壮行試合で、当時絶大な大阪桐蔭(だったか)主体のチーム相手に堂々たるピッチングを披露しました。ワタシはその時に彼の名前を知っただけでしたが、優れた選手だと思ったのです。そうしたら、巨人がドラフトの最後6位で指名しました。ワタシのような野球をほとんどやったこともないプロ野球フアン風情でもわかるようないい選手ですから、プロの専門のスカウトがチェックして当然、もっと上位で指名されてもおかしくなかったのです。
「巨人スカウトの目は節穴か?」と思っております。実際は、監督の意向が大きく働くという情報もありますから、なんとも言えませんが。

そうして、2023年に誰を獲るか。これが阿部巨人の行方を占う大きな標となるでしょう。弱体で層が薄い投手の補強がまず第一、これは変わらないはずです。なのでドラフト1位指名は投手の可能性が強いのです。それを今年は豊作と言われる大学社会人にいくだろう、というのがワタシの予想でありますが、それが希望・最善策では無いと考えています。報道によれば巨人はやはり西舘・細野・常広などの大学投手にいって、競合するようです。
わたしは、ここで高校投手No1と言われる前田悠伍あるいは、わが故郷大分の藤蔭 「松石信八 」に行って欲しいと願うのです。

本来であれば、高校140ホームランの佐々木麟太郎 であります。この子は数球団で競合必至の強打者であります。しかし、残念ながら米国留学という名目でドラフトの承諾届を提出しなかったのです。アメリカの大学に進んでそのままメジャーリーガーになれれば、その契約金や年俸は日本とは一桁違ってきますからね。

ピークを迎えて目立っている大学生をとって、下り坂に入るより伸び盛りの18歳を獲得して、プロで鍛えたほうがよほど将来性が期待で切るのであります。もし、ここ十年以上と同じく大社の選手ばかりを中心に集めるようなら、恐らく巨人の低迷はずっと続くことになりましょう。

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