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小島教育研究所

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天声人語も嘆く、センター試験、国語に小林秀雄の作品が出題される。

2013-03-02 | センター試験
センター試験に評論家の小林秀雄氏の作品が出題された。
難解な彼の作品は、かつて多くの大学に好んで出題された。
なぜ今、小林秀雄なのだろうと、多くの方は思うだろう。
天声人語によれば、今回のセンター国語の平均点101点は歴代平均点の最低点であったという。その点数を下げる最たる要因が、小林秀雄氏の評論だったようだ。

評論文しての出来栄えの良さが、出題の根本であることは当然として、昨今の著作権がらみの問題が発生しないことが、今回採用の主な要因と考えるが自然である。
 若い人に受けの良い、馴染みの作家より、「評論の神様」を採用した背景には、教育現場に対する、教え諭しがあるのではないか。軽くて薄い、評論より、硬派なものを教材として扱って欲しいのだろう。
何れにせよ、センター試験の国語現代文に、新しい賽は投げられた。

今後の新たな対応が必要とされます。


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