私たちはつらくなると、
「こんなことで悩むのは自分だけじゃないか」
という自分を否定するような考え方をします。
しかし何であっても自分だけが体験していることはほとんどありませんし、
自分が体験していることは、ほかの人だってみんな心のなかで考えているものです。
ですから、「自分だけ」という発想になったら、
「いや、そんなはずはない」と思って、もう一度まわりに、目を向けるようにし . . . 本文を読む
囲碁界史上初、七冠同時制覇の囲碁棋士“井山 裕太”さんの著書よりご紹介させていただきます。
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十九歳で初めて名人に挑戦して張栩(ちょうう)さんに敗れ、再挑戦するまでの一年間、僕は「打ちたい手を打つ」ことを自分に課しましたが、これには常に「リスク」という問題がついて回ります。
形成が良い時、堅実さを採るのか、リスクがあることを承知したうえで打ちたい手を採るのか、ということで . . . 本文を読む
【無駄のある人生】2755
美術家、篠田桃紅氏の心に響く言葉より…
人は、用だけを済ませて生きていくと、真実を見落としてしまいます。
真実は皮膜の間にある、という近松門左衛門の言葉のように、求めているところにはありません。
しかし、どこかにあります。
雑談や衝動買いなど、無駄なことを無駄だと思わないほうがいいと思っています。
無駄にこそ、次のなにかが兆(きざ)しています。
用を . . . 本文を読む