ヒタヒタと、そしてまたヒタヒタと、年末が近づいてきそうな、そんな幻聴にも似た足音が聞こえてきそうな今日この頃、皆様、いかがお過ごしでしょうか。
「ヒタヒタ」というのは擬音です。本当にそのような音が聞こえ何かが後ろから近づいてきた場合、それは「年末」ではなく確実に「ストーカー」です、気をつけたいものです。
当店のお客様で、何と言いますか、夜型女性系接客業のお仕事をされている方とお話させていただいた時、
「ストーカーっぽいの、いるのようねぇ。」
と「桃井かおり」っぽい口調で“その道”の大変さを教えてくださいました。
「ストーカーっぽい・・・」ちょっとその言葉に引っ掛かった私は、
「それは・・・厳密に言うとストーカーではないんですね。」
と聞いてみると
「ハハハ、シェフ、細かい事気にすんのねぇ。ストーカーほどじゃないけど、それに近い、って事。」
と、やけに細いタバコに火をつけ、フゥ~、と煙を吐きながら遠い目をしてワイングラスに手をかけました。(当店はカウンターのみ喫煙可となっております)
「例えば・・・どういう事があったのですか?」
好奇心丸出しで(いや、本当はネタ探しだったのかも知れない)聞いてみると
「そうねぇ、例えばぁ・・・自動販売機のあるそれほど大きくない交差点があるとするでしょ。そこを曲がった先に私のアパートがあるんだけど、ある時、その交差点を曲がったらね、携帯が鳴って、見たら、お客だったのね、んで、携帯取って出たら“今、自販機のある交差点曲がっただろ”って、気持ち悪いでしょ。」
“確かにそれはヤバイ”そう思い、
「尾けていたんですかね?」
と聞いてみると
「いや、何か、仕事帰りに車で通った時、見かけたんだって。」
“それだけで、それだけでストーカー風になってしまうのか?もしかして、思い込み?”そんな疑問が出てきたので更に聞いてみると
「多いのよ、付きまとう、っていうか、そういうの、困っちゃう。」
と、鼻からタバコの煙を吹きながらその言葉を発した時、私は確信しました、
(勘違い・・・ですよね。)
と。
年末になり、寂しげな男性が夜型女性系接客業店に集まる時、微妙な男女の恋愛勘違い合戦が繰り広げられます。
それは、まさに「ゲーム」のようで、その勢いのまま年越しをしてしまうのでしょう。
良い、私は良いと思いますよ。それが狭い地域の経済の小さな起爆剤になってくれれば。
そんな深夜の「ゲーム」を横目にしながら、私は今年も「店泊(てんぱく。店に泊まりながら仕込みに没頭する私的造語。シャワーにだけ帰宅する様はネットカフェ状態)」して頑張りたいと思います。
さて、話は変わりますが、当ブログに何度か登場した話で「オヤジ料理スペナッズ養成機関」つまり、「30代以上男性限定の当店オリジナル料理教室」というのがありました。
人員募集の対象は、
「料理に興味があり、ある程度包丁を使えて、ある程度の厳しさに耐えられるオヤジ」
という「狭き門」でありました。
当然、集まる筈が無い、と思っていたのですが、何と!集まってしまいました。
多分、4人とも(限定4人でした)当ブログを見ていると思われますのでビミョーな緊張感が走っているかもしれませんが、来年から開始しますのでお願いしま、いや、開始する心構えは出来ているだろうな!貴様ら!・・・おっと、料理虎の穴の血が騒いでしまいましたな。
因みに、「スペナッズ」とは、ロシアの特殊部隊の名前であります。その名はあまり知られていませんでしたが、一時期はグリーンベレー(アメリカ特殊部隊)よりも上なのではないか、と噂されていた部隊であります。多分、「スペナッズ」はロシア語で「スペシャル」を意味するのではないか、と思っております。
当料理養成機関(当店では料理教室の事をこう呼びます)の趣旨としましては、趣味としての料理以上を狙うミドルエイジの男性を鍛え上げ、スーシェフ(2番手)くらいの実力を身に付ける為の訓練、という既存の料理教室を超えた料理教室であります。
訓練内容と致しましては、「包丁心得」「野菜の下処理」「魚の下処理と調理」「肉の調理」「フライパンなどの使い方と洗い方」という実践を想定した内容となっております。
月に1回を予定しており、回数は未定ですが、訓練終了後、「藤原の弟子」の称号が与えられます。(いらない場合、返納していただきます)
それでは4名様、来月(来年)をお楽しみにお待ちください。
因みに、もっと簡単のものはないのか?とお思いの方。(思わない方はスルーしていただいて結構です)
「家庭に特化した料理教室(仮名)」も企画しようかと思っておりますが、もうしばらくお待ちください、ね。
「ヒタヒタ」というのは擬音です。本当にそのような音が聞こえ何かが後ろから近づいてきた場合、それは「年末」ではなく確実に「ストーカー」です、気をつけたいものです。
当店のお客様で、何と言いますか、夜型女性系接客業のお仕事をされている方とお話させていただいた時、
「ストーカーっぽいの、いるのようねぇ。」
と「桃井かおり」っぽい口調で“その道”の大変さを教えてくださいました。
「ストーカーっぽい・・・」ちょっとその言葉に引っ掛かった私は、
「それは・・・厳密に言うとストーカーではないんですね。」
と聞いてみると
「ハハハ、シェフ、細かい事気にすんのねぇ。ストーカーほどじゃないけど、それに近い、って事。」
と、やけに細いタバコに火をつけ、フゥ~、と煙を吐きながら遠い目をしてワイングラスに手をかけました。(当店はカウンターのみ喫煙可となっております)
「例えば・・・どういう事があったのですか?」
好奇心丸出しで(いや、本当はネタ探しだったのかも知れない)聞いてみると
「そうねぇ、例えばぁ・・・自動販売機のあるそれほど大きくない交差点があるとするでしょ。そこを曲がった先に私のアパートがあるんだけど、ある時、その交差点を曲がったらね、携帯が鳴って、見たら、お客だったのね、んで、携帯取って出たら“今、自販機のある交差点曲がっただろ”って、気持ち悪いでしょ。」
“確かにそれはヤバイ”そう思い、
「尾けていたんですかね?」
と聞いてみると
「いや、何か、仕事帰りに車で通った時、見かけたんだって。」
“それだけで、それだけでストーカー風になってしまうのか?もしかして、思い込み?”そんな疑問が出てきたので更に聞いてみると
「多いのよ、付きまとう、っていうか、そういうの、困っちゃう。」
と、鼻からタバコの煙を吹きながらその言葉を発した時、私は確信しました、
(勘違い・・・ですよね。)
と。
年末になり、寂しげな男性が夜型女性系接客業店に集まる時、微妙な男女の恋愛勘違い合戦が繰り広げられます。
それは、まさに「ゲーム」のようで、その勢いのまま年越しをしてしまうのでしょう。
良い、私は良いと思いますよ。それが狭い地域の経済の小さな起爆剤になってくれれば。
そんな深夜の「ゲーム」を横目にしながら、私は今年も「店泊(てんぱく。店に泊まりながら仕込みに没頭する私的造語。シャワーにだけ帰宅する様はネットカフェ状態)」して頑張りたいと思います。
さて、話は変わりますが、当ブログに何度か登場した話で「オヤジ料理スペナッズ養成機関」つまり、「30代以上男性限定の当店オリジナル料理教室」というのがありました。
人員募集の対象は、
「料理に興味があり、ある程度包丁を使えて、ある程度の厳しさに耐えられるオヤジ」
という「狭き門」でありました。
当然、集まる筈が無い、と思っていたのですが、何と!集まってしまいました。
多分、4人とも(限定4人でした)当ブログを見ていると思われますのでビミョーな緊張感が走っているかもしれませんが、来年から開始しますのでお願いしま、いや、開始する心構えは出来ているだろうな!貴様ら!・・・おっと、料理虎の穴の血が騒いでしまいましたな。
因みに、「スペナッズ」とは、ロシアの特殊部隊の名前であります。その名はあまり知られていませんでしたが、一時期はグリーンベレー(アメリカ特殊部隊)よりも上なのではないか、と噂されていた部隊であります。多分、「スペナッズ」はロシア語で「スペシャル」を意味するのではないか、と思っております。
当料理養成機関(当店では料理教室の事をこう呼びます)の趣旨としましては、趣味としての料理以上を狙うミドルエイジの男性を鍛え上げ、スーシェフ(2番手)くらいの実力を身に付ける為の訓練、という既存の料理教室を超えた料理教室であります。
訓練内容と致しましては、「包丁心得」「野菜の下処理」「魚の下処理と調理」「肉の調理」「フライパンなどの使い方と洗い方」という実践を想定した内容となっております。
月に1回を予定しており、回数は未定ですが、訓練終了後、「藤原の弟子」の称号が与えられます。(いらない場合、返納していただきます)
それでは4名様、来月(来年)をお楽しみにお待ちください。
因みに、もっと簡単のものはないのか?とお思いの方。(思わない方はスルーしていただいて結構です)
「家庭に特化した料理教室(仮名)」も企画しようかと思っておりますが、もうしばらくお待ちください、ね。