気の向くままに2

その日の気分で、思いついたことを書いていきます。

浜菊

2005-10-26 20:07:41 | yaplogから

この家を建てたばかりの頃、
庭に植える花を探しに何度も足を運んだ近くのホームセンターで、
ある時赤札が掛けられたまま、隅に寄せられて忘れられたような植物があった。
もうすっかり花が終わり、
情けないほど萎れたその草花を我が家の庭に植えてもう10年以上になる。
ハマギクという名前はそれまで聞いたことがなかったので
名前はなんとなく記憶に残ったが、
次の年に咲いた姿を見たらまるで「マーガレット」みたいにかわいらしい花で、
「儲けもの」だった。
3,4年経ったら巨大化し(1メートル四方はあった)、
平地よりも傾斜のあるほうが姿形に似合うような気がして、
西側の軒下に移動したら、そこでも毎年元気に咲いてくれている。

我が家は北側道路に面して建っているので
南側の庭は住人にしか見えない「秘密の花園」なのだが、
この西側の植栽部分だけはかろうじて道行く人にも観てもらえる場所だ。
このブログによく登場するお隣のSさんにも毎年誉めてもらえる我が家の美人さんである。
学名:Nipponanthemum nipponicum(ニッポナンセムム・ニッポニクム)は
絶滅した朱鷺(ニッポニア・ニッポン)と並んで、
この世でたった二つだけ「日本」が学名に2つ入っている。
つまり日本特産種ということだ。
花そのものは好きだが、触ると独特の匂いがして私は少々苦手だ。
ところがある記事で「芳香」と書かれていたので、ビックリ!
嗅覚も人それぞれだなと思った。