気の向くままに2

その日の気分で、思いついたことを書いていきます。

絶品!ヤマメの握り

2008-03-22 21:27:44 | yaplogから

さて、昨日の続きです。

5時過ぎに携帯が鳴りました。
ジャイアン先輩からでした。
「今日実家に帰るか?魚が釣れたから、ビックリするほど美味いものを食わせてやる。千両に来い!」
と言う電話でした。

母と二人で6時過ぎにお店に着くと、
「ほらこれだ。」と見せてくれたのが昨日の3匹。

阿仁川で釣ってきたというのですが、
車を降りてから、
「かんじき」を履いて、
まだ60センチも積もっている雪の中を歩くこと40分のポイントで釣れた魚なのだそうです。

「凄いですねー。そんなのを頂いてもいいんでしょうか。なんだかもったいなさ過ぎます。」
と恐縮したのですが、
「なんも。たった30分で釣れたんだ。」と言う先輩。
でも、往復1時間20分歩いてるんですよねー。
感謝しつつ、ご馳走になることにしたのです。


アジのサラダや、
アサツキの酢味噌和えを添えた魚(魚の名前を聞くのを忘れちゃった)のソテーなどを食べているうちに
大将が握ってくれたのが、上の写真のヤマメの握りです。

母と2貫ずつ食べましたが、
淡白な中にしつこくないくらいの脂が乗っていて、
コリッとした歯ざわりも爽やかなお寿司でした。

あまりの美味しさに「全然臭みが無いんですね。」と言ったら、
ヤマメは川魚だけど、サケ科なので、川魚特有の癖が無いんだとか。
渓流で生まれたヤマメの半分は川を下って海で育ち、サクラマスになるのだと、
先輩は楽しそうに教えてくれました。

その他にいつものお任せ鮨や岩魚とヤマメの塩焼きも食べました。
釣ってきた本人はどんなに勧めても自分では食べず、
お店の刺身をつまみにワインを飲んでいます。
あまりにグイグイと飲んでいるので、
病み上がりに大丈夫なのかと聞いたら、
完快だから、飲みすぎなきゃいいとお医者さんに許可されていると言うのです。

「8時過ぎたら飲まないからな。」って、本当にいいの?
「魚釣りと山菜取りをしてれば体は元に戻るさ。」とけろっとしている先輩を見ていると、
そうなのかもしれないと思えてきました。

釣り談義を聞きながらのひとときは、本当に美味しくて楽しいものでした。

帰り際に大将にもお礼を言ったら、
「市場にはこんな新鮮なのは出ないから、普通は握りたくても握れないんだ。」
と嬉しそうに話していました。

子供の頃から知っている仲間っていいなーと心の底から思った私です。